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あやかし飴屋の神隠し
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あやかし飴屋の神隠しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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六年放置状態で、今頃読んだけど、内容としては好きな感じでしたが、個性的なキャラ達にも関わらず、内容に深みが無くキャラを活かしきれてない感じが残念でした。もっとそれぞれのキャラの過去に踏み込んだ話が欲しかったな~と、疑問が残る感じが有って、続編が有ったらよかったのにと読んだ後に思う作品です。 | ||||
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ストーリーは、含みを持たせた感じで・・・まあまあおもしろいかな?とは思いました。 ただ・・・とにかく読みにくい! 句読点のつけ方・・・・これ・・・わざとですかね??? わざと・・・ではないと感じましたが・・・ 変なとこで「、」や「。」がついてるので読みにくいことこの上ないです。 切らなくていいところで、文章をぶつ切りされてるので、そのたびに躓く感じ。 申し訳ないですが・・・この作家さんと、担当した編集者の国語能力を疑いました。 | ||||
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題名と気になる内容で購入したけど、2人~3人、4人と主要人物が増えつつ個々の背景が小出しに現れて来るがいまいち面白みが無い | ||||
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全体的にぼんやりした印象でした。雰囲気は好きで、伝えたい感覚みたいなのは読み取れました。薄暗くて不安定でぼんやりして魅惑的な、夜と夕方の闇と灯りの境目みたいな。続編があってもよかったから、もっと主人公の話に深みが欲しかったです。なんというか、まんがのプロットのようなお話に見えました。好きなんですがね! | ||||
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飴細工と妖怪を結びつけたお話は、始まりから終わりまで静かな雰囲気でした。 カナギの心情をベースに、しかも見え隠れしながら、ラストできちんとケリをつけた。そのあたりは面白かった。 全体的に妖しさは足りなかったように思います。飴を扱う描写がもっと強く出ていればな、と。牡丹の存在感が増していたらとも思いました。顔が綺麗だとか飴を作り出す手つきあたりをもっと描いてあるとよかった。 | ||||
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メディアワークス文庫では久しぶりの紅玉いづきさんの新作、先日拝読した「」が相変わらず好みの作風だったので期待したのですが… 物語は専門学校を出て三年目の美容師・成深が恋人の篤志から指輪と共に求婚されて、しばらく考えさせてくれと返事を保留しての 帰り道、神社の近くの自動販売機と植え込みの隙間に座り込んでいる美しい青年と出会う場面から始まる。美しい青年・牡丹と 牡丹を迎えに来た長身の青年・叶義は飴細工屋である事を告げるが「妖怪飴」という奇妙な物を扱っていた。叶義は成深の手の赤い痣を見て 「赤錆」という妖怪に憑かれていると告げ、手を奇麗にしたいかと尋ねる。指輪を填める手が綺麗な方が良いと考えた成深は妖怪飴を依頼するが… 全四話から構成される連作短編形式の物語。前半のゲストキャラの様な女性の為に妖怪飴を作り、その彼女たちが直面している問題を解決する二編は 比較的良いのに、後半の飴細工屋の二人を主人公にした二編で失速してしまったと言う印象を受けた 一本目の才能の足りなさをワーカホリックとなる事で乗り切ろうとした美容師・成深の物語や、ブレイクダンスの世界にしか自分の 居場所を見つけられず、その唯一の居場所すらも横暴な男性ダンサーに追われようとしていた少女・蜜香の話は彼女たちの直面している 問題や本当に必要としていた物に辿りつくまでの過程が明確であり、しっかりと読める物語となっていた。女性主人公が自分なりの生き方や 大切な物に関して思い悩む話を書けば紅玉いづきさんはやっぱり上手い作家だと再認識させられる しかし、後半の二編、飴細工屋の二人、常人には視えない物が見えるが、それをどうにかする力が無い青年・叶義と飴細工を作る以外には ほとんど興味を示さない青年・牡丹の物語になると途端に物語にメリハリが無くなり、主人公二人の像もボンヤリとして話の軸が定まらない 「結局何を語りたかったの?」という印象しか残らない物になってしまっている 叶義にしても牡丹にしても過去に問題を抱えている事が明かされるけど、その明かされ方が非常に浅く、こうやって二人の独特なパーソナリティが 出来上がったのだと読者に納得させるだけのパンチに欠ける。現在のパーソナリティが出来た過程に釈然としない物があるから、彼らの問題が 解決される物語を読んでも「結局この二人は何に悩んで、何から救われたのか」という部分でカタルシスが得にくい 前半の飴細工屋として叶義と牡丹が他人の為に動く話の方が物語としての完成度も娯楽度も高いと思う。あとがきによると作者は初めて 男性を主人公とした物語に挑戦したとあるが、正直消化不十分な結果に終わったと言わざるを得ない。女性の悩みを描いた前半の方に持ち味が 出た事がその印象を余計に強めている。やっぱり紅玉いづきは女性を主人公にして話を作った方が持ち味が出る作家である事をマイナスな形で 思い知らせれた様な一冊だった | ||||
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あとがきでご本人も書かれていますが、普段「女の子」の話が多い紅玉いづき先生の作品には珍しく、青年二人が主人公の、ほのぼの現代ファンタジーです。 表紙の左側(恐らくこちらが主人公)が、かつて神隠しに遭い、視えないもの(あやかし)はないという叶義。 右側が、飴細工師であり、つくれないものはないという牡丹。 あるあやかしを探すため、妖怪飴屋を営む二人の元には、問題を抱えた人々が集まり――。 書き下ろしで四編収録されており、連作ではあるのですが、それぞれ独立した話としても楽しめます。 今作も、紅玉先生独特の、何とも言えない独特の、優しい空気感を味わえます。 登場人物は、事情を抱えつつも皆んな優しい。 特に、叶義は人を見捨てられず、口では何がどうなっても自分の責任ではないし、義理は無いと嘯くのですが、問題が起これば我が身を顧みず、見返りがなくとも、助けようと行動します。 当人はそれを損な性分、残念な性分と言いますが、そこが本当に微笑ましく読めます。 読んでいて、ああそう言えば祭りってのは、こんな雰囲気だったかもしれないと、少し懐かしさもありました。 特別、人が死んだりや呪いなどの劇的な話ではありませんが、気負わない文章が目に心地いいです。 ホラーをお求めの方にはあまりおすすめしませんが、紅玉先生ファンの方には、是非にとお渡ししたい作品です。 ずっと手元に置き、時々読み返したいと思います。 | ||||
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