忘れられた巨人

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忘れられた巨人の評価:

3.88/5点 レビュー 139件。 A ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 141〜160 8/14ページ
No.127
(5pt)

「カズオ・イシグロ」 ロス

古代イギリスの二つの民族を分断するものは、現代のブリグジットに象徴される社会の分断に通じるものだった。難解な古代の情景を一気に読ませる驚嘆すべき筆力は、まさにノーベル文学賞受賞者の名に恥じない素晴らしいもの。
この最新作を読み終わって、完全に「カズオ・イシグロ」 ロスに罹ってしまった!
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.126
(5pt)

「カズオ・イシグロ」 ロス

古代イギリスの二つの民族を分断するものは、現代のブリグジットに象徴される社会の分断に通じるものだった。難解な古代の情景を一気に読ませる驚嘆すべき筆力は、まさにノーベル文学賞受賞者の名に恥じない素晴らしいもの。
この最新作を読み終わって、完全に「カズオ・イシグロ」 ロスに罹ってしまった!
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.125
(5pt)

カズオ・イシグロの視点の優しさが好きです

最初の数ページで引き込まれました。曖昧な記憶の中に感じる優しさを感じました。これから冒険が始まるところで風邪ひいてお休みしてます。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.124
(5pt)

カズオ・イシグロの視点の優しさが好きです

最初の数ページで引き込まれました。曖昧な記憶の中に感じる優しさを感じました。これから冒険が始まるところで風邪ひいてお休みしてます。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.123
(4pt)

dragon quest (⌒‐⌒)

dragonクェスト 年寄り版かな? うまくいってるのか、どうかはわからない。69歳のわたしでは!! 翻訳は読みやすい。この人のを初めて読んだので、よけいにわからんが!! 歴史的にはええのだろうが、登場人物は現代人だな( ^∀^)
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.122
(4pt)

dragon quest (⌒‐⌒)

dragonクェスト 年寄り版かな? うまくいってるのか、どうかはわからない。69歳のわたしでは!! 翻訳は読みやすい。この人のを初めて読んだので、よけいにわからんが!! 歴史的にはええのだろうが、登場人物は現代人だな( ^∀^)
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.121
(5pt)

人生の後半で感じること

ノーベル賞を受賞されるような偉い方にもこんな苦悩があるのかと思い、慰められた気持ちです。人生の不条理と愛を綴りながら、著者の目線ははじめから彼岸に向けられています。抗い難い人生の奔流が緻密に描かれていて、人生とはどういうものか深く考えさせられました。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.120
(5pt)

人生の後半で感じること

ノーベル賞を受賞されるような偉い方にもこんな苦悩があるのかと思い、慰められた気持ちです。人生の不条理と愛を綴りながら、著者の目線ははじめから彼岸に向けられています。抗い難い人生の奔流が緻密に描かれていて、人生とはどういうものか深く考えさせられました。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.119
(5pt)

さすがイシグロ作品

イシグロ氏の最新作ですが、とても素晴らしい。次作が楽しみになります。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.118
(5pt)

さすがイシグロ作品

イシグロ氏の最新作ですが、とても素晴らしい。次作が楽しみになります。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.117
(5pt)

争う人々の心の底の歴史認識は、時代と共に変わるような、変わらないような

記憶をほとんど亡くした、中世の老騎士夫婦の巡礼の旅紀行文です。
面白かった。すばらしい寓話ではないかと思いました。

「アーサー王伝説」を下敷きとするゲーム画面のように、この寓話の
一連のシーンが目に浮かんでくるようなファンタジー小説です。

王のための戦いに明け暮れた中世の騎士たちが繰り広げる、中世の
騎士道精神を思い出させるストーリー展開です。

記憶をほとんど亡くした老騎士とその老妻の巡礼紀行です。
息子がいると老妻が信ずる小島を訪ねる夫婦最後の旅になりそうです。

六世紀、七世紀ごろには、魔法の息も絶え絶えになっていた雌竜です。
老騎士の考えでは、雌竜がこんなに弱ってしまった原因は、「わしら同様、
老いだ。だが、まだ息をしていて、息をしているかぎりマーリンの魔法も
消えぬ」(429頁)

霧のように、か細い息の上には、大魔法が乗っていて、雌竜は今も、戦う
騎士たちの大切な記憶を奪っているというのです。

そして雌竜は「息がある。息があるかぎり義務を果たしつづける」(428頁)
雌竜の義務とは? 竜はなぜ「雌」なのか?

「アーサー王の意志とともに神の意志をも行ったのだ。
この雌竜の息なしで、永続する平和が訪れただろうか」(429頁)

「かつては国のため、神のために戦ったわしらが、いまは復讐に倒れた
同志の復讐のために戦う。いつ終わる。赤ん坊は、戦の日々しか知らずに
大きくなる」(411頁)と嘆くアーサー王の騎士。

そして、歴史を忘れたふりをして、復讐だけを繰り返す若き騎士たちの
いつまでも終わらない戦い。

主人公の老騎士とその老妻は、騎士たちから大切な歴史の記憶を奪ってしまう
雌竜を退治したいという思いから、毒を仕込んだ山羊を雌竜の餌としよう
とする計画を手伝います。

巨人(アーサー王)のケルンまで、この山羊を連れて行き、そこに繋ぐ役を
引き受けるのです。

結局は、雌竜の巣穴に下りた若き騎士の剣が、雌竜の頭を宙に飛ばせます。
「雌竜はもういない。アーサー王の影も雌竜とともに消える」(447頁)
という結末です。

中世のアーサー王の時代のことなど、ほとんど忘れている現代人に、
この寓話はどんなことを問いかけているのでしょうか。

敗戦国日本から、五歳で渡英した著者イシグロを受け入れて、ずっと親切に
接してくれ続けたイギリス人。
そのイギリス人の伝説となっているアーサー王の時代のブリトン人とサクソン人
の騎士たちの戦いの物語は、今もイギリス人の心の中に残っていて、EUから
離脱するという現代英国の政治状況に影響している、とイシグロは考えている
ように思います。

争う人々の心の底の歴史認識は、今も昔も、アーサー王の時代の終りと共に
変わるような、変わらないような……不思議な気分で読み終わりました。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.116
(5pt)

争う人々の心の底の歴史認識は、時代と共に変わるような、変わらないような

記憶をほとんど亡くした、中世の老騎士夫婦の巡礼の旅紀行文です。
面白かった。すばらしい寓話ではないかと思いました。

「アーサー王伝説」を下敷きとするゲーム画面のように、この寓話の
一連のシーンが目に浮かんでくるようなファンタジー小説です。

王のための戦いに明け暮れた中世の騎士たちが繰り広げる、中世の
騎士道精神を思い出させるストーリー展開です。

記憶をほとんど亡くした老騎士とその老妻の巡礼紀行です。
息子がいると老妻が信ずる小島を訪ねる夫婦最後の旅になりそうです。

六世紀、七世紀ごろには、魔法の息も絶え絶えになっていた雌竜です。
老騎士の考えでは、雌竜がこんなに弱ってしまった原因は、「わしら同様、
老いだ。だが、まだ息をしていて、息をしているかぎりマーリンの魔法も
消えぬ」(429頁)

霧のように、か細い息の上には、大魔法が乗っていて、雌竜は今も、戦う
騎士たちの大切な記憶を奪っているというのです。

そして雌竜は「息がある。息があるかぎり義務を果たしつづける」(428頁)
雌竜の義務とは? 竜はなぜ「雌」なのか?

「アーサー王の意志とともに神の意志をも行ったのだ。
この雌竜の息なしで、永続する平和が訪れただろうか」(429頁)

「かつては国のため、神のために戦ったわしらが、いまは復讐に倒れた
同志の復讐のために戦う。いつ終わる。赤ん坊は、戦の日々しか知らずに
大きくなる」(411頁)と嘆くアーサー王の騎士。

そして、歴史を忘れたふりをして、復讐だけを繰り返す若き騎士たちの
いつまでも終わらない戦い。

主人公の老騎士とその老妻は、騎士たちから大切な歴史の記憶を奪ってしまう
雌竜を退治したいという思いから、毒を仕込んだ山羊を雌竜の餌としよう
とする計画を手伝います。

巨人(アーサー王)のケルンまで、この山羊を連れて行き、そこに繋ぐ役を
引き受けるのです。

結局は、雌竜の巣穴に下りた若き騎士の剣が、雌竜の頭を宙に飛ばせます。
「雌竜はもういない。アーサー王の影も雌竜とともに消える」(447頁)
という結末です。

中世のアーサー王の時代のことなど、ほとんど忘れている現代人に、
この寓話はどんなことを問いかけているのでしょうか。

敗戦国日本から、五歳で渡英した著者イシグロを受け入れて、ずっと親切に
接してくれ続けたイギリス人。
そのイギリス人の伝説となっているアーサー王の時代のブリトン人とサクソン人
の騎士たちの戦いの物語は、今もイギリス人の心の中に残っていて、EUから
離脱するという現代英国の政治状況に影響している、とイシグロは考えている
ように思います。

争う人々の心の底の歴史認識は、今も昔も、アーサー王の時代の終りと共に
変わるような、変わらないような……不思議な気分で読み終わりました。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.115
(2pt)

わたしはおもろないで

カズオ・イシグロがノーベル賞作家というのは正直意外でした。
ノーベル賞らしい政治色もなければ、文学的テーマというほどのものもない、ライトな作家だからです。

僕はわりとブッカー賞の審査は信頼できると感じているのですが、
やはり『日の名残り』は良作だと感じました。
『わたしを離さないで』は僕が原書で読み通せるほどリーダブルで、小説としても面白いものでした。
しかし、本書『忘れられた巨人』は著者のネームバリューなしでは評価されるはずがない駄作だと思います。

舞台は六、七世紀のブリテン島で、いきなり語り手が鬼の話をはじめるファンタジックな世界になっています。
アクセルとベアトリスの老夫婦が主人公で、彼らが息子のいる村を訪ねて旅に出る話なのですが、
そのうちに戦士と出会い、竜退治へと向かう展開になっていきます。

まず冒険ファンタジーとして本書が面白いと本気で思った人は少ないと思います。
そもそも、冒険ファンタジーなら老夫婦が主人公の時点でアウトです。
肝心の竜退治もクライマックスとはならず、瀕死の状態であっけなく殺せました。
アーサー王の円卓の騎士の一人、ガウェインも登場しますが、すでにヨボヨボです。
エンタメとして読んだとして、『わたしを離さないで』以上に面白いという人がいるとは思えません。

老夫婦のラブストーリーとしては満足できるでしょうか。
読みどころがあるなら、ここだと思うのですが、
冒険譚や少年の存在のせいで、ラブストーリーとしても散漫だと言えます。
読者がラストの解釈に困るあたり、老夫婦の愛についても描き切れているようには感じませんでした。

では、文学的意匠にすぐれたものがあるかと考えると、
これも非常に怪しいと言わざるを得ません。
内容に触れていくので、読了した方だけに読んでいただきたいのですが、
本書のテーマが忘却(埋却)なのは題名からもわかると思います。
物語では村人たちに奇妙な物忘れが頻発し、その原因がクエリグという竜による「霧」にあるとなっています。
竜退治によって「霧」が晴れることは本当に良いことなのか、というのが、
イシグロの問いかけだという読み方です。

これにはブリトン人とサクソン人との対立という背景が絡んでいます。
アーサー王がサクソン人を虐殺してブリテン島を統一したため、
サクソン人にはブリトン人への遺恨があったのですが、
「霧」のおかげでそれが忘却されていたのです。
(「霧」が体制側の装置であることは、ガウェインの記憶が健在であることから推察できます)
「霧」が晴れることでサクソン人とブリトン人の争いが再燃することは、本書の中でも触れられています。

しかし、「忘れられた」と邦訳された本書の原題にBuriedが用いられていることから考えると、
bury(埋葬する)をどうしても思い浮かべずにはいられません。
ここで忘却されているのは、死者の怨念だと考えるべきでしょう。

島へ渡るラストが謎であるとか、余韻だとか言われているようですが、
ベアトリスの死への旅立ちを意図したシーンだと僕は解釈しています。
アクセルは死んだ息子の墓参をベアトリスに禁じた(つまりは死者を忘れさせた)ことで、ベアトリスと別れることになったのでしょう。
ベアトリスはベアトリーチェの英語名ですので、ダンテ『神曲』のヒロインに接続します。
アクセルは死者を追いかけて地獄へ行くのか、それとも死者を忘却していくのか……
アクセルという名からは前へと進むイメージしか持てませんが。

まあ、こういった読みができるとは思うのですが、
こういう文学的な読みをしたところで、本作が駄作だという印象は変わりません。
致命的なのは、やはり作品がつまらないということです。
テーマのわりには作品も長すぎます。
エドウィン少年にしても、キャラとしても魅力的でもありませんし、あまり登場の意義がわかりませんでした。

政治的な言説が禁止されているわけでもないのに、
ファンタジックな寓話の形式をとるのであれば、それだけの必然性を感じさせてもらえないと困ります。
そうでないと、単に著者が政治的責任のない形で政治的見解を示そうとしているように感じてしまいます。
個人的にはこの作品をクエリグの霧によって覆い隠してもらいたい気持ちになりました。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.114
(2pt)

わたしはおもろないで

カズオ・イシグロがノーベル賞作家というのは正直意外でした。
ノーベル賞らしい政治色もなければ、文学的テーマというほどのものもない、ライトな作家だからです。

僕はわりとブッカー賞の審査は信頼できると感じているのですが、
やはり『日の名残り』は良作だと感じました。
『わたしを離さないで』は僕が原書で読み通せるほどリーダブルで、小説としても面白いものでした。
しかし、本書『忘れられた巨人』は著者のネームバリューなしでは評価されるはずがない駄作だと思います。

舞台は六、七世紀のブリテン島で、いきなり語り手が鬼の話をはじめるファンタジックな世界になっています。
アクセルとベアトリスの老夫婦が主人公で、彼らが息子のいる村を訪ねて旅に出る話なのですが、
そのうちに戦士と出会い、竜退治へと向かう展開になっていきます。

まず冒険ファンタジーとして本書が面白いと本気で思った人は少ないと思います。
そもそも、冒険ファンタジーなら老夫婦が主人公の時点でアウトです。
肝心の竜退治もクライマックスとはならず、瀕死の状態であっけなく殺せました。
アーサー王の円卓の騎士の一人、ガウェインも登場しますが、すでにヨボヨボです。
エンタメとして読んだとして、『わたしを離さないで』以上に面白いという人がいるとは思えません。

老夫婦のラブストーリーとしては満足できるでしょうか。
読みどころがあるなら、ここだと思うのですが、
冒険譚や少年の存在のせいで、ラブストーリーとしても散漫だと言えます。
読者がラストの解釈に困るあたり、老夫婦の愛についても描き切れているようには感じませんでした。

では、文学的意匠にすぐれたものがあるかと考えると、
これも非常に怪しいと言わざるを得ません。
内容に触れていくので、読了した方だけに読んでいただきたいのですが、
本書のテーマが忘却(埋却)なのは題名からもわかると思います。
物語では村人たちに奇妙な物忘れが頻発し、その原因がクエリグという竜による「霧」にあるとなっています。
竜退治によって「霧」が晴れることは本当に良いことなのか、というのが、
イシグロの問いかけだという読み方です。

これにはブリトン人とサクソン人との対立という背景が絡んでいます。
アーサー王がサクソン人を虐殺してブリテン島を統一したため、
サクソン人にはブリトン人への遺恨があったのですが、
「霧」のおかげでそれが忘却されていたのです。
(「霧」が体制側の装置であることは、ガウェインの記憶が健在であることから推察できます)
「霧」が晴れることでサクソン人とブリトン人の争いが再燃することは、本書の中でも触れられています。

しかし、「忘れられた」と邦訳された本書の原題にBuriedが用いられていることから考えると、
bury(埋葬する)をどうしても思い浮かべずにはいられません。
ここで忘却されているのは、死者の怨念だと考えるべきでしょう。

島へ渡るラストが謎であるとか、余韻だとか言われているようですが、
ベアトリスの死への旅立ちを意図したシーンだと僕は解釈しています。
アクセルは死んだ息子の墓参をベアトリスに禁じた(つまりは死者を忘れさせた)ことで、ベアトリスと別れることになったのでしょう。
ベアトリスはベアトリーチェの英語名ですので、ダンテ『神曲』のヒロインに接続します。
アクセルは死者を追いかけて地獄へ行くのか、それとも死者を忘却していくのか……
アクセルという名からは前へと進むイメージしか持てませんが。

まあ、こういった読みができるとは思うのですが、
こういう文学的な読みをしたところで、本作が駄作だという印象は変わりません。
致命的なのは、やはり作品がつまらないということです。
テーマのわりには作品も長すぎます。
エドウィン少年にしても、キャラとしても魅力的でもありませんし、あまり登場の意義がわかりませんでした。

政治的な言説が禁止されているわけでもないのに、
ファンタジックな寓話の形式をとるのであれば、それだけの必然性を感じさせてもらえないと困ります。
そうでないと、単に著者が政治的責任のない形で政治的見解を示そうとしているように感じてしまいます。
個人的にはこの作品をクエリグの霧によって覆い隠してもらいたい気持ちになりました。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.113
(5pt)

よい作品

文章の書き出しから、今までにない作品です。翻訳家も素晴らしいのでしょうか。とてもよい作品です。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.112
(5pt)

よい作品

文章の書き出しから、今までにない作品です。翻訳家も素晴らしいのでしょうか。とてもよい作品です。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.111
(3pt)

直接的にはファンタジー。記憶や忘却がテーマの作品。

ストレートに読むと、老夫婦が失われた記憶の断片を頼りに息子に会いに行こうと旅をするファンタジー小説。
戦士、船頭、竜、鬼… などが出てきて、新しい設定での一作です。精力的に振り幅を広げているのかなと率直に感じました。
根本的テーマの訴えは随所に感じみることができて、人の記憶の不確かさや危うさ、忘却とは何なのか、熱狂の恐ろしさ、などの投影を感じました。
間接的に読む作品ということなのかな。。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.110
(3pt)

直接的にはファンタジー。記憶や忘却がテーマの作品。

ストレートに読むと、老夫婦が失われた記憶の断片を頼りに息子に会いに行こうと旅をするファンタジー小説。
戦士、船頭、竜、鬼… などが出てきて、新しい設定での一作です。精力的に振り幅を広げているのかなと率直に感じました。
根本的テーマの訴えは随所に感じみることができて、人の記憶の不確かさや危うさ、忘却とは何なのか、熱狂の恐ろしさ、などの投影を感じました。
間接的に読む作品ということなのかな。。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.109
(5pt)

民族の記憶、夫婦の記憶

たいへん読みやすい。「鬼」や「竜」など出てくるが、ギリギリのところで荒唐無稽にならず、 最後まで話についていける。
過去の記憶(と忘却)がメインのテーマである。ただし、過去の記憶といっても、夫婦間の思い出から、民族や国家に刻まれた歴史まで、幅広い。
民族に刻まれた記憶に関しては、過去の歴史を意識し続けることが、必ずしも平和には繋がらないんじゃないか、と考えさせられる。確かに、「〜を忘れるな」という標語は、憎しみを継続させ継承させるときにしばしば使われる。
夫婦間の記憶については、じんとさせられる。長く連れ添った夫婦でも、いつかは永遠の別れが訪れる。多くの場合は、どちらかが先に逝くことになる。そのとき、人生の大事な記憶をシェアできた人がいる、という思いが、安らかな眠りを与えてくれるのだろう。主人公のひとりである老婦人はいま、幸せのうちに向う岸に渡っていくのだと信じたい。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.108
(5pt)

民族の記憶、夫婦の記憶

たいへん読みやすい。「鬼」や「竜」など出てくるが、ギリギリのところで荒唐無稽にならず、 最後まで話についていける。
過去の記憶(と忘却)がメインのテーマである。ただし、過去の記憶といっても、夫婦間の思い出から、民族や国家に刻まれた歴史まで、幅広い。
民族に刻まれた記憶に関しては、過去の歴史を意識し続けることが、必ずしも平和には繋がらないんじゃないか、と考えさせられる。確かに、「〜を忘れるな」という標語は、憎しみを継続させ継承させるときにしばしば使われる。
夫婦間の記憶については、じんとさせられる。長く連れ添った夫婦でも、いつかは永遠の別れが訪れる。多くの場合は、どちらかが先に逝くことになる。そのとき、人生の大事な記憶をシェアできた人がいる、という思いが、安らかな眠りを与えてくれるのだろう。主人公のひとりである老婦人はいま、幸せのうちに向う岸に渡っていくのだと信じたい。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369