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原告側弁護人
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原告側弁護人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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注文してから1か月以上届きませんでした。 やっと届いたと思ったら、表紙が折れているし、雨でなにか滲んだのか、本の本体にもインクが滲んでいました。 本自体は字がペーパーバックより大きくて読みやすいのですが、読む気にならないです。 | ||||
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長すぎる。 物語の主軸がはっきりするまで、実にページの半分を要する。 婆さんの遺産の話も、DVに苦しむ人妻の話も、主人公が破産することも、結局主軸のストーリーとは関係ない。 冗長と言わざるをえない。 法廷での痛快な場面は、ところどころある。被告が主人公を困らせるために送った分厚い資料を利用し、逆に被告を苦しめるところ。マニュアルの「セクションU」改ざんをあばいたところ。 何といってもかっこいいのは、ケプラー判事だ。それまでの判事なら許したような大物弁護士の甘えを許さず、有無を言わさぬ正当性と断固たる態度をもって、弁護側の姑息な要求を次々とはねのけていく。彼がこの小説の、影の主役と言ってもいい。 しかしここで、一つの疑問がわく。この物語、庶民(ブラック家)と力のない者(ルディ)が協力し、巨悪に立ち向かうという話ではないのか。しかしケプラー判事がいなければ、勝訴するのは非常に困難だったろう。結局のところ、権力者(この場合は判事)が正しい立場に立たなければ、正義は実行されないのではないか? 水戸黄門について思うのと同じ疑問が生じるのである。 ケプラーが大活躍することにより、物語の焦点がぼけている。庶民の立場に立ったように描いていながら、実際には単なる「ある運の良い若手弁護士の物語」になっているのである。 それから、ルディの弁護は少々できすぎ。自信がない、経験がないと言いながら、実際に弁論の場面になると生まれついての弁護士であったかのように、過誤なく原告側を有利な立場に導いていく。現実味がない。 前に書いたようにおもしろい場面はあるから、まったくつまらない小説というわけではない。本当は10点満点の5点にしたいところだ。満足か、不満足かを聞かれたら不満足なので、星2つとした。 | ||||
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