女には向かない職業

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女には向かない職業の評価:

3.73/5点 レビュー 30件。 C ランク

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平均点3.73pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全55件 21〜40 2/3ページ
No.35
(2pt)

女には向かない職業

探偵稼業は女には向かない。ましてや22歳の世間知らずの娘には。誰もが言ったが、コーデリアの決意は固かった。自殺した共同経営者のために、探偵事務所を続けるのだ。一人になって最初の依頼は、大学を中退し、自ら命を絶った青年の自殺の理由を調べてくれというものだった。さっそく調査にかかったコーデリアの前に、意外な事実が浮かび上がってきた……。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.34
(4pt)

最近みないスカートの似合うヒロイン

P.D.ジェイムズは、こまやかな部屋の描写、微妙な気持ちのずれを巧みに描写しながら、最後の感動へと誘い込む。間違いなくうまい。
22歳の可憐な女探偵の活躍。キノコのオムレツを上手につくり、エロの写真を恥ずかしそうに現場からとりのけ、つつましくスカートをはいている。男の子みたいなヒロインが多い中、コーデリアの古風なヒロイン像には好感をもてる。共感する。わたしもスカートやドレスが好きなのだ。
巻末の瀬戸川の論はやや男よりながら的を得ているが、小憎らしいからあとで読むように。それから、こう言おう。探偵コーデリアは姫でなく騎士なのだ、たとえスカートをはいていようと。小さなかわいらしい女騎士。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.33
(4pt)

また利用したいです。

札入りの在庫本でした。日焼けもないし、「製本したて」感がないだけのきれいな、説明を上回る良い本です。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.32
(5pt)

初めて、彼女は恐怖を感じた

作者は本名をフィリス・ジェイムズといい、内務省に公務員として勤めるかたわら、早朝と週末に趣味としてミステリを執筆するという1970年代に活躍したイギリスの作家でした。詩人としても名が知れているという設定をもつスコットランド・ヤード(警視庁)のアダム・ダルグリッシュ警視を探偵役とするシリーズを創始しました。P・D・ジェイムズはこのダルグリッシュに超人的な洞察力を備えさせず、素人の素直な努力の延長であるプロの警察官として鍛えられた推理力だけをもたせています。

本書はダルグリッシュ・シリーズとしては番外編ともいえる"An unsuitable job for a woman"(1972年)の翻訳です。評論家の植草甚一氏が1974年の『ミステリ・マガジン』誌のコラムでさっそく紹介し、「こんなにも謙虚な推理作家はいなかった」とたたえています。主人公は探偵として経験も資格もない22歳の女性コーデリア・グレイ。病を苦にして自殺したパートナーのバーニイ・プライドから探偵事務所を引き継いで、最初の依頼を引き受けます。息子の自殺の原因を調べて欲しいという穏やかな調査内容のはずが、コーデリアの捜査が進むにつれて何ものかが身辺につきまとい、あからさまに警告まで発するようになります。作者は大学町のケンブリッジの美しさとともに醜悪な現実を描くこともできます。真相はスキャンダラスでショッキングでもあります。しかしこの作品の魅力はもっと別なところ、コーデリアが真実にたどりつくのに役立った間接的な師弟関係、パートナーだったバーニイが尊敬していたダルグリッシュ警視の捜査法を伝え聞いたままに用いた、その真率さによるのではないかと思いました。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.31
(4pt)

イギリスの陰鬱な文体だが、最後まで読ませる(ネタバレ注意)

・探偵事務所の共同経営者が自裁するところから始まるミステリー。
・文章は場面の描写が丹念に行われ、やや長たらしく感じる部分も多いが(特に前半)、著者の他の作品と比べるとそうでもない感じがします。
・トリックの解明より、心理描写に重点が置かれており、読んでいて混乱することがない点はよい。
・中盤以降は「じわじわと」証拠を積み重ねていく主人公に対する期待感が高まるが、そもそも「真犯人」が探偵に真実の解明を依頼する、ということがありうるのかという疑問もあり、星4つとします
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.30
(2pt)

コーデリアの"健気さ"だけに焦点を当てた作品で、ミステリ的には内容に乏しい作品

何十年かぶりに本作を読み返してみたのだが、殆ど内容を覚えていなかったのには我ながら苦笑してしまった。内容を覚えていなかった理由は簡単明瞭で、物語が詰まらなくて印象に残らなかったせいである。ミステリ的には取るに足りないレベルで、ひたすら、未経験の若い女性の立場で、共同経営パートナーに自殺され、止む無くその探偵事務所を引き継ぐ形になったヒロインのコーデリアの"健気さ"に焦点を当てているからである。

物語構成として、まずコーデリアに対する依頼そのものが不自然過ぎる上に、2つの自殺偽装殺人がお粗末過ぎる。偽装首吊が首痕等の関係で鑑識を欺ける事はないし、銃を使った偽装自殺に至っては被害者の手指に硝煙反応がないのだから、これまた、鑑識を欺ける筈はない。作者は意図的にこれらの点を無視している。ミステリ的骨格としては、「皮膚の下の頭蓋骨」の方が余程シッカリしている。その「皮膚の下の頭蓋骨」と本作両方において、水中で苦しむコーデリアの姿を描いているのは、一般に弱いと思われている若い女性のコーデリアが正義のために"健気"に闘っているとの印象を持たせたいためであろう。もっとも、本作でコーデリアが闘っている理由は亡くなった共同経営パートナーへの追慕の念という意味合いが強いのだが。

それに関連したラストのダルグリッシュ警視(作者のシリーズ探偵)との対決シーンに訳者(訳文の出来が拙い)も解説者も感激した由だが、それは少女趣味に過ぎるだろう。付言すると、解説者が「コーデリア=高貴の生まれ」説を流布した事は有名だが、ジョン(ヨハネ)にしてもポール(パウロ)にしても、欧米のポピュラー・ネームが多くを聖書(コーデリアはシェークスピアだが)から採っているという常識を知らない上での妄言であろう。著名ではあるが、内容的には乏しい作品である。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.29
(4pt)

最後まで読んで下さい

出だしから面食らい、作品に入っていくのに少しためらいもありました。
しかし、読み進めていくと、完全にはまってしまいます。
ラストは主人公と一体になり、感情を共有することで、本作品のタイトルの真の意味が浮かび上がってきます。
説得力のある論理、ミステリーを超えた人間観察、最後まで読んで心が満たされます。
途中でやめるのはもったいないですよ。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.28
(1pt)

読むのを諦めました。

翻訳がひどすぎる。日本語になってない。つらくて読み続けられない。

これだけひどい翻訳もめずらしい。

古い本というのは言い訳にならない。”高慢と偏見”も古い著作だけど、
なんの違和感もなく読めた。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.27
(1pt)

読むのを諦めました。

翻訳がひどすぎる。日本語になってない。つらくて読み続けられない。

これだけひどい翻訳もめずらしい。

古い本というのは言い訳にならない。”高慢と偏見”も古い著作だけど、
なんの違和感もなく読めた。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.26
(2pt)

訳がひどい(けど面白いので星2つ)

元が面白いので我慢して読んだが、日本語になっていないところが多すぎる。
作者に失礼なくらい訳がひどいです。

元の英語が浮かび上がってきそうなところが何か所もあって、この場面でその訳はないでしょう、それは誤訳でしょ、とシラけてしまうのが多すぎます。

この出来じゃあ、早川書房さんの当時の(38年前!)担当編集者さんも、手抜きしたといわれてもしかたないですね。

ぜひとも再訳をお願いしたいです。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.25
(2pt)

訳がひどい(けど面白いので星2つ)

元が面白いので我慢して読んだが、日本語になっていないところが多すぎる。
作者に失礼なくらい訳がひどいです。

元の英語が浮かび上がってきそうなところが何か所もあって、この場面でその訳はないでしょう、それは誤訳でしょ、とシラけてしまうのが多すぎます。

この出来じゃあ、早川書房さんの当時の(38年前!)担当編集者さんも、手抜きしたといわれてもしかたないですね。

ぜひとも再訳をお願いしたいです。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.24
(3pt)

どうして女に向かないのか?

状態は良かったです。懐かしく読みました。少女探偵の元祖!?ですかね。がんばれ!
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.23
(3pt)

どうして女に向かないのか?

状態は良かったです。懐かしく読みました。少女探偵の元祖!?ですかね。がんばれ!
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.22
(4pt)

いいキャラクター小説である

普段あまりミステリを読まない自分でも楽しめた。
探偵小説とミステリの区分がよくわからないけど、楽しかったからまあいいか。

女性私立探偵、しかも若いというは珍しいのだろうか。
途中途中、別に女でなくてもいいじゃないか、と思っていたけど、ラストでしっかりと満足させてもらってしまった。
よく考えると、女性が主人公であることで、探偵稼業の怖さとか、捜査の時の不安さなどを強調できているのかもしれない。
こういうこというのは、ジェンダー的に良くないのかもしれないけど…

事件の真相よりも、キャラクター達の動向が気になるあたり、ミステリに疎くても楽しめる作品なのだろう。
しかし、コーデリア22歳って…若いなあ。
向こう見ずな性格とか、意地を張ってしまう頑固さとかの性格に現実味持たせるにはちょうどいい年齢かもしれない。
読もうと思ってから数年経っていたけど、読んで良かったかな?
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.21
(4pt)

いいキャラクター小説である

普段あまりミステリを読まない自分でも楽しめた。
探偵小説とミステリの区分がよくわからないけど、楽しかったからまあいいか。

女性私立探偵、しかも若いというは珍しいのだろうか。
途中途中、別に女でなくてもいいじゃないか、と思っていたけど、ラストでしっかりと満足させてもらってしまった。
よく考えると、女性が主人公であることで、探偵稼業の怖さとか、捜査の時の不安さなどを強調できているのかもしれない。
こういうこというのは、ジェンダー的に良くないのかもしれないけど…

事件の真相よりも、キャラクター達の動向が気になるあたり、ミステリに疎くても楽しめる作品なのだろう。
しかし、コーデリア22歳って…若いなあ。
向こう見ずな性格とか、意地を張ってしまう頑固さとかの性格に現実味持たせるにはちょうどいい年齢かもしれない。
読もうと思ってから数年経っていたけど、読んで良かったかな?
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.20
(5pt)

面白い!

今となっては古典の部類に近づいてきたのでしょうか。
小説としての面白さと、謎解きが見事に両立しています。

ジェイムズの端正な文章で描き出されるヒロイン、コーデリアが本当に魅力的。
読むべし!
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150766010
No.19
(5pt)

面白い!

今となっては古典の部類に近づいてきたのでしょうか。
小説としての面白さと、謎解きが見事に両立しています。

ジェイムズの端正な文章で描き出されるヒロイン、コーデリアが本当に魅力的。
読むべし!
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.18
(5pt)

直向きで健気な女探偵の肖像

いきなりぼやくが......やっぱ英国産は好い。。ジェイムズは好いヨ。。実に英国らしいトラディショナルでほのぼのとした雰囲気に,雨が
似合う沈鬱な雰囲気の両方がうまく表現されている。
そして,この二面性こそ本作品で初登場することになるコーデリア・グレイの魅力でもある。いや,もっと正確に言うならジェイムズの魅力でも
あるんだなぁ。この女探偵の肖像は自画像そのものでしょう。なにか女流本格の意地を奮い立たせてさ,女のヒーローがいて何故悪いと挑戦した
一作に思えてならないんだわ。そしてそれは見事に,皮肉なくらい成功した......
さて,いちよストーリーもざっと説明すると,まずいきなりハイライトともいえる探偵事務所の共同経営者の自殺があったので,コーデリアは
勇敢にも一人この稼業を続ける決意をする。そんな彼女の初仕事は,突然なぞの自殺を遂げた科学者の一人息子の事件に隠された真相を暴く
ことでした......
感傷的すぎるほど感傷的な導入部なのに,お涙頂戴ものには堕さない強烈な意図を感じる幕開け。そして周りの人間からは散々やいのやいの
言われるのを横目に,自分の信念を曲げないコーデリアの姿は凛々しい。実際,陰鬱な描写で覆いつくされているのに不思議と前向きな気持ちが
湧いてくる。
P・D・ジェイムズといえばダルグリッシュものをメインに手がけていますが,本作にも彼は重要人物として登場するので,この一作はジェイムズ
入門に適してますね。それにしてもやっぱ英国は好いなぁ。。土壌にしろ精神風土にしろ推理作家が育つべくして育つと感じる。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.17
(4pt)

若い女性探偵、大活躍

若い女性の探偵、
コーデリア・グレイが活躍する1冊として、
人気の高い作品です。
探偵事務所の所長にして、
パートナー、バーニイ・プライドの
自殺死体を発見するところから、物語は幕を上げます。
残された22歳の女性探偵、
コーデリア・グレイは、1人で探偵事務所を運営し、
「女には向かない職業」を
続けていくことを決意したのでした。
そこへ、ケンブリッジの学生であった
息子の自殺の動機を探ってほしいという依頼があり、
彼女は事件を引き受けますが・・・。
この作品の魅力は、
主人公、コーデリア・グレイの
人物造形の魅力でもあります。
駆け出しの女性探偵が
事件に立ち向かっていく姿は、
けなげで声援を送りたくなります。
物語も事件の真相がなかなか明らかにならず、
アクションを伴うシーンもあり、
変化に富んでいます。
また、シリーズ探偵のダルグリッシュ警視が
登場する後半の展開は、
なかなか読み応えがあるものとなっています。
著者のP.D.ジェイムスは
英国を代表する女流推理作家ですが、
訳者の小泉喜美子も、
有名な日本の女流推理作家です。
日本語版の本書は、
女流の二人がタッグを組んで
生み出した秀作といえるでしょう。
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350
No.16
(5pt)

美しい"関係"

この作品はミステリーであるが、人間関係の描き方が素晴らしい。
とはいっても「複雑に絡み合う人間関係」とか「恋人が白血病で死にそうでそれでもなんか恋愛しちゃって人間関係」とかじゃなく。
主人公コーデリア・グレイとバーニィの関係は、恋愛関係ではないし、師弟関係というには深すぎて、「パートナーくん」と呼んではいるけどそれだけでは表しきれない。
その人間関係を、読者は1冊かけて理解するのだ。だからこそ、あのラストシーンで感動するのだ。
人間関係なんて大体言葉じゃ言い表せないものである。
しかし、その言葉で言い表せない人間関係を言葉で伝えることの出来る作家が、今日本に何人いるだろうか?
女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235) Amazon書評・レビュー: 女には向かない職業 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1235)より
4150012350