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燃えつきるまで
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燃えつきるまでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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よく行く図書館で何気に手にとり、一気に読破してしまいました。女性が失恋した時の心の描写がリアルに感じられました。最後に電話で「もう大丈夫だから」と言い合うところ、グッときました。ドラマ化してもいい話ですね。 | ||||
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バスの中で読んでいて、辛くて辛くて涙と鼻水が止まりませんでした・・・。 とても他人事とは思えない。 女性なら誰もが経験する気持ちをこれほど細やかに描いた作品はなかなかないと思います。 | ||||
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唯川さん・・・昔からかなりのファンでほとんどの小説は読んでいますが、 今回「燃えつきるまで」を読んで、やっぱり大好きだと再認識しちゃいました。 主人公が突然5年も付き合った彼氏から別れを告げられることから この物語は始まります。 途中、とても主人公の気持ちが痛くて、 私も過去辛い思いをしたことを思い出しました。 わかる!すごくわかる! どんな人生を送ればこんな小説が書けるのでしょう・・・ 人はどんなに苦しくても辛くても、人を好きになる気持ちは止められない。 だけどそれが終わってしまった時、それをきちんと受け止めて、自分の生活を前向きに 過ごしていかなければなりません。 わかっているのに・・・ダメなんですよね・・・ 誰かを憎む気持ち、うらやむ気持ちも、ものすごくリアルに書かれていて 大変共感しました。 最後は胸が苦しくなって、涙があふれてきました。 ぜひ失恋した方、恋人との別れから立ち直れない方に読んでほしい一冊です。 | ||||
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主人公の気持ちがとても理解でき、引き込まれるように一気に読んでしまいました。 冒頭部分の『どうして???』っという混乱した気持ちが自分自身の経験とシンクロし、泣いてしまいました。 ある日突然、自分を奈落の底に突き落とした相手だけが幸せになって行く事に対する憎悪、怒りそして焦り。。。 経験された方ならきっと主人公の気持ちが理解できると思います。 唯川さんは女性特有の怖さや執念深さの描写が本当にリアルです。 女性ならきっと共感できます。 主人公の行動は度が過ぎていますが、「自分にもそんな所があるかも・・・」と考えてしまいます。 いわゆるハッピーエンドではないかもしれませんが、とても納得のできる作品です。 | ||||
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女性の心境はとてもよく分かる内容だけれど、相手の男性の別れると決断するまでの、そして別れてから新しい彼女ができ、別れた彼女の嫌がらせに対する気持ちなど視点を変えても読みたい。江國香織さんと辻仁成さんの『冷静と情熱の間に』のような感じで。 | ||||
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最初、読んだ時はすごくネチっこい小説だと思いました。 だけど、主人公の気持ちが痛いほど分かるんです。 人間だから、仕方ないんです。 憎悪や妬みがあれば、当然ネチっこくなってしまうんです。 特に、恋愛はそう。 憎悪が募りやすいし、変なプライドを持ってしまいがち。 グチャグチャした人間関係や、人間の醜い部分を見るのが好きな人にはピッタリの小説です。 それとともに、読むと学ぶこともきっとあります。 今、交際中の方への見方も接し方も自然と変わるんじゃないでしょうか。 傍に居てくれる相手が居るって、どれだけ幸せか。 また、失ったものは戻ってこないということを教えてくれる小説です。 | ||||
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結川さんの描く世界って、女性なら少しは共感できるところがあると思います。 「そんなこと絶対にできない!」って思いながらもいつも自分が我慢しているところが描かれている…。 だから、読んでいてなんだかとても切なくて苦しいし、たまに気持ちが悪くなることも。 けど、どこかで清々しさも感じられたりして。 この『燃えつきるまで』の主人公の女性の失恋後の行動は、いけないことだとは思いながらも応援している自分がいました(汗 | ||||
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慰められたり、同情を向けられるより、欲しいのはこういう女としての 自信を取り返せる種類の言葉だったのだと実感した。 なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。 | ||||
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文庫本で300ページ超の作品で 「別れようか」というセリフから始まる。 それは五年付き合った32歳の男から31歳の女に発された言葉である。 以降、ずっとその別れを受け入れられない女の苦悩が最後まで綴られる。 やはり恋愛小説に幸せな話は合わないのだろうか。 あまりにも悲惨な話であるのに、はまり込んでしまうし、 いつ自分がこのような悲惨な状態に陥ってしまうかもしれん、 とも思ってしまう。 付き合うには両者の意思が必要やが、別れるには一方の意思だけでよい、 なんて恋愛小説によくある文句が心に重く響く。 周りは幸せに見え、自分だけが不幸なように思えてしまう。 そのような人間心理も表されているとは思いつつも、 やはり結婚するつもりでいた30代の女性に突如訪れた別れがメインであり、 その展開には寒気がする。 落ち込んでいるときに読むのは危険な本。 ビビりながらも引き込まれていく感じでした。 | ||||
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告白した女性からフラれ、心のやり場がなくなり、藁にもすがるような気持ちでこの本と出合いました。主人公は女性ですが、自分自身の苦しい気持ちととてもシンクロし、一気に読んでしまいました。 「失恋」そのものは、相手に受け入れてもらえなかった、という寂しさが心の中心だと思いますが、30過ぎた男女にとっては、失恋は「それまで思い描いてきた明るい未来」の喪失でもあるのですね。自分が失恋で参ってしまったのも、相手に受け入れられなかった悲しみの裏側に、「奪われた未来」への絶望があったと思います。 恋をすると、追いかけてしまう。追いかければ追いかけるほど、相手は遠ざかってしまう。忘れよう、という気持ちと忘れたくない、という気持ちの波は、自分もとてもありました。「みっともないほど追いすがる」という事をしたくない、と思う人は多いでしょうが、相手への思いが深ければ深いほど、自分の気持ちに正直にならない限り、真の立ち直りには繋がらないように思いました。 この本のお陰で、とても気が楽になりました。自分のとった行動は誤りではなかったと。 | ||||
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失恋したばかりで、自分の気持ちを処理しきれずにいる人がこの本を読んだら、何かしらのきっかけになると思います。 玲子の陥っていった状況はリアリティはあるけれども、どこか過激過ぎてフィクションだからだ…と、正直思えるところもあります。 しかし、玲子が繰り広げる行動、心理の描写は、私たちが心の奥底で感じている『もの』を表現していると思います。本の中の玲子が、いつしか本を読んでいる今の自分自身と重なり合い、冷静に見つめなおすきっかけになると思います。 だからこの本は立ち直る、奮起するきっかけになると思うし、リアリティある唯川ワールドの面白さだと思います。 そしてそんな私も、この本がきっかけで6年間の別れに決心がついたところです。 | ||||
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男と女って一つ歯車が狂い出すと、どんどん狂いが大きくなっていく。昨日までものすごく好きだった部分が、ほんのささいな出来事で、あるいはその積み重ねで「嫌い」の方向に変わっていってしまう。つらかったです、この小説。人の心ってなんとも不思議でいかんともしがたいものですね。 怜子は犯罪行為を犯してしまうけど、私はそれを責められない。私も彼を失った時、心の中で、怜子の行為と同じことを何度も何度もシュミレーションした。「心の中で思う」ことと「実際に過ちを犯してしまう」ことの間には、大きな隔たりがあるけれど、紙一重でもある。 恋を失うということは、からだの一部をもがれたようなもの。最後、怜子は立ち直って新たな出発を迎えるけれど、私は確信している。また、怜子の心は揺れる。何度も何度も揺れるはず。それを思うと、ますますつらくなります。 読まなきゃよかった…でも読んでよかった… | ||||
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私にも耕一郎のような安全パイと呼べるような四年付き合っている彼がいます。なにをしても私を受け止めてくれるしとてもやさしい。だから振られることはないし、もうすぐ結婚かな…とも考えています。でも、この小説を読んではっとしました。5年間まったく円満に続いていたと思っていたのに相手は1年も前から違和感があった。でも、そのことに彼女は全く気付かなかった。私もそうなのかも…なんて思ったら怖くなりました。そして、彼との接し方を考えなおしてみようと思いました。 失恋の描写はとてもリアルで自分の過去の経験もあわせてしまって泣けました。失恋はつらいし悲しい。でも出会わなければ良かった人なんていないし、怜子も5年間は楽しいことがあったし、きっと今後は人の痛みがわかる優しくて強い女性になれると思う。結局すべて自分のためになるんです。だから恋愛は出会いから別れまですべてひっくるめて素敵なことなんだと思います。 | ||||
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大好きだったひとに振られたことのあるひとは主人公の気持ちがよくわかるとおもいます。 彼としたいろんなことを思い出すたびに、涙が出てきて、、 裏切られたという恨みもこみ上げてきたり、、、こんなことでぐずぐずしている自分が嫌になったり・・・主人公の怜子はちょっと後半やりすぎな部分があったけど、共感できる部分は沢山ありました。 | ||||
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「女性」が主人公だけど、男の自分も共感できた。男性だって怜子と同じ感情を持つし、女性だって耕一郎と同じ感覚を持つこともある。 また、「失恋」がモチーフになってるけど、仕事や友人関係でも同様な感情は芽生える。 この小説のテーマは「理不尽」なのだと自分は受け止めた。 人間は幸福に対しては理由をさほど求めない。「偶然の出会い」とか「幸運に恵まれて」で済ませることができる。しかし、不幸に対しては徹底的に理由を探してしまう。でも、理不尽とは結局は「自分にとって合理性がない」だけで、周囲はそれを気に留めることはない。 耕一郎は「合理の対極」で描かれていて非常に上手いと思った。別れの理由は最後まではっきりしない。人間の思考は所詮合理的ではない。だから、恋愛も仕事(組織の人間関係)も理不尽の山積みだ。そうだと分かっていても、自分にとっての合理を求めてしまう。だから、傷つく。でも、結局は自分で時間をかけて消化するしかない。 話の大部分を占める激しさに比べて、最後の部分はあっさりしてるという人もいるが、私はそこが好きだ。「憑き物が落ちる」きっかけが訪れるのだろう。 「いつだって、人生は『こんなはずじゃなかった』との戦いだ」 小説の最後の方で、立ち直り始めた怜子が心のなかでそうつぶやく場面がある。その言葉が、今の自分を元気づけてくれた。 | ||||
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私が唯川恵の小説の一番の魅力だと考える「リアリティ」がやはりはんぱじゃありません!主人公の行動や考え方、まるで自分のことのように身につまされて痛いほどです。それだけに他人の日記を盗みしているようで、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。面白かったです。 | ||||
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5年間付き合い、付き合う中ではプロポーズもされた男から、突然別れを告げられる怜子。責任ある仕事を任され、それでも付き合っている相手がいるのだ、という精神的な安心感に身を委ねていた怜子は、精神的に不安定な状態に陥ってしまう。 5年間という決して短くない時間を共に過ごした男から、ほとんど何の説明もなく別れを告げられたのでは、人によっては確かにたまらんのだろうな、とは思うが、怜子がその後辿る時間は、私にはやはり理解から程遠い世界の話だ。 「22歳の別れ」という曲では、5年間付き合って別れようとする女性の姿が描かれるが、この怜子とは大分違う。怜子はもう31歳。自分を年だと思ったことはなかったが、それもいずれは結婚する予定の男の存在があったからだ、ということに男に去られてから漸く気付く。次第に常軌を逸してゆく彼女は、自分で自分のことがイヤでたまらない。仕事に集中したい時には恋愛はおざなりに、恋愛に集中したい時には仕事がおざなりに、というのは世間の習いだし、私もそう思う。ただ、仕事も恋愛もそのものだけに頼りきるのは危険だな、と思う一作。 唯川作品には、彼女の会社勤め時代の実感が込められているので、これから社会人になろうとする人にはお薦めかもしれない。 | ||||
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自分の昔と照らし合わせながら一気に読んだ。私は書店で働いているがこの本が20~30代の女性を中心に良く売れて、興味を持って読んでみた。もう2年前くらいになろだろうか・・・。私が今付き合っている男性とは付き合って3年以上になる。初期の頃、彼の元彼女とむごん電話とまではいかないまでも、非通知メールなんかにひどくやられたことがある。・・・・・・。そう。女ってコワイ。平然とした顔で。まぁ、耕一郎と彼は違って決して何もしてくれなかったけど。相手にするなって。あの頃のことは時と共に封印していましたが、この本読んでちょっと思い出しちゃったなぁ。恋愛って。女って。 | ||||
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途中まではリアルな感じで良かったのですが、後半は20代後半独身の私にはありえないような展開でした。 とはいえ、怜子の様に実際に行動はしないにしても「相手だけ幸せになるのはいやだ」という感情は抱いたことがあるので、そういう意味ではまったくありえないことではないのかも知れません。 でも実際の女性は強いので、怜子が城崎との誤解が解けてうまくいく等々立ち直りってくれるのをみたかった気もします。 結婚しなくとも痛々しくなく公私共に幸せに生きている、そんな女性の物語が呼んでみたいです。 | ||||
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~人を好きになったことのあるすべての女性に読んでほしいです。 失恋、仕事、年齢、不倫、遊び、結婚、専業主婦、婚約解消、妊娠、復讐等々。 31歳の主人公を取り巻く様々な恋愛の形。誰もが、人ごととは思えないリアルさで描かれ、始めから入り込んで、本を置く間もなく、一気に読んでしまいました。 読み終えた後は、明日からの毎日を大切にしようと思~~えて、思いがけず涙があふれて来ました。終盤で、打ちのめされる主人公に続く無言電話の主、あなたはわかるかな?~ | ||||
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