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永遠の途中
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永遠の途中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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どの時代の女性も、同じことを考え、悩み生きている気がしました。ともに働く女性のことを理解する一歩として、是非とも読んでほしい。 | ||||
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郁夫が乃梨子と結婚していたら、対等な関係性を、築いていけたんだろうか。 夫婦というとても近い関係上、片方がどんな風になっていくのかということに、もう片方がどのように振る舞うかの影響がは多かれ少なかれあるだろうと思う。 郁夫のような人は珍しくない。 この様な考えになっていく男性のパートナーがまた違う考え方をする女性だった場合、結果は同じなのか違うのか。 ふと思ったことを書いてしまいました。 これから読む方への書評でなくてすみません。 他人の価値観と自分の世界をきちんと区別して、自分の納得する選択をし続けていかねば、と思わせる、刺激的な一冊でした | ||||
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主婦歴12年。薫と同じ立場の私には、共感できるところが、多々あり面白かった。 | ||||
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全部読んでから、あとがきと解説を読みました。 なんか尻切れ蜻蛉だなと感じたのです。 解説を読んではっとしました。 「永遠の途中」 なのだから、尻切れ蜻蛉で、標題と中身が合っている。 間違っていたのは自分の感想なんだ。 ちゃんと標題がどういう意味かを考えながら読めば、 さいごに、ああ、話は途中で終わるんだという納得感が残るはず。 解説者に教えられた。 もう一つ教えられたのが、 「どうしてもっと自分の人生に 自信をもってこなかったんだろう」 という記述の二重拘束。 登場人物の意見であり、 作者の意見であり、 解説者が作品と作者に共感がもてる部分である。 読み終わったとき、そこまで強い印象を持たなかった。 女性の読者なら、肝心なところだと分かるのだろうか。 ああ、作品は一流で、読者(自分)は二流だという悲哀を感じる。 どうせ、ずぶずぶの負け犬の遠吠えか、捨て猫の嘆きですよ。 | ||||
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この先どうなるのだろう・・とドキドキしながら読みました。 最後まで読み応えのある一冊。 「女は誰しも選んでない方の人生に嫉妬している」という言葉に妙に納得。 私自身、「もし○○していたら・・」と過去を振り返り、後悔することの多い人生だったので、この本には幾分勇気づけられました。 たしかに、2人の人生、どちらを取っても苦労があり、楽しいことばかりじゃない。 どちらの気持ちもすごく良くわかりました。 きっと、誰しもが、2人のうちどちらかに、共感する部分があるのではないでしょうか。 話の展開が早いのも、飽きずにサクサク読めていいですね。 | ||||
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人の人生を羨んだり、蔑んだりしながら自分が敗けているだの勝っているだのという話。 正直、女性は根本的にこんな性格の人間が多いという現実を実感させられました。 二人の女性のあまりに実直で現実味のある心情描写は 少々、読者に嫌気と憂鬱をもたらすかもしれません。 女性の心の弱さというか闇というか…。 そういう部分はとても上手く叙述されています。 読んでいて心がどんどん暗くなっていき、最後まで読む気にはなれない本です。 自分の人生を他人と比較することでしか評価できない二人の女性に、辟易してしまいました。 とりあえず、自分の人生に満足できずに、 それでも他人と比べることで満足しようとする二人の女性が最終的に幸せになれるのか、 というのは気になった部分ではありますが、 最後まで読みたくはないというのが私の正直な感想です。 正直、これからの人生や将来に希望と夢を持っている女性は 登場人物の思考と行動にうんざりさせられるかも。 | ||||
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現代を生きる女性なら大抵の人間がぶつかるであろう壁、結婚か仕事か。 この小説は結婚して家庭をとった女性と、 結婚を希望してはいたがなんとなく機会を逃し、仕事に生きることになった女性2人の話。 かくいう私も結婚や仕事への不安を抱えて生きている一人で、 なにかそういう自分の心境にあった本を探していたら、この本を見つけました。 結婚人生・独身人生、それぞれのいい点と悪い点が2人の女性を視点に描かれています。 互いを意識し相手と自分をつい比べてしまう2人。 なんだか自分が思ってることを代弁してくれているようでかなり共感できました。 この本で気に入ったのは、ラストに女性2人が飲みながら話をするんですが、そこで2人が出した結論です。 きれいごとを並べているわけでもなく、すんなり心に入りました。 ただ、どっちかというとやはり結婚人生を選んだほうが若干幸せに感じてしまったのは私だけかな^^; 結婚や仕事、これからの生き方に悩む女性は必見! 唯川さんの本は女性の気持ちをうまく代弁してくれているので私は好きです。 | ||||
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『もし、あの時ああしてたらって、自分のもうひとつの人生を勝手に想像して、それに嫉妬してしまうのね。何だか、いつも生きてない方の人生に負けたような気になっていたの。そんなもの、どこにもないのに、人生はひとつしか生きられないのに』 上記のセリフは、まさに自分がつねに自問自答してしまうことでとても興味深くよみました。27歳で同じ男性を好きになった2人の同僚女性の常にお互いを意識した心境が、時代を反映せずに60歳まで描かれています。 人生の選択は、自分がどちらを選んだとしても選ばなかった方に嫉妬し、選んだ方に納得しながら歩んでいくのだなといろいろ考えさせられました。 | ||||
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27歳から60歳までの5年から8年おきぐらいのお話です。 前半、「あーそうそうこれぐらいの年の時ってこうっだった。」っていうのがたくさんあって、逆に「そんなことはないだろう」ってところがなく、単純におもしろかったです。でも、じゃーこれからの人生はこうなっていくんだって言うのが、後半で、読みながら未来を覗いているようで、すこし怖かったです。 読み終えてみると、まったくの押し付け感もないのに、これからの人生の指針を示してもらえたような気がして、爽快感が残りました。 | ||||
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結婚をしないで仕事を選んだ乃梨子と家庭を選んだ薫。 ふたりの27才から60才までの生き方が描かれている。 友達でありながら、相手を妬んだり、同情したり、そっと優越感を感じたり、このままでいいのかと不安を抱く女心。 また、男性社会に生きるキャリアウーマンの苦悩や主婦の家庭での孤独感や焦りなども良く表現されていると思う。 幸せの形は人それぞれ違っていいはずなのに、人はどうしても隣の芝が青く見えてしまう。 結局無いものねだりなんだろうか・・・・・。 人生死ぬまで「途中」なのでしょう。 人生いろいろな岐路に立ち、選択しなければならない時があるが、「人生はひとつしか生きられない」・・・・だから悩みながら生きていくのでしょう。 若い方に読んでいただきたい半面、どの世代にもそれぞれに共感できるところがある作品だと思う。 | ||||
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仕事を選んだ女と家庭を選んだ女の30年間。それぞれ良いときもあれば悪いときもあり、いろいろな人の体験を2人に詰め込んでいるような濃密で対象的な人生に読み応えがあった。特に、それぞれの年齢で2人にかかわってくる男どもの生き方も現実味があり、人生の描写に深みがあって、「そういうこともあるだろうな」と感情移入しながら読める面白い本だった。 | ||||
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タイトルに惹かれて読みました。 が、偶然にも、今自分の考えてることとと、この小説の内容があまりにも似ていて、色々考えさせられました。 *************************** 女性の生き方が多様化している今の時代。 だけど、相変わらず、「男は仕事、女は家事・育児をするのが当たり前」の考え方は根強く残ってる。 そんな中、結婚(専業主婦)か仕事かもしくは両立か、どれを選んでも、結局、葛藤するんだと思う。 自分にとっての幸せって何だろう。 どうなれば、幸せ? どうなれば、満足? 人それぞれ、理想が違うから、生き方も違ってくる。 みんながその自分の生き方に自信を持って生きれたら幸せだね*゚。*.゚*☆ 大事なのは、きっと自分で決めること。そして、その選択に責任を持つこと。 もし、今すぐ答えが出なくても大丈夫。 たとえ、後悔しても大丈夫。 なぜなら、まだ「永遠の途中」だから。 未来はいくらでも変えられるから。 | ||||
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独身を貫き、仕事に生きた女性と、主婦になり、家事や子育てに追われた女性、2つのタイプのお話でした。私は独身なので、主婦の気持ちというのはわからないので、共感することも無ければ、反感を抱くこともなかったのですが、かといって仕事もバリバリやっていないので、仕事一筋の方にも共感することはありませんでした。ただ、2人の生き方を見て、それぞれ一生懸命なので、とてもけなげに思え、どちらにも幸せになって欲しいし、両極端な2人だけれども、どうか、上手く関わっていって欲しいなと感じました。唯川さんの作品はある程度読んできているのですが、この作品は、読んだ後に結構重くのしかかる内容だったと思います。短編の方が読みやすいかな。 | ||||
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女性の生き方を丁寧に描いた一冊。 家庭科仕事か。テーマはありふれているかもしれませんが、 二人の女性の生き様を交互に描きながら、その時々に交差させる。 そのたびに相手がうらやましいと思うときもあれば、 また逆に自分が幸せだと感じるときもある。 何が正解なのかは、難しいところなのかもしれません。 | ||||
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ある時点で違う道を選んだ二人の主人公。でも、互いの生き方を羨んでしまう。そんなお話です。 約30年を描いているのですが、年月の移り変わりがはっきりせず、ずっと同じ時代のような感じを受けてしまうのが難点です。エピソード自体は結構好きなんですけどね。 | ||||
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対象的な二人の主人公をアイコンとして対比させながら展開するだけの話ではなく、27歳から60歳にかけての2人の人生をその年齢における出来事とともに感性が描かれている。 私はまだ24歳だが、これからも今の自分とこれからの自分のあり方を考える際に読み返したくなるような一冊である。 ハッピーエンドではないけれども、「女性」が描き出された一冊である。 | ||||
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仕事か結婚かで、勝ち組と負け組みに分かれるような社会の認識があるけど、 結婚したって、旦那と子供、親戚付き合いと自己確立のはざまで悩むことになるし、 逆に仕事をすれば、自己確立はできるけど家族がいない寂しさを抱えることになる。 他人の芝生は青く見えるけど、実情を見ると楽あれば苦あり、喜あれば哀あり寂しさありなんだ。 20代で一人の男をめぐり、その結果別の人生(結婚or仕事)を歩んだ二人は、 60代で果たして幸せになれたのだろうか。 私は女として、人生に何を求めるのか。 今後自分の選んだ道の結果として何を得たいのか。 それらを考える上で、参考になる作品です。 | ||||
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結婚を取るか仕事を取るか、現代女性の分岐点を描いた物語。例え、どちらか選んだとしても幸せとは限らない悪循環。 感情移入して早いペースで読めるのは、キャリアウーマンの道を選んだ乃梨子と幸せの結婚を思い描いて主婦になった薫の交差する二人の心に共感できる部分があったせいだろうか。 | ||||
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広告代理店に就職して5年目の乃里子と薫は、同僚の同じ男性に心惹かれ、 結婚前提で付き合えたら、と思っていた。 結局、積極的に動いた薫が彼と結婚して寿退社を果たし、 乃里子は役職がつき、キャリアウーマンの道へ… 結婚した薫には姑や不妊問題、管理職になった乃里子は 部下との関係に悩み…どちらも、いいことばかりではない毎日を送る。 そんなときに気になるのは違う道を選んだ相手のこと。 薫は、華やかに仕事に生きて若々しい乃里子が羨ましいときもあるし 乃里子も、ひとりぼっちのマンションに帰りたくないこともある… そんな風に、無いものねだりを続ける二人の女を愚かだと笑えない。 自分が持ってないものを持っている人、自分と違う生き方をしていて 自分の視界の隅にいる同性、というのはやはり気になるものだ。 同じ道を選んだ友達とは愚痴でも言い合えば親しみだけで繋がって いけるけれど、違う道を選んだ同士だと、羨望や嫉妬、優越感と劣等感が 行きかう。27歳から60歳まで、このふたりもそうやって生きてきたのだ。 最後に60歳になった2人が、お互いに自分が相手になっても そういう人生は選べなかったろう、みたいな話をして、 自分の人生は自分だけのものだ、と前向きに語り合うまでの 長い長い道のりは、読み応えアリ。 | ||||
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結婚か仕事かの二者択一を迫られる女性2人が、それぞれ別々の人生を選択し、お互いをうらやんだり軽蔑したりしながら歩む人生のエピソードです。読んでいて面白かったです。 ただ今の時代、結婚か仕事かで悩む女性は減ってきていると思います。その理由は、夫のお給料だけでは足りないという経済的な理由でもあるし、女性も社会にかかわるということが当たり前になってきているからでしょう。この本が書かれたのは2002年らしいですが、話の前提となる結婚か仕事かという悩みが古く思えてしまうとは、日本人の意識も急速に変化しているのだなあと考えさせられました。 | ||||
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