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青くて痛くて脆い



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【この小説が収録されている参考書籍】
青くて痛くて脆い

青くて痛くて脆いの評価: 3.60/5点 レビュー 94件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 41~56 3/3ページ
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No.16:
(4pt)

申し訳ないけど、正直期待はずれでした…

住野さんの作品は全て購入していますが、過去最高に、何度読むのをやめようと思ったか分からないくらい、前半は面白くありません。
読んだことのある方は分かると思いますが、住野さんの文章は別段上手くありませんので、平坦な日常的描写や進展のないストーリー等が多い前半は本当につまらなかった。
前半を読むのだけで一週間もかかりました。こんなにずるずると読んだ経験は初めてです。それほど読む気がそそられなかった。
ただ、後半からはまあ面白かったので、中断せずに最後まで読んで良かったとは思います。

ネタバレになるのであまり多くは語りませんが、今回も若者が共感しやすそうな心情や葛藤が多め。
感動してつい涙が出た場面もありましたし、確かになあと気付かされた部分もありました。
ただ、言いたいことはなんとなく分かるけれど、全体的に薄っぺらであやふや、ふらふらした印象。
テーマが確立しておらず、それっぽい言葉をずらずらと並べたような文章。

『また、同じ夢を見ていた。』までは本当に良かったのですが、それ以降の作品が、つまらなくはないけど正直微妙。
それを越える作品がひょっとしたら出るんじゃないかと期待を込めて毎度毎度買っていましたが、今回の作品でようやく諦めがつきました。もう買いません。
今後良い評判を聞きつけたらまた読みます。期待を込めた星四つで。
青くて痛くて脆いAmazon書評・レビュー:青くて痛くて脆いより
4041052068
No.15:
(5pt)

素敵なタイトルに惹かれて

ドキドキしながら吸い込まれるように読んでしまいました。人間らしい過ち。私も、人をどれだけ傷つけたのか… 青くて痛くて脆い感情になりました。
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4041052068
No.14:
(5pt)

中盤から驚くほどドキドキとしながらスラスラと先が知りたい一心でページを進めていける作品

近くの本屋でサイン本が買えるという情報を聞き、無事購入できました。当初は一冊くらい誰かのサイン本というものを持ってみたいという気持ちがあったのですが、しかしその気持ちは「この方の本を買って良かった」というもっと本に対しての敬意を持つに至りました。住野さんの本はこの本が初めてで、どういった作品なのかも不明瞭でしたが、買って良かったものだと読後に清い気持ちになりました。他の作品を買ってみたいです。

うっすらとネタバレかも? という感じのレビューです。

読了後の今から振り返ってみれば、内容としては、主人公とヒロインが可哀想なお話だなぁと個人的に思います。終盤、とある出来事を見て、「二人が自然に肩を並べて歩いて欲しいなぁ」という気持ちが湧きました。その意見は、平和主義という心から出たものではなく、そのほうが未来的に、また個人的にしっくりくる情景だと思ったからです。

「完璧じゃないのが当たり前の人間なんだこの人たちも」という致し方なさ、二人のとある失敗だって読んでいれば「そう思うに至るのも仕方ないよなぁ」という理由付け(しかし実際僕が二人の目の前に居たら、気分を悪くして追及してしまうかもしれない)、そして理想とは世の中に生まれた場合、その理想は「ああなってしまうのは仕方ない」と変わってしまうのもまた仕方なく……と、何もかもが「誰も悪くない、仕方ない」という自然の流れとして、読んでてただ悲しかったです。終盤の激しい二人のやりとりも、言葉がでなかったです。

ただ、その悲しい事の後に、気づけるものが一切ないなんて在り得えないので、僕はそうなるべくしてそうなったのだと、少し救われました。かなりダメージはでかいですが。払うものを払いつくして、マイナスにまで落ちて、手に入れたものは小さなことだったのかもしれませんが、僕としては価値がありすぎるものだとも思います。

総じて、読んで善かった。買って良かったものでした。
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No.13:
(4pt)

ちょっと物足りない。

自分の考えを改めさせられる本でした。共感できる部分も多く、楽しませていただいたのですが、最後は少し物足りない感じでした。その後を書いてほしいですね。
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No.12:
(5pt)

読書の醍醐味を感じる

大学生が、自分が元いたメジャーなサークルを壊そうとする話。朝井リョウの何者のように、どこか不思議なんだけど徹底的に正直な一人称と、自分を信じることに勇敢で魅力的な人が多く出てくることで、忘れていた気持ちを思い出せる。読書の醍醐味が没頭とか、なかなかなかった感情を思い出すことにあるのだとすると、まさにそういう一冊。
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No.11:
(4pt)

自分を見直すきっかけになった。

相手に対して知らずにやっていたことや、勝手に思っていたことが的を射ないことだったりすることがある。そんなときは話さないといけないよね。
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No.10:
(4pt)

THE青春ストーリー

※ネタバレなしです。
『君の膵臓を食べたい』に続き住野作品2作目の感想です。

ざっくり『君の膵臓を食べたい』と比較すると、
どんでん返しのような大きなことはなくじわじわと世界観を感じさせる
だから途中まで読んだらどんどん先が読みたくなるような作品です。

私は詳細な世界観や知らない世界をいちいち説明されると「なんだかめんどくさいなぁ」と
思ってしまうタイプですが、本作は必要最低限の背景描写しか出てこなく登場人物の心情に
心を集中して読むことができました。とにかく読みやすかったです。
例えば、(舞台だけネタ明かしますが)学生生活を舞台で、
大学の立地、特徴、規模、偏差値ぐあい、など全く描写もなく、
主要な登場人物も片手あれば余るほどです。

個人的な感想は、私は80~90年代生まれですが、
こんな感じのこと周りにあったという経験で共感できる部分も多く
「物語」というより「友人の昔話」みたいに親近感を感じました。
そしてタイトル通り「青くて痛くて脆い」内容です。
ページ数は300ページほどありますが、会話主体の展開が多く思ったより
あっさり読めると思います。

あなたは青春時代をどうすごしましたか?
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No.9:
(5pt)

若い人に是非読んで欲しい作品

「君の膵臓を食べたい」の衝撃にやられ、本などロクに読まなかったにも関わらず、住野よるさんの作品は前作読破しています。
住野さんの作品を読んでいて思うのは、僕みたいに本慣れしていない若者にもとても読みやすい作品だと言うこと。文学小説には一見似付かわしくない若者特有の言い回しや、ごく最近世に現れた固有名詞がふんだんに使われていて、小説を読み慣れている人によっては稚拙と感じるかも知れませんが、感情移入しやすい一因となっていると感じます。

さて、今回の作品についてですが、個人的にはとても感慨深い物でした。というのも、僕は学生時代に「信頼とは期待ではなく、覚悟である」という考えを持ちました。それは僕の数年前の体験から得たものですが、本作ではそれに近いことが描かれていると感じたからです。
人は間違えながら大きくなります。その中で誰かを傷つけたり、傷つくことも沢山あるでしょう。それが原因で大切な人を失うことも。
誰しも一つはしたであろう、そんな過ちを二つの局面から細部にまでこだわって描き出している、少しえぐみがありながら、住野さん特有の少し儚げな爽やかさを感じるお話になっていると感じました。
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No.8:
(4pt)

良作品ですが重い。

中盤から後半にかけて大きく流れが変わります。
ぐいぐい引き寄せられます。

しかし、あまりも内容がリアルで重い。
楓と秋好の再会のセリフも超リアルで読んでいて辛くなります。

でも良い作品なので時間を暫く置いてから再読します。
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No.7:
(5pt)

青くてイカ臭い

この作家の作品は全て持っています。
今回は社会に出てそれなりの年になると経験することのないガキンチョの戯れ物語でしたが、普通に面白かったです。
大学デビューを目論む女性に彼女がのし上がるまでの“つなぎ”として利用された主人公が、内定を得た後に暇つぶしに攻撃を仕掛ける物語
女性は友達が増えるにつれてイケテナイ友達から順に切り捨て、スクールカーストの上位に向かっていくタイプ
主人公が私怨を晴らすために団体の悪事を暴露しただけだったのなら、池井戸潤的に嫌な奴が成敗されるスッキリ系のお話になったかも知れない。
コミュ障で友人ができないのを「孤独を好む」「自立している」と思い込むことで自己肯定し、コミュニケーションの経験不足から相手の気持ちを汲み取れない。その結果“自分が陥れた相手が改心して自分を受け入れる”などという、通常ではありえないストーカー気質?な考えに至る主人公。この辺はいい感じに気持ち悪いですw
片や女性も、若い女性にありがち?な“嫌がらせをする男性は自分に気がある”という奇怪で都合の良い思考の持ち主w
周辺の登場人物が、どちらかというと良い奴的に描かれているのに対し、この二人だけがぶっちぎりで気持ち悪いです。
タイトルが「青くて痛い」だけど、まさにイタイ人達ですな。
この作家の作品で初めて、主人公達の将来の幸せを願えない。心底どうでもいいと感じる物語でした。
クラス替えのときや入学後数ヶ月は、この手の“とりあえず近くにいる人を利用する”人は必ずいるので、ありふれた話だと思いますが、団体を社会性のある規模にし、主人公を変人気質にする事で物語になり得てる感じです。
小学生の娘に今後の参考にと読ませてみることにしました。「膵臓」「同じ夢」が好きな子ですし、適当に学んでくれると思います。
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No.6:
(5pt)

続編が仮にあれば読みたい!

300ページ中250ページは平板な物語ですが、最後の50ページに輝きが
あります。

作家の筒井康隆が太宰治の「人間失格」を評して、
「これは誰もが自分の話だと思う小説である。そのため読んだ誰もが
嫌悪感を抱く」と語ったことがあります。

この「青くて痛くて脆い」も多くの人が自分にもある部分だと感じるのでは
ないでしょうか。そのため、感動というより自分の見たくない部分を見せられる
そんな気持ちになる小説だと思います。

また、

1991年、「風と共に去りぬ」の続編「スカーレット」が発売された時
とても批判されました。確かにスカーレット・オハラとレット・バトラーの
「その後」は読者の想像で良いのかもしれません。
ただ、やはり私は青くて痛くて脆いの2人のラストシーンのその後が
とても気になります。ないでしょうが、続編があれば読みたいなと思う
一作でした。
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No.5:
(5pt)

えぐられた

住野よるさん作品で1番えぐられました。 ただ、響かない人には全く響かず、むしろ退屈に感じる人も居そう。。 あくまで主観で評価を付けました。 そうしたくなる程、人間味が胸に浸透しました。
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No.4:
(5pt)

心をズタズタにされる名著

☆5付けといてなんですが、読まなきゃよかったと後悔してるくらい、心に爪痕の残る作品でした。現在就活を終えた大学4年生の自分には何もかもリアルすぎて、描写が正確すぎて、読んでいて苦しかった。素晴らしい小説だと思います。思いますが、しばらく読み返したくないです。3年くらいしたらこの痛みも思い出と笑えるのでしょうか。
ただ、青春が終わるこの時にこの本に出会えてよかった。今じゃなきゃこの本がこんなに刺さりはしなかった。住野よる先生には感謝の気持ちとやりやがったな!って気持ちでいっぱいです
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No.3:
(4pt)

半分ほど読んで

半分ほど読んでみたが世界観に引き込まれとても面白く先がきになる!
しかし、君膵の方がより引き込まれたので最高傑作とは言い難い。
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No.2:
(5pt)

内面描写が秀逸

派手なストーリー展開があるわけではないが、特に後半の主人公の内面的な葛藤には共感できた。
誰もが自分が可愛くて、自分なりの独りよがりの正義を振りかざす人間のどうしようもない側面を描く一方で他者への愛情、思いやりの側面も主人公や周りの登場人物を通して描かれている。実際人間はその両方の間で揺れ動きながら生きていると感じる。極端に性善的にも性悪的にも描かれていない分共感しやすいし、自分もそうだと思うと背中がゾクっとする。
エンタメ小説というよりは純文学的な要素の強い小説だと思うが、テンポのいい文体とわかりやすい題材でスラスラ読み進められてしまうところに作者の技量を感じる。
青くて痛くて脆いAmazon書評・レビュー:青くて痛くて脆いより
4041052068
No.1:
(5pt)

いい

読みやすいなと思いました。
また、読んでいると続きがどんどん気になってくる内容 。
住野よるさんのTwitterで最高傑作という言葉は嘘じゃありませんでした。
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4041052068

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