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力士探偵シャーロック山



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【この小説が収録されている参考書籍】
力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)

力士探偵シャーロック山の評価: 4.00/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

さすが著者!また一味ちがったパスティーシュ。

斜麓山(シャーロック)、輪斗山(ワトソン)、二人の所属する部屋の親方は、
銅煎親方(ドイル)、ワトソンの妻・メアリーは輪斗山のファン・芽阿利と
なって登場する。
赤毛連盟は「薄毛連盟」に、まだらの紐は「まだらのまわし」、バスカービル家
の犬は「バスターミナル池の犬」と、ホームズにまつわる事件もそれらしく名を
変えて語られる。
これを見ただけでも、内容はおおよそ見当がつくだろう。
本格推理小説は今どき流行らないが、いかにも著者らしい味付けでヒマつぶしには
もってこいの一冊。
力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)より
4408554421
No.2:
(3pt)

そこそこ楽しめました。ナンセンスコメディー探偵小説!

非常に馬鹿げた、あまりにもハチャメチャな設定こそが、この作品の妙だと思う。
相撲を取りながら、謎の事件を解決してゆくのだが、、、。
パロディの元は、当然、シャーロックホームズ シリーズ。
なんと小学6年の我が息子は、元ネタの短編をすべて言い当てました。
「赤毛連盟」→「薄毛連合」、「まだらの紐」→「まだらのまわし」
「バスカウイル家の犬」→「バスターミナル池の犬」
「最後の事件」→「最後の事件」
親子で楽しめる内容でしたが、ラストの著者のあとがきの
リアリテイのくだりは、最高にうなずき笑いました。
力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)より
4408554421
No.1:
(3pt)

パスティーシュ?パロディ?悪ふざけ?

全四篇,ホームズについては,各章題の元ネタがわかるくらいしか知識がないため,
どの程度『本家』に寄せられていたのかという,楽しみ方まではできませんでしたが,
タイトルの強烈な出オチ感をはじめ,銅煎(どういる)部屋や輪斗山(わとさん)など,
ベタで無理矢理なこじつけの数々は,詳しく知らなくてもクスリとなれるものが多めです.

また,ミステリ的には目立つ部分はなく,こちらも駄洒落や強引さが目立つものの,
浴衣ではなくスーツを,鍋ではなくサンドイッチを愛する斜麓山(しゃろくやま)や,
相撲部屋なので付き人のはずが,探偵の助手として彼に振り回され続ける輪斗山の姿は,
凸凹コンビのユーモアミステリとして,肩肘張らずに読めるいい一冊なのではと思います.

そして最後となる四篇目,ホームズで『最後の事件』と言えば舞台はもちろんあの場所.
宿敵(名前のひねりが秀逸)と対峙,本家通りの結末となるのかは読んでのお楽しみです.
力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)Amazon書評・レビュー:力士探偵シャーロック山 (実業之日本社文庫)より
4408554421

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