蹴りたい背中

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評判

蹴りたい背中の評価:

3.63/5点 レビュー 175件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全350件 41〜60 3/18ページ
No.310
(5pt)

認めてほしい?

綿矢りささんの作品は初めて読みましたが、感情を表現する言葉のセンス、書き方が好きになりました。(冒頭の「さびしさは鳴る」など。)
タイトルにもある、背中を蹴ると言う行為も自分より立場が下の、好きでも嫌いでもない、でもなぜか気になる存在に対する言葉では言い表せない感情を表しているのかなと解釈しました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.309
(5pt)

認めてほしい?

綿矢りささんの作品は初めて読みましたが、感情を表現する言葉のセンス、書き方が好きになりました。(冒頭の「さびしさは鳴る」など。)
タイトルにもある、背中を蹴ると言う行為も自分より立場が下の、好きでも嫌いでもない、でもなぜか気になる存在に対する言葉では言い表せない感情を表しているのかなと解釈しました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.308
(4pt)

辞書にはない感情

思春期特有の、「周りと比較した自分」から始まる感情をとてもうまく表現しているように思う。
周りと合わせることに違和感を感じる主人公、周りと合わせることをしない人物にながわ、自分を殺してその他大勢に合わせる主人公の幼馴染。

主人公が、周りに合わせるように生きているクラスメートを見下し、また周囲の人間に興味のないにながわも見下している、そしてそんなことを考えている自分も見下している。この何とも言えない思春期特有の気持ちをうまく、ストレートに表現できているのが本書だと思う。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.307
(4pt)

辞書にはない感情

思春期特有の、「周りと比較した自分」から始まる感情をとてもうまく表現しているように思う。
周りと合わせることに違和感を感じる主人公、周りと合わせることをしない人物にながわ、自分を殺してその他大勢に合わせる主人公の幼馴染。

主人公が、周りに合わせるように生きているクラスメートを見下し、また周囲の人間に興味のないにながわも見下している、そしてそんなことを考えている自分も見下している。この何とも言えない思春期特有の気持ちをうまく、ストレートに表現できているのが本書だと思う。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.306
(5pt)

本当に蹴るヤツはいない…やっちまったw

思春期のあの頃…
若いってことは無茶だ。

人は同時にありとあらゆる可能性を脳内で試行錯誤しているのだから蹴りたいと思うことだってあるだろう。
だが、実際に蹴る奴はいない。

…蹴ってしまう。
その感性が素晴らしい。
俺なら、蹴ったあと我慢できそうにない。
自分でも大ウケ、相手の間抜けさもウケる、相手も何で蹴られる、めちゃくちゃウケる。
どの立ち位置に瞬間移動して入れ替わっても爆笑。無理っす。ストーリーおかしくなるからぁ。
こんなに笑ったの久々。
キミら、役者じゃね。
.
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.305
(5pt)

本当に蹴るヤツはいない…やっちまったw

思春期のあの頃…
若いってことは無茶だ。

人は同時にありとあらゆる可能性を脳内で試行錯誤しているのだから蹴りたいと思うことだってあるだろう。
だが、実際に蹴る奴はいない。

…蹴ってしまう。
その感性が素晴らしい。
俺なら、蹴ったあと我慢できそうにない。
自分でも大ウケ、相手の間抜けさもウケる、相手も何で蹴られる、めちゃくちゃウケる。
どの立ち位置に瞬間移動して入れ替わっても爆笑。無理っす。ストーリーおかしくなるからぁ。
こんなに笑ったの久々。
キミら、役者じゃね。
.
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.304
(5pt)

痛すぎる

この痛さを理解できる人は強い
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.303
(5pt)

痛すぎる

この痛さを理解できる人は強い
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.302
(5pt)

綿谷りさの最高傑作と思う

とにかく美しい小説
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.301
(5pt)

綿谷りさの最高傑作と思う

とにかく美しい小説
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.300
(4pt)

心揺さぶる作品でした。

よくある高校生活の中でクラスの余り物である「私」と「にな川」の関係や、「絹代」の存在。恋愛や、いじめ、事故、事件などなにも無いのに心が揺さぶられる作品でした。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.299
(4pt)

心揺さぶる作品でした。

よくある高校生活の中でクラスの余り物である「私」と「にな川」の関係や、「絹代」の存在。恋愛や、いじめ、事故、事件などなにも無いのに心が揺さぶられる作品でした。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.298
(5pt)

笑わせ方

当作品の影響で、僕も、背中を蹴りました
格闘技の小説ではありません
作者の年代としてはギャグセンスがある
でも、文の初めに意識して好フレーズを置くという技術はむしろ、直木賞ライクで、好きになれない
年々、不抜けた小説を作ってる
ここをピークに見ても良いと思う
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.297
(5pt)

笑わせ方

当作品の影響で、僕も、背中を蹴りました
格闘技の小説ではありません
作者の年代としてはギャグセンスがある
でも、文の初めに意識して好フレーズを置くという技術はむしろ、直木賞ライクで、好きになれない
年々、不抜けた小説を作ってる
ここをピークに見ても良いと思う
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.296
(4pt)

にな川はイケメン

にな川はつかみどころのない気がつかえる優しくてかっこ良い男でときめきました。長谷川がオリチャンに夢中のにな川に嫉妬して彼を痛めつけたいような気持ちになる瞬間はわかるような気がしました。自分の彼氏との思い出を重ねて懐かしさがありました。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.295
(4pt)

にな川はイケメン

にな川はつかみどころのない気がつかえる優しくてかっこ良い男でときめきました。長谷川がオリチャンに夢中のにな川に嫉妬して彼を痛めつけたいような気持ちになる瞬間はわかるような気がしました。自分の彼氏との思い出を重ねて懐かしさがありました。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.294
(5pt)

焦らないで、ゆっくり前へ進んでください。

感動しました。

一行目から示されている通り、作品の主題は「寂しさ」であり、
小説全体は「孤独の殻から脱け出して成長していこうとしている二人の物語」として読むことができます。

独白や細かい記述が多かったり、とっつきにくい人物たちだったりで、
前半は停滞感や作品への入り込めなさを感じて退屈しながら読んでいましたが、
「二人は成長していこうとしている」ということに気づかされてからは一気に感情移入が進み、
人物たちに愛しさを感じながら読み終えました。

二人の状況が理解でき、感情移入が成立していると、
たとえばお見舞いのシーンも非常にドラマティックなものに見えてきます。

 「にな川、オリチャン以外のことについて話そう」

 「クラスの人たちどう思う?」

と、一見はどうということのない日常会話に見える台詞ですが、
「孤独の殻を破って、一歩を踏み出す」という状況の中では、
勇気のいる、大きな意味を持つ台詞になってきます。

こういう風に、「小さなことで大きく動かす」ことができるのは、作者の技量でしょう。

ちょっとしたことを象徴として使うという技術も多用しており、
その辺りを読み飛ばしてしまうと物足りなく感じたりもするのかもしれません。

まずは冒頭の紙屑の山があります。

明示されている通りこれは「孤独な時間」の象徴ですが、
(「さびしさが聞こえないようにプリントを千切る」→「結果としてできた紙屑の山は孤独な時間の凝縮」と、
論理的に象徴を組み立てているのも上手いです)
にな川と話したあとで、この紙屑の山がなくなっています。

にな川によってハツの孤独に変化が生じたこと、それでもまだ孤独にしがみつきたい気持ちがあることを、
「紙屑の山=孤独な時間」という象徴を無駄遣いせずに、上手く使って示しているところでしょう。

 ここ、カーテンの内側では、私のプラスチックの箸が弁当箱に当たる、かちゃかちゃという幼稚な音だけが響く。

という記述も、表面上は音の話として書いていますが、
孤独を気取る自分の幼稚さをハツが自覚していることを、やはり象徴的に書いているところです。

こういう細かいところで内面の変化や、葛藤が生じ高まっていくことをちゃんと書いているので、
なんでもない平凡なような話が、ドラマティックな動きのあるものとして感じられます。

一番上手いと思い、感動もしたのが、表題にも引いたフレーズです。

 焦らないで、ゆっくり前へ進んでください、

と。

一見はライブ会場の整理係の平凡な注意なんですが、
「成長していこうとしている二人の物語」の中では、
二人の成長を見守り励ます、優しく温かいフレーズとして響きます。

一歩を踏み出し、成長に向かい、関係も進んでいくであろう二人ですが、
家庭のことや学校のことなど、先がそうそう上手くいかないであろうことも示されています。

微妙なところに着地して終わる小説ではありますが、
このフレーズであったり、にな川がハツの手を引っぱる描写なども効いているので、
「全体としてはちょっとプラス」ぐらいの感覚になり、
爽やかで前向きな気持ちで読み終えることができます。

…ということで、全体として「上手い。感動する」という感想です。

デビュー当時の過剰な報道が去った今だからこそ、
ちゃんと価値や技術が評価でき、素直に楽しめるようになったのかもしれません。

一時期の話題で終わってしまうにはもったいない名作であり、優れた小説家だと思います。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.293
(5pt)

焦らないで、ゆっくり前へ進んでください。

感動しました。

一行目から示されている通り、作品の主題は「寂しさ」であり、
小説全体は「孤独の殻から脱け出して成長していこうとしている二人の物語」として読むことができます。

独白や細かい記述が多かったり、とっつきにくい人物たちだったりで、
前半は停滞感や作品への入り込めなさを感じて退屈しながら読んでいましたが、
「二人は成長していこうとしている」ということに気づかされてからは一気に感情移入が進み、
人物たちに愛しさを感じながら読み終えました。

二人の状況が理解でき、感情移入が成立していると、
たとえばお見舞いのシーンも非常にドラマティックなものに見えてきます。

 「にな川、オリチャン以外のことについて話そう」

 「クラスの人たちどう思う?」

と、一見はどうということのない日常会話に見える台詞ですが、
「孤独の殻を破って、一歩を踏み出す」という状況の中では、
勇気のいる、大きな意味を持つ台詞になってきます。

こういう風に、「小さなことで大きく動かす」ことができるのは、作者の技量でしょう。

ちょっとしたことを象徴として使うという技術も多用しており、
その辺りを読み飛ばしてしまうと物足りなく感じたりもするのかもしれません。

まずは冒頭の紙屑の山があります。

明示されている通りこれは「孤独な時間」の象徴ですが、
(「さびしさが聞こえないようにプリントを千切る」→「結果としてできた紙屑の山は孤独な時間の凝縮」と、
論理的に象徴を組み立てているのも上手いです)
にな川と話したあとで、この紙屑の山がなくなっています。

にな川によってハツの孤独に変化が生じたこと、それでもまだ孤独にしがみつきたい気持ちがあることを、
「紙屑の山=孤独な時間」という象徴を無駄遣いせずに、上手く使って示しているところでしょう。

 ここ、カーテンの内側では、私のプラスチックの箸が弁当箱に当たる、かちゃかちゃという幼稚な音だけが響く。

という記述も、表面上は音の話として書いていますが、
孤独を気取る自分の幼稚さをハツが自覚していることを、やはり象徴的に書いているところです。

こういう細かいところで内面の変化や、葛藤が生じ高まっていくことをちゃんと書いているので、
なんでもない平凡なような話が、ドラマティックな動きのあるものとして感じられます。

一番上手いと思い、感動もしたのが、表題にも引いたフレーズです。

 焦らないで、ゆっくり前へ進んでください、

と。

一見はライブ会場の整理係の平凡な注意なんですが、
「成長していこうとしている二人の物語」の中では、
二人の成長を見守り励ます、優しく温かいフレーズとして響きます。

一歩を踏み出し、成長に向かい、関係も進んでいくであろう二人ですが、
家庭のことや学校のことなど、先がそうそう上手くいかないであろうことも示されています。

微妙なところに着地して終わる小説ではありますが、
このフレーズであったり、にな川がハツの手を引っぱる描写なども効いているので、
「全体としてはちょっとプラス」ぐらいの感覚になり、
爽やかで前向きな気持ちで読み終えることができます。

…ということで、全体として「上手い。感動する」という感想です。

デビュー当時の過剰な報道が去った今だからこそ、
ちゃんと価値や技術が評価でき、素直に楽しめるようになったのかもしれません。

一時期の話題で終わってしまうにはもったいない名作であり、優れた小説家だと思います。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700
No.292
(5pt)

わたしも○○○○の背中を蹴りたい

「食わず嫌い」という言葉がありますが,わたしはどうやら「読まず嫌い」のようです。
芥川賞を受賞し,世間の注目を集め125万部も売れた本ですがようやくというか,いまさらというか読みました。それはタイトルの「背中を蹴る」という言葉に対しての嫌悪感というか,生理的に受け付けなかったからです。まさに読まず嫌いです。
背中を蹴ることについて自分なりに考えてみました。背中を「たたく」でもないし,「頭」を蹴るでもないし,「背中を蹴る」ことのピッタリ感が,長谷川とにな川のもやもやとした関係を象徴しています。人は,どんなときに背中を蹴りたくなるのか,想像してみました。そんなことがあるかな~とか,長谷川も,にな川もお互いに自分の感情を露わにしません。
高校生が登場人物なので,青春小説と言っていいでしょうが,感動や涙や苦悩や友情,信頼,恋愛などいっさい持ち込まない妙に乾いた世界が新鮮でした。背中を蹴るのは青春時代に限ります。わたしの青春はとっくの昔にはるか彼方に行ってしまいましたが,中高生がこの作品を読んだら,「あるある,わたしも○○○○の背中を蹴りたいときがあるよね~」と言うのでしょうかね。
蹴りたい背中 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中 (河出文庫)より
4309408419
No.291
(5pt)

わたしも○○○○の背中を蹴りたい

「食わず嫌い」という言葉がありますが,わたしはどうやら「読まず嫌い」のようです。
芥川賞を受賞し,世間の注目を集め125万部も売れた本ですがようやくというか,いまさらというか読みました。それはタイトルの「背中を蹴る」という言葉に対しての嫌悪感というか,生理的に受け付けなかったからです。まさに読まず嫌いです。
背中を蹴ることについて自分なりに考えてみました。背中を「たたく」でもないし,「頭」を蹴るでもないし,「背中を蹴る」ことのピッタリ感が,長谷川とにな川のもやもやとした関係を象徴しています。人は,どんなときに背中を蹴りたくなるのか,想像してみました。そんなことがあるかな~とか,長谷川も,にな川もお互いに自分の感情を露わにしません。
高校生が登場人物なので,青春小説と言っていいでしょうが,感動や涙や苦悩や友情,信頼,恋愛などいっさい持ち込まない妙に乾いた世界が新鮮でした。背中を蹴るのは青春時代に限ります。わたしの青春はとっくの昔にはるか彼方に行ってしまいましたが,中高生がこの作品を読んだら,「あるある,わたしも○○○○の背中を蹴りたいときがあるよね~」と言うのでしょうかね。
蹴りたい背中 Amazon書評・レビュー: 蹴りたい背中より
4309015700