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(短編集)
噛みあわない会話と、ある過去について
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噛みあわない会話と、ある過去についての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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端的に言うと『いじめた側』が『いじめられた側』を昔のように馬鹿にしようとしたら、『いじめられた側』の復讐にあう、という話です。その復讐の内容が現代っぽくてヒヤッとしました。 | ||||
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誰かが何気なく言った一言が、一生忘れられないような傷になることがある。私にもいくつかある。言った当人は、そんなことを言った記憶すらないだろう。反対に、自分も誰かに、全く無意識に、ひどい言葉を言って恨まれているかもしれない。言葉って怖い、ということを突きつけてくる短編集。短いけれど突き刺さるものがあった。これを機会に、本当に言葉遣いは慎重にしようと思わされる。 | ||||
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行動に出るかどうかではなく、それぞれの視点、考え方の違いを明らかにしているところに、この本の面白さがあると思います。 ナベちゃんの話なんて面白く、さすが辻村さん上手に書くなあ、と感心してしまいました。 話がいくつかあるので、皆が色々な立場で、感情移入して読めるのではないでしょうか? 既視感のある話。。。私はどちらも悪者にしたくない、という気持ちで、読みました。 「真実はひとつなのか」、「強者、多数派が正しいのか」、反対に「弱者が正しいのか」など、考えさせられましたし、そもそも「正しいってなに?」ってことも考えます。 自分の正義なんて、状況によって変わるもの。それをあぶり出しているのがこの本だと思いました。 すみません、最後の話がもの足りず、星を一つ減らしました。 | ||||
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自分が追い詰められるようで怖いです。 ・何気ない言葉、態度、噂話が相手を傷つけているかも知れない ・相手はそれを根に持って復讐の機会を狙っているかも知れない ・傷ついたら同じことをしてやろうと思う自分がいる と感じたからだと思います。 時間が経つと自分の都合のいいように記憶が変質するところも怖かったです。 あと、私は初版限定の直筆コメント入り特製しおりが欲しかったので、kindleで はなく、本屋さんで実物をみて購入しました。しおりは気に入っています。 | ||||
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この小説を被害者の復讐だの強者になって殴りかかってるだのって ちゃんと読んで内容を理解してる人間なのかと疑いたくなる パッとしない子にしても早穂とゆかりにしても加害者には加害者の意識など何もないまま 被害者に対してさらに傷口に塩を塗るような言動を重ねてバッサリ斬られてるだけの話 信じられないような無神経さというホラー、普通の神経をしていたら自分が心無い事をした相手にインタビュー依頼なんてとてもできないし。 加害者が自分の中で都合よく記憶を捏造したストーリーを吹聴して回っていることを被害者が知ったらどう思うかとか考えないんだろうかと思う。 そして松尾美穂にしろ湯本早穂にしろ最後には被害者に対しての反省や後悔などなく恨まれるなんて筋違いだの私のせいじゃないなどと逆ギレし自己保身に走る。 最後まで噛み合わずに理解しないままの人間が被害者に拒絶を宣言されただけの話 | ||||
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人との会話で、無意識な部分もあるが、それが相手には人間の本質をつくことだったりする。心のホラーストーリー。読む手は止まらず一気読み。 | ||||
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毎回、自分の過去をつつかれてる感覚がした。 最初は復讐者?側に共感して入り込むのだけど、途中から、自分も恨まれる側なのでは?となり、心がざわつく。 自分の過去を、別の人の視点で見てみたいと思った。 | ||||
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2と4話は特に。昔の被害者が偉くなって加害者に復讐する話だが、よしんば被害者のような感じ方をしてもあんな風に殴り返すか? いい大人だぞ。 やってることは子供の喧嘩の延長線でしかない。しかも被害者と加害者両方の描写を見てもせいぜい「嫌なことされたのはわかるけど、大人になったらもう距離置いて忘れて、幸せになってやろう」くらいにしか思わない、と思ってしまう。わざわざかつての加害者をえぐりに行くかな? 攻撃性が強すぎて辟易してしまった。表紙裏に「怒りは消えない」とか書いてあったが、いやそんなトゲトゲした人生は嫌だなあと思ってしまった(当方嫌なことした経験もされた経験もあるが)。 ただナベチャンのよめは良かった。結局他人事なんだから。 | ||||
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巻末の解説を担当していらっしゃる臨床心理士の東畑開人氏は、ひとは時として自分の暗い不都合な過去から自分の中に「幽霊」を抱え込んでしまうといった分析をされていますが、わたしは逆にそれを受け止める側の態度に現代独特の病というかうそ寒いものを感じてしまいました。現代社会は自らを少数派・弱者・被害者と規定して自分を取り巻いていたマジョリティを加害者と規定して展開される論理に対して異常な程寛容というか弱腰なのです。作品中、発言者よりも、それを受け止める側の対応に多大な疑問を感じずにはいられませんでした。 最も典型的なのが第2話の『パッとしない子』でしょう。高輪の論理は一見明晰のようにみえますが、その根っこにあるのは幼稚な被害者意識で、その実論理の体をなしていません。それにも拘わらず主人公はショックを受け、碌に言い返すこともできなどころか涙ぐんでしまいます。「貴方は現在成功者として皆からこのように歓迎されているけれども、小学校時代に(貴方ご自身が云うように)パッとしない子であったのは事実だ。それを学校や友人たちの責任であるかのように言うのは筋違いというものだ。わたしの担任した弟さんが精神的に落ち込んだことはお気の毒だと思うが、実際にいじめが行われたという事実がある訳ではない。学校はそこまで責任を持つことはできない。現在の社会的な立場を利用して嘗ての恩師や友人たちをそこまであしざまに言うことは失礼きわまる非常識な行為だ」とはっきり突っぱねればいいのです。というか本来そうすべきなのですが、それができない何かがあるのが現代社会の病根であるように思えてならないのです。ちょっと飛躍した議論になりますが、昨今のLGBTを巡る社会的議論封殺に一脈通じるような感じがして、怒りとか憤懣という以前に背筋に寒いものが走りました。 ひとはどんなに恵まれているように見えても、その実ひとに言えない劣等感や人生に対する不満を持って成長していくものです。それを乗り越えていくことが「大人になる」ということであり、乗り越えて自己実現していくことが「成功する」というのではないでしょうか。その意味で最終話に出てくる日比野ゆかりのような人物を成功者と誤解するひとが出ることを危惧するものです。文学は筋論や道徳論ではないという反論は充分覚悟しておりますが、病的な心理・行動をアッサリ肯定する姿勢には絶対に賛成できない危険なものを感じました。 | ||||
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噛み合わない会話、をテーマに書かれた短編集。 噛み合わない理由はそれぞれですが、そこには〝女〟特有のドロドロした、形容しがたい関係性が滲み出ています。 そうそう、女って自分のことは棚に上げて人の悪口で人と繋がろうとするよね、客観的に見てとかはどうでも良くて、1番大事なのは〝今の自分や周りの気持ち〟なんだよな。 私がずっと感じてた、女性同士のコミュニケーションの気持ち悪さってこれだよな。とついつい腑に落ちてしまった。 鍵のない夢を見るに代表される、女性独特の感性を生かした作品を書かれる辻村さん、私はこの作品、好きです。 普段は、ウワッ、と思って無視したり、見なかったことにしている人への憎悪、嫌悪がさらけ出してしまっている感じ。 読了後、ドロドロとした感情に包まれること間違いなし。 | ||||
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特にないです。 | ||||
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超自然的な内容ではない(正確には一作のみそういう要素が含まれるがそれは主題ではない)。 しかし、これは読む人によっては心をえぐられる強烈な恐怖を与えうる一冊です。心して読むようにしてください。私は若干後悔しています。 | ||||
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短編集なので章ごとに話が変わって、とても面白く読みやすかったです!どのお話にも登場人物たちのそれぞれの会話と想いの背景が描かれていて、感動しました。いつも忙しくて読書をする時間があまりない人も気付けば一章読むのが止まらなくなっているなんてこともあると思います!私は届いた日に読んで止まらなくなりその日に全て読んでしまうほどでした笑 全ての人にお勧めしたいです! | ||||
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最近辻村深月さんの作品にはまりはじめました。 自分からの目線と相手からの目線とでは思っていることは違うことは日常の中でもあることだも考えさせられました。 | ||||
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テーマは面白いが、大人になりある程度の人生経験があれば、この物語に出てくるようなことは、ある程度認識できているような気がする。 そういう意味では、これと言って得られるものは少なかったように思う。 それよりも、そうした自分と他者との認知の違いをまだ理解しきれていない子どもの頃に読めたら、とても参考になったと感じた。 | ||||
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※ネタバレあり※ 読み終えた瞬間の感想→記憶の改ざんって怖あ | ||||
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幽霊もゾンビもお化けも出ないホラーです。自分が経験していないはずなのに震えました、責められてる気がして。 いや、でも誰かにそうしてしまったことがあった気がしてしまう丁度の話が詰まってます、 もう一度言います、ホラーです。 | ||||
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イマイチ | ||||
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本は発泡シートで丁寧に包まれており、私に届いた商品には傷等はありませんでした。 納品書にはもしもの時の対応や連絡先が細かく記載されています。 信頼のおける発送元であると感じました。 発送頂きありがとうございました。 | ||||
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気になって古本を購入。いろんな人がいるんだなぁ〜と痛感。以前は本を読んでいましたが、今はあまり読む時間がないので、古本で十分でした。 | ||||
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