あさひは失敗しない
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TikTokの本の紹介を見て面白そうだったので買いました。お母さんが全て先回りして失敗の種を取り除いてきた失敗知らずの女の子(20歳)が殺人を犯してしまう話です。 最初ネタバレサイトを見たけどヒットがなく、あらすじやレビューを読んでると母親が過干渉で幼少期はいいけど失敗しないまま大学生になってから困る話なのかなと思ったのですが、結構話は現実的でした。 小学4年生の時に縄跳びテストがあり、友達に何故か裏切られてクラス替えがあるまであさひじゃなくて「ダサひ」ちゃんって呼ばれたとか、親友に無視されたとか、それは失敗には入らないんだ?と思いました。中学受験も第一志望には不合格とか別に全く失敗しないわけでもなく、学生時代の勉強も結構本人が頑張っていたし、母親から脅迫的に失敗を恐れる洗脳を受けていたわけではなさそうでした。 この小説の中で一番ヤバいエピソード扱いされるのは母親が「位置情報アプリを娘のスマホに入れて監視している」「娘の予定を把握したがる」「娘の生理周期を把握している」「娘の今日着る服も選ぶ」だと思うのですが昨今は毒親エッセイブームでパンチは弱い方です。まぁ本人が母親のそういう行動を「そういうもんかなぁ…」と受け入れているというところがポイントかもしれません。束縛というより過干渉なんですよね。 リアルな大学生活の描写があり、大学に入ったら推薦組は馬鹿扱い、彼氏が1年生の夏休みまで彼氏ができなければ残飯扱い等。上智大学では残飯呼ばわりは有名だったけど、それは今でもなんでしょうか?大学ではやたらモテない女を卑下する蔑称が多く、令和の時代にも残っているとしたら残念でした。 大学でいつも行動を一緒にしてる律子の描写はリアルなのですが殺人の動機が、母親に堕胎したことを言うと脅され少額だが(最初はココア)巻き上げられ続けたこと。(最後の方は旅費とか食事代) 自分で律子も実家の電話番号は知らないと言ってるんだから、どうやって律子が自分の母親に秘密を暴露できるんだよ?と思ってしまいました。 大学生活で些細な事をやる役割が決まっていく(レジュメ取ってくるとか席をとっておくとか)1つ1つは些細なことだけど重なると…みたいなのはリアルでめちゃくちゃ共感しました。 信用してた律子に堕胎についてモヤモヤしてぶちまけてしまったらなんかマウントとられたのか?(怒)となり逆になんか脅されてしまう、相談する人間違えちゃったあるある〜笑だと思います。 面白かったです。 | ||||
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あらすじから想像されるものよりもさらに深いテーマを、抉るように描写する作品と感じました。 はっとさせられたのは、次のくだり。 「私は鏡をあまり見ないから、私の顔を一番よく見ているのも私じゃないのかもしれない。自分の口癖はわからないけどスマホでよく打つ言葉は調べられるから、私の心を一番よく見ているのはスマホかもしれない。私は私の体を使っているけど、本当は私のことがよくわからない。」 そして、畳み掛けるような出来事を通じて「私のこと」をわかり始めるあさひ。伴走するように一息で読んだ2時間弱、心がくたくたになりました。。。面白かったです! | ||||
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大した捻りもなく話がスイスイ進んで行きます。主人公を取り巻く学生達の事も実はそこまで細かく描かれてない。 殺人を犯して母親に相談して母親が解決して、でもそんな母親の出過ぎた行動に反発して「私は私のやり方で生きていく!」って警察に自首する主人公。てな感じでした。 文章だけは読みやすく描かれていました。 | ||||
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葛藤はわかるが、物語は単調。出てくる人物がみな薄っぺらすぎて、人間としての魅力が一切感じられない。 | ||||
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