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漁港の肉子ちゃん
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漁港の肉子ちゃんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全138件 61~80 4/7ページ
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若者に人気のある作家さんが苦手で、手を出さなかったんですが手を出しました←オイッ! 読んでみてなるほど、情景が浮かびやすく読みやすい! 活字が苦手で漢字読めない妹がたまに賢いぶって読む小説に西さんがあったので私は読みませんでしたが。 面白いんだけど、どこかもの悲しい。 作中に『寂れた』って表現がありましたが、そうですね。 なんだか人間くさいどこか閉鎖的な地域でのお話で、これは現代なの?と時々思いますが、明らかに現代的なものが出てくることで、あぁ…これは平成の世の出来事なのか…と、複雑な思いに駆られます。 肉子ちゃんが底抜けに明るく素直かつ大らかなのはきっと障がい的なものがあるのかもしれませんが、それが時として人を助け成長させ、幸せにするんだとついつい涙しました。 この作品をとっかかりとして西さん読破してみたいです! | ||||
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一気に読み終えました。 後半まで特にこれと言った事件や驚くような盛り上がりもない淡々とした展開ですが、なぜか作品の世界に引き込まれ次々とページを繰る手が止まりませんでした。 そしてラストになり流れる涙が止まりませんでした。肉子ちゃんの造形は奇蹟です。特級のカタルシスと感動を与える、素晴らしい小説だと思います。 追記です。 肉子ちゃんは「泣いた赤鬼」、「ジャンバルジャンの神父」、宮沢賢治の「虔十公園林」などにつながる、『聖なる愚者』のイメージです。 計算と打算(合理的な思考)に染まり切った現代社会にあって、「損得の計算をしない」「愚かな」生き方に触れることは極めて稀なことです。 そのような「聖なる存在」に触れられたことが感動の中心だと思いました。 | ||||
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40代中年おばさんがかわいらしく描かれている。 アメトーークで紹介されていた。 | ||||
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初めての西加奈子作品でしたが、期待通り楽しく最後まで読みました。 | ||||
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初めての西加奈子著の作品を読みました。これは、本当に面白い。読みながら笑える作品でした。 肉子ちゃんの風貌や喋り方や考え方も面白いし、肉子ちゃんとやり取りしている娘の冷静なツッコミや表現力もなかなかのものです。 この二人の家族を取り巻く、近所の人や学校の友達との生活にも、元気に描かれ、読んでる側も、笑いで元気を貰えました。ラストは意外にも感動的でした。 別の作品も読まねば。 | ||||
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お笑い怪獣明石家さんまさんが絶賛する作品と聞き納得! 泣けた、笑えた、笑えた、泣けた。 これが西加奈子の世界だ! | ||||
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通勤中に号泣きしてしまいました。 主人公と同級生との恋愛まで行かないにしても、やりとりの描写が上手いと思いました。 西加奈子先生の他の作品にも手を伸ばしてみようと思います。 | ||||
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久しぶりに、号泣しながら読みました。 人間模様を描いた話が好きな方には本当におすすめ。 妊娠中だからか、余計にいろいろ考えさせられる深い話だと私は感じました。 感想はほんとに自由ですが、低レビューの人たちは、ほんとに最後まで読んでるのかしら?と思うようなレビュー内容もある。。もったいない。。 淡々としてますが、最後数ページで泣けるから、頑張って最後まで読んでほしいものです。 | ||||
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良い小説だと思いました。 私はもう年寄りですが、この本を読んで本当に久しぶりに「ライ麦畑でつかまえて」を読み返したくなりました。 「漁港の肉子ちゃん」も一応ストーリーはあるのですが、ベースになるのは語り手であるキクリんのイニシエーション、死と再生の物語です。 キクリんは聡明な子供ですので、”川が立った”のは4歳くらいということで、母親否定を既に済ませた状態での描写が淡々と続きます。 模型を作っているというチック症の二宮くんは箱庭療法を受けているようです。 三つ子の霊は奪われた生について語っています。(死が生を語る) 肉子ちゃんはダナエであるので、当然ですが漁港で暮らしています。(アクリシオスに流されたみたい) ラスト100ページまでは本当にサリンジャーみたいに思春期の少女が感じることが沢山詰め込まれていて、それは例えばキクリんとマリアちゃんとがまるでペルセウスとメドューサのように象徴的に描かれていて本当に素晴らしいと思います。 ラスト100ページでこの面白さがやや壊されてしまっているのが惜しい! 無理矢理に話をまとめちゃったように感じますが、それはラストでホールデンについて行くフィービーのようなものだと思えば良いのかも知れません。 本当にストーリーなんかどうでも良いのです。 たかが一冊の本ですが、表紙のグスタフ・クリムト「ダナエ」の模写から仕掛けがあったりするし、死と生を盲腸と初潮に絡めるなど少しベタな展開もありますが、ラスト100ページまでが良かったので☆4つとしました。 この本を受け止めて真摯に読み込むにはある程度の力量が必要かも知れません。 | ||||
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笑いながらスラスラ読みました。別な作品も読みたいと思っています。 いちいち面白かったです。 | ||||
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宮城県石巻市の漁港にある焼き肉屋が舞台になっています。 ブサイクで馬鹿なお母さん(肉子ちゃん)と可愛く秀才な娘さん(喜久子ちゃん)の二人の半生の小説になります。 肉子ちゃんは、お人好しで、駄目男にお金を貢いだり、騙されたり、男を追いかけ、たどりついた場所が、とある漁港。 そこの焼き肉屋で、住み込みで働くことになります。 喜久子ちゃんの思春期の学校生活を背景に、ある疑問を持ちつつ物語は進んでいきます。 笑いあり、家族愛を感じる名作です。 ぜひ読んでください。 | ||||
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お笑い好きな方には良いと思います。失礼ながら内容はそんなに深くないです。が、笑いが好きなら是非読んでみて欲しいです。キャラが濃過ぎて電車の中で笑いこらえるのに必死でした。家で1人で読む事をオススメします。小説でこんなに笑ったの久々です。そして後書きまで読んで欲しいです。後書きは深いので。 | ||||
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漁港の集落にある焼肉屋で働く肉子ちゃんの娘、可愛くて利口な「きくリン」が語り手。側から見れば小さな出来事、ちいさな悩み、小さな発見を繰り返しながら物語は淡々と進みます。淡々としているけど読んでいる間ずっと心がザワザワしていました。とても良い本でした。 | ||||
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明石家さんまさんが版権を買って、映画化したい!と言っていたと聞き興味を持ち購入しました。登場人物それぞれが生き生きと描かれていて、TVドラマでも見ている気分でした。西さんの他の作品も呼んでみたいと思います。 | ||||
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肉子ちゃんのモデルと言われてる おかみさんに会いたいと思わせてくれた | ||||
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最後まで飽きさせず、リズムの良い、面白い作品。西加奈子ノ作品を他にも読んでみたい | ||||
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肉子ちゃんの優しさが、私の心の中のギスギスをそっと撫でてくれます。久々に活字に癒されました。後半は涙なしには読めません。 | ||||
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登場する人達がみんな大好きでした。西さんって人のこんなところを見てるんだなととても好きになりました。 肉子ちゃんやキクリンが本当に今も漁港で暮らしているような気持ちになって、読み終えて「あ、小説だった」と寂しくなりました。 実はキクリンも変わってるんだと学校の男の子に言われているところ、声を出して笑ってしまいました。 でも表紙のイラストをエゴンシーレっぽくしたのは、なんか意味があるのかな... | ||||
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さくさくすらすらあっという間に読んでしまいました。 ずっと前から気にはなっていたものの、表紙の絵がなんとなくエロティックで購入するには気がひけていました。でも、ある日、TVで紹介されているのを見て、表紙から想像したイメージは全く間違った内容なのだと知り、読んでみることにました。 今となっては、なぜこのようなアダルティーな表紙なのか逆に全くわからない・・・。(表紙の女性は誰?) 実際の話はというと、焼肉屋で働く丸々太った肉子ちゃん(実際は菊子)とその娘のキクりんの心温まるお話でした。 自分の母親もどちらかというと肉子ちゃんタイプの人間で、物心付いたときから、『どうして私は母の子なのに、ああいう風に誰とでも軽口をたたいて、いつも笑って過ごせないのだろう』、と自分を責めたり、周りの空気や私の気持ちに鈍感な母親にイライラしたりしたものでした。母親を『恥ずかしい』と感じる時期が私にもありました。そんな風に自分の子供時代を思い出して、家族や地元が恋しくなりました。 読み終わった後も、今にも実際に肉子ちゃんの大声と笑い声が聞こえてくるような、さらに磯の香りに混じって美味しい焼肉の香りが漂って来そうな気分がしばらく続いています。 | ||||
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笑いあり感動あり、肉子ちゃんの優しい気持ちにジーンときました。 | ||||
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