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永遠の途中



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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の途中
永遠の途中 (光文社文庫)

永遠の途中の評価: 4.13/5点 レビュー 56件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全43件 21~40 2/3ページ
No.23:
(5pt)

その通りで怖かった

27歳から60歳までの5年から8年おきぐらいのお話です。
 前半、「あーそうそうこれぐらいの年の時ってこうっだった。」っていうのがたくさんあって、逆に「そんなことはないだろう」ってところがなく、単純におもしろかったです。でも、じゃーこれからの人生はこうなっていくんだって言うのが、後半で、読みながら未来を覗いているようで、すこし怖かったです。
 読み終えてみると、まったくの押し付け感もないのに、これからの人生の指針を示してもらえたような気がして、爽快感が残りました。
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No.22:
(4pt)

幸せの形とは

結婚をしないで仕事を選んだ乃梨子と家庭を選んだ薫。
 ふたりの27才から60才までの生き方が描かれている。
 
 友達でありながら、相手を妬んだり、同情したり、そっと優越感を感じたり、このままでいいのかと不安を抱く女心。
 また、男性社会に生きるキャリアウーマンの苦悩や主婦の家庭での孤独感や焦りなども良く表現されていると思う。
 幸せの形は人それぞれ違っていいはずなのに、人はどうしても隣の芝が青く見えてしまう。 
 結局無いものねだりなんだろうか・・・・・。
 人生死ぬまで「途中」なのでしょう。
 人生いろいろな岐路に立ち、選択しなければならない時があるが、「人生はひとつしか生きられない」・・・・だから悩みながら生きていくのでしょう。
 若い方に読んでいただきたい半面、どの世代にもそれぞれに共感できるところがある作品だと思う。
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No.21:
(4pt)

対照的な女性を描くことで、男性も描いている

仕事を選んだ女と家庭を選んだ女の30年間。それぞれ良いときもあれば悪いときもあり、いろいろな人の体験を2人に詰め込んでいるような濃密で対象的な人生に読み応えがあった。特に、それぞれの年齢で2人にかかわってくる男どもの生き方も現実味があり、人生の描写に深みがあって、「そういうこともあるだろうな」と感情移入しながら読める面白い本だった。
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No.20:
(5pt)

*永遠の途中*

タイトルに惹かれて読みました。

が、偶然にも、今自分の考えてることとと、この小説の内容があまりにも似ていて、色々考えさせられました。

***************************
女性の生き方が多様化している今の時代。
だけど、相変わらず、「男は仕事、女は家事・育児をするのが当たり前」の考え方は根強く残ってる。
そんな中、結婚(専業主婦)か仕事かもしくは両立か、どれを選んでも、結局、葛藤するんだと思う。
自分にとっての幸せって何だろう。

どうなれば、幸せ?

どうなれば、満足?

人それぞれ、理想が違うから、生き方も違ってくる。
みんながその自分の生き方に自信を持って生きれたら幸せだね*゚。*.゚*☆

大事なのは、きっと自分で決めること。そして、その選択に責任を持つこと。

もし、今すぐ答えが出なくても大丈夫。
たとえ、後悔しても大丈夫。

なぜなら、まだ「永遠の途中」だから。 未来はいくらでも変えられるから。
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No.19:
(4pt)

生き方について考えさせられた

独身を貫き、仕事に生きた女性と、主婦になり、家事や子育てに追われた女性、2つのタイプのお話でした。私は独身なので、主婦の気持ちというのはわからないので、共感することも無ければ、反感を抱くこともなかったのですが、かといって仕事もバリバリやっていないので、仕事一筋の方にも共感することはありませんでした。ただ、2人の生き方を見て、それぞれ一生懸命なので、とてもけなげに思え、どちらにも幸せになって欲しいし、両極端な2人だけれども、どうか、上手く関わっていって欲しいなと感じました。唯川さんの作品はある程度読んできているのですが、この作品は、読んだ後に結構重くのしかかる内容だったと思います。短編の方が読みやすいかな。
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No.18:
(4pt)

人生観を振り返ることのできる一冊

対象的な二人の主人公をアイコンとして対比させながら展開するだけの話ではなく、27歳から60歳にかけての2人の人生をその年齢における出来事とともに感性が描かれている。
私はまだ24歳だが、これからも今の自分とこれからの自分のあり方を考える際に読み返したくなるような一冊である。
ハッピーエンドではないけれども、「女性」が描き出された一冊である。
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No.17:
(5pt)

女性の幸せとは?...いつの時代になっても変わらぬ永遠の課題

結婚を取るか仕事を取るか、現代女性の分岐点を描いた物語。例え、どちらか選んだとしても幸せとは限らない悪循環。
感情移入して早いペースで読めるのは、キャリアウーマンの道を選んだ乃梨子と幸せの結婚を思い描いて主婦になった薫の交差する二人の心に共感できる部分があったせいだろうか。
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No.16:
(4pt)

家庭か仕事か、女の永遠の宿題。

広告代理店に就職して5年目の乃里子と薫は、同僚の同じ男性に心惹かれ、
結婚前提で付き合えたら、と思っていた。
結局、積極的に動いた薫が彼と結婚して寿退社を果たし、
乃里子は役職がつき、キャリアウーマンの道へ…
結婚した薫には姑や不妊問題、管理職になった乃里子は
部下との関係に悩み…どちらも、いいことばかりではない毎日を送る。
そんなときに気になるのは違う道を選んだ相手のこと。
薫は、華やかに仕事に生きて若々しい乃里子が羨ましいときもあるし
乃里子も、ひとりぼっちのマンションに帰りたくないこともある…

そんな風に、無いものねだりを続ける二人の女を愚かだと笑えない。
自分が持ってないものを持っている人、自分と違う生き方をしていて
自分の視界の隅にいる同性、というのはやはり気になるものだ。
同じ道を選んだ友達とは愚痴でも言い合えば親しみだけで繋がって
いけるけれど、違う道を選んだ同士だと、羨望や嫉妬、優越感と劣等感が
行きかう。27歳から60歳まで、このふたりもそうやって生きてきたのだ。

最後に60歳になった2人が、お互いに自分が相手になっても
そういう人生は選べなかったろう、みたいな話をして、
自分の人生は自分だけのものだ、と前向きに語り合うまでの
長い長い道のりは、読み応えアリ。
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No.15:
(4pt)

結婚か仕事かの選択

結婚か仕事かの二者択一を迫られる女性2人が、それぞれ別々の人生を選択し、お互いをうらやんだり軽蔑したりしながら歩む人生のエピソードです。読んでいて面白かったです。

ただ今の時代、結婚か仕事かで悩む女性は減ってきていると思います。その理由は、夫のお給料だけでは足りないという経済的な理由でもあるし、女性も社会にかかわるということが当たり前になってきているからでしょう。この本が書かれたのは2002年らしいですが、話の前提となる結婚か仕事かという悩みが古く思えてしまうとは、日本人の意識も急速に変化しているのだなあと考えさせられました。
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No.14:
(5pt)

オススメです。

女性二人の視点で物事を捉えつつ、27歳から60歳までの期間を描く、この話の焦点は「仕事に生きる女」と「家庭に生きる女」のどちらを選ぶかというところにあり、正反対の道を生きる二人が羨望や嫉妬、優越や満足などの感情を互いに抱きつつ、それぞれの道について考え、もがきながらも懸命に生きていく。
面白いのは「無視できない存在」「もう一人の自分」のような感覚で互いを認識しているところだろうか。
誰しも他人の中に過去の自分、未来の自分を重ね合わせることがあるが、そういった感情を上手く表現しているなと思うのだ。
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No.13:
(4pt)

最後まで引き付ける内容

主人公2人があまりにステレオタイプなのは残念だが(作者はあえてそうしたのだろうが)、展開のうまさは見事だ。
事前にあらすじも何も知らずに読んだので、こういった設定の物語にしては、新たな展開に期待を抱いて読み進められた。
どの年代の女性が読んでも、自己の人生を振り返らせる強さ・説得力のある本だと思う。
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No.12:
(4pt)

対照的な二人の女性の生き方

乃梨子と薫という二人の対照的な生き方をした女性の物語です。27歳から60歳までほぼ4年ごとに展開していきます。つまり3年一区切りとよくいわれるように、それぞれの生き方の変化するターニング・ポイントを描いています。
面白く一気に読めました。どちらの主人公にも幸と不幸が交差し「幸せだけれど物足りない」「充実しているが孤独」という言葉がつきまとう。彼女たちの葛藤が年を追うごとに変化していくさまもとても面白く、共感を覚えました。結婚、仕事、子供、出世、不倫、愛人、転職、再就職、老後…悩みはつきることなく彼女達を揺らし続けます。
ただ時代設定がハッキリしていなかったのが残念。あえてそうしたのかもしれないのですが、27歳の時代と60歳の時代の差がまったくないのは違和感を感じる。リストラやSARSを思わせる感染病の流行など現代の話かと思えば、今はとうに死語(?)になってしまっている「一般職」なんて言葉も飛び出してきて戸惑ってしまいました。いったいいつの時代なのか?時代小説風にする必要はないのでしょうが、ある程度彼女たちがどの時代に生きているのかハッキリさせて欲しかった。たぶんそのせいかもしれないけれど、薫の娘、紗絵の描き方が弱いと感じました。
戦後から現代にかけて女性の生き方は劇的に変化しています。それなのに薫や乃梨子たちの生きた時代と紗絵の時代の悩みが同じというのは違和感を感じます。紗絵には仕事か?結婚か?の二者択一の時代ではない、新しい生き方を提示して欲しかったです。
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No.11:
(5pt)

共感できて、前向きになれます

同期入社という同じスタートだった2人の女性が
結婚で少し違った人生になっていくことから始まります。
その都度自分にとって一番いいと思うことを選択してきたはずなのに
うまくいったりいかなかったりしてしまう。
そしてお互いを少し羨ましく思い、かつ相手に対して優越感も・・・。
これって、多かれ少なかれ感じたことがある人は多いでしょう。
それでも最後に振り返ったときの言葉がとても良かったです。
自分を信じてあげられれば、本当に素敵な人生になるかもしれない。
唯川さんの作品はよく読んでいますが、一番よかったです。
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No.10:
(5pt)

女性の人生最大の決断

一日で一気に読んだ。女の人生、27歳から60歳までを描いていて、結婚を選択して家庭に入った方と、結婚せずに働き続ける女の心情のどちらにも、痛いほど共感できた。結局、どちらが幸せか、なんていいきれない。いえるのは、人生はたった一度で、自分の人生のそのときそのときを自信を持って生きることが大事、ってこと。
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No.9:
(5pt)

人生は誰のもの?

一見、対照的な二人の物語です。でも本当はそうじゃない。
お互いがお互いの人生を少し軽蔑して、少し羨んでいる、
歩く道は違っても 人の人生を見つめる女心は同じ。
途中までは「どっちの人生も悲しい」って思いました。
女が生きるってことは少し悲しいんだ、と。
でも60歳のとき「振り返って一番後悔していること、それは自分が
選んだことなのに後悔してしまったこと。」という言葉は本当に
胸に来ました。人生は悲しくない。
自分自身がその人生を信じてあげさえすれば。そう思う一冊です。
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No.8:
(4pt)

おもしろいです

二人の女性の二つの運命を時系列で追う、というストーリーです。
味も深みもある良い作品で、私は一気に読めました。
直木賞以降、作品を重ねるたびに文章が洗練されていっていることを感じます。
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No.7:
(5pt)

人生どこでどうなるか分からない!

私も一晩で読んでしまいました。
唯川恵さんの本はたいてい読んだのですが,それらの中でTopだと思います!(私的にはネ)
今,私も二つの道で迷っていることがあります。
そのどちらに進むかによって180°…とは言いませんが,人生は変わってしまうと思っていたのです。
しかしこの本を読んで,「私の考えていることは大したことではないのかもしれない」と思えるようになってきました。それはこの本を読んで,みなさん感じてみてください。
とは言っても,まだ判断はできていません。(もう半年も悩んでいるのですが。)この本と一緒に,ゆったりと決めていこうと思っています。
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No.6:
(4pt)

人生考えさせられる・・・

出発点が同じ二人の女性がまったく違う人生を歩いていく・・。
結婚を選んだ女性と仕事を選んだ女性、私は
まだ22歳ですが将来をとっても考えさせられました。
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No.5:
(4pt)

面白い!

人生とは何ぞや?ないし、時に考えに固執してしまいそうになるときに読んだら、参考になるんじゃないかな?
と思えるくらい新鮮で面白かったです。
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No.4:
(5pt)

20代後半の女性おすすめ!

一晩でよみあげてしまいました。2人の女性の人生を、20代後半から60代まで比較しながら描かれていて、共感するところも教えられることも多く「あーそうそう!」と「うーん、そうだったのかあ。。」という思いが、サンドイッチのように交互に感じられ、次へ次へと読み進めました。共感する人多いと思います。2つの女性のタイプで自分がどちらに当てはまるか、自分とは違うタイプの女性がどんな風に考えてるのか、なんて思いながら読むとすごく感情移入できて、読み終わった後には「うし!明日から頑張るぞ!」と元気になれます。20代後半じゃなくても、実はどの年代の女性が読んでもその年代の立場で共感できると思います。
永遠の途中 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:永遠の途中 (光文社文庫)より
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