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ψの悲劇 The Tragedy of ψ
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ψの悲劇 The Tragedy of ψの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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Gシリーズの第11作目です。 題名の通り、「Yの悲劇」のオマージュ的な要素があります。 後半は雰囲気が変わり、SF要素やホラー的な展開となります。 衝撃のラストは必見です。 | ||||
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英語のアルファベットを並べたとき、 A, B, C....Zと行くのは割と普通だけど、 ひらがなを並べたとき あ,い,う...んと並べるのは一形態だと思える。 い, ろ, は, に...の場合もある。 χ、ψ、それから…ωなのか? それでいいなら、アルファからベータへ進まなかったのはなんでだろうな。 (フォネティックコードでも良いけど。) ψからωまでの間の数は有限だろうか。 ωの方に収束していく数を扱ったら、どうしよう。 でもたまにマンガとか小説とかで.5を最後につけるタイプの巻を見るけど、そういやー、マンガの巻って普通は整数で数えるよね。その辺不思議だわぁーと思わんでもない。 AからFまでも数に含めたり、AからVまでを数に含めたりする場合もなきにしも非ずだし、前者を扱う人は比較的多そう。後者はたまたま知ってるだけ。妙に理に適った言い方だな、と感心した。 ωの…?惨劇でも感想を持つ側としてはなんか成立しちゃってる気がしていいなぁと思う。 京極夏彦の「鵺の碑」みたいに全然続きが出なくてもいい。続きがあることが普通みたいになってるのもまた変なことだから。 ある順序を丁寧に並べ替えていくと綺麗に物語がおかしなところなく組み上がるけど、その辺に順序を入れ替えたり、伏せたりして、後にその順序が正されていくのがミステリに見えなくもない。おかげで読み終わったときにいつどこに不思議なところあったんだろうか、とわからなくなったりする。 僕はいつ推理しただろう。なんか本に教わっただけな気がする。 そんな風にぽっかり抜けた感じで本を読んでるとなんかな。ミステリってどういうもの?って言うのかがわからなくなる。 ただただ文子さんは元気が良くて、すごくうれしそうなんだから、それでいい気もしなくもない。 χを読んだ後、ああこの人のやりたかったことはまだたくさんあったんじゃないか、って思ったから、その続きなら、もっとやりたいことは増えてるんじゃないかって思って、最後が読みたくない。 作者の中には登場人物がたくさん生きていて、そういうの書ききれなかったりして。たくさんありすぎて。人生を書き切ることは自分史でもむつかしいように。(たくさんありすぎる。) そんな風に著書と作者を夢想する。 | ||||
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森先生のシリーズもの、40冊くらいかな?全部読んだ上でたどり着くこの作品、そして2021年末に連載が始まった最終作オメガ。個々の殺人事件などどうでもいい、壮大な叙事詩のような作品群、もちろんその中心には真賀田四季、それを取り巻く多彩な登場人物達。読み終わって改めて作者の壮大な世界が見えてきて深い感銘を覚えました。 屋敷で起こる殺人事件なんて、何度も出てきたシチュエーションかと思うけれど、島田文子氏が登場するので、ただの殺人の訳がない。途中ハリウッド映画さながらのカーアクションシーンがあったりとびっくりさせられますが、未来を描くWシリーズにもつながる衝撃の結末です。 さて老齢の犀川先生が、真賀田四季に招待される最終話はいったいどんな話になるのか・・・。 | ||||
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時間軸としては、前作から数十年後の物語。 この小説の中の世界観も変わってきて登場人物として、人間ではなくロボット(?)が主になっていく。個人的には昔ながらの人物が登場しないのは寂しいが島田文子(?)などが登場し前作を読んだならば読みたいと思うのではないだろうか。 このシリーズも後1作。最後にどのような悲劇が待っているか楽しみに待ちたい。更なる未来の物語となるのだろうか。 | ||||
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ラストに近づくにつれて、何か不穏な雰囲気を直感的に感じ始める 具体的な言語化はできないが、ずっと鳥肌が立ち続けていた そしてその直感は正しかった 恐ろしい、という感情でいっぱいだった そして綺麗。とても満足 | ||||
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技術革新(クローン、ウォーカロンへ)の間の時代で試験的な何かが現実に現れている、そんな時代設定に感じた。 きっと例の博士の計画なのかもしれないが... 今回、物語のラストシーンを読んで、からくりサーカスの才賀勝と正二をふと思い出した。 | ||||
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シリーズ全体の中での本作品の位置、はともかく、主人公の心情描写に、Wシリーズのいくつかのタイトルを思わせる詩的表現があって、胸打たれました。 『生きている』ことの形而下、形而上、哲学的、生理的、物理的すべての意味を問うているのが森小説群のテーマだと、あらためて実感しました。 しかしこの作品の最後には、文字通り戦慄しました。 殺人以上の、「悲劇」の名ににふさわしい結末です。 森ミステリ史上一番のイヤミスかも・・・。 | ||||
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夜中に目が冴えてKindleで落としたまま未読だったので読んだ。先にタイガ文庫のシリーズを読んでいたので驚くことがたくさんあった。タイガを突飛なシリーズだと思っていたがもう準備はここからされていた。大変刺激的で面白かった。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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今まで森博嗣作品の、さまざまなシリーズを読んでいた愛読者にとって、答え合わせ的な、 「やっぱりそーだったのか!」「そことここがつながるのか!!」というような強い魅力に溢れています。 森博嗣ファンは絶対買って読んでるよね!? だが、この作品の魅力の本質は、違うところにあると、個人的に思う。 まず言えることは、この作品は、森博嗣ファンへのサービス精神に満ちあふれ過ぎていて、尽くして尽くしてつくしんぼーである一方で、 だが、けして一見さんお断りではない。森博嗣ビギナーの方、森博嗣作人を読むのは初めてだよという、そんな読者の方にもわかるように、ちゃんと書かれている。まあ、それは、ほとんど全ての森博嗣作品に言えることだと思うが(私自身、何の脈略も無く、「朽ちる散る落ちる」から入ったけど100パーセント楽しめたと断言できます)、 私、思うに、この作品については、とりわけ「何も予備知識がない」方が、ズドンとはまれると思う。 | ||||
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特別に本作からということもないのですが、もともと私が知っていたGシリーズとは人物も時代も雰囲気も随分遠いところにきてしまつまたなぁという印象です。 登場人物にしても島田文子以外はほぼ知らない人なので、ここでももしかしたら「χの悲劇」のような仕掛けなどあるのかな?と期待もしていましたが、そういうことでもないようで…。 あらすじ自体は面白いと思いますが、シリーズとしてはどうなんだろう。私の読解力が足りないのかもしれませんが、番外編でもいいような気がしました。 次の作品に期待します。 | ||||
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猫が出たり作中作が出たりワインボトルのような形状が出るだけで森博嗣ともクイーンとも全く関係のない某作品を思い出してしまうとは、難儀な脳にされてしまった。一種のプログラミングだろう。 暗号めいた自嘲はさて置き。この作品はGシリーズの終盤であるだけあり、前作のχに引き続き、シリーズのネタバラシを行っている。 ギリシャ文字の事件を起こす不気味な団体については、今作でやっと怪しげなヴェールが払われたように感じる。χの時点で払われていたかもしれないが、その補足情報的なものとなる。さらりと触れるだけだが、その控えめの言及一つ一つがインパクトを持つ。 キャラ萌えで読んでいる自分は「旧キャラは島田さんだけか……Ψ川の悲劇では無かったのか……?桂川は違うだろうし……」と低めのテンションで読み始めたが、島田さんが登場してから物語はギアを上げていき、ただただ圧倒され続けた。ジェットコースターのような加速を続け、一度緩やかになったかと思えば、極めて冷酷な結末が待ち構える。 Gは繋ぎのシリーズではなく、次があれば寧ろ百年より更に後まで行ってしまうのではないか。 そんな勢いを感じた。 ラストのωはどこまで行ってしまうのか。 ωって、腕相撲みたいな感じに握手しているようにも見えなくはないような………。 島田さんがメイドをしていたというのが気になる。前々から赤目姫のオレンジ色の人が島田さんっぽいと睨んでいたが、そうなると時代が合わない……シミュレーションにしてもこの時代の機械じゃまだまだスペック足りない気がする。あともはやΨ関係ないけどシルーノベラスコイヤってなんなんだ。 | ||||
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単体ではなく、元ネタのあらすじを知っていた方が森博嗣が力を入れている部分がわかって楽しめると思う。 ネタバレになるが八田洋久は「Yの悲劇」の登場人物の名前をもじっているので、名前の出てこない奥さんもその方式だと考えられる。 こんな無粋な事を書くのもどうかと思ったが、ミステリというよりはキャラ小説として読んでいる方も多いと思うので。 | ||||
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ここまで作品を読んできた読者なら、大きな驚きは少ないと思いますが、今後の展開が楽しみです。 | ||||
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森博嗣の限界を感じた。ブロックチェーンが出て来た世の中にあっては古い古い言いようがない | ||||
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タイガ文庫のWシリーズに近づいてきた。 ψとWをかけたのかな? 人間とウォーカロンの境目がミステリィ? 境目の有無すらミステリィ? | ||||
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ラスボスは、意外なところに潜んでいるものです。 複数のシリーズで構成される、とてつもなく壮大なロールプレイングゲームのような展開に、わくわくします。 | ||||
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自己の中に多くの人格を有している人間は孤独ではない。ただ一人、一つのみに統合された時、真実の孤独があるのだろう。 その孤独を思うと、とても怖い。 矛盾こそが人間なのかもしれない。 ミステリとしても上質であり、文学としても素晴らしい。とても考えさせられた。 私にとって最後の一文がすべてだ。 単独で読まずに,シリーズすべてを読むことをおすすめします。 | ||||
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前作同様、加部谷、山吹、海月、雨宮といったいつもの人々が出てきません(前作海月は出てきましたが)。Gシリーズとは一体何だったのだろうかと考えてしまいます。次のGシリーズ最終巻でいつもの人々のその後に言及されていることを期待します。 | ||||
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gシリーズの、最終三部作の、二作目です。 そう来たか! あれがそうなって、えっ、あの人が… ぞくっとしました。 前作は「悲劇」要素があまり無かったですが、最後の方は泣きそうになりました。 次の巻でいよいよ最後。楽しみで待ち遠しいけれど、寂しい。 | ||||
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