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賢者の石、売ります
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賢者の石、売りますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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私自身が登場人物に近い性格と仕事環境故、少し感情移入しながら拝読しました。実在する家電メーカーをモデルにしているであろう点や、承認欲求のために不正を働く科学者、目の前に置かれた大金を返す親友、リアリストで厳しいながらもどこか夢を捨てきれない上司など、如何にも現実社会にいそうな人物像も相まって、楽しく読み進めることができました。 | ||||
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『わたし、定時で帰ります。』の作者が描く、色々こじらせ男子31歳が主人公のお仕事小説。単行本時は『賢者の石、売ります』を改題。ラノベっぽい書名と表紙絵だけど、読後感含めて少々重い。 科学好きだけど、数学出来なくて科学者になる夢を諦めた主人公。論理に頼るあまり他人や家族とも上手くコミュニケーション取れなくて。 某一流電気メーカで、トンデモ科学なマイナスイオン家電の商品企画を任されますが、科学を信奉するアイデンティティと仕事の間で葛藤し… 母・姉・同僚・元カノ。女性脇役が皆良い味だしてます。 | ||||
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筆者自体はどうなのか分かりませんが この主人公は科学がもたらす未来の展望を愛しているのであって、科学そのものの検証性や再現性を柱にしているわけでは無いので、結構違和感を覚えます 例えば序盤の姉の出産辺りとか、小保方氏と思われる題材の時の主人公の態度はかなり微妙 私も産婆は基本信じてませんし、出産の痛みが尊いとか頭悪いとは思いますが 本当に説得したいなら否定では無く忍耐強い説明です 医者はんなことやってられないのですが、何せ経営もあるし、患者は他にも居るし これはこれだけで十二分にネタになる題材ですが、姉の真摯に説明してくれないという不満だけで終わる その結果、真摯に相談に乗ってくれるように思える産婆に流れるわけですが これは偽医学の常套手段なので気をつけましょう 偽医学というより詐欺師の常套手段ですね またSTA○細胞の時も素直に凄いと喜んで、再現性があるのかどうかを気にしない主人公 姉が何であんなに化粧出来るのかおかしいというと 頭のいい人は時間の使い方が上手いからと意味不明な擁護をする こんな感じで主人公は偽科学とかに検証でもって戦うわけでは無くどちらからというと 科学的なニュースを喜ぶタイプなのです そんな主人公が会社の辞令でマイナスイオンを売りにしている美容器具の所に課長としてやってきて マイナスイオンなんか無いといいきり、喧々囂々と吹き荒れる課内となる話です | ||||
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大宮駅構内の本屋で発見 面白そうなので読んだら意味不明というか ストーリー構成がつまらなかった(私にはわからん) もっと科学的なこととかうんちくとかあれば評価が 変わっていた | ||||
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科学の扱いに少々粗い点が目立ち,現実味が薄かった。面白いテーマだったので残念。 | ||||
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タイトルにある「マイナスイオン」についてが結局もやもやしたままだったので、マイナス1。そこをどうさばくのか、に期待して読んだので。 物語としてはまあまあ面白かったです。随所にでてくる科学ネタも面白かった。 登場人物がみな、肩に力が入っている感じで暑苦しいかな。嫌いじゃないですけど。 | ||||
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主な批判者の安井至でもマイナスイオンドライヤーについてこう書いている。「髪の毛の手触りがある程度変化することは、体験上、どうも事実である。」 安井氏のサイト、市民のための環境学ガイド、の中の記事「高校の先生のために書いたマイナスイオン」の中での記載である。これは2003年の記事だが、安井氏はマイナスイオンを懐疑する雑誌記事も何回か書いていますが、主な科学者でもマイナスイオンドライヤーの効果までは否定していないということだ。 そして安井氏ですと、その記事からも分かりますが「未科学」いう表現を使い、発展途上なのでもっと突き詰めてくださいという指摘なんですね。病気を治す、トルマリンからマイナスイオンが出るなど、怪しげな情報を除いて、エセ科学だなんて言っていないんですよ。 本書の初稿は『別冊文芸春秋』に2015年から2016年にかけて連載された小説である。本書では「マイナスイオンは存在や効果が実証されていない」「効きそうという期待に対して2万円というお金を払っている」という会話があります。(8の中の会話)そんなことはありません。 2016年までにはマイナスイオンは何かについて、マイナスイオンの測定方法のJIS規格化まで行われています。 『食品と暮らしの安全』2003年12月1日176号の「リフレッシュ効果の根拠ってコレだけ?」でもヘア関連ですと、 松下電工による髪のしっとりサラサラ水分保持のデータ、日立の髪の水分保持の自社データがあるという解答が得られています。 『日経エレクトロニクス』の2009年11月2日号でイオン家電が特集されています。「マイナスイオン・ドライヤーを高額製品に育てたパナソニック」という記事の中で、2001年に、松下電工(当時)と日立がマイナスイオンドライヤーを発売したとあります。 これが2005年にはパナソニックのナノイー、ナノケアに発展しドライヤーでは高額な1万8千円台になる。パナソニックのデータでは、そのドライヤーを使うと髪のしっとり感を感じる人は7割だということ。そういうデータがあるということです。 なので、どういう風に髪がそうなったか、マイナスイオンによるものなのか、そういうことをもっと科学した方がいい、「未科学」だされているんです。マイナスイオンドライヤーが「エセ科学」ということはないんです。 星占いがエセ科学だという会話もありますが、「占い」は科学ではありません。 正義感だけに燃える批判妄想が膨れ上がっていき、なんでもエセ科学教になってしまい、科学性のあるものまで、科学ですらないものまでエセ科学とする。そんな迷走した会話が書かれています。 | ||||
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読みながら共感しかない本でした | ||||
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朱野先生の本ではこれが一番好きです。 重い内容なんだけど、だからこそ後半、感動する。高揚する。 手に汗握って息つめて、その後、一気に血が体中に巡る感じ。わぁっと胸が熱くなる。 憧れていた賢者=科学者にはなれなかった主人公。でも今の彼だから、できることもあってー。 夢の叶え方は人それぞれでいいんだと思わせてくれる。 この空の向こうに宇宙がある。そのことを私は知っている。 科学が調べて、証明して、見せてくれたから。 見たい、知りたい、教えてあげたい、そのための努力を黙々と積み重ねる科学者たちがいてくれたから。 無限の宇宙と、ちっぽけな点みたいな今の自分は。科学という人間の力で、魔法のように、いつでも繋がることが できる。 賢者の石はあります。目に見えないだけで、ちゃんとある。 それは、“魂みたいなものだ。まばゆい知性の光で世界を照らす、完全無欠の魂が、どんな科学者のなかにもきっとある”。 主人公がそう信じていて、私も信じることにしました。だからやっぱり、科学ってロマンだなぁと思うのです。 | ||||
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私は面白いと感じました。理系の仕事をしている身としても筆者の言わんとしていることに共感できます。ちょっと科学は難しい、遠いと感じている一般の人に寧ろどんどん読んで欲しいと個人的には思いました。 本のサイズや文字サイズが大きく読みやすいのは良いのですが児童本っぽいので、文庫本になったらもっと手に取りやすいかなぁと。内容は大人でも楽しめると思います。 | ||||
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今ネットでニセ科学として流れてる事柄をサラッと網羅。 ニセ科学批判してるひとは、傍目からは融通の利かない変人なのかな。 悪徳な人は出てこないなか、唯一、母乳主義な助産師さんが、あっち側の人として描かれているのは、作者が女性?で、身近な問題だったのでしょうか。 唯一、科学思考万全主義の主人公が、ねつ造問題では未練タラタラと言うところに、少し違和感。 思考的には、疑わしきはダメというのが主人公の科学的思考の流れと思うわけですが。 | ||||
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