わたしの結び目
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世の中には絶対に関わってはいけない人がいる。 そう教えてくれる作品だと感じました。 主人公は責任感の強い中2女子。 孤独な子を放っておけない彼女が、 転校先のクラスで浮いている子と交流を重ねる中で、 思わぬ事態の当事者にさせられていきます。 ある少女の暴走っぷりが凄いのですが、 それにも背景があり、 責められるべきは誰なのかわからなくなりました。 教科書的、道徳的な通念が無意味な相手を前に どうするべきなのか? 主人公の出した答えは私の理解を越えていましたが それでも読んでよかったと思います。 (対象年齢は13歳以上かな?) | ||||
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自己肯定感が低い二人の、歪んだ友情物語。 はじめはまともな優等生・里香が、メンヘラの彩名に執着されて酷い目に遭う話だと思っていたけれど、読み進めるうちに里香の方が根深く病んでるようでゾッとした。 彩名は転校生の里香に初対面で偽名を名乗るくらい、分かりやすくおかしい。家庭環境も悲惨で、家では心を閉ざしている。 家族に蔑ろにされる彩名が、誰かの一番になりたいと渇望する気持ちは、異常だけど分かりやすい。現実に目を背けて、自分に都合よく物事を解釈してしまうのも、余裕がなく幼い故だとまだ理解できる。 対して里香は、弱者を救って大人に褒められることで心安らぐ優等生。 こういう子ってなんて言うんだっけ……メサイア・コンプレックス? 彩名と比べて家庭環境はマトモで、言動も普通。だからこそ、終盤の言動が異彩を放つ。 クラスメイトや教師の評価を下げてまで、なぜ彩名に執着する? 里香は大人に褒めてもらいたいから、弱者に優しくしてたんじゃないの? 渇望が強すぎるがゆえに物事を歪んで解釈してしまうのは彩名だと思っていたけれど、一見マトモで人間関係の機微に聡い里香の心にこそ、同じくらい深い穴が空いているのでは? 一方的に彩名の視点で描かれるエピローグが、ただただ不気味だった。 共に相手をターゲットにし、支配するためのパワーゲームを仕掛けていたとしたら、里香は内心高笑いをしていたのかもな……。 | ||||
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自分の気持ちが分かるようで分からず、どうやって人に伝えて良いか分からず、コミュニケーションの取り方が分からず、嫌なことを嫌と言えず、そもそもそれが嫌なのかも分からずに生きてるとこうなっちゃうのかもしれないなぁと思った。 全ての人の要素はわたしの中にもあるとは感じるけど、それを振り払ってわたしはわたし、と言い切れる世界でわたしは生きていたい。 ただ、ないとは言い切れない世界だから小説になっているのかな。 ただ最後があの終わ方なのは拍子抜けした。 あ、コレはホラーなのかな?と割り切ればそれでいーのか、と思えるような終わり方。 わたし的にはそれで良いんだ!!!! という驚きと、ここで閉じるんじゃなくて世界に開いて行こうよ!と言う残念感が出たけど、人によるんだろうな、と思う。 | ||||
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