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(短編集)

シュークリーム・パニック



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【この小説が収録されている参考書籍】
シュークリーム・パニック (講談社文庫)

シュークリーム・パニックの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

「生チョコレート」と「Wクリーム」の合体

2013年に出た「生チョコレート」と「Wクリーム」の2冊のノベルスを合体させたもの。
 「現金強奪作戦!(但し現地集合)」「限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件」「強運の男」「通い猫ぐるぐる」「名探偵南郷九条の失策 怪盗ジャスティスからの予告状」「夏の終わりと僕らの影と」の6話が収められている。
 楽しく愉快で人を食った事件ばかりだ。トリックも一定の水準には達していると思う。ユーモア・ミステリが好きな読者には満足できるだろう。
シュークリーム・パニック (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:シュークリーム・パニック (講談社文庫)より
4062937581
No.2:
(4pt)

色々な味の作品を収録してます

倉知淳の短編ミステリ6編を収録したもの。文庫は2017年の刊行。
6編は特に相互に関連性があるお話ではなく、長さもまちまちだし、作品のスタイルも違う感じだ。裏表紙には「傑作本格ミステリ作品を6編収録」とあるけれど、一部不条理もののような作品も混じっている気がするので、そのあたりどうとらえるかは読み手次第かもしれない。

個人的にミステリとして面白かったのは5つ目の「名探偵南郷九条の失策」。いやたしかに途中であれ?と思ったのだけれど、そのまま見過ごしてしまってヤラレタというやつです。

お話としてかなり楽しめたのは最後の「夏の終わりと僕らの影と」。ミステリ要素はまあこんなものかという印象だけれど、時代背景の始末も含めて、爽やかな読後感といったところでしょうか。短編アニメくらいできそうなお話でしたね。

なお、あとがきによると、2013年にノベルズ版で出たときには2分冊になっていたものを当初目論見通りに1冊にまとめたものとのこと。最初に目次を見たときに、シリーズものじゃない作品を集めて短編集に仕立てたものだと思い込んでいたのだが、そうではなかったようです。
シュークリーム・パニック (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:シュークリーム・パニック (講談社文庫)より
4062937581
No.1:
(4pt)

緩い雰囲気で読める本格ミステリ。

全6編の中編・短編集。
「体質改善セミナーに参加したメタボな男性4人組が、インストラクターの無慈悲な指導によって空腹感が怒りへと変わっていく中、冷蔵庫のシュークリームが盗まれる事件が発生する『限定販売特製濃厚プレミアムシュークリーム事件』」。このあらすじを見ただけで既に面白そうなので読んでみたのですが、正直、この話はあらすじ通り、それ以上でもそれ以下でもなく…といった感想でした。
他5編に関しては、銀行強盗や殺人未遂等は起こることもあるのですが、人が亡くなるなどのとりわけ物騒なことは起こらず、謎に関しても何気なく読める程度のもので、斜め読みしても問題もなく読める作品でした。
ただ作品によっては、登場人物の長々とした肩書を説明する下りに爆笑したり、青春だなあ…と懐古の情に浸るものもあったりと、いろいろとバラエティーに富んでいて、最後まで飽きずに読めた感はあります。
シュークリーム・パニック (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:シュークリーム・パニック (講談社文庫)より
4062937581

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