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そしてミランダを殺す
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そしてミランダを殺すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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登場人物にとっても読者にとっても 予想外のアクシデントが起こり続けます。 それも登場人物たちにとって、 よくないことばかり。 「え、そんな・・・」と ページをめくる手を停めてしまう場面が 何度かあります。 それがこの話の面白さなんでしょうけれど、 正直なところ、もう少し爽快感が欲しかった。 ストレスが溜まり続ける感じでした。 | ||||
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いくらリスペクトしていると言っても、スタートから、パトリシアさんのイメージのまま。言い訳の様な物語の進行に、脱落しそうになりながら、付き合ってしまった。ラストでは、アランドロンの手?が地中からが出てくるのかと・・妄想まで。 | ||||
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久々に退屈せず、ページをめくる手が止まらない小説だった。 違和感は多少あってもさほど気にならず、ぐいぐい引き込まれた。第一部の終わりでまず驚き、このあとどう展開していくのだろうとわくわくしながら読んだ。プロットや進め方が見事だ。終結までとてもよかった。 何人かのレビュアーも述べているが、主人公に共感できるところがあり、応援してしまう。それだけミランダは “くそ” だ。 ここでの主要人物は、男たちはある意味純真で弱く、女たちはどす黒いしたたかさをもっているな、とも。 この作者の他の作品も読んでみることにした。 | ||||
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語り手が次々と変わり、現代小説の作法に従っている。そのため、多面的に物語が語られて奥行きが深くなっている。神の目はない、という考えに貫かれ、最後まで興味を失わない。 | ||||
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久しぶりの一気読みでした。 最初は誰が主人公か分からなかったり、 途中でえ?この人死んじゃうの?となったり 現在と昔が交互に出てきたり、それぞれのストーリーにどっちに進むのか予想が付かず、 どっちの立場で読めばいいのか分からず、色々な意味で新鮮だった。 最後の「父さん」からの手紙で「結末」が分かるところもすごく良かった。 文句なしの星5つ。 | ||||
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なかなか面白くてほぼ一気読みでした。 とはいうものの、押しかけて銃殺しちゃうとか、「え?」という杜撰な殺人計画にはちょっとがっかりする場面もある。 点と点が繋がっていくところは、推理小説っぽくて楽しめましたが、ラストはもう一ひねり欲しかったかな〜。「太陽がいっぱい」のエンディングを思い出しました(^_^;) | ||||
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次どうなるの?と言う訳で読み出したら止まらない。結構楽しめた。 | ||||
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"『そうすべきだと思う』彼女は言った。僕はそれがジョークであるサインを待ったが、そんなものは見られなかった。女の視線は揺るがない。僕は彼女を見つめ返し、この女が最初の印象よりもはるかに美しいことに気づいた"2015年発刊の本書は男女4人のモノローグで描かれた予測不能な傑作ミステリ。 個人的には最近ミステリにはまりつつある事から、国内発表されるや好評を呼び2019年度ミステリ・ランキング上位を独占した本書も手にとってみました。 さて、そんな本書はハイスミスの『見知らぬ乗客』へのオマージュ感たっぷりに、大富豪のテッドが空港のバーで見知らぬ美女リリーに出会って、ふと冗談半分に漏らした『(浮気した妻)ミランダを殺したい』に予想外に協力を申し出たリリーと奇妙な共犯関係を結ぶ事になる事から始まり、予想外の展開を見せていくのですが。 三部構成の形をとっている本書、章の半分はリリーの一人称で語られつつも、テッドやミランダといった殺す者と殺される者との攻防が【次々とカメラが切り替わるようにテンポ良く描写されていて】飽きることなく最後まで楽しませていただきました。 一方で本書は(一番の善人ではなかろうか?)テッドを始めとする男性登場人物の影はかなり薄く、それよりクールで行動的なリリー、そして捕食動物じみたミランダといった【魅力的な2人の悪女対決】の様相を呈しているのですが。映像化向きではないかと思う本書、リリー役は誰が良いかな?なんて事も考えてしまいました。 ミステリ好きはもちろん、ユニークな構成、また別視点から同じ場面を描く"藪の中"的スタイルが好きな人にオススメ。 | ||||
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4人の視点から語られるこのサスペンス小説は、当初誰が主人公なのかはわかりません。 ただ読み進めると、(ネタバレ)この物語が熾烈な女vs.女の闘いなのだとわかり鳥肌が立ちます。 当初主人公っぽかったハーバード出の金持ち青年は第一章の終わりで早々に退出します。そして続く第二章の最初でなかなか驚愕な人物トリックが明かされます。その後壮絶な水面下でのキャットファイトが繰り広げられるのですが、あらすじだけ人に伝えても「そんなヤツいねえよ」で終わってしまいそうな主人公にして魅力的なサイコパス・リリーの行動原理にある程度の説得力を与える緻密な過去の描写があります。 このあたりの逆転というか、登場人物の立ち位置が急峻に変化するサマは「その女、アレックス」みたいですね。 終盤にエロポエムを生き甲斐にするストーカーポリスに対するリリーの対応方法は読者の共感を呼ばないものではありますが、東野圭吾「白夜行」の主人公とこのリリーを重ね合わせれば、もうなんでもアリなこのサスペンスには十分納得できてしまいます。 …そして最後1P、驚愕の顛末。でも、こんなことになる可能性は予見できるはずだから、リリーは顔とか指紋とかに留意してちゃんと対策を講じておくべきだったでしょ!?火をつかえば5分でできるし…と思った次第です。 | ||||
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3部構成・34章、凝った作りの驚愕物語。 3部を通じて偶数章は、赤毛緑目の美女・リリー視点。金持ちテッド、セクシーな妻ミランダ、線の細い刑事キンボール、が、各部奇数章での視点者となる。 いわゆる謎を解くスタイルのミステリー、ではありません。登場人物も、皆それぞれに少々歪んでて、主人公に感情移入して読むタイプの物語でも、無いです。 え!そうなるの!!、と、ジェットコースター的に驚愕展開する物語が魅力です。最後の最後まで、楽しめました。 | ||||
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話の展開はうまいのですが、犯人の心理描写に彫が浅いのが残念。それも最後の最後に全部返上、にしたという感じです。思わず、アランドロンの「太陽がいっぱい」のシーンが目に浮かびました。 | ||||
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猛烈に面白かった | ||||
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『そしてミランダを殺す』。邦題の方が遥かにいいなと私は思いました。人物のディテールが秀逸。たとえば、結婚当初、隣に眠るテッドの寝顔を見てゾッとするpinup body ミランダのシーン。想像通り、目を覚ましたテッドは呼びかける「やあ、セクシー」と。 | ||||
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謎が謎のまま物語が終わり、本を読み終わった後、その後の余韻に浸れるかと思ったら、 頭のおかしい刑事の、女への執着によって残念な結末になった。 というのが個人的な感想です。 ただ、この物語の主人公と思って読んでいた「あいつ」がまさかの結末を辿るとは・・・ 個人的に、第一部には 驚き がありました。 まだ、完読1周目なので、何度か読み込むうちに物語の味わいが感じ取れるようになるのかな。 | ||||
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主要人物はほんの数名なのだが、 まあ・・・ヤバい人たちです。 たまたま出会った男の妻を殺そうとする美人の話ぃ? このミスで2位だから面白いのだろうけど、あまり 好きではないストーリーだなぁと読み進めたが、 心でギャアギャア叫びながらあっという間に読み終えました。 ストーリーはとても満足できましたが、 一番刺さったことは、 アメリカの学生って大変だなぁ~、 私には絶対無理! でした。 | ||||
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2018年の年末の各社ミステリ・ランキングで上位になっていたこともあり、興味を持って読んでみた作品。 ロンドンのヒースロー空港で、ボストン行きの直行便を待つ、テッド・セヴァーソンは、見知らぬ女性に声をかけられる。 その名は、リリー・キントナー。 若く美しい彼女にテッドは興味を持ち、会話の中で、妻・ミランダの殺人計画のことを話してしまう。 すると、驚いたことにリリーはテッドに協力するようなことを言うではないか…。 本書は、登場人物の1人称の章が入れ替わりながら、綴られているのですが、興味を引かれたのは、リリーの章でした。 いくら興味があるからと言って、それまで親しくしたことのない男性の殺人計画に、なぜ加担するのか。 まずは、リリーの過去が語られ、この一見、無理な設定が、理由のあるものであることが次第に判明していきます。 そして、物語展開も、大方の読者が予想しない方向に進んでいきます。 この当たりが、ランキング入りの要因でしょうか。 ただ、私は、あまりこの作品は、性に合わなかったようです。 リリーの過去から現在へ向けての語り口が、冗長に感じられ、あまり先を読みたいという衝動に駆られなかったことが、ひとつ。 そして、確かに、予想しない展開が随所にあって、その瞬間は、「え?そうなるの?」と確かに驚いたのですが、登場人物たちの心情がよく理解できなかったことが、もうひとつの理由です。 私は、ミステリについては、作品によっては、別にリアリティを求めておらず、本作品もリアリティを抜きに、純粋にエンタテイメントと楽しめば良かったのでしょう。 しかし、犯行方法がそれほど練られたものではなく、すぐに警察の手が及ぶのでは、という気持ちが抜けきらないまま、ラストを迎えました。 ランキング入りということでの期待値が高かったのか? もし、何気なく手にとった作品であれば、違った感想を抱いたかもしれません。 | ||||
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久しぶりに一気読みしたミステリーです。これは面白かった! 後半はややしりすぼみ感もありましたが、どんでん返しの緊張感があり、読み終わったあとは余韻に浸りました。 | ||||
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導入としてはよくある復讐劇と思いきや、関係者の立場が入れ替わり、先が読めない展開に。 基本男女4人と警察だけの登場だが、視点を変えての関わりが物語に多様性をもたらしている。 あっと驚くような仕掛けやミステリー性があるプロットではないのに、話に引き込まれていく。 それだけにラストの終わり方は、平凡すぎて物足りなさを感じてしまう。 | ||||
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巻末の解説でいみじくも触れられているように、この作品を読み始めた多くの読者は、きっとハイスミスのあの有名な 「見知らぬ乗客」を思い出すに違いない。いわゆる「交換殺人」をテーマにした作品だが、本書はそうった読者の 想像を裏切る。主人公の美女リリー・キントナーはとんでもないサイコパスの殺人者であることが、分かってくる。 他の登場人物は、些か抜けた馬鹿者か、それに近いものたちでリリーの手にかかれば皆簡単に騙され殺されていく。 ここら辺は、もう少し他の登場人物にも骨のあるキャラクターを使って欲しかったという気はする。だが、彼女の やって来た完全殺人が、いつどのような形で露呈するのかという期待と予測が読者を惹きつけて行く。 そして、作品の終わり方も示唆的で面白い。別に素晴らしいトリックもプロットもないが、なかなか読むことを やめるのは難しい、そんな作品だ。 | ||||
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猫のマーク以上でも以下でもないというのか……。 本格ミステリファンの目からみると、「ああ、読んでるこの時間をもっと他のことに使いたかった」と。 お好きなかたはお好きかもしれない。 刑事のパートナーを主人公とするシリーズの第0話…だったら良かったかも? | ||||
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