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まく子



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【この小説が収録されている参考書籍】
まく子 (福音館の単行本)

まく子の評価: 4.12/5点 レビュー 25件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

西加奈子

大好きな作品です。
まく子 (福音館の単行本)Amazon書評・レビュー:まく子 (福音館の単行本)より
4834082385
No.17:
(5pt)

西加奈子の本はやはり面白い

主人公の周りのキャラクターも好きです!
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No.16:
(4pt)

みんな異形

賛否ある作品でしょう。私は好きです。主人公の、成長が恥ずかしいという感情がよくわかります。ますますみんな狭量になる昨今、異なる他者を受け入れていける大人になりたいと思います。
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No.15:
(4pt)

不思議な子

こういう不思議な女の子っていたような気がする。宇宙人じゃなくてね。他に、男の子の思春期の、股間に関する表現が自分とは違ったように思う。作者が、ある特定の男の人に聞いて表現したのではないかと思う。作者は睾丸の袋に随分興味があるようで、他にも面白い動きがあるんだよ、と教えてやりたくなった。初夢精したときのパンツの始末に悩むところは自分と同じで50年前を思い出し、ニヤッとしました。こういうところあまり書かないよね。
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No.14:
(5pt)

子どもから大人へ変化する少年の成長を描いた物語

まわりの人たちがどんどん大人へと変化していくのを感じて、大人への成長を恐れている小学5年生の少年の物語です。
常に少年の一人称視点で物語は進んでいくため、少年の心情の変化が分かりやすく描かれている作品です。
本書を読むことで、子どもから大人に成長したことで失ってしまったものを取り戻すことができるのではないでしょうか。
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No.13:
(5pt)

映画になるので。

草なぎ剛さんの映画になるので、ダメダメ親父の様子を知りたくて購入。
児童文学ですから。好かったですよ。
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No.12:
(4pt)

生と死と再生を描く深いお話

映画化されるとのことで、さっそく読みました。
少年の体と心の成長のお話、かと思っていましたが、意外にも生や死の意味、またその再生を描いていてとても感銘を受けました。個人的にはコズエとオカアサンがお互いを呼び合うところ、二人がある選択をするところなどとても印象的です。また少年の一人称で語られるので、ただの同じ集落の住人として描かれていた人々が、徐々にその生きざまをあらわしていくところも、読み応えがありました。どんな風に映像化されるのか楽しみです。
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No.11:
(5pt)

おもしろかった!

この作家の作品は初めて読んだんですが、素直におもしろかったです。
読み終わった直後にもう一度読み返してしまいました。
好みの問題なのでしょうが、すぐ次に最高評化(と言われる?)の「肉子ちゃん」を読んだんですが、こちらはなんとも受け付けませんでした。
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No.10:
(4pt)

タイトルといい、内容といい

タイトルといい、内容といい、まさに、西加奈子さんワールド全快の作品です。温泉街に暮らす小学生の男子を主人公として、周りの友だちとかの日常の何気ないエピソードや家族との関係を絶妙に描いてます。今回の作品の目玉は、可愛いらしい女子との関係であり、不思議であり面白くもあり、結局、まさかまさかのファンタジーだったりする。
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No.9:
(4pt)

装丁が工夫されていて気に入りました。話も寓話のようで気に入りました。

気味が悪いものか、驚かされるものかと不安感も持ちながらも、西加奈子さんの作品ということで購入。
福音館からの出版で、珍しいなあと思いつつも読み始めました。
そして、読み始めてなるほどと思いました。
語り手は、温泉街に住む小5の少年。
自分の体や心の変化、友達や周りの人々の姿を素直に受け入れられない、少年慧。
慧の成長を見つめるような感じで、ドキドキしながら読みました。
寓話といってもいいような展開。
子どもたちがこの本を手に取ってくれるといいなあと思います。

カバーが蛍光塗料で光る工夫が、ちょっと不気味で気に入りました。
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No.8:
(5pt)

ある集落に起きた奇跡

後半から終盤、たたみかけてきました。

少年が大人になる過程の葛藤なんかを描いた作品だと思って読み進めていたら、読み終わる頃には、平和で生きやすい世の中について考えていました。
話のスケールが大きいのですが、リアルにも感じることができました。ふと、随分前読んだ「ゴーダ哲学堂(素粒子の話)」を思い出しました。
トーク番組で著者を少し拝見したことありますが、茶目っ気のある人なんでしょう、ちょっとしたオチ?的なものが最後にありました。

読み終わって、温まったような気がします。
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No.7:
(5pt)

キンドル化してください。(目が悪いので、電子書籍で大活字にしないと読めないから。)

先日、「ご本出しときますか?」という、テレビ番組に出演していらっしゃるのを拝見し、
西加奈子さんにとても好感を持ちました。

「ご本出しときますか?」は、有名小説家の素顔が垣間見られる良質な番組で、
MCの若林さんが自分のことをしゃべりすぎるのが玉にキズですが、
この番組に出演される小説家の方たちすべてに好感を持ちました。

西さんのことは、この番組を見て本を読んでみたいと思いました。

私事で恐縮ですが、目がとても悪いので、電子書籍で思い切り活字を大きくしないと読めません。
西さんの著作はほとんどキンドル化されていないようなので、
この機会に、ぜひ電子書籍化をお願いします。

電子書籍化されたら、真っ先に購入して拝読いたします。

評価を落としたくないのと、西さんへの敬意をこめて、星は満点にしておきました。
電子書籍化、ぜひよろしくお願いします。
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No.6:
(5pt)

人は体の変化と心の変化と結び付けれるのか考えさせられました

この本を読んで、思ったことは主人公慧が転校生コズエや友達、両親、近所の大人を通して、自分の変化と向き合うことの物語であるように感じました。主人公慧が大人になりたくないという理由は僕も共感するところでありました。大人の不謹慎な行動、嫌な部分を見てきた主人公が大人はこんなことばかりなら、大人にはなりたくないと思う気持ちはよくわかった。しかし、その気持ちとは裏腹に体は勝手に変化していき、大人になっていく一方です。その変化には逆らうことができません。人間は永遠の存在ではなくて、今も刻々と体は変化していっている。そのことを受け入れることが出来ないと自分の中で葛藤が始まり、苦しんでしまう。僕もいま、それで苦しんでいる。でも、それを受け入れることができなければ、前に進むこともできない。つまり、同じ日なんて1日もないんだ。それを教えてくれているのが周りの人々なわけであるが、そんな人々も一人一人違う。思っていることも考えていることも違う。そんな相手の思考を信じてみると新しい世界が見えるのかもしれない。すぐにはうまくいかないとは思うが、自分の主人公のように体の変化と心の変化を受け入れていこうと感じれた本でした。
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No.5:
(4pt)

ぼくは、こわがっているこの体ごと、成長してゆく。

ひなびた温泉町の小さな小学校に転校してきたコズエ。
母娘二人、慧(さとし)の両親が営む旅館の従業員寮に入ったので
目立たなかった慧は一躍、みんなの注目の的となった。
コズエは子どもだけでなく大人の目をもくぎ付けにするカワイイ少女
だから、慧はなおさら、照れくさい。
大人への階段を上り始めた小学5年生の慧とコズエの4月から夏休みに
かけた5か月間の物語は、甘く切なく、ほろ苦い。
著者自筆の挿絵扉が諸所に入り、豪華な作りの256ページ。
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No.4:
(5pt)

小学生が読んだらどういう感想をもつのだろう?

久しぶりに甘酸っぱい気持ちを思い出しました。

西さんの本を読むのは初めてですが、
私は読んでいて、情景や質感が浮かんでくるようでした。

小さな永遠と大きな永遠と子どもと大人とか美少女とか金玉とか

無性に塩だけのおにぎりをおいしく握れるようになりたいと思いました。

"小学生が読んだらどういう感想をもつのだろう?"

と興味が湧きます。
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No.3:
(5pt)

世界の不思議さと美しさを思い出させてくれる本

かつて子どもだった大人にぜひ読んでほしい。

コズエ。どこまでも澄んでいて、この世界を真っ直ぐ見ている。それはこの世界に生きたことがないからなのか?この世界の汚さを感じたことがないからなのか?
そうじゃないと思う。彼女の見方はかつて私たちが押し込めた世界の不思議さ、美しさへの畏敬の感情であり、この世界をかつて生きた大人に倣って忘れた感情を、ただそのまま持っているだけなのだ。世界は美しさを保っている。どこまでも。私たちがただ忘れてしまっただけで。
世界はやはり美しい。そう思い出させてくれる本。
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No.2:
(5pt)

このタイミングで読めてよかった。

気が滅入ってしまい、どうしようもない時間と不快感と閉塞感の中ですべてをあきらめかけていたタイミングでした。
読み終わった後は、ちょっとだけ雲の隙間に光が差しているかもしれません。
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No.1:
(5pt)

撒くんだなあ、これが。

ひなびた温泉街の宿を経営している家の子、小学五年生の慧は、大人の男になっていく自分と、そうありたくない心の間で煩悶しています。周りの男子はみんなアホに見えるし、女子は異空間にいるように見える。
 そんなとき転校生コズエがやってきます。彼女の母親が慧の宿で働くのです。コズエは、それまでの学校ナンバーワン人気女子を一瞬で色あせてしまう魅力の持ち主で、アホな男子はもちろん村人たちの注目の的。
 慧もまたコズエを気になるのですが、同時にそんな自分が疎ましく、だから彼女を気に入らないという、ややこしい立ち位置にいます。
 コズエは誰かが明らかになっていくことで、「みんな」を巡るある地点へと物語は至るのですが、そこはネタバレになるので書きません。
 この作品は、慧の成長(第二次性徴)への戸惑いと嫌悪を描いたと言えます(それは、かつて初潮をまるで人生の転換点であるかのように書いてきた少女物への返歌ともなってもいるでしょう)。
 また、コズエの側から読めば、異人として生きることの痛みや、それを越えて受容していく知恵の一つの物語と言えます。
 そして両者が重なったところで……、撒くんだなあ、これが。

 作者自身による表紙、挿絵が当たり前のようにピタリ、よいです。仕掛けもね。

*以前拙著『ごめん』(福音館書店)の解説をお願いしたとき、西さんは、妹から見たお兄ちゃんの「ごめん」(第二次性徴)を巡る短編を寄せてくださいましたが、解説ではなく短編であったことは、この作品への布石の一つだったのかもしれません。
まく子 (福音館の単行本)Amazon書評・レビュー:まく子 (福音館の単行本)より
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