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(短編集)
覆面作家
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覆面作家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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良いと思います | ||||
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内容がくさい。それだけ。 | ||||
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実に、身近な「作家」から見た日常をうまく捉えて、物語にする。 作家は、嘘を書く職業で、想像力で書くといいながら、作家の日常を描く。 それも、日常からフィクションに加工していく手腕はなるほどと思わせる。 「推理小説では、登場人物の行動には論理性が求められる。目が合った、気に入らないので殺した、という犯罪が現実では起こる。弾みや偶然は、現実世界ではたくさんあるし、いくら起こっても人は受け入れる。しかし小説世界で起こすとすれば、限られた回数と、起こるべくして起こったという説得が読者に対して必要となる。」という。小説の世界は、偶然よりもロジカルにできている。 現実にはまだ起こっていないけど、起こっても不思議でないことを書くという。 作家のありようが見える。 「自分が嫌いになるような真似だけしたくないんだ」とカッコつけるのがいいなぁ。 「幽霊」「カモ」「確認」「村」「イパネマの娘」「大金」「覆面作家」「不適切な排除」と短編が積み重なっていく。この中では、「イパネマの娘」が淡い思い出と中年の切なさがなんとも言えない味がある。作家としての宿命みたいなネタと持ち込みに対応しながら、そんなの題材にしないけどというのが、大沢在昌なんだね。 大沢在昌の日常がなんとなく、透けて見える。面映ゆいのだ。 | ||||
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普段はあまり読まない短編集である。 大沢本人を思わせる作家が主人公で、ミステリーというわけでもない。 読みつつ感じたのは、短編というのは「書かれていないこと」が重要なのだということ。 その書かれていない何かを、読み終わって想像したくなる、というのが優れた短編に違いない。 うまい作家は、短編でもやはりうまい、という気がした。 本書の中では、『イパネマの娘』が秀逸というか、好きだなw | ||||
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主人公は大沢ちゃんとどこまで同じなのか? ゲーム好きな所は本当なのでしょうか。 執筆に四苦八苦してる姿、編集者とバトルしてる姿も見たい。 仲良しの他の作者とのやり合いも見たい。 シリーズ化を熱烈希望します! | ||||
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わくわく、ドキドキ、とても楽しむことが出来ました。 | ||||
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サクサク読めます。 | ||||
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「幽霊」「カモ」「確認」「村」「イパネマの娘」「大金」「覆面作家」「不適切な排除」を収録 「カモ」は『冬の保安官』から 既読だったけど面白かった そこはやはり大沢さんですから NHKのラジオ文芸館……だったかな、「村」を朗読してて、それがものすごく興味深かったんです スキャンダルを起こした政治家とか俳優とかが一時避難所として使用する村の存在……大沢さんは「ほんとにあるんじゃないか?」と思わせるような上手い書き方するから、ついこっちもどんどんのめり込んじゃうわけで 上に『冬の保安官』を挙げましたが、あれと比べると全体的に若干小粒な印象 若干ですよ若干 あまりにもリアリティがありすぎるのでちょっと引いちゃう感じでしょうか え、大沢さん、これ書いて大丈夫だよね? って感じ(とくに表題作とか) うーん やっぱり大沢ブランドは安心できるなあと思わせられる一品 ぜひご堪能あれ | ||||
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大沢在昌は長篇小説を得意としているが、じつはこういう短篇もめっぽう上手い。全8篇、題材が変化に富んでいてどれも楽しませてくれた。かつてNHK第一の「ラジオ文芸館」で朗読された作品も収録されている。 主人公の「私」は大沢在昌そのひとを連想させる小説家。たとえば大沢ファンにはよく知られている生島治郎との長年の関わりなど、作者にとって私小説的なエピソードをあちこちに織り込んでいる。 それでいて、いつのまにか非日常的なフィクションの世界に巧みにみちびかれて見事な幕切れをむかえる。技術的な安定感が抜群のエンターテインメント。虚実皮膜のおもしろさというべきか。 | ||||
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最近読んだ大沢作品の中では一番よかったです。ほどよい長さの短編で、殺人場面や格闘場面はなく、そうかもしれないという曖昧さを残した謎解きもいい。殺し屋、エージェント、フィクサーなんかを主役級に据えた長編より、こういう作品の方が好みです。 | ||||
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大沢氏の作品は殆ど読んでおりますがちから、本作は素晴らしいの一言です。 短編集でありながら短編にありがちな物足りなさや後味の悪さもなく、一気に読んでしまいました。 他の方がおっしゃる通りに殆ど「実話」だと思われます。もしくは「思わせる」だけの力のある作品です。 本気でおススメします。 | ||||
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当フィクションの主人公である大先生が、どうにもリアルの大沢先生っぽくはあるが、 この短編集を読んでいると、その部分も含めて、 どこまでは虚構で、どこまでは現実の話なのかだんだんわからなくなる。 冗談と洒落っ気の強い本気の境目がわからないのだ。 さもありなんな作家生活、そこにうごめく個性的な登場人物や、編集者も出てきて、 作家つながりな業界ネタもちらほら。 たとえば売れた大作家の苦悩、これ劇中の話なの、それとも大沢先生の思いなの?とか。 きっと大沢先生ほど長く作家家業をしていると、いろんなところで 面白い話も聞き、業界が業界だだけに虚実混交なネタも転がっていたことだろう。 そういう、扱いに困ったようなネタ話をもとに、今回の短編集を書き上げたんじゃないかと勝手に想像している。 創作から出たまこと?って感じだ。 まあそういうことを思わせるほど、まるで稲川淳二の怪談に惑わされるがごとく、話に引き込まれていく。 今作はストーリーテラーとして、大沢先生の面目躍如だと、ファンとしてうれしく思いました。 長年のファンほど、その思いがつよく、手元においておきたい一冊になると思います。 大沢ファンでなくても面白いと思いますが 先生のファンで、かつ何冊か大沢さんの本を読んだことがあるってかたなら、超オススメです。 | ||||
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新聞広告で本書を見掛けていたので購入、本日読了。 短編と言うことで肩肘張らず読み始めることができ 間延びする前に結論を読者に開示するテンポの良さ。 現実か虚像かという問題だけでなく、純粋にサスペンス物として 楽しめる小説である。高尚な娯楽として本書はお薦めできる。 | ||||
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あえて好きな作家だから辛口に。もう、気力体力が途切れる年齢で、ついにこの程度の書物になってしまったのかな。金額に見合うものではない。 | ||||
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本当に上手い作家だなあ、と思う。ミステリー仕込みの短編集。主人公が作家で大沢氏と被る実績もちらつくので、まるで、大沢氏の実話を読んでいるような気がするが、作品の中で作家に語らせているように「100%フィクション」という事なのだろう。そう思わせて、でも事実の部分もあって、と読者を混乱させてニヤリとしているのではないか。「幽霊」「カモ」「確認」「村」「イパネマの娘」「大金」「覆面作家」「不適切な排除」どれも描き下ろしではないので、最後の2冊は、アンソロジーで読んだことがあった。どれも、とても面白かった。 | ||||
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短編集。どれもが良かった。読者を惹きつけて飽きさせない。個人的には「確認」が一番、面白かった。どの話も「たぶん、実話なんだろう」と思わせるのは、作者の力量なんでしょう | ||||
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これは掛値なしに面白い。今まで読んだことがないジャンルでした。 是非続編をお願いしたく存じます。 | ||||
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まぁ、読んでみなさい!としか言えません! 著者の体験?なんなの?知りたい! | ||||
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小説家の「私」が主人公の全8編の短編集。内容から推測するに恐らく「私」は筆者の大沢在昌氏だと思うのですが、そんな筆者の友人や編集者、そしてクラブのママ等との日常のかかわりを主に書いた何となく掴みどころがない短編です。特にハードボイルドの要素はあまり無く、ミステリー寄りのものが多い印象です。また「私」が自分自身を客観視しているように思えるのが面白く、小説家を目指す人の参考にもなりそうと思いました。 ゾクリとするサスペンスのような「確認」、所在地不詳の村がミステリアスな『村』、甘酸っぱい思い出の『イパネマの娘』や友人との奇妙な巡り合わせが泣ける表題作など、どれも違う読後感が味わえ、お得感があります。主人公が警察や極道じゃなくても、実話がどうか分からないこんな不思議な魅力あるストーリーが作れるとは流石実力派の作者です。 | ||||
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作者自身を思わせる男性作家が主人公の8編からなる短編集です。 派手さはなく、静かで淡々としている部分もありますが、 読み手を飽きさせずに作品世界に浸らせてくれ、 大人の小説を読んだという読後感が良いです。 ここ最近の大沢作品のなかでは、一番ではないかと思います。 | ||||
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