オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【河合莞爾】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
燃える水の評価:
4.00/5点 レビュー 4件。 B ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.00pt
絞込み:
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
人事部ミステリーという新ジャンル小説!
一気
新しいジャンルのお仕事ミステリー。
「燃える水」という、莫大なお金がからむテーマを扱いながら、
登場人物たちがどこか小市民的で、親しみが持てるのがとてもいい。
謎解きの展開も、終盤で二転三転、さらにそれでもかと展開し、
最後まで何度も期待を裏切ってもらったのも楽しかった。
キャラクターに関しては、
この著者の小説は何作か他にも何作か読んでいるが、
これまでは男性キャラに比べると、
女性キャラが少々浮世離れしている感があったような気がする。
それが本作では、主人公の妻である女性の描き方が、
非常に地に足がついていたと思う。
妻である女性の、よい意味での計算高さやしたたかさが頼もしく、
こんな女性が生涯のパートナーだったらいいだろうな…と思わせてくれる魅力があった。
何よりも、始めは「会社ってひょとして出世しないといけないんですか?」
と情けないことを言っていた頼りない主人公が、
人事部で人と関わりながら、最後は人をサポート側に回ることに楽しさを見出したところに、
あたたかなカタルシスを感じた。
主人公の平原には、またどこかの人事部で、別の事件を解決してもらいたい。