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リズム
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リズムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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『リズム』です。 本は薄いし、文章も平易なので、すぐに読み終わることができます。 が、内容が無いわけではありません。 中学生前後の年代の読者にとっては非常に共感できると思いますし、大人が読んでも味わい深いです。 この作品は、第31回講談社児童文学新人賞受賞作者のデビュー作であり、1991年に単行本として出たものですが、2009年にこの文庫本で出るにあたって、現代に合わせた改稿がかなり行われているようです。 20年近く経っているとはいえ、おそらく瑞々しさが失われているとは思えないので、できれば当時のままの文章の方が良かった、と個人的には思いました。 主人公は中学校一年生の女の子で、大人とも子供ともつかない微妙な年齢ですが、児童文学という枠ですし、どちらかというと大人との対比の都合で子供寄りで描かれています。そのため実年齢よりもやや幼いかなという印象もありますけど。 仮病とか子供に戻ればとか、随所にはっとする表現があり、汚れた大人にはまぶしすぎるくらいです。 主人公以外の登場人物も上手く描かれているし、小さな伏線を次々と回収して行くストーリーは飽きがこず、まさにリズムよく読ませてくれる良作です。 | ||||
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目がちかちかする色のTシャツに、穴ぽこだらけのジーンズ、 おまけに金髪頭の真ちゃん。 周りの人からちょっと評判が悪くても、さゆきはいとこの真ちゃんが大好き。 そして真ちゃんの家は「第二のわが家」のような存在。 ところがある日、 さゆきは真ちゃんの両親が離婚するかもしれないという話を偶然聞いてしまう… ずっと変わらないと信じていたものが、 自分を置いてどんどん変わっていってしまうことへの戸惑い。 周りの変化に流されて、自分の在り方を見失いそうになる。 そんな中で、真ちゃんがさゆきに言う言葉がとてもストレートでいいな、と思う。 「そう、さゆきだけのリズム。それを大切にしてれば、まわりがどんなに変わっても、 さゆきはさゆきのままでいられるかもしれない。」 森絵都さんのデビュー作。 さゆきや真ちゃん、幼馴染のテツをはじめ、 どの登場人物も前向きに未来を見つめていて、読後感がよかったです。 | ||||
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表題作は著者のデビュー作で,藤井さゆきという名の中学一年生の心の動きを鮮やかに捉え,描ききったもの.木地 雅映子氏の'氷の海のガレオン' と異なり,ごく普通の明るい子だが,そこはやはりいろいろある.この場合,書き方が尋常でなく,ぞくっと来るほど直截に,しかし優雅に実に効果的になされる.私はこの瞬間,天才を感じた.少なくともこれを書いた時,作者は天才だったと信じたい.近所に住む親戚で高三の男の子真ちゃんは,歌が好きで大学にも行かずに東京に出る,と言う.さゆきははらはらするが,この大好きな真ちゃんに '自分のリズムを見つけて大切にすれば自分のやりたいことが何なのか自然に判る' と忠告を受けてその次の日真ちゃんは東京に行ってしまう.この男の子の心の描きかたも文句なしに素晴らしい.後年の作 'カラフル' では絵が好きな男の子が主人公になるが,そこではプロットに重きが置かれた分,心の重みが減り,この作品ほどに天才的とは言えなくなる.古い作品なので携帯とメールがないが,強く推薦. | ||||
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帯に「中学生のバイブル」とあるので読んでみましたが、底が浅いです。大人の都合と思春期の葛藤を書ききれていないように感じます。 でもこの作品を読んで他のはどうなのか興味が沸きました。 | ||||
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はっきりヤングアダルト向けで、目を引くような設定も特にない地味な話なので、女性でも若くもない僕にはちょっと読めませんでした。 | ||||
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面白くて、読みやすくて 素敵な本です。 じんとくる良い本だと思います。 森絵都さんの本が好きな人 または本を読んだことがある人 この1冊が無いのと有るのとでは 有ったほうが良いと思います。 イラストも、ほんわかとしていて とても可愛らしいです。 買って損のない1冊です。 | ||||
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この本を読んでいる途中、読んだ後、なんだか涙が出ました。 悲しいっていう涙ではなく心が洗われるような涙です。 真ちゃんの言葉は、辛くなったとき必ず読みます。 「自分だけのリズムを打てばいい。」 周りの音なんか関係ない、自分のリズムを、そう教えてくれた真ちゃん、色んなことに悩むさゆき。 読んだら心がキレイになっていく気がします。 さゆきよりも年上の方が読めば、昔を思い出し、同じ年代の人が読めば自分と重ねることができると思います。 | ||||
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この本を読めば、自然と心が純粋になり素直になれると思います。それは、まるで“リズム”に心が洗われている様で… 中身もとても読みやすくて、読んでいる時も、この続きはどうなるの?早く先が読みたい!という感情がでてきました。なので、私は1日で読みきりました。 また、続編である“ゴールド・フィッシュ”の方も、少し成長したさゆきの複雑な心の変化が、ストレートに伝わってきて、最後は納得のいく終わり方でした。 この、“リズム”という本は読んで後悔する事は無いだろうし、むしろ、その人にとって+になる本だと思います。 | ||||
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「自分を見失いそうになった時 自分だけのリズムを打てばいい」 と教えてくれた真ちゃん。 そのセリフを聞いたとき、真ちゃんは優しい人なんだなぁと思いました。 ティーン(10代)の私達に言葉では表現できない、「何か」を教えてくれた本。 それが「リズム」です。 何回読んでも飽きません。むしろ、内容が深くわかっていくようになります。 ぜひ、みなさんにオススメします。 | ||||
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本当に読みやすい本でした。 本嫌いの中学生に、ぜひ読んでほしい一冊です。 中学校の教師をしている方がいれば、ぜひ生徒に勧めてください! と言いたい位です。 先のことを悩んでたり、なんとなく憂鬱だったりする小中高生に 手にとって欲しいです。 | ||||
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自分と同じ歳のさゆき。 自分と重ねつつ読みました。 私のリズムが壊れかけていたとき,この本とであって この本を夢中になって読みました。 するといつのまにか自分のリズムが取れてきました。 今自分が何をしたらいいのか。そんなこととかが分からない人に おすすめしたいです。 | ||||
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みんなからワルと思われてるけど、さゆきにとっては心の支えの真ちゃんは、自分の夢を実現するため新宿に行くことに決めてしまった。 第2の家とまで思っていた真ちゃんの両親は離婚してしまった。 人は変化なくして成長することはできない。 でも、居心地の良かった世界が変化していくのは、時にとても苦しい。 変化に戸惑い、自分のを見失いそうになるとき、真ちゃんの言葉が言葉に響く。 「まわりのことが気になって自分がめちゃくちゃになりそうな時、心の中でリズムをとるんだ。まわりの音なんて関係ない。自分だけのリズムを---。」 主人公は中学校一年生だけど、変化していく世界の中で傷ついているすべての人にお勧めします。 | ||||
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