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統ばる島
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統ばる島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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八重山諸島の島々の風景が思い出されます。 中でも、新城島のジュゴンの物語はせつなかった。 | ||||
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すごい値段になってるけど 単行本の時に定価で買って昔読んだ。 面白かった。 何年か前に東南アジアのどこかの国で この島のような事を実際にやっていて ニュースになった男がいたね。 | ||||
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いつの頃からでしょうか大家族だった日本は、核家族が増えてきました。本文にもある通り少ない家族の 寿命は短く、大家族は長いと。そんな大家族が八重山の島々には残っています。コバルトブルーの空とエメ ラルドグリーンの海とともに。 島のしきたりや代々先祖から受け継いだものを守り、神と会話する人たち。大いなる輪廻の中で生きてい ます。大切にしたい古き良き日本の原風景です。読んでいて限りない懐かしさを覚えてしまいます。自分の 故里もそうだったんだなー・・・と。 第6話:黒島 理論構築と再現性からなる科学。理論で理解し理論で人を説得しようとする東大卒新任教師の主人公・聖 子。しかし黒島にはその科学と対極にあるもの即ち神がいる。科学と信仰の狭間で混乱する主人公の姿が微 笑ましく、また切ない思いがよぎります。 一度は行ってみたいけれど、「ナイチャー」が汚してはいけない・・と思う心もまた本当です。 | ||||
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もう、最高です。絶対に手元においておきたい一冊です。 八重山の風習を感じることができる一冊です。 | ||||
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どの島の話にも、島の土地と海そして人々への愛が共通して表現されている。読んでいてほっとする。最後の締めがまた素晴らしい。池永の数ある著書の中でも特におすすめ。 | ||||
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八重山諸島に興味があるので、ここまで八重山諸島に特化した小説は大変ありがたいです。 作者の方にお話を聞かせてもらいたい… | ||||
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どの作品も面白かった。 離島の風景が行ったこともないのに、目に浮かぶようでした。 | ||||
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池上さんの作品は、テンペストから入ったからか、個人的にはギャグがないほうが好きです。 本書はギャグが控えめで、八重山諸島が舞台ということで、楽しめました。 与那国島の話が一番好きです。 | ||||
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8つの短編と文庫本書き下ろしの短編からなる本です。それぞれの島にちなんだ悲しい話や恐ろしい話、心ときめく物語が展開されます。それぞれの冒頭で、その島の八重山諸島での役割のようなものが紹介されます。巻頭に八重山諸島の地図が掲載されていて、それを見ながら島の雰囲気を思い浮かべながら読み進みました。 ただ初めて筆者の本を読まれる方には、御嶽やユタなどの役割が理解できていないと「?」となるストーリーかもしれません。「だからよ〜」で会話が終了するのが理解できなかった鷹宮先生のように。 でも本書を読み終えたら、ほんわかとした沖縄の雰囲気をなんとなく感じることができるのではないでしょうか。 | ||||
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八重山諸島の島ごとのストーリーが一冊になった短編集。 八重山諸島に旅行に行く前に読みました。旅行がとても楽しみになった一冊。 | ||||
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沖縄本島には二度行ったことがあります。ある御嶽で久米島を拝んで居る白装束の女性にたまたま出くわしました。 その時ただの信者さんかなと思ったけれど、ひょっとしたら御嶽のツカサだったのかな? 今度、石垣島・西表島・竹富島・由布島に旅行に行きます。その下調べに旅行書を探していてこの本に出会いました。 とても面白く読ませていただきました。おどろおどろしいのも、祖先を大切にするのも、とても八重山地方色豊かで良かったと思います。 難を言わせていただくと、最後の石垣島にもっと物語性を持たせていただきたかった。そして統ばらせて欲しかったと思います。 | ||||
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八重山八島の象徴的な事象を凝縮した、静と動の強弱ある短編版「池上ワールド」の再来。 竹富は、祭事の下で人が輝く島… 波照間は、最果ての人生すら輝かせる島… 小浜は、コンパクトな人生も展開する島… 新城は、ザンと人が交わる島… 西表は、深淵の島… 黒島は、人と人が邂逅し成就する島… 与那国は、人々が捲土重来し血沸き肉躍らせた島… そして石垣は、それら七島を統べる島… しかし、 何故に、西表島だけがエログロの世界なのか? 西表を象徴する舞台設定になっているが、 この物語展開の何処に神様の意思が介在しているのか? 他の物語とは異質の、唯一救済のない展開。果報は誰に下りているのか? 群星御嶽に降りた西表の神様は、一体どんな土産話を石垣の神様にしたのだろうか? ちょっと気になる…。 | ||||
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「統ばる島」遠く琉球王国以前の時代から脈々と継がれてきた島々での自然の営み。 著者は現在の沖縄の島々を内地の人々にも判り易く描写することに長けている 当代きっての作家だと思います。 中でも随所に出てくる島の要となる御嶽(こちらの世界では鎮守の森に相当?)に 対する信仰心の厚さに興味を覚えました。 人の営みも自然の流れの一部、その中の一瞬の営み・・・その一瞬をどこでどういう ふうに生きるかを、あらためて考えさせられました。 「統ばる島」は、自然とかけ離れた都会に住んでいても忘れてはいけない事々が 数多く書かれた良書です。 | ||||
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著者得意の沖縄モノ。沖縄の八つの島を舞台にした連作短編集。こういうのを書かせたら著者に並ぶ人はいない。とても面白かった。 沖縄の八つの島、竹富島、波照間島、小浜島、新城島、西表島、黒島、与那国島、石垣島といった八重山諸島のそれぞれを舞台にして、描かれた物語は、それぞれ異なる彩りで、そこに行ったことのない私だが、それらの島々の景色や人々の生活が目に浮かぶ。 それぞれが独立した物語ながら、一つの大きな物語へと収斂していき、この本全体で著者の八重山諸島への熱い思いが描かれていく様子が素晴らしい。 どれもいい作品だけど、竹富島(タキドゥン)の伝統の祭りを題材にした現代の物語、波照間島(パティローマ)のパイパティローマの伝説、新城島(パナリ)の人魚伝説、そして全ての物語が結び付けられた最後の石垣島(イシャナギゥ)の物語が 特に良かった。 本当、この人の書く沖縄を舞台にした物語は、とてもマジカルで素晴らしいなぁ。 | ||||
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