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青くて痛くて脆い
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青くて痛くて脆いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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タイトルの通りで、出てくるキャラみんな青くて痛くて脆くて、うつろいやすく強い人はいなくてどこにも自分が居ないような人たちの青春小説でした。 どうしても相手とすれ違うこともあり、変わってしまったと思ってしまっても結局人は変われない。答えはどこかにあるのだろうか。主人公が最後まで自分しか見えていない人だったのがキツイ部分ですね。終盤は結構面白かったですが、ビターなエンドでした。雰囲気は良かったです。 | ||||
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購入後、ページをめくる手が進まず一年弱かけてようやく読破。 大学まで進学していないとイマイチ共感しにくい話でした | ||||
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怒りとか、後悔とか主人公と同じ感情で読めたのは、さすがと思った。お腹の中が空っぽの状態や呼吸が苦しくなる感じ、そして吐き気。 物語半分までなかなか読み進まなかったが、後半になってきて明かされる事実に色々想像しながら楽しく最後まで読みました。 | ||||
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悲劇的な結末の話ではなくてとりあえずほっとした。 若くて思い込みが強くて、自分自身や他人のことをなにかとラベリングして窮屈になっている主人公。 若さ故、かもしれないが、色々なことを素直に受け入れられなかったり、頑なに周りを否定したりする。そしてよかれと思って起こした行動で結果的に大事な人を傷つけてしまう。 なんとも生きづらそう。 | ||||
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主人公は彼女に理想を押し付けていたのかな。 彼女だったら、こう考えるであろう。→でもそうじゃなかった。→裏切られた。 と、人間誰でも一度くらいは考えてしまったことがあるんじゃないかなと思います。 後半は楽しかったです。 ネタバレ注意。 主人公は、自分がやったことを後悔して、彼女に許してもらおうとします。でも、許してほしいと思うこと自体が、自分の勝手だったと気付いてやめます。 なので、ラストの主人公の行動に納得いかなくて…。その時にまた傷つけ、と主人公が独白で自分に言ってますが、彼女が傷つく可能性は考えていないのかな…と。 でも、人間関係ってそうやって進んでいくのかなぁ。 なんだか納得できなかったので、この評価です。 | ||||
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秘密結社「モアイ」を結成した女子と男子の大学生2人のお話。「モアイ」の活動はざっくばらんに言うと世界に目を向けた戦争撲滅を掲げんとする平和的活動を旨としていた。男子は知り合った当初は愚直で周りの目も憚らず平気で講義と関係のない事を質問するような彼女を敬遠していたが時を経るにつれそんな人間的魅力に惹かれるようになった。さらに時が経つと、男子はサークルから姿を消していた。有ろう事か「モアイ」を崩壊しようと練ってきた計画を実行する。「モアイ」をみんなにとって良いものにしたいという女子の考えの変化と、男子の変貌を遂げた「モアイ」に対する失望、嫉妬の思いが交錯する淡くも儚い物語。 本書を読み進めていくうちに思ったのはなんだ..君すいの二番煎じか...と思ったが良い意味で裏切られた。 著者の作品は捻りは少ないがキャラに感情移入しやすいので一気に読めてしまえるのが利点である。その点では本書はあまりにもあっさりと読めてしまい、「君すい」や「また同じ夢を見ていた」のが感情移入しやすかった(汗) 本書で一番思ったことは主役である男子が女子に自分の理想を求め過ぎちゃったてとこ。多分童貞。僕も童貞。 | ||||
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内容の途中の表現に「???」の部分がある。読み進めていくと理解できたが非常に惜しい。 もう少しほかの表現はなかったものか。残念。 | ||||
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よるさんの、ほかの作品の方がわたしはすきでした。現代特有の雰囲気が苦手でした。 | ||||
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文章も下手ではない。 「君の膵臓をたべたい」もまあまあ良かった。 出だしはそれに続く喪失感がテーマを思わせて、村上春樹の喪失感に並ぶのか、と 期待を持って読んで、 この終わり方に絶句だった。 それはないでしょう、と何だか悲しい。 久しぶりにこの時間を返して、の思い。 | ||||
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これは青年向けだなあ。幼い時分のほろにがの場合は壮年や老年でも移入できる気がするが、この手の青さは青さの欠片をお尻にくっつけてる世代の方が共感できると思う 恋愛ではないんだけど、たった一人の仲間が自分以外の方を向きだしたのにごねる、の感じは分かる気がした 更に、それを「恋愛だと思われる」のも凄く嫌なんだよね 好きは好きなんだけどそっちじゃない。そこは曲解されたくない の部分がピンポイントな共感でした | ||||
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一気に読み終えました。 読みながら、どっちもどっちだなと思いました。 過去の理想に囚われた傍観者vs理想を追い求めてるけど間違った方向に向かってる当事者 主人公の彼にも嫌悪感を抱きましたが、彼女の言葉にも同じような感情を抱く場面がありました。 たしかに綺麗ごとばかりでは、理想に近づけないかもしれません。それは、この本を読んだ大抵の方は、世の中に感じてると思います。 ただ、叶えたいものにたどり着く手段と努力の中に企業への名簿渡し(個人情報)が入ってるのでしょうか?秋好が、この事実を知りつつ黙認してたとしか思えませんし、楓のSNS拡散も後味の悪さが残りました。 人に理想を押しつけ、彼女が変わっていくと「それは僕が思ってた君とは違う」とっ勝手に頭の中で存在を消される。一歩間違えると危ない人です。ですが、彼の痛い行動もどかしさに共感する人もいると思います。 出会った頃の2人を思うと心が痛かった… お互いもっと話し理解しあえてたら、こんな事にならなかった感が半端ない物語。 救いは、楓が過ちを認めた後の行動ですね。 そして、一番思った事は、秋好の気持ちをもう少し知りたかったです。(続編希望) まさに「青くて痛くて脆い」作品。 | ||||
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(あらすじ) 青くて痛くて脆い自分、人とのコミュニケーションをとらない、それは人を傷つけ人に傷つけられるのを避けるために、そんな弱い自分を見ないために彼は少し冷めた目線から世の中を見ていた。そんな世界に現れたのは、大きな理想を掲げ、その理想の実現が為に今を真剣に生きる秋好寿乃、彼女の出現だった。彼女は僕と真反対の存在だった。言いたいことは人にきっぱりと伝え、人の目を気にしない。理想を高く抱え、現実を度外視した目線で世界を見る、そんな彼女と僕はひょんなことから仲良くなった。でも、彼女は変わってしまった。普通の人間に。そんな彼女に僕は絶望した。彼女は理想を目指すのでは無く、今ある現実を生きる人間に。つまらない人間に変わってしまった。彼女を取り戻すために、彼女を破壊する。再生の為に彼女を破壊する。 (感想) 私は、住野先生の作品は1,2作品目は目を通しています。そして、著者さんが今作を最高傑作と銘打っていたので興味を持ち購入しました。やはり、1作品でも思っていましたが、主人公が気持ちが悪いですね。今作の主人公は、自分は普通の人間だと勘違いしている精神破綻者と言った感じでしょうか。本当に読んでいて、気持ちが悪かったです。ページを進めるたびに怒りが湧き起るので、時折本を閉じて休憩しました。本を閉じて休憩しないと、心が保てないと感じたからです。主人公の気持ちの悪さをいくつかあげます。 一つ目は、自分、今、を度外視して人に理想を押し付けている点です。日に日に環境、人間関係、そして自分もと変わっていくものです。変わらないものなどは存在しません。諸行無常、万物流転、私たちは変わる生き物です。だから、彼女はずっと理想を追い求められる人間ではありません。時には、現実に立ち変わることもあるでしょう。それなのに、主人公は彼女はつまらない人間に変わったと憤慨します。かと言って、自分が理想を追い求める人間であるのかといったらそんなことは無い。自分は、自分の本当気持ちを隠しながら生き、その生き方に満足している。理想だけを人に貼り付け、その理想と違ったらそんな人間なのかと人を批判する。自分に甘く、人に厳しい、自己中心的な考え方、生き方しかできないつまらない人間だと思ってしまいました。 二つ目は、その全ての問題を他人と介さず、自己完結して納めている点でしょうか。それが分かるあるシーンがあります。彼女と再会する場面が作中にはありその場面で、主人公は彼女とその間、連絡を取り合わなかったのを、つながらなかったのではなく、「あのときも秋好の周りには誰かがいただろ、僕なんて必要なかったんだろう」、と答えています。彼女は、「二年半前もちゃんと話をしたかった」とも言っています。彼は自分の考えを自己完結し、行動しています。人とコミュニケーションを重ねれば、万事解決できたであろう問題を自分の考えに固執しているがゆえに、ひととの弊害が起きているのです。それをひとのせいにしている点であきれてしまいました。 三つ目は、結局彼がしようとしてることがただの暴力にしか感じない点。モアイを壊すのが、目的であり彼女と一緒に作ったモアイを取り戻そうなんて思想が一つも見えない。彼女との喧嘩の場面でも、彼女を如何にして傷つけようかとしているみたいで、凄い不愉快でした。喧嘩のさいごの台詞なんて絶句です。彼は、自分から避ければよかったじゃないか。 帯文の、「青春が終わる。傷つきながら。傷つけながら。」という言葉。人とのコミュニケーションを採らず、勝手に傷つきながら、更に人を傷つけたのは自分で、青春を終わらせたのも自分なのです。だからこそ良い帯文だと思います。彼は全てが終わったあと、自覚したのでしょう。自分の罪に。そして変わった。彼は一歩前に踏み出した。 | ||||
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読み始めは 「よるのばけもの」の様な ちょっと変わった女の子との心の交流を描いた作品かと思い 期待通りの作品 と思いましたが違いました 本の帯にも書いてあった 新境地 かも 読後 主人公と一緒に自分も成長した気がします 最後いい感じです! でも もう一度読みたい本では ないですね 対照的に「また同じ夢を見ていた」は何度も読みたい本 | ||||
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人と人との繋がりや、自分が持っている理想、現実そう言ったものをついふと考えてしまった自分がいました。 住野先生の『よるのばけもの』と違い、先生の明確な答え?と言っていいでしょうか、そういったメッセージ性の強い作品だと思います。 自分の理想を他者に押し付けてしまう事、相手の事が好きだから、相手の全部を受け入れたくて、『自分の価値観と違う所』を否定したり、距離が近いからこそ傷つけてしまう事が誰にでもあると思います。 読んでみての感想が、一番『青くて痛い』のは終始主人公であること、規模の大きい『仲間割れ』と『独りよがりな身勝手』をずっと見させられる感覚でしょうか 否定しているわけではありません。 大きく物語が動くわけでも、SF映画のようにエンターキーを一回押したら世界中に混乱が生じたり、ライトノベルのように素敵なヒーローが現れて、世界がある日突然良くなったりはしないのです。この小説の登場人物達は物凄く狭い世界で生きているのです。目の届く範囲、手の届く範囲の小さな小さな世界で生きています。 そこで目的を持って、私利私欲をちゃんと持って『頑張っている人たち』きっと私達と同じだと思います。 登場人物達の中に物凄く共感できる人、現実世界にはいないであろう物凄く悪いヤツ、損得なく他者を助ける正義の味方のような良い人はこの小説には存在していません。どんなに好き好んでも、他人の気持ちを完全に理解できないように、登場人物達の一部に凄く共感し、そして全く共感できない部分もあるかもしれない。そして全く理解できないのはたった二人から始まった『青くて痛くて脆い』理想を掲げた二人の心情だと思います。 なぜここまで必死になるのか、なぜこんなにも傷つけてしまったのか、それはこの二人ときっと作者である『住野よる』先生にしかわからないのではないでしょうか?そこがとても良い小説だと思います。 長い文章になってしまいましたが、もし、あなたが今本屋さんにいて、たくさんの本の中から『青くて痛くて脆い』が目について、スマートフォンを取り出して目の前でレビューを見ているのなら、ぜひ、手にとってみてください | ||||
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