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【この小説が収録されている参考書籍】
i(アイ)

iの評価: 3.23/5点 レビュー 82件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

上流左翼のお気楽な社会批判?

自分は何者か、どこから来てどこに向かうのかという問いは哲学的でとても良かった。「アイはこの世には存在しない」の繰り返しも効果的だった。ただ、社会を憂いながら裕福な世界から一歩も踏み出さない主人公は、しょせんお気楽な立場だなと思った。毎年軽井沢のホテルで過ごしておいて、社会の弱者に心を痛めるなんて::::。元々両親が主人公を養子として受け入れたことが偽善の始まりなら、この話は「偽善の塊」になってしまう。そこは否定したいのだが否定しきれなかった。同性愛者のミナが妊娠してしまうことも、ユウが真剣なデモの場でナンパするように主人公と出会ったことも、「偽善」のエピソードだと思うと、作品に共感できなかった。あの反原発のデモはしょせん軽いノリでしかなかったからなぁ。
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096
No.7:
(3pt)

淡いお話。温かくはなる。

本のデザインで手に取り、最初の「この世界にアイは存在しません」というパワーワードで購入に至りました。
 主人公が、自分は恵まれているという罪悪感と戦いながら、淡く進んでいくストーリーでした。心に残る言葉や考え方に触れられたのは良かったですが、小説として、物語として面白かったかと聞かれれば、そうではなかったです。ただ、主人公に対して少しずつですが感情移入していき、一緒に幸せを求めるような感覚もあったので、その点を踏まえ星3つの評価とさせて頂きました。
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096
No.6:
(3pt)

読み手を選ぶ内容

素直に内容が入らないという人もいると思う、自分はそうだった 時事問題を小説に還元するのはやはり難しい ただ小説としての進み方はかなり面白く人物も魅力的で一気に読めた 根底に流れるメッセージの源流に対して読者はどう向き合えるのだろうか 私は違う答えを期待してしまう 汚れた問いには汚れた答えが欲しかった
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096
No.5:
(3pt)

アイが頭に描けないところ

西加奈子さん、大好きなんですが、
この作品は
途中泣きそうな場面もあったものの
あまりハートを掴まれなかったのはナゼだろう。

一番の理由は主人公かなー。
姿形や表情がありありと映像化できなかった。

アイだけじゃなく、
他の登場人物にもなんだかグッとこない。

『円卓』の主人公や、おじいちゃん、手芸部の部長とかみたいな
おもろくて魅力的な人が出てこない。
皆んななんか、嘘っぽいというか。

でも
アイの苦悩は、私は良く分かります。
裕福さゆえの罪悪感。
自分と世界との境界線。
子供を産むことへの拘りや不妊治療のあたりは、胸が苦しくなる。
現実的な男性には、理解出来ないんだと思いますけど。

西さんもお母さんになられて
今後どんな作品に変わっていくか楽しみにしています。
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096
No.4:
(3pt)

想うだけでも意味がある

日常から離れて、生きるしんどさと幸せという矛盾を繰り返す日々に承認を与えてくれるような、西加奈子の世界観はやっぱりつい読み進めてしまいました。ただ、主人公のアイのような考え方はしないので、共感度は小さいかな。自分が直接関わらないような世界の出来事も想うことに意味があるというメッセージにひかれました。
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096
No.3:
(3pt)

衝撃のラスト!

書店のポップで衝撃のラスト!と書かれていたのに惹かれて購入。
西加奈子さんの作品は初めて読んだが、まず思春期に人が持つ孤独感などの心理描写が非常に丁寧で、共感でき大変面白かった。またそこから成長して大人になってゆくとき恋をしたとき、その感情の変遷が手に取るように分かった。特に恋をしたときや友達を失いかけたときの不安定な心の描写には感動した。ここまで物語の主人公に自分を重ねられたのは久しぶり、西加奈子さんの文章力はすごい。
この時点でこの本を買って満足し、衝撃のラストまで楽しく読んでいた。
そして、ラスト数ページに差し掛かり衝撃のラストを想像させるような描写があった。結末を予測し、これは面白い!と興奮しながら読み進めた。こんな終わりがあるのかと!救いがなく!しかし幸福で因果応報で!すごい物語だと思った。

しかし予想に反して最後で衝撃でもなんでもない終わり方をした。運動した後に冷えたコーラだと思って飲んだら麦茶だった時のような気分になった。
ということで評価は三。途中の心理描写や場面転換は面白い。でもラストがあんまりだった。
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4591153096
No.2:
(3pt)

さすがのストーリー展開

ストーリー展開はさすが、女性ならなおさら共感でき感動してしまうのでは。しかし、過酷な人生を歩んできた人には、主人公が何に苦しんでるのかピンと来ないかもしれない。表現力、言葉使いがもう少し深くなれば、もっと引き込まれたと思う。
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4591153096
No.1:
(3pt)

サラバは良かった

不思議に共感できず、むしろ反感すら感じる作品だった。
主人公の両親のあの完全無欠さはいったい何なんだろう。
主人公の悩み、苦しみは、暇だから、金に不自由してないからとも思える。
すごく共感する人達もいる作品なんでしょうね。
サラバはすごく良かったけど、西加奈子の他の作品はどれもつまらないなあ。
i(アイ)Amazon書評・レビュー:i(アイ)より
4591153096

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