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ビアンカ・オーバースタディの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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"見られている。でも、気がつかないふりをしていよう。気がつかないふりをしていると思われてもかまわない。いつも見られているから平気なんだと思われせておけばいい。"70代の著者による本書は、ハルヒのイラストレーターによる表紙に騙されがちですが。中身は【ラノベの皮を被せた著者らしいSF作品】でおどろかされます。 個人的には、好きな作家である"文学界、SF界の巨匠"筒井康隆氏が、まさかのライトノベルを?と実は本書の事を2017年にまさかの【他人による著者公認の続編】が、出た時に遅れて知って恐々手にとったのですが。ライトノベル全体の皮肉めいたメタファーを感じさせつつ、中身はなかなかに【倫理観のぶっ飛んだSF小説】で一安心?というか、これまた驚かされました。 しかし、本当に著者は様々な分野の構造を把握した上で、あらゆるジャンルの物語を書ける人ですよね。。その果敢な挑戦が70代になっても続いている事に心から尊敬の念を抱きます。 ラノベ風の筒井康隆作品を読んでみたい誰か、オールドSF好きな誰かにオススメ。#ビアンカオーバースタディ | ||||
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本当にラノベフォーマットだ。 筒井康隆が遊んでいるとしか思えない内容だったが、やっぱりメタな内容だな。 | ||||
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コピペのような書き出し、雑すぎるシナリオ展開、美少女ばかりの女性キャラたち、振り回されるだけの情けない男、人気絵師の起用、続巻を匂わせるようなテキトーなオチ etc… これらの要素を使って、ラノベを徹底的に揶揄するために書かれた作品だと思う。 正直話自体はまったくと言っていいほど面白くなかったんだけど、たぶんそれも狙ってやってる。 お前らが有難がって読んでるラノベは所詮こんなもんなんだぞ、と。 そういったことを伝えるために、わざとつまらない話にしているように思われる。 で、お前らみたいな情けない男ばかりだと未来がヤバイぞ。ラノベばっか読んでないで俺の小説を読め! とかそんな感じのことを言いたかったんじゃないかなと。 ただまあこれを読んだラノベファンの方が、それこそ表紙の絵だけで買った人たちが、そういった感想を抱くがどうかは正直分からない。 また、エンタメとしてもメタラノベとしても楽しめると書いてあるが、メタ的な視点なしで楽しむのはかなりきついと思う。 一方で、普段からラノベに対して危機感を抱いている人からすれば、今更言われるまでもない、といった感想になるのではないだろうか。 普段ラノベしか読まない人から評価されれるのならばともかく、著者のファンから評価されているようでは、本作の試みは失敗に終わっているように感じる。 個人的には、こういった作品は嫌いではないが…… | ||||
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エロ部分に女性ウケの懸念はあるものの,『文学界の巨人』という看板を横に置けば, 学園コメディに軽めのSFを交えた,短い時間でサラッと読めるお手軽な一冊という印象. 最後に少し説教,皮肉めいたやり取りが見られ,こちらはややありがちにも感じましたが, そこを除けば,前向きな決意からのズッコケオチまで,ストンとキレイにまとまっています. 問題は横に置いたその看板であり,最後以外はどの章も冒頭の語りが同じであったり, 似た意味の言葉を重ねる書き方や,美少女やエロなどの『ラノベっぽい』部分について, これが巨人の遊び心なのか,何かしらの揶揄を含むものなのかは判断に悩まされるところ. ただ,裏を返せば,看板がなければよくある設定とキャラクタ,稚拙な文章となるわけで, 『あとがき(後述)』でのコメントも併せ,なかなか罪作りな作品とも思えてしまいますが, このあたりは,著者のファン,ラノベのファンなど,読む側によっても違ってくると思います. なお,話題(?)だったらしいその『あとがき』は,文庫版には収められていないのですが, を出版した星海社のWebサイトの方で読むことができます.(コメント欄にURLを記述) | ||||
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メタ非メタ好きな方で読めと書いてありますが、非メタで楽しむのは少し厳しいのではないでしょうか ライトノベル未経験者が楽しめるとすれば この作品から、ライトノベルとはどういうものかと逆算的想像を膨らませることくらいです 非メタでも楽しめる人は楽しめるのでしょうが だったら私は同作者の別作品を読みます | ||||
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読後に思ったのは これはラノベではない、ということです。 どうしてそう思ったのか考えたのですが、 若者の悩みや葛藤などの心理描写に欠けている、という結論になりました。 僕にとってラノベは青春小説であり、主人公の独白があるものを指すようです。 ラノベの形態が基本的に一人称なのは、 主人公の心情に描写の重きを置きたいからでしょう。 ラノベを本当に批判したいのなら、もっと作者が登場人物に近づいて書くべきではないでしょうか。 そして、若い軟弱な男を批判するならば主人公も男にすべきだと思います。 女の子が主人公で、その彼女が未来の状況を冷静に分析した結果、 ラノベを読むような軟弱な男がその原因である、という結論に至る。 これで若い読者の感性に訴えることができますか? 本当に批判しているとは思えません。 つまるところ、この本は実験小説なのではないでしょうか。 古典的なSF小説にラノベに出てくるような登場人物を組み合わせるとこんな話になる、 というような。 それ以外にうまく言い表すことができません。 | ||||
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前半は、まあ、映像化したらモザイク必須だが、全裸シーンがあるわけでもなく、さっぱり爽やかなエロスと青春模様が展開される。 だが後半に入り、舞台が未来に移ると、クライミライについて解説が入る。 文明は衰退、人類は虚弱化、おまけに生物災害まで発生。男性の草食化は進行して、生身の女性を前にして欲情はしても抱く気にならない。ここら辺のシニカルな展開はいつもの筒井康隆だ。 初のライトノベルで、過去の作家たちが越えまいと引いていた一線を簡単に越え、更に自他両方の過去作品を簡単に連想させるようなパロディを盛り込み、いつものアイロニカルな作風も忘れず加えた問題作を書いた筒井康隆氏。 喜寿を過ぎてもまだまだ意気軒昂のようだ。 | ||||
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自分は若い頃はよくSF小説を読んでいて、筒井先生の作品もいくつか拝読させて頂いたのだが、エログロ描写がキツすぎて敬遠する傾向があった。 しかし御歳七十七にして初めてラノベを執筆されたというので、これは読まねばならんだろうと手に取った。 読み始めは、実験のために採取…とか、なんだかエロマンガみたいな設定だなぁ…くらいの感想しかなかったが、読み進めるうちに、生物学実験の丁寧な描写、それでいて冗長な専門的記述を続けることも無いテンポ良く話しが進む軽快さに惹かれていった。そこはさすが大作家の筒井先生である。 ただ、お尻を撫でたりするとか、やはり所々は昭和のセンスだなぁ…という気もした。 最も感心したのは、筒井康隆&いとうのいぢというタッグで、時をかける少女やハルヒのようなものを期待している人に、それらのオマージュでちゃんと応えている所である。 客の読みたいものを出す、さすがはプロ中のプロだと思う。 のいぢ先生の挿絵は秀逸で、こんなモノを手に持ってる女の子の絵、のいぢ先生はどう思いながら描いたんだろう、とかニヤニヤしてしまった。 情けない男ばかり出てくるのにもちゃんと意味があって、未来がこうなってしまった理由の種明かしの場面では、あの惨事がモチーフになっていて、これが2012年に書かれた新しい作品なんだと再認識した(あとがきで早く出したがっていた理由はそれなのだろう)。 未来人はHGウェルズのタイムマシンのエロイ、敵やカエルにはモーロックっぽい印象を受け、タイムパラドックスの説明などにも、これは王道の古典SFだなぁ…という感想を持った。 読後感は、子供の頃に読んだどの古典SFにもあった、この腐った社会をどうにかしようぜ!みたいな熱いノリを感じて、なんだか懐かしい気持ちになりました。 | ||||
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やっぱり作者の世代が違うんだろうなと納得した。 キャラクターの男女ともに、反応のひとつひとつに自分とズレがある。 ライトノベルが売りにする、女の子の可愛らしさが前に出てこず、時に嫌悪感を抱くところもある。 「これはないだろう・・・」とつっこみを入れながら読み進めた。 しかし逆に、そういうものだと割り切ってしまうと、それはそれで味があるようにも思えた。 次はどんなエロティックな展開がくるんだろう、と期待してしまう。 あと矢座間、いくらなんでも可哀想すぎるだろうw | ||||
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筒井康隆がライトノベルを真剣に莫迦にした作品。 あとがきを読めばどういうスタンスでこの作品が出来たのか一目瞭然で、 自分はライトノベルが好きだけど、筒井康隆を憎めない(笑) 筒井康隆のファン、特に「時をかける少女」のような作品が好きな人は読まないのが賢明だと思います。エロ本ですので。 私は特にファンという自負無かったのですが少しショックを受けています。 あと、知り合いにも読んでほしくないな。 変な誤解とか生まれるかもしれない。もしそうなったら、太田が悪いと思う。 まあ、色んなことを言いましたが話のタネになるくらいしか価値のない作品だと思います。 私的には、カゲロウみたいなもんです。 | ||||
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筒井御大のライトノベル。メタフィクションとするか、遊び、駄作、無意味どうとでも とれます。でも筒井康隆のSF小説なのです。 | ||||
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ここのレビューでけなしてる、若い連中の反応は、まさに筒井康隆御大の狙いそのものだ。ライトノベルの読者層と業界を罵倒し、侮辱し、冒涜する為の下ネタ三昧で、その為に読者レベルを考えて、直接的な攻撃を避けてはいるが、ライトノベル愛好者が傷つくのも無理はない。かと思うと終盤では直接的な説教そのものを始めたりと、遣りたい放題も健在。もっとも、オールドファンへのサービス的なドタバタを書くことについては、それだけではモチベーションが続かず、最後まで書けなかったかもしれない。そこを支えたのは、自分自身が最初期のジュブナイルに関わった事で、後世にラノベという奇形を世に産み落とした、という自負と自責の念なのだろう。 | ||||
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御歳77歳、「時をかける少女」の作者で 断筆宣言騒動やら、関西ローカルのビーバップ!ハイヒールの かしこブレーンのあの筒井康隆がラノベ書いた! ってな感じで興味がわいて買いましたが さすがにキッツいわー、、イタすぎる。 いわゆる文面を通して作者のイタさが伝わってくるタイプの作品です。 そりゃ70台でラノベ書いたらこうなるわ。 文章そのものはスラスラと読めるので フィルターかければそれなりに楽しくは読めるけど、、 キャラにおっさん臭い言動や行動が目に付く。 そんなキャラ設定でもないのにいきなり女のケツ触るキャラ とか、○○を切り取っちゃうキャラとかもうダメ。 あとカエルやカマキリの戦いなんて描写されてもつまんね。 どうせイタくてメタなら厨二病設定でも入れてくれた方がマシだと思う。 いとうのいぢの絵が無かったら読んでられなかったね。 個人的には小学校高学年くらいがターゲットの えっち風味のラノベとしてなら許せるかなって内容でした。 メタラノベとしても読めるって言われても エンタメラノベとしてイマイチな内容なのに ラノベなんて換骨奪胎すればこんなもんだろってメッセージされてもねぇ。 メメタァ! | ||||
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『ビアンカ・オーバースタディ』です。77歳の筒井康隆がついにライトノベルに参戦、という話題作です。 あとがきに言及があるように、本書には二つの読み方があって、一つは看板通りのライトノベル的読み方。もう一つは従来の「筒井文学」としての読み方だそうです。 読み方を選ぶ権利はもちろん読者にありますし、大御所がラノベに参戦、という看板で本書を買ったのですし、「筒井文学」というのが未読ということもあり、自分はラノベとして読みました。 ラノベとしての感想は、面白かったのですが、色々と引っかかる部分が多かったです。 中身の分量の少なさの割には値段はガッツリ高いですし。 手○キとか金○○切除とか、ラノベでそこまでヤっちゃダメじゃないの、という展開には引いてしまいましたし、意図的とはいえ、同じ文章を繰り返す冒頭部分も、どうしても手抜き感をぬぐえませんでした。 ほんのりSF風味で21世紀版時をかける少女というのは上手い味付けでしたし、ラストの展開はきれいで、そのきれいさをたった一行でぶち壊すオチも秀逸でした。 いとうのいぢのイラストは本編もカラーで、こちらは良かったと思います。 評価は★3。面白かったのは面白かったです。が、減点ポイントも多かったということです。 これを出版したのが星海社フィクションズ、ということで、実績の出ていないレーベルが迷走した結果かな、という思いも無きにしもあらずでした。 | ||||
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恐らく、内容はともかく筒井康隆が大好きという人は評価が高いのでしょう。 内容は、ラノベとしてもメタラノベとしても筒井康隆が書いたとしても普通です。 ただ、読みながら「筒井康隆もラノベを読んでこう解釈したんだ」とか 想像するのは楽しいです。 私が面白かったのは「ウブメ効果」です。 筒井康隆も京極夏彦を読むんだ・・・しかも、物語の特性に名前をつけて活用してるという点で さすがだなと思いました。そういうのを探すには楽しい作品です。 | ||||
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何とも微妙。キャラはそれなりに良いんだけど、細部でかゆいところに手が届かない的なもどかしさを感じてしまう。 筒井氏の作品は40冊以上は読みあさった身だが、これはその中で言えばどちらかというとつまらない方に分類される。 いや、そもそも氏の代表作に上がる「時をかける少女」自体、映画やドラマで人気が出ただけで、そんなに面白い作品ではない。 そのつまらない作品の現代版なのだから期待したのがまずかったのかも。 筒井作品の本来の下劣さや面白さはこんな低レベルじゃないわけで、ファンとしてはちょっと残念だ。 それとも氏も歳を取って作品の刺々しさが削れてしまったということなのだろうか。 | ||||
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挿絵担当がいとうのいぢさんで一見オタク向けなのに、そういう層に対する配慮が清々しい程にないというのが本作に対する率直な印象です。 オタクが発狂し主人公の女の子がビッチと叩かれかねない危うさがあるのが本作の特徴かも知れません。 ●女主人公たちはある目的の為に前半部分だけで男二人に何度か手コキしてあげて精子を採集する。(採集される側の男が本当に気持ち悪い!) ●男キャラは女キャラの尻を触る、触る。なんというか男キャラが総じて悪い意味で変態すぎる。 ●ある女の子はモブキャラの玉袋を剃刀でちょん切る。(ひぎぃぃぃ!) ストーリーはタイムトラベルものですが、タイムパラドックスなんかの具体的な説明はせず、ただ時間移動をする程度のお話。 ただし、あとがきにもあるように、現代世界を思わせるメタ要素もあり。 文字通りライトノベルで、あっさりと活字を楽しみたい方にはおススメ。 著者の他の作品のように手元に残しておきたいと思えるほど記憶に残る作品ではありませんでした。 | ||||
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確かに内容は面白いのですが・・・900円の価値分あるか? と言われればないとしかいいようがないですね。うすぺらい同人誌を見てる感じです。 内容も濃いかといえばうすぺらかったです。ファンの人にはたまらないのかもしれませんが・・万人向けではないと思いますね。 1000円近い書籍ですともっとボリュームがあってしかるべきだと思います。 (少なくともあと1,5倍はあったほうが) 文字ばっかりという意見もありましたが・・・本当にそうか?と言いたいですね。文字数は現在出てるライトノベルに比べても少ないと思いますよ。 ハルヒはぎっしりと感じましたがそれに比べると月とスッポンくらいに少ないですよ。 | ||||
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端的に言えば、萌えないし抜けない。 可愛いくて頭のいい女子高生。 色気があって男勝りな女子高生。 可愛いくて明るい妹キャラ。 こんだけ揃えばラノベならもっとあざとくキャラクター描写してくるところだが、それがない。 ストーリーも最後はベタベタなラノベ的展開を見せるのですが、御大がそれを書くことに余り興味がないのか、たいしたラストバトル的な盛り上がりもなく、かわりに御大の説教であっさり終わってしまいます。 一方で蛙の生態、体外受精の手順といった設定描写には余分なまでに注力されており、なるほどこの作品はラノベ要素を最大限盛り込みつつ力の入れどころをわざと反対にしたメタラノベなのだと勝手に納得させられました。 そういう意味で見ると面白いですが、ラノベとしては萌えないし抜けない。 抜けないのは御大の文から滲み出る昭和の薫り故のような気もするのですが、御大に文句垂れるなど恐れ多いと感じている読者諸氏のために最後にステキな八つ当たり先を筒井康隆氏は我々に提供してくださいました。 すなわち、太田が悪い。 | ||||
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筒井康隆77歳、ラノベ書いちゃいました☆ …というキャッチコピーに惹かれて書店で予約購入しました。ラノベ読書歴のほとんどない、ごくありふれた小説好きな一読者としての感想です。 まず、現時点で既に投稿されているレビューが5つ星ばかりであることに、やや違和感を感じながら書いています。いままでの筒井作品と比べても、私には本書に特筆すべき面白さがあるとは思えませんでした。"ラノベ"というフォーマットが悪い意味で足枷になっているような歯痒さ、中途半端さを感じると言えばいいのでしょうか…。理解力不足と言われればその通りかもしれませんが、これが高評価なら今時のラノベって一体どんなレベルなんだ。と思わなくもありません。 『主人公である超絶美少女ビアンカが実験のために手近な男をクールに抜きまくるタイムトラベル学園コメディー』として、性描写が過激と話題になっているようですが、もっと突き抜けた"爽快なやっちゃった感"が筒井氏の持ち味だと思っている私としては、この程度、騒ぐ程でもないだろうに。と思ってしまいます。というかむしろ物足りない。これではエロ小説としても魅力に欠けるんじゃないだろうか。その実用性や如何に。 強いて言えば、いちばん面白いのは目次とあとがきです。ラノベ読書歴がないので、『メタ・ラノベ』としての楽しみ方ができず、十分に良さを堪能できなかったのかもしれません。とはいえ、続刊が出るなら読んでみたい気はしています。複雑。 これで1000円近い定価は…(笑。 本書を手に取った方にとって、他の筒井作品への入り口になるといいなと思います。どれも面白いよ。 | ||||
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