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ほかに誰がいる
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ほかに誰がいるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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あのひとに出会うまで十六年もかかってしまったという気持ちは、後悔に少し似ている。 という書き出しが好きです | ||||
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仕事で読むことに。帯に「衝撃作」とあるから期待していましたが、それほどでもありませんでした。固有名詞と「女性」ということを上手に使ってあるなあとは思いましたが。 | ||||
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内容、読了感ともに好き嫌いがはっきりと分かれると思います。全く受け付けないという人もいるでしょう。私は大好きな一冊です。 純粋すぎるがゆえにどんどん破滅へと向かう主人公に、思わず「ちょっと待って!」と言いたくなります。でも彼女にはどんな人のどんな言葉も通用しないでしょう。それくらい愛している人がいるから。「恋は盲目」どころじゃありません。 彼女の姿は痛々しく、時に見苦しく、理解しがたいけれど、どこか美しい。最後の一文に胸が締め付けられました。 | ||||
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一体どうなるのだろう そして、この狭くておまじないだらけの恋愛は きっと女子の大半は持っている暗い洞窟のような気持ちだ等と思いました。 いやーーびっくりした、最後の方。 | ||||
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人を想うということは 簡単には伝わらない。 狂ってるかもしれないけど、 これが本当の愛だと思えてならない。 狂気に満ちた物語です。 すごく衝撃的で、切なく、、、 けれど、おそらく死ぬまで忘れることない本です。 | ||||
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想いを遂げられぬ相手と「つながり」を持つため主人公えりが 使った方法とは....まさに、ここまでするか、という驚きと恐怖。 でも「破滅へ向かう衝撃作」と謳われながら、読後感は不思議と悪くなかったです。 | ||||
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設定はまったく異なるが、映画「ベティ・ブルー」(原題:37.2℃)を連想させる。何も理屈はなく、限りなく純粋な恋愛小説。恋愛を維持するために、ヒロインは自分をどんどんすり減らす。恋愛に対するリアクションはすべてが自傷行為である。他人を傷つけているように見えるが、他人を傷つけた分以上に消耗を続ける。 狂気とも言える破滅型の愛ではあるが、読み進むのになんの抵抗もなく、読後感も悪くない。非常に細かい章立てが、小説のスタイルとしてとても新鮮であった。ビジュアルが自然と頭に浮かぶ、カラフルで豊かなレトリックも秀逸である。 | ||||
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「あのひとのことを考えると、わたしの呼吸はためいきに変わる」 このようなうつくしい出だし、詩的な文体で、うっとりと読み進められるものだと思ってしまいました。 なぜ、なぜ、中盤あたりから気持ち悪くて、生々しいことになってしまったのでしょう・・。それほどまでに想いを寄せる相手、賀集玲子は一見ふつうの女の子に見えます。それほどまで焦がれる魅力はなんだったんでしょうか? ただ、タマイという少年の出現はとても好きです。 | ||||
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小説にのめり込む自分を忘れていました。書店で働いているため、ゲラやプルーフなどが届くのでそれを読むのが精一杯で、小説を楽しむことができなくなり、活字を辿る事さえ食傷気味になっていた私に、読むことの楽しさを思い出させてくれました。『田村はまだか』のゲラは読んでいたのですが、まぁ、面白い地元の作家だな、というくらいの感想でした。でも、この本の荒削りな走った文章にこの作家の将来性を感じた気がします。最近の落ち着いた文章もいいけれど、この作品の疾走感を忘れないでほしいと思います。 | ||||
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「田村はまだか」があまりにも面白かったので、朝倉かすみの過去の作品であるこの本に手を出した。 「田村はまだか」から入ったので、あまりにも対照的な作品で驚いた。 同級生の女の子を好きになるなどというレベルではなく、 相手の自己を尊重してない自己完結で相手を求める女の子の破滅までだからだ。 書き下ろしでわざわざこういうのを書くっていうのにも首を傾げたくなる。 本城えりが、壊れていく姿と言い切るには、 賀集の父だと勘違いした男との時間をきちんと築けてもいる。 賀集玲子がそこまで好きだったというには、 勝手に名前をびろうどと付けその名前をノートに書くことに熱中するのだ。 タイトルを<こんな変な女本庄えり以外、ほかに誰がいる。>にした方が中身とリンクしてると思う。 | ||||
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同級生の美しい少女に心魅かれていく主人公えりの自壊っぷりがページを進むごとに加速して夢中になって読みました。 同性を愛するがゆえの葛藤や叶わぬ恋の苦悩から愛するものとの一体感への欲求が行き詰まっていく主人公の姿がシュールで虚しい。 | ||||
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装丁に惹かれて衝動買いしました。 最初は、物語がどこへ進もうとしているのかわからず、つかみにくかったのですが、 主人公が衝動のまま突き進んでいく姿を見て、決して明るいハナシではないのに、ページをめくる手を止められませんでした。 | ||||
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へえーっ、女が女を好きになるということってあるんだ、しかも,親友にまでもなって。確かに惚れるということはあっても、「恋に落ちるのか」と訊かれれば?わからない。ほかに誰がいる?と思うほど好きになるものなのかなあ?というのが、はっきりとした感想。でも、これが男だったら、ほかに誰がいる?思えるほど好きになって、でも、想いがかなわないので、その人に近い人と関係を持つなんて事はきっとあるのだろうと思う。恋は狂気に近い感情だと思う。最後はものがたりとしてはとても面白い結末でした。 | ||||
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