夢を与える

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評判

夢を与えるの評価:

3.28/5点 レビュー 134件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全258件 201〜220 11/13ページ
No.58
(2pt)

私は好きでない。

新作ということで、購入。

主人公に一切、共感出来ず、終了。

ただただ、主人公が周りに流された。っていう感じ。

終わり方も納得のいくようなものでは無かった。

題名が題名だったから、もっと柔らかいものだと思ったけど。

りささんが頑張ったんだな、という事は分かる。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.57
(2pt)

私は好きでない。

新作ということで、購入。

主人公に一切、共感出来ず、終了。

ただただ、主人公が周りに流された。っていう感じ。

終わり方も納得のいくようなものでは無かった。

題名が題名だったから、もっと柔らかいものだと思ったけど。

りささんが頑張ったんだな、という事は分かる。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.56
(3pt)

痛々しくも逞しい、綿矢りさの挑戦

一夜にして日本中から注目される人物になった
綿谷りさ自身のシンデレラストーリーを投影させたかのような作品でした。
驚くべきことに、これまでの2作とは文体がまったく違います。
自らの経験を交え、身を削るように書いたであろうことを想像すると痛々しく、
そして新しいジャンルに挑戦した彼女の逞しさも感じられる意欲作です。

しかし主人公の苦しみや孤独がうまく描き切れておらず、
かわいいアイドルであるはずの主人公に、読者はまったく心ひかれない。
ファンになり、応援する気になれないから
彼女にタレント生命を脅かす致命的なスキャンダルが発覚しても、
読者は彼女に同情することができない。
そのへんの甘さが残念。

後半は18歳の女の子に味わわせるにはあまりに厳しい展開に・・・。

いくつか気になる点はあっても、
ここまで作家としての幅を広げてきたのには拍手。
次は何を見せてくれるのか楽しみ。
期待の意味も込めて星は3つにとどめておきます。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.55
(5pt)

夢をあたえてください

河出書房が最年少芥川賞受賞の狂乱の日々から守りに守りぬいた綿矢りさの受賞後第一作である。
多くの方が感じてると思うのであるが主人公の「阿部夕子」は「綿矢りさ」に置き換えられるといえる。きっと綿矢りさ自身も小説を書くことで「夢を与える」ことを目指すことを河出書房から期待されているのだろう。
作中に出てくるパーティーで小さなバックが名刺であふれるとかインターネットで誹謗中傷されて傷つくとかいった類の表現はまさに自身の体験からくるものであろう。
綿矢りさと同世代の方には終盤部分は共感しにくいだろうと思うが、「蹴りたい背中」のように必ずしも主人公に感情移入を求めているのではない小説であるのだろう。
加えて言うならば綿矢りさが恋愛に対しての成長をすれば、引っかかるようなこの部分はきっと変化をとげるのではないか。
しかしながら、私小説によらない物語づくりという点は評価したい。時代性を反映した世俗的なものをちゃんと書けている点も評価する。綿矢りさはもっとエンターテーメント小説を書いてもらいたい。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.54
(3pt)

痛々しくも逞しい、綿矢りさの挑戦

一夜にして日本中から注目される人物になった
綿谷りさ自身のシンデレラストーリーを投影させたかのような作品でした。
驚くべきことに、これまでの2作とは文体がまったく違います。
自らの経験を交え、身を削るように書いたであろうことを想像すると痛々しく、
そして新しいジャンルに挑戦した彼女の逞しさも感じられる意欲作です。

しかし主人公の苦しみや孤独がうまく描き切れておらず、
かわいいアイドルであるはずの主人公に、読者はまったく心ひかれない。
ファンになり、応援する気になれないから
彼女にタレント生命を脅かす致命的なスキャンダルが発覚しても、
読者は彼女に同情することができない。
そのへんの甘さが残念。

後半は18歳の女の子に味わわせるにはあまりに厳しい展開に・・・。

いくつか気になる点はあっても、
ここまで作家としての幅を広げてきたのには拍手。
次は何を見せてくれるのか楽しみ。
期待の意味も込めて星は3つにとどめておきます。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.53
(5pt)

夢をあたえてください

河出書房が最年少芥川賞受賞の狂乱の日々から守りに守りぬいた綿矢りさの受賞後第一作である。
多くの方が感じてると思うのであるが主人公の「阿部夕子」は「綿矢りさ」に置き換えられるといえる。きっと綿矢りさ自身も小説を書くことで「夢を与える」ことを目指すことを河出書房から期待されているのだろう。
作中に出てくるパーティーで小さなバックが名刺であふれるとかインターネットで誹謗中傷されて傷つくとかいった類の表現はまさに自身の体験からくるものであろう。
綿矢りさと同世代の方には終盤部分は共感しにくいだろうと思うが、「蹴りたい背中」のように必ずしも主人公に感情移入を求めているのではない小説であるのだろう。
加えて言うならば綿矢りさが恋愛に対しての成長をすれば、引っかかるようなこの部分はきっと変化をとげるのではないか。
しかしながら、私小説によらない物語づくりという点は評価したい。時代性を反映した世俗的なものをちゃんと書けている点も評価する。綿矢りさはもっとエンターテーメント小説を書いてもらいたい。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.52
(3pt)

タイトルが泣いている

今までの作品とは異なり、長い時間に亘る物語が描かれる。
いくつもの挿話が登場し、ひとつひとつが丁寧な筆致で述べられ、積み重ねられてゆく。
しかしはっきり言ってその挿話は無駄に多すぎるだけで、人物像を的確に描き出すことには
少しも貢献していない。その結果、この小説で語られる世界は、血が通う生きた人間が
活動する場所ではなくて、全体としてどこか存在感の希薄な幻のようなものになってしまった。

物語の後半、主人公にはある「事件」が起きるのだが、読む者には主人公のそれまでの
十数年にわたる人生の重みがうまく伝わっていないため、事件はその場かぎりの衝撃を
もたらすだけで終ってしまい、タイトルの意味が生きてこない。残念である。
読後、とりとめの無さだけが心に残った。全体の出来としては「蹴りたい背中」から
かなり後退していると言えそうだ。

作者には、技法的な課題として「全体の構成」と「三人称の文体」という二つが
残されたと思う。それらを解決して十分な成果が生み出されてくるまでには、
もう少し時間が必要であるようだ。次回作に期待したい。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.51
(3pt)

もっとどろどろした作品かと思いましたが

題材が芸能界やステージママなのに妙にさわやか、というか

登場人物に生々しさが無く、入り込みにくかったです。

淡々としてる分サクサク読めますが、長いわりにはラストはぱっとしなかった。

次回作に期待したいですね。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.50
(3pt)

タイトルが泣いている

今までの作品とは異なり、長い時間に亘る物語が描かれる。
いくつもの挿話が登場し、ひとつひとつが丁寧な筆致で述べられ、積み重ねられてゆく。
しかしはっきり言ってその挿話は無駄に多すぎるだけで、人物像を的確に描き出すことには
少しも貢献していない。その結果、この小説で語られる世界は、血が通う生きた人間が
活動する場所ではなくて、全体としてどこか存在感の希薄な幻のようなものになってしまった。

物語の後半、主人公にはある「事件」が起きるのだが、読む者には主人公のそれまでの
十数年にわたる人生の重みがうまく伝わっていないため、事件はその場かぎりの衝撃を
もたらすだけで終ってしまい、タイトルの意味が生きてこない。残念である。
読後、とりとめの無さだけが心に残った。全体の出来としては「蹴りたい背中」から
かなり後退していると言えそうだ。

作者には、技法的な課題として「全体の構成」と「三人称の文体」という二つが
残されたと思う。それらを解決して十分な成果が生み出されてくるまでには、
もう少し時間が必要であるようだ。次回作に期待したい。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.49
(3pt)

もっとどろどろした作品かと思いましたが

題材が芸能界やステージママなのに妙にさわやか、というか

登場人物に生々しさが無く、入り込みにくかったです。

淡々としてる分サクサク読めますが、長いわりにはラストはぱっとしなかった。

次回作に期待したいですね。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.48
(3pt)

重いかも

自分はまだ高校生で、綿矢さんともこの本の主人公とも年代が近いこともあり読みました。主人公の成功から失敗までの人生を急スピードで書いているのですが、「さすがにこれはないだろ〜」ってことばっか起きていて、終盤イライラします。

でも、この主人公を反面教師として扱うならアリかなぁという気はしました。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.47
(3pt)

重いかも

自分はまだ高校生で、綿矢さんともこの本の主人公とも年代が近いこともあり読みました。主人公の成功から失敗までの人生を急スピードで書いているのですが、「さすがにこれはないだろ〜」ってことばっか起きていて、終盤イライラします。

でも、この主人公を反面教師として扱うならアリかなぁという気はしました。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.46
(3pt)

母子ともども・・・

追いかければ追いかけるほど欲しいものが離れていく感じ、そこに固執するあまり、簡単にそこにあったものをなくしてしまう感じが、ひどく醜いのに、とてもわかるような気がしました。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.45
(3pt)

母子ともども・・・

追いかければ追いかけるほど欲しいものが離れていく感じ、そこに固執するあまり、簡単にそこにあったものをなくしてしまう感じが、ひどく醜いのに、とてもわかるような気がしました。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.44
(2pt)

何の印象もない

過去2作もマスコミが大々的にとりあげていて賞もとって売れたけど、全く稚拙な中身のない作品だと思っていました。それでも本を読まない若い世代には訴えるものあったようです。ただ今作は、そういった若い人が読んでも爽やかな読後感は残らないし内容のある作品とは思えませんでした。やはり稚拙な印象を持ちました。不満な点、20数年という長い期間を描いていながら全く積み上げてきたものを感じられない。中学時代は少し描かれているが学校生活自体についてほとんど描かれていない。高校は皆無。やっぱり不自然。主人公、父、母、その他の登場人物の誰一人感情移入できる人がいない。会えて挙げれば事務所の社長(笑)そもそも芸能人というのは「そういう物」でしょ。今更著者が描くまでもなく皆がわかっています。この辺がいかに作者の実生活の世界が狭いかを象徴しているものと思います。最近の月刊誌に対談が載ってたけど綿矢さんは、「本を書いて世の中に何かを訴えたり、変化を求めてはいない」「世間のことには関心がない」「作家同士のつながりはない」「外の現実世界ではなく自分の内に向かって書いている」こういう趣旨のことを言ってます。私はこのすべてに対して「ぜにをもらう作家」としては失格だと思いました。いかに考え方が幼稚で世界が狭いかを示すものと思います。だから本を読む世代には受け入れられないでしょうね。あと大学4年間結局何も作品を残していませんね。これだけインターバルを開けてオリンピックじゃあるまいし、大学4年間何してた?どうも作品中の夕子と綿矢が重なります。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.43
(2pt)

何の印象もない

過去2作もマスコミが大々的にとりあげていて賞もとって売れたけど、全く稚拙な中身のない作品だと思っていました。それでも本を読まない若い世代には訴えるものあったようです。ただ今作は、そういった若い人が読んでも爽やかな読後感は残らないし内容のある作品とは思えませんでした。やはり稚拙な印象を持ちました。不満な点、20数年という長い期間を描いていながら全く積み上げてきたものを感じられない。中学時代は少し描かれているが学校生活自体についてほとんど描かれていない。高校は皆無。やっぱり不自然。主人公、父、母、その他の登場人物の誰一人感情移入できる人がいない。会えて挙げれば事務所の社長(笑)そもそも芸能人というのは「そういう物」でしょ。今更著者が描くまでもなく皆がわかっています。この辺がいかに作者の実生活の世界が狭いかを象徴しているものと思います。最近の月刊誌に対談が載ってたけど綿矢さんは、「本を書いて世の中に何かを訴えたり、変化を求めてはいない」「世間のことには関心がない」「作家同士のつながりはない」「外の現実世界ではなく自分の内に向かって書いている」こういう趣旨のことを言ってます。私はこのすべてに対して「ぜにをもらう作家」としては失格だと思いました。いかに考え方が幼稚で世界が狭いかを示すものと思います。だから本を読む世代には受け入れられないでしょうね。あと大学4年間結局何も作品を残していませんね。これだけインターバルを開けてオリンピックじゃあるまいし、大学4年間何してた?どうも作品中の夕子と綿矢が重なります。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.42
(5pt)

タイトルが少し なぞ な感じ。

テーマは(これを書くにあたって考えるに)、ずばり、不条理、なのかな・たぶん、と思うんですが、タイトルがどうも引っかかります。

 世間のしがらみや近しい人たちとの葛藤のなか、子供なりに誠実に人生を積み重ねてきたつもりなのに、なぜかだんだん違う方向に流されていってしまい最後は空っぽの自分になるというあらすじだと思うんです。

 仕事上では、大人顔負けに冷静な判断を習得してブラウン管を通して誠実に(夢を与えていく)も、私生活ではある日、恋に落ちて奔流に流されるままに行き着くところまで行き着き、その後も相手の奔流を(その相手に夢を与え続けるかごとく)受け入れていく、その個人的には一貫した姿勢が、世間とのずれを生じ・・・

 恋をする後半は、とても力強く感じました。前半は、息もつかせぬ仕事の合間のほっとしたときの情景、情感の表現がとても好きです。この作者ならではと思います。

 インパクトは、芥川賞作が上かなと思いましたが、力強さと表現の幅の点ではこっちが上だと思います。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.41
(5pt)

タイトルが少し なぞ な感じ。

テーマは(これを書くにあたって考えるに)、ずばり、不条理、なのかな・たぶん、と思うんですが、タイトルがどうも引っかかります。

 世間のしがらみや近しい人たちとの葛藤のなか、子供なりに誠実に人生を積み重ねてきたつもりなのに、なぜかだんだん違う方向に流されていってしまい最後は空っぽの自分になるというあらすじだと思うんです。

 仕事上では、大人顔負けに冷静な判断を習得してブラウン管を通して誠実に(夢を与えていく)も、私生活ではある日、恋に落ちて奔流に流されるままに行き着くところまで行き着き、その後も相手の奔流を(その相手に夢を与え続けるかごとく)受け入れていく、その個人的には一貫した姿勢が、世間とのずれを生じ・・・

 恋をする後半は、とても力強く感じました。前半は、息もつかせぬ仕事の合間のほっとしたときの情景、情感の表現がとても好きです。この作者ならではと思います。

 インパクトは、芥川賞作が上かなと思いましたが、力強さと表現の幅の点ではこっちが上だと思います。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789
No.40
(1pt)

この後どういう題材を小説にするの?

“「サボ、勃たせてんじゃねえぞ」正晃が画面に向かって声を飛ばす。
「あ、イく」男の身体から降りると、股間から伸びる粘液の糸を太ももで切って
立ち上がり、バスルームへとよろめきながら、歩いていった。”(以上本文より抜粋)
カメラが回るのもお構いなしに、男をつなぎとめるためセックスに身を委ねる夕子。
その映像がネットで流出したからといって、撮影を許した夕子の稚拙な考えに誰が共鳴するだろう。
受験勉強のために与えられた時間を、こんな事に費やしてしまうほど世の中は甘くないし、
主人公に共感する(これ以上のことはない)読者は、あまりいないのではなかろうか?
文体が酷い。文章のすべてが手抜きではないかと取られかねないほど幼稚で軟弱で平板である。
過去の二作品のエンディングで散々指摘された不十分な終わり方を克服しようとして、
平和に育った主人公・夕子のこれまでの生活と、この先の将来の姿との絶望的落差をもって、
作品の終わりを悲惨なものに仕立て上げ、雷に打たれたような印象を際立たせたかったようですが、
夕子にそれほど感情移入できない読者にとっては、この試みは見事失敗に終わっている。
前作(「蹴りたい背中」)で手厳しい評価を与えていた方にとっては、予想通りの
坂を転げ落ちるような作品のレベル低下です(私は前二作とも評価していたのですが…)。
夢を与える Amazon書評・レビュー: 夢を与えるより
4309018041
No.39
(1pt)

この後どういう題材を小説にするの?

“「サボ、勃たせてんじゃねえぞ」正晃が画面に向かって声を飛ばす。
「あ、イく」男の身体から降りると、股間から伸びる粘液の糸を太ももで切って
立ち上がり、バスルームへとよろめきながら、歩いていった。”(以上本文より抜粋)
カメラが回るのもお構いなしに、男をつなぎとめるためセックスに身を委ねる夕子。
その映像がネットで流出したからといって、撮影を許した夕子の稚拙な考えに誰が共鳴するだろう。
受験勉強のために与えられた時間を、こんな事に費やしてしまうほど世の中は甘くないし、
主人公に共感する(これ以上のことはない)読者は、あまりいないのではなかろうか?
文体が酷い。文章のすべてが手抜きではないかと取られかねないほど幼稚で軟弱で平板である。
過去の二作品のエンディングで散々指摘された不十分な終わり方を克服しようとして、
平和に育った主人公・夕子のこれまでの生活と、この先の将来の姿との絶望的落差をもって、
作品の終わりを悲惨なものに仕立て上げ、雷に打たれたような印象を際立たせたかったようですが、
夕子にそれほど感情移入できない読者にとっては、この試みは見事失敗に終わっている。
前作(「蹴りたい背中」)で手厳しい評価を与えていた方にとっては、予想通りの
坂を転げ落ちるような作品のレベル低下です(私は前二作とも評価していたのですが…)。
夢を与える (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 夢を与える (河出文庫)より
4309411789