蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 161〜180 9/18ページ
No.190
(4pt)

「蹴りたい」の意味、読めばわかります。読まねばわかりません。

おじさんにはついていけないのかも さん、他皆さん
誤解が多い様なので「気怠い」ですが書きます!笑
本は、少しでも開いて、ご覧になってから購入された方が良かったかもしれませんね。そうじゃないと、大体の内容がわからない。
だから、おじ様の様に最後まで読まない。読んでないでしょ?読めばわかります。「蹴りたい」の意味が!
それで、読んでない方が評価をする。蹴りたいの意味を間違えて。
選考者を「蹴りたい」との事ですが、本当にそうなら、かなり、今回の選考者や、作品を「評価されている」のですね!読んだ者にはその様に取れます。意味まで書くといけないのでこの辺で。
自分は、読んでいて、最初は「気怠かった」ですが、徐々に面白くなっていき、一日で読みました。本を一日で読み切る事は殆どありません。
笑う事もありました。自分的には、まずまず面白かったと思います。
芥川賞や直木賞等の意味は正直知りません。選考内容も。
でも、読んでみたら、面白かった。それで良いのでは?
大人の方は、意味とか、意義とか、名誉とか、賞に似つかわしいか、とか考えておられるから落胆されるのでしょうか?
自分は、読んでみて、まずまず面白かったから良いのではと考えてしまいます。
賞の名誉や肩書を重要視されている方には申し訳ありませんが。
実際、自分も、この作品が、芥川賞に選ばれてなければ、多分、読んでいません。
その意味では、賞のお陰ですが、皆さんが言われるほど悪くはないのでは?
結局は、ご自身で最後まで読んで、ご判断ください。
途中で止めずに。嫌になれば読まないのは勿論ご自由ですが、
あまり「クチコミ」を投稿されない方が良いのでは?
だって、最後まで読んでないなら、本の全容を知らないんだから!
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.189
(4pt)

「蹴りたい」の意味、読めばわかります。読まねばわかりません。

おじさんにはついていけないのかも さん、他皆さん
誤解が多い様なので「気怠い」ですが書きます!笑
本は、少しでも開いて、ご覧になってから購入された方が良かったかもしれませんね。そうじゃないと、大体の内容がわからない。
だから、おじ様の様に最後まで読まない。読んでないでしょ?読めばわかります。「蹴りたい」の意味が!
それで、読んでない方が評価をする。蹴りたいの意味を間違えて。
選考者を「蹴りたい」との事ですが、本当にそうなら、かなり、今回の選考者や、作品を「評価されている」のですね!読んだ者にはその様に取れます。意味まで書くといけないのでこの辺で。
自分は、読んでいて、最初は「気怠かった」ですが、徐々に面白くなっていき、一日で読みました。本を一日で読み切る事は殆どありません。
笑う事もありました。自分的には、まずまず面白かったと思います。
芥川賞や直木賞等の意味は正直知りません。選考内容も。
でも、読んでみたら、面白かった。それで良いのでは?
大人の方は、意味とか、意義とか、名誉とか、賞に似つかわしいか、とか考えておられるから落胆されるのでしょうか?
自分は、読んでみて、まずまず面白かったから良いのではと考えてしまいます。
賞の名誉や肩書を重要視されている方には申し訳ありませんが。
実際、自分も、この作品が、芥川賞に選ばれてなければ、多分、読んでいません。
その意味では、賞のお陰ですが、皆さんが言われるほど悪くはないのでは?
結局は、ご自身で最後まで読んで、ご判断ください。
途中で止めずに。嫌になれば読まないのは勿論ご自由ですが、
あまり「クチコミ」を投稿されない方が良いのでは?
だって、最後まで読んでないなら、本の全容を知らないんだから!
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.188
(2pt)

ただ痛々しい

ご本人によるとたしか100回以上書き直したとか。よくわかる。てにをはの類いかその延長を、書いては消し書いては消し、涙ぐましい苦闘ぶりだったかと思う。この作品では、それしかやることとてなかったはず。でも受賞してしまった以上、ご本人は無力感をストレートに口にすることもしにくい、それであの言。スマートすぎるほど謙虚な他の誰よりも、もっと好感の持てる正直な受賞の言葉だった。

それだけに金原ひとみさんの『蛇にピアス』との差がまた痛々しかった。努力の結果がただ痛々しいだけとは切ないが、要はかわいこちゃん仲良し受賞の話題作りアテ馬か。ひどい無責任ぶり、むごい仕打ち。

なるほどネット画像で見るとかわいい顔で、美人は得の定法通りだが、文学界とはいえ周りは普通の内臓をもつ人の集まり、得して損取らされるということもある。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.187
(2pt)

ただ痛々しい

ご本人によるとたしか100回以上書き直したとか。よくわかる。てにをはの類いかその延長を、書いては消し書いては消し、涙ぐましい苦闘ぶりだったかと思う。この作品では、それしかやることとてなかったはず。でも受賞してしまった以上、ご本人は無力感をストレートに口にすることもしにくい、それであの言。スマートすぎるほど謙虚な他の誰よりも、もっと好感の持てる正直な受賞の言葉だった。

それだけに金原ひとみさんの『蛇にピアス』との差がまた痛々しかった。努力の結果がただ痛々しいだけとは切ないが、要はかわいこちゃん仲良し受賞の話題作りアテ馬か。ひどい無責任ぶり、むごい仕打ち。

なるほどネット画像で見るとかわいい顔で、美人は得の定法通りだが、文学界とはいえ周りは普通の内臓をもつ人の集まり、得して損取らされるということもある。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.186
(4pt)

苦くて酸っぱい、青春の発露

著者は、『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさ。
(2007.4.20 – 2012.4.30 30刷発行)

長谷川初美は、モデルのオリチャンファンであるにな川に部屋に招待される。
クラスの“余り物”同士の奇妙な関係の中で初美が見つけた世界とは…。

『蹴りたい背中』という怖い題名から、いじめられている少女の逆襲物語と勝手に想像していたけれど、内容はそうではなく、初美はいじめられないもののクラスでは相手にもされないスクールカーストでは最下層の少女である。
高校の時はへらへらと周りに合わせていたけれど、高校ではそんな態度を辞めて孤独の道を選び(ある意味厨二病の最たるものだが)、中学で唯一仲良しだった絹代にも群れていることに軽蔑の眼をむけるようになってゆく。

そんな時に偶然仲良くなった(?)にな川に奇妙な興味を抱いてゆく。
『蹴りたい背中』とは少女のグロテスクな感情ではなく、性的な、少し歪んだ青春の発露としての『蹴りたい背中』だったのだ。中々奥が深い。

読み終わって、芥川賞を受賞するのはちょっと意外な感想だけれど、世の中の大人たちに今の(スクールカーストの最下層の)少女たちのリアルを、陰湿な世界ではなく、ほろ酸っぱい青春をうまく表現できたところが評価されたのかもね。

───でも彼は絶対に地震が起こらないことが分かっている、絶望的な瞳をしている。こんなにたくさんの人に囲まれた興奮の真ん中で、にな川はさびしい。彼を可哀想と思う気持ちと同じ速度で、反対側のもう一つの激情に引っ張られていく。にな川の傷ついた顔を見たい。もっとかわいそうになれ。(p.148-149)
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.185
(4pt)

苦くて酸っぱい、青春の発露

著者は、『蹴りたい背中』で芥川賞を最年少で受賞した綿矢りさ。
(2007.4.20 – 2012.4.30 30刷発行)

長谷川初美は、モデルのオリチャンファンであるにな川に部屋に招待される。
クラスの“余り物”同士の奇妙な関係の中で初美が見つけた世界とは…。

『蹴りたい背中』という怖い題名から、いじめられている少女の逆襲物語と勝手に想像していたけれど、内容はそうではなく、初美はいじめられないもののクラスでは相手にもされないスクールカーストでは最下層の少女である。
高校の時はへらへらと周りに合わせていたけれど、高校ではそんな態度を辞めて孤独の道を選び(ある意味厨二病の最たるものだが)、中学で唯一仲良しだった絹代にも群れていることに軽蔑の眼をむけるようになってゆく。

そんな時に偶然仲良くなった(?)にな川に奇妙な興味を抱いてゆく。
『蹴りたい背中』とは少女のグロテスクな感情ではなく、性的な、少し歪んだ青春の発露としての『蹴りたい背中』だったのだ。中々奥が深い。

読み終わって、芥川賞を受賞するのはちょっと意外な感想だけれど、世の中の大人たちに今の(スクールカーストの最下層の)少女たちのリアルを、陰湿な世界ではなく、ほろ酸っぱい青春をうまく表現できたところが評価されたのかもね。

───でも彼は絶対に地震が起こらないことが分かっている、絶望的な瞳をしている。こんなにたくさんの人に囲まれた興奮の真ん中で、にな川はさびしい。彼を可哀想と思う気持ちと同じ速度で、反対側のもう一つの激情に引っ張られていく。にな川の傷ついた顔を見たい。もっとかわいそうになれ。(p.148-149)
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.184
(2pt)

中学生日記?

中学生日記風な内容の作品です。確かに感性の良さは幾分感じられますが、それ以上でもそれ以下でもありません。作者は当時19歳か20歳の女子大学生で芥川賞最年少受賞者と記憶していました。もしかして、本離れをくいとめる為の話題造りの一環として芥川賞に選んだとしたら情けないことです。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.183
(2pt)

中学生日記?

中学生日記風な内容の作品です。確かに感性の良さは幾分感じられますが、それ以上でもそれ以下でもありません。作者は当時19歳か20歳の女子大学生で芥川賞最年少受賞者と記憶していました。もしかして、本離れをくいとめる為の話題造りの一環として芥川賞に選んだとしたら情けないことです。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.182
(4pt)

余り者同士の青春ごっこ

ハツとにな川・クラスの”余り者”同士の普通ではない”青春”を描いてチョーベストセラーになった2004年芥川賞作品。10年ぶりに読み返してみると、当時は今ほど、というか、高校生にはスマホどころか、ケータイすら普及していない、固定電話で事足りていた時代。iPhoneが出るのが2007年だから、まだ先の話、いじめもブームになる前で、今ほど過激でない、むしろ、言葉遊びで、大人の痴話げんかの方がかしましい。

 エビチャンはどうだったのか?オリチャンが出てきてもう一方の”余り者”、にな川がおたくになる……それに興味を持つ「私」が、絹代に冷やかされてつつ、ついて行く!って寸法・・・・・おじさん、おばさん、さらに加えて、じじ&ばばが中心の選考委員からすれば、スポコン・ドラマでもない、夕陽に向かって駆け出すでもない、「これって、新鮮!」っていう基準で受賞してしまった芥川賞!って感じい、みたいな。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.181
(4pt)

余り者同士の青春ごっこ

ハツとにな川・クラスの”余り者”同士の普通ではない”青春”を描いてチョーベストセラーになった2004年芥川賞作品。10年ぶりに読み返してみると、当時は今ほど、というか、高校生にはスマホどころか、ケータイすら普及していない、固定電話で事足りていた時代。iPhoneが出るのが2007年だから、まだ先の話、いじめもブームになる前で、今ほど過激でない、むしろ、言葉遊びで、大人の痴話げんかの方がかしましい。

 エビチャンはどうだったのか?オリチャンが出てきてもう一方の”余り者”、にな川がおたくになる……それに興味を持つ「私」が、絹代に冷やかされてつつ、ついて行く!って寸法・・・・・おじさん、おばさん、さらに加えて、じじ&ばばが中心の選考委員からすれば、スポコン・ドラマでもない、夕陽に向かって駆け出すでもない、「これって、新鮮!」っていう基準で受賞してしまった芥川賞!って感じい、みたいな。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.180
(3pt)

大江健三郎賞

綿矢りさが大江健三郎賞受賞ということで,興味本位で読んでは見たが,数十分で読み通せるほどの内容の薄さであった.アイドルヲタに気づいたら恋してましたという,クーデレな長谷川である.しかも,高校生という設定なのに,授業もまともに受けていないという謎の設定である為,共感しづらい.なんて,ラノベと言いたい.また,この作品を読んで,「かわいそうだね」を読んでみたいとは思わなくなってしまった.その作品も,この間の受賞対談によると,蹴りたい背中同様,短編と聞く.
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.179
(3pt)

大江健三郎賞

綿矢りさが大江健三郎賞受賞ということで,興味本位で読んでは見たが,数十分で読み通せるほどの内容の薄さであった.アイドルヲタに気づいたら恋してましたという,クーデレな長谷川である.しかも,高校生という設定なのに,授業もまともに受けていないという謎の設定である為,共感しづらい.なんて,ラノベと言いたい.また,この作品を読んで,「かわいそうだね」を読んでみたいとは思わなくなってしまった.その作品も,この間の受賞対談によると,蹴りたい背中同様,短編と聞く.
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.178
(5pt)

おもしろかった

昔読みました
2,3回読んだと思います
かなり笑いました

最後の終わり方もすごく良かったと思います

蹴るは”つっこみ”
京都人ということで、関西人のつっこみのノリがあったんじゃないでしょうか
思春期の女性の精神性みたい解釈は私にはよくわかりません

評価が低かったので、ネタばれしない程度に書いてみました
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.177
(5pt)

おもしろかった

昔読みました
2,3回読んだと思います
かなり笑いました

最後の終わり方もすごく良かったと思います

蹴るは”つっこみ”
京都人ということで、関西人のつっこみのノリがあったんじゃないでしょうか
思春期の女性の精神性みたい解釈は私にはよくわかりません

評価が低かったので、ネタばれしない程度に書いてみました
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.176
(5pt)

何か分かる気がして胸が痛い小説

若い時って中々本腰いれて小説書いてみよう、って気になる人いないんじゃないかな。そんな中著者は、まだ若いのに凄い。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.175
(5pt)

何か分かる気がして胸が痛い小説

若い時って中々本腰いれて小説書いてみよう、って気になる人いないんじゃないかな。そんな中著者は、まだ若いのに凄い。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.174
(3pt)

悪くはない。成長に期待

どうも胡散臭さを感じていて今まで敬遠していたが新聞のエッセイを読んで、その文章のうまさと軽妙さに少し惹かれて読んでみた。

面白いとは思う。当方40のオジサンですが懐かしさや10代の幼さを感じて読後感はとても爽やかでした。・・・が軽い。内容はとても軽い。作者の年齢からすると当たり前かもしれないが・・・。やや話題作りのための加点はやはりあったのか? 文章は達者だが筆力があるという感じではない。

だが教科書なんかに載せるには良い作品だとは思う。(これは文学にとって褒め言葉ではない) 癖がなく万人受けしやすいから・・。  

そのかわりハマル人も少ないと思うし、熱烈なファンもあまりいないのではないか。 文学は浅く広く愛されるよりは特定の人たちだけにでも深く突き刺さる方が良いと思う。・・・と言うか自分にとって深く陶酔できる作家が一人いれば充分だ。

だから賞について論じるのも愚なことかもしれないが近年の芥川賞作家なら田中シンヤや西村ケンタの方が引き込まれる人は多いのではないか。ただ賞をとる作品は癖が少ないモノが多いので彼らの作品も受賞作以外の方が面白いが・・・。

ただ作者の年齢を考えると今後に期待するし、その後どう作風が変わったか読む気にはさせてくれる作品だと思う。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.173
(3pt)

悪くはない。成長に期待

どうも胡散臭さを感じていて今まで敬遠していたが新聞のエッセイを読んで、その文章のうまさと軽妙さに少し惹かれて読んでみた。

面白いとは思う。当方40のオジサンですが懐かしさや10代の幼さを感じて読後感はとても爽やかでした。・・・が軽い。内容はとても軽い。作者の年齢からすると当たり前かもしれないが・・・。やや話題作りのための加点はやはりあったのか? 文章は達者だが筆力があるという感じではない。

だが教科書なんかに載せるには良い作品だとは思う。(これは文学にとって褒め言葉ではない) 癖がなく万人受けしやすいから・・。  

そのかわりハマル人も少ないと思うし、熱烈なファンもあまりいないのではないか。 文学は浅く広く愛されるよりは特定の人たちだけにでも深く突き刺さる方が良いと思う。・・・と言うか自分にとって深く陶酔できる作家が一人いれば充分だ。

だから賞について論じるのも愚なことかもしれないが近年の芥川賞作家なら田中シンヤや西村ケンタの方が引き込まれる人は多いのではないか。ただ賞をとる作品は癖が少ないモノが多いので彼らの作品も受賞作以外の方が面白いが・・・。

ただ作者の年齢を考えると今後に期待するし、その後どう作風が変わったか読む気にはさせてくれる作品だと思う。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.172
(2pt)

蹴りたい執筆

今さらを文庫で読んだ『蹴りたい背中』は、装丁のイラストが好いです。
女子高生のキグルミを被った著者がなにか、そこに居るかのようです。

清新、繊細な感覚にして秀逸な文体と話題になった出だしから、それが十代の作家の
筆になった作品とはとても思えず。それも実質二作目と云うのだから、たぶんそれは
読ませる為の文章完成度を天才的に著者が有しているということなのでしょう。

話の流れ、シーンのリアリティ、場面転換、各要素の関連付け、人物描写、空間位相etc。
また十代に顕著なセンシティビティに併せ、その巧みな修辞を見るに付け、ひとりの作家の
内に共存する手練に長けたベテラン作家の在ることに、少なからずの不思議すら覚えます。

文学的な経験も少なく、素養のみでポンッとこういった作品が書けるなら、それは奇跡です。
しかしおそらくそれは違うのでしょう。著者の作家志望は、きっと長期に及ぶに違いありません。
本作をそんな風に感じながら読みました。つまり作品よりも、作家(作意)が常に際立って来るのです。

この作品には、経験の真がどうも見えません。高く鳴り響いて胸をしめつけているはずの孤独は、
それが修辞のままに諸所に飾り直されもするようです。そうやって作家のための作品は、
作意の抑圧を受け続けてしまっているようです。その象徴がきっと、にな川の背中なのでしょう。

偏愛するオリチャン(佐々木オリビア)に聴き入りながら、気を寄せるのかまだ定かでもない主人公の私に、
したたか蹴りつけられるにな川の背中、それこそが著者にとっての小説(作品)のように思えてなりません。

所謂、綿谷プロジェクトも十年選手です。先ずはこのにな川の背中を確と向け直して欲しいところです。
正々堂々(倒錯もまた然り)の抱擁を交わし、自分を預け、他者に出会う。
そして著者にも背中の或ることをです。そうした経験の真を確保したような創作を望ましくします。
作家を証し立てるのは作品に他ならず、逆は決してあり得ないこと。
自他に偽りのない、今後にそんな傑作を期待しています。
(継続する作家魂に感を得て不躾の強弁、なにとぞ悪しからずを下さい。頓首です)
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.171
(2pt)

蹴りたい執筆

今さらを文庫で読んだ『蹴りたい背中』は、装丁のイラストが好いです。
女子高生のキグルミを被った著者がなにか、そこに居るかのようです。

清新、繊細な感覚にして秀逸な文体と話題になった出だしから、それが十代の作家の
筆になった作品とはとても思えず。それも実質二作目と云うのだから、たぶんそれは
読ませる為の文章完成度を天才的に著者が有しているということなのでしょう。

話の流れ、シーンのリアリティ、場面転換、各要素の関連付け、人物描写、空間位相etc。
また十代に顕著なセンシティビティに併せ、その巧みな修辞を見るに付け、ひとりの作家の
内に共存する手練に長けたベテラン作家の在ることに、少なからずの不思議すら覚えます。

文学的な経験も少なく、素養のみでポンッとこういった作品が書けるなら、それは奇跡です。
しかしおそらくそれは違うのでしょう。著者の作家志望は、きっと長期に及ぶに違いありません。
本作をそんな風に感じながら読みました。つまり作品よりも、作家(作意)が常に際立って来るのです。

この作品には、経験の真がどうも見えません。高く鳴り響いて胸をしめつけているはずの孤独は、
それが修辞のままに諸所に飾り直されもするようです。そうやって作家のための作品は、
作意の抑圧を受け続けてしまっているようです。その象徴がきっと、にな川の背中なのでしょう。

偏愛するオリチャン(佐々木オリビア)に聴き入りながら、気を寄せるのかまだ定かでもない主人公の私に、
したたか蹴りつけられるにな川の背中、それこそが著者にとっての小説(作品)のように思えてなりません。

所謂、綿谷プロジェクトも十年選手です。先ずはこのにな川の背中を確と向け直して欲しいところです。
正々堂々(倒錯もまた然り)の抱擁を交わし、自分を預け、他者に出会う。
そして著者にも背中の或ることをです。そうした経験の真を確保したような創作を望ましくします。
作家を証し立てるのは作品に他ならず、逆は決してあり得ないこと。
自他に偽りのない、今後にそんな傑作を期待しています。
(継続する作家魂に感を得て不躾の強弁、なにとぞ悪しからずを下さい。頓首です)
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419