忘れられた巨人

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忘れられた巨人の評価:

3.88/5点 レビュー 139件。 A ランク

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平均点3.88pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 21〜40 2/14ページ
No.247
(2pt)

退屈な愛国心

「源氏物語」のような偉大な古典を持つ国で生まれながら、英語で書く英国人作家になった人が、自国の退屈な古典であるアーサー王伝説を下敷きにしたのはいささか老人じみた偏屈な愛国心であろうか。内容はそれに応じて退屈であり、老夫婦の愛情を描くために龍がどうとかいう退屈な書割を用意しているようで、なんだか「ぢいさんばあさん」のようでもある。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.246
(2pt)

退屈な愛国心

「源氏物語」のような偉大な古典を持つ国で生まれながら、英語で書く英国人作家になった人が、自国の退屈な古典であるアーサー王伝説を下敷きにしたのはいささか老人じみた偏屈な愛国心であろうか。内容はそれに応じて退屈であり、老夫婦の愛情を描くために龍がどうとかいう退屈な書割を用意しているようで、なんだか「ぢいさんばあさん」のようでもある。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.245
(3pt)

深く考えさせられるテーマ

読了するのに1カ月以上かかった。終盤で様々な伏線が回収され、物語のなかの忘却の霧と共に、読者の見通しも晴れていく。あまり強烈な読後感はなかったが、時間をおいて再読するとまた違った印象があるかもしれない。この本を読んでいる途中、ウクライナ紛争が勃発し悲惨な状況が続いている。国家民族宗教間の対立、現代における霧(情報統制)、犠牲となった大勢の市民・子供など、物語のあらすじと直接関係ないが、頭をよぎった。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.244
(3pt)

深く考えさせられるテーマ

読了するのに1カ月以上かかった。終盤で様々な伏線が回収され、物語のなかの忘却の霧と共に、読者の見通しも晴れていく。あまり強烈な読後感はなかったが、時間をおいて再読するとまた違った印象があるかもしれない。この本を読んでいる途中、ウクライナ紛争が勃発し悲惨な状況が続いている。国家民族宗教間の対立、現代における霧(情報統制)、犠牲となった大勢の市民・子供など、物語のあらすじと直接関係ないが、頭をよぎった。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.243
(3pt)

深く考えさせられるテーマなのかも

読了するのに1カ月以上かかった。終盤で色々な伏線が回収され、物語のなかの忘却の霧と共に、読者の見通しも晴れていく。あまり強烈な読後感はなかったが、時間をおいて再読するとまた違った印象があるかもしれない。この本を読んでいる途中、ウクライナ紛争が勃発し悲惨な状況が続いている。国家民族宗教間の対立、現代における霧(情報統制)など、物語のあらすじと直接関係ないが、少し頭をよぎった。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.242
(3pt)

深く考えさせられるテーマなのかも

読了するのに1カ月以上かかった。終盤で色々な伏線が回収され、物語のなかの忘却の霧と共に、読者の見通しも晴れていく。あまり強烈な読後感はなかったが、時間をおいて再読するとまた違った印象があるかもしれない。この本を読んでいる途中、ウクライナ紛争が勃発し悲惨な状況が続いている。国家民族宗教間の対立、現代における霧(情報統制)など、物語のあらすじと直接関係ないが、少し頭をよぎった。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.241
(5pt)

巨人の肩に乗る小人

忘れられた巨人 というタイトルを見て
「巨人の肩に立つ……」というニュートンの手紙の言葉を思い出した。

本を読み進めると、
登場人物はどうやらいろいろ「忘れている」ようで
身近な環境の「今」しか見えていない。
多くの人が、非科学的な
よくわからない動機で行動しているように思え、
もどかしい。

ただ、現代の日本人もそうなんじゃないかと思える。
自分の親や祖父母の生きた歴史を
よく知らないし、
特別知ろうとも思わない。
合理的、効率的に行動しているようで、
何のための合理性なのか効率なのか。
先人は何を積み上げてきたのか、
金を集めることか?
何か大切なことを忘れているのではないか。

大きな話をしているのではなくて
もっと小さな範囲で、
そして、周囲の人が持つ……「巨人性」とでも言うのだろうか、
知識や、技術、生きる力に関心を寄せることが
相手に対する本当の愛情なんだろうと、そう考えさせられた。

過疎の町を尋ねると、もうすぐ、
ここに人が暮らしていた痕跡が消えてなくなるのだろうと
思うことがある。

ただ、思い出せばいいというものでは無い、
巨人の肩の上に乗ることを忘れた人たちが迎える末路を、
この物語は暗示しているように思えた。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.240
(5pt)

巨人の肩に乗る小人

忘れられた巨人 というタイトルを見て
「巨人の肩に乗って……」というニュートンの言葉を思い出した。

本を読み進めると、
登場人物はどうやらいろいろ「忘れている」ようで
身近な環境の「今」しか見えていない。
多くの人が、非科学的な
よくわからない動機で行動しているように思え、
もどかしい。

ただ、現代の日本人もそうなんじゃないかと思える。
自分の親や祖父母の生きた歴史を
よく知らないし、
特別知ろうとも思わない。
合理的、効率的に行動しているようで、
何のための合理性なのか効率なのか。
先人は何を積み上げてきたのか、
金を集めることか?
何か大切なことを忘れているのではないか。

大きな話をしているのではなくて
もっと小さな範囲で、
そして、周囲の人が持つ……「巨人性」とでも言うのだろうか、
知識や、技術、生きる力に関心を寄せることが
相手に対する本当の愛情なんだろうと、そう考えさせられた。

過疎の町を尋ねると、もうすぐ、
ここに人が暮らしていた痕跡が消えてなくなるのだろうと
思うことがある。

ただ、思い出せばいいというものでは無い、
巨人の肩の上に乗ることを忘れた人たちが迎える末路を、
この物語は暗示しているように思えた。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.239
(5pt)

もっと先を読みたい

少しずつ少しずつ、読みました。時間をかけて読み進みながらも、いつでもその場に戻れる作品でした。
初めてのイシグロさんの作品でしたが、もっと先が読みたい、と思わせるものでした。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.238
(5pt)

もっと先を読みたい

少しずつ少しずつ、読みました。時間をかけて読み進みながらも、いつでもその場に戻れる作品でした。
初めてのイシグロさんの作品でしたが、もっと先が読みたい、と思わせるものでした。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.237
(4pt)

恐ろしい選択の予感と僅かの希望

老夫婦の、些細なことを忘れているという疑問から始まる旅路の結果はとんでもなかった。
個人の記憶の忘却どころか、民族間の歴史まで忘れられていたというスケールのでかさに驚いた。ううむ、これは悩む。本当にこれでよかったのかと悩む。忘却の霧がはれたら、待っているのは血で血を洗う未来……。しかし忘れたままの歴史の積み重ねは不自然。ならば痛みを伴っても、人間はあるがままの記憶を受け入れなければいけないのだろう。
唯一の救いは、戦士との約束「すべてのブリトン人を憎む義務がある」を徹底しようとするサクソン人の少年が「でもこのやさしい夫婦も含めろとは言わないだろう」と思う部分。民族間の憎しみのなかにも、個と個とのつながりから生じる希望が感じられる。但し、その老夫婦は最期には離れてしまっている。それもまた人の罪と罰なのだとしたら、やるせない。

内容は文句なしの☆5ヶ。ただ基本は三人称なのに、時々一人称になったり。妻への語りかけが「お姫様」連発なのが少々気になりました。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.236
(4pt)

恐ろしい選択の予感と僅かの希望

老夫婦の、些細なことを忘れているという疑問から始まる旅路の結果はとんでもなかった。
個人の記憶の忘却どころか、民族間の歴史まで忘れられていたというスケールのでかさに驚いた。ううむ、これは悩む。本当にこれでよかったのかと悩む。忘却の霧がはれたら、待っているのは血で血を洗う未来……。しかし忘れたままの歴史の積み重ねは不自然。ならば痛みを伴っても、人間はあるがままの記憶を受け入れなければいけないのだろう。
唯一の救いは、戦士との約束「すべてのブリトン人を憎む義務がある」を徹底しようとするサクソン人の少年が「でもこのやさしい夫婦も含めろとは言わないだろう」と思う部分。民族間の憎しみのなかにも、個と個とのつながりから生じる希望が感じられる。但し、その老夫婦は最期には離れてしまっている。それもまた人の罪と罰なのだとしたら、やるせない。

内容は文句なしの☆5ヶ。ただ基本は三人称なのに、時々一人称になったり。妻への語りかけが「お姫様」連発なのが少々気になりました。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.235
(5pt)

記憶の魔術師

血塗られた歴史、恨みと復讐の連鎖は、忘却によってしか断ち切ることはできないのか?
簡単には答えの出せない、難しい問いかけです。
しかし、イシグロは、結局は、魔法はいつかは解けるように、記憶や歴史の良い部分だけを引き継ぐことはできないことを描いているように思います。過去を引き受けた上で、それを乗り越えること、少なくとも乗り越えようとお互いに努力するしかない、と。作中の老夫婦が、何があっても現在のお互いの愛に変わりはないことを誓い合ったように。
また、長く敵の中で育ったがゆえに、非情になり切れない戦士や、世話になった老夫婦は、種族の恨みと復讐の対象外と考えるサクソン人の少年の姿に、イシグロの示唆と希望を見て取ることができるような気がします。

アーサー王だの鬼だの妖精だのと、これまで読んだイシグロ作品には見られなかったファンタジーっぽい道具立てや寓話的な雰囲気(もしかして村上春樹の影響?)は異色なのかもしれませんが、徐々に記憶の霧が晴れて真実が明らかになっていく様は、スリリングでもあり、登場人物たちの魅力的な造形と相俟って、エンターテインメントとしても一級品だと思います。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.234
(5pt)

記憶の魔術師

血塗られた歴史、恨みと復讐の連鎖は、忘却によってしか断ち切ることはできないのか?
簡単には答えの出せない、難しい問いかけです。
しかし、イシグロは、結局は、魔法はいつかは解けるように、記憶や歴史の良い部分だけを引き継ぐことはできないことを描いているように思います。過去を引き受けた上で、それを乗り越えること、少なくとも乗り越えようとお互いに努力するしかない、と。作中の老夫婦が、何があっても現在のお互いの愛に変わりはないことを誓い合ったように。
また、長く敵の中で育ったがゆえに、非情になり切れない戦士や、世話になった老夫婦は、種族の恨みと復讐の対象外と考えるサクソン人の少年の姿に、イシグロの示唆と希望を見て取ることができるような気がします。

アーサー王だの鬼だの妖精だのと、これまで読んだイシグロ作品には見られなかったファンタジーっぽい道具立てや寓話的な雰囲気(もしかして村上春樹の影響?)は異色なのかもしれませんが、徐々に記憶の霧が晴れて真実が明らかになっていく様は、スリリングでもあり、登場人物たちの魅力的な造形と相俟って、エンターテインメントとしても一級品だと思います。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.233
(5pt)

エレジー

文学によるエレジーのように感じる。時間が石臼のように記憶を粉々に砕いてゆくさまを描いた小説は少なくない。イシグロが取り上げたのは、個の記憶が忘れられてゆくならば、その総体である「社会の記憶」はどうなるのかということだと思う。イシグロは、平和の盟約や戦争の記憶を取り上げて、社会の記憶さえも茫漠とした何者かの中で薄れる様子を描いている。しっかりと映像や文字情報が残る現代社会でも、歴史歪曲などの非難をし合う国々がある。イシグロは身近な者をレンズにして普遍的に起こり得る人間の持つ力の哀しさを描いている。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.232
(5pt)

エレジー

文学によるエレジーのように感じる。時間が石臼のように記憶を粉々に砕いてゆくさまを描いた小説は少なくない。イシグロが取り上げたのは、個の記憶が忘れられてゆくならば、その総体である「社会の記憶」はどうなるのかということだと思う。イシグロは、平和の盟約や戦争の記憶を取り上げて、社会の記憶さえも茫漠とした何者かの中で薄れる様子を描いている。しっかりと映像や文字情報が残る現代社会でも、歴史歪曲などの非難をし合う国々がある。イシグロは身近な者をレンズにして普遍的に起こり得る人間の持つ力の哀しさを描いている。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.231
(5pt)

抽象度の高いフィクションから現在を逆照射するリアリティのある面白さ

面白かったです。

しょっぱなの人々の記憶を消してしまう霧、からいきなり引き込まれます。
舞台は遥か昔のイギリスの森、城、海、島といったものですが、そこから現在進行形の世界の諸問題を炙り出すように書ききれる才能がすごいですね。
一言でいってこれだけの抽象度の高いフィクションなのに、リアリティを感じれる作品は少ないかもしれないと思いました。
お奨めです!
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.230
(4pt)

何か若い頃の切ない気持ち

読んでからかなり日が経つけど、たびたび、忘却に関して思い出す。
なんかもやっとした忘却。
それは若い頃の忘れかけた感傷的な気持ち。(私はもういい歳)
最後の別れがとくに切なかった。
忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)より
4151200916
No.229
(5pt)

抽象度の高いフィクションから現在を逆照射するリアリティのある面白さ

面白かったです。

しょっぱなの人々の記憶を消してしまう霧、からいきなり引き込まれます。
舞台は遥か昔のイギリスの森、城、海、島といったものですが、そこから現在進行形の世界の諸問題を炙り出すように書ききれる才能がすごいですね。
一言でいってこれだけの抽象度の高いフィクションなのに、リアリティを感じれる作品は少ないかもしれないと思いました。
お奨めです!
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369
No.228
(4pt)

何か若い頃の切ない気持ち

読んでからかなり日が経つけど、たびたび、忘却に関して思い出す。
なんかもやっとした忘却。
それは若い頃の忘れかけた感傷的な気持ち。(私はもういい歳)
最後の別れがとくに切なかった。
忘れられた巨人 Amazon書評・レビュー: 忘れられた巨人より
4152095369