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ハラサキ
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ハラサキの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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現代的なホラーで構成や仕掛けに文句はないです。 記憶喪失という古典的な仕掛けに秘められた主人公の秘密や、登場する人物(や死体)の正体、ミスリード手法は練達を感じさせます(デビュー作のようですが)。情景描写の文章がうまく、滞りなく脳内で画像再生されます。 一方で、(ホラーゲームで良く採用される手法ではありますが)突然の場面転換、精神世界への移転、精神操作が反復する一方で、刃物やハンマー、蹴りなどによる物理攻撃も対象関係なく横行しています。このことによって、現実と精神世界と異世界の狭間が曖昧となり、読者は「え?これってほんとに起こってるの?幻覚なの?」と混乱します。 (以下ネタバレ) 主犯格の幽霊が繰り広げるワザですが、人間に化けたり時間を操ったり強制的に過去を追想させたり焼けた家を再生させたり幻覚を見せたりと、高度な超能力のオンパレードです。その割に最終目標がちっちゃい。舞台演出のためだけの超能力かい!?とつっこみたくなります。 また、何度も記憶を失い時に暴れる殺人歴のあるメンヘラ女子が、どのような変遷を経て誠実男子をゲットできたのか?異世界においても常に相手を求めあう主人公カップルの愛情形成の過程が、全く描写されていないのも気がかりです。 ただ、直前に読んだ「2022このミス一位作品」(テロを扱った警察小説です)があまりにひどくて読了後も疑問符だらけだったので、この作品を読んで多少は頭がリセットでき良かったです。 | ||||
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急に場面転換が入る所があったりして読み返す時もあるましたが、概ね読みやすいと思います 途中から段々と謎がほどけてきて、半分くらい一気読みしました。 少しゲームっぽい演出もありますがおススメできます。 ラストは....是非最後までネタバレせずに読んでください。 今日は寝付けないなぁ... | ||||
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覚えていない旧友と現実そっくりの異世界を歩く。 話の材料となる設定はすごくよかったし、後味も含めてなかなかよかった 最後はそうなるよねと思ったし、そこだけは展開が読めてた。 ホラー小説というよりもサスペンス小説寄りの展開だったけど、最後はきっちりホラーらしく締めてた。 自分はこういう小さな規模で起きる怪異の話は好き。作者の他の本を読んでみたいとも思ったけど、 この本しか出してないんですね、残念。 | ||||
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舞台は、地方の温泉街。そして、それとよく似た異世界。 読んでいて、ふと自分の学生時代を感じた。 何故だろう…。私は別に温泉街の生まれではない。だが、読み進めるほどにノスタルジーは強くなった。 そして、作者のプロフィールを見て納得、同時に驚愕した。私と同郷で、同年の生まれだった。 思えば「私ら」の時代、こういった幻想的な異世界や地方を舞台とした作品が、媒体を問わず、ホラーには少なくなかったような気がする。 ここではぼかすが、物語の根幹にある展開も、当時のとあるホラーゲームによく似ている。(特に、そのシリーズの2作目が、私には思い当たった) 途中に登場した「壊せないオブジェクト」など、ゲーム的な雰囲気を纏ったものは少なくなかったので、あながちこの推論も間違ってはいまい…多分。 とにかく、本作はそんな(私にとっては)古き良き時代を感じさせるものだった。 だが、あの時代にあった「あっさり味」も引き継いでいたのは、少し残念である。 オブラートに包まず言うなら、描写が雑である。 折角の良い世界観、どこまでも深く描ける世界なのだから、もう少し丁寧に説明が欲しかった。 「案内図」ならそれがどんな様子なのか。 「影」という描写だと、実体のない存在に思える。 「ハンマー」は錆びている? 「包丁」はどんな形状? 「工具倉庫」…入ったことない人間には、それがどんな場所かも分からない。 単語は「パーツ」ではない。並べるだけでは、それは文章ではなく、それこそ私たちの時代から登場した「R〇Gツ〇ール」のようなものである。 作者には、魅力的な世界を、魅力的な文章で表現してほしかった。 | ||||
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文字・文章を目で追えれば、なんだって楽しい。つまり、読書は楽しい。 24回ホラー小説大賞読者賞受賞作ということで、期待して手に取ったが、なんだろう? 読んでいてまったく楽しくない。 この小説がだめとかそういうことではないと思うので、自分がだめなんだろうと思う。 Kindle本で33%程まで読んで挫折した。途中一回挫折している。気を引き締めて2度目に挑んだがやっぱり挫折した。 この本を読む前に角川ホラーを続けて読んでいた。 田中啓文さんの『オニマル』シリーズ5冊、『水霊 ミズチ』、『蠅の王』。 福澤徹三さんの『アンデッド』シリーズ3冊。 内藤了さんの『藤堂比奈子』シリーズ3冊と『堀北恵平』シリーズ1冊。 どれも面白い本で、読書が楽しめた。 本によっては文句・いちゃもんをつけたくなったりしても、それも含めそれぞれに良さがあり、作者と読者、モノ書きとモノ読みのキャッチボールが存分に楽しめた。 各々の作者の他の作品も読みたいと思わせられるものばかりであった。 ホラーが嫌いということではないのだ。むしろ好きだ。だけどこの本は読むのが苦痛だった。 なんというか、出てくる人、序盤に出てくる男と女は主人公とヒロインなのだろうけど、彼らの行動や思考や発言が、私にはまるで意味が分からなかったのだ。 文章がだめとも思わないんだけど、なんだろう。わからない。 わからないから評価1では、自分の器の小ささを自ら認めることになりそうなので、器の小さな自分としては虚勢をはって評価を5にした次第。 ただ、この“意味の分からなさ”に不気味さを感じたのは事実で、その不気味さを味わうホラー小説なのかもしれない。 この“意味の分からなさ”も最後にすべて明らかにされ「あっ!」とうならされるのかもしれない。 そうか!最後のページを見ればいいんだ!そんなことをしたことないけど、この本に関してはそうしよう! (レビューの途中だけど、Kindle本の最後のページをみる。しかし、なんで、角川の本は最後がBookWalkerなんだろう?Kindle本なのに。。いや、それは関係ない。なになに。。。。) 。。。。。。なるほどね。 本をこのまま閉じることにしたら、俺の負けだよなぁ。最初から読みなおすか。。。 ※記憶喪失のヒロインを扱う話でも、こないだ読んだ土橋真二郎さんの『アトリウムの恋人』はとても面白く、作者のファンになったけどなぁ。。ホラーとラノベで土俵は違うけど。 | ||||
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どんどん変化していく様子がとても 興味深かったです。 ファンタジーっぽかったのは少しがっかり しましたがホラー要素はがっつりで 素敵な最後だったので 全体的には面白かったです。 | ||||
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タイトルどおりで、工夫の欠片もない「普通」のホラー小説でした。 | ||||
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ラスト1ページで急展開…と言うレビューを見た後で読んで見たが、驚くほどのものでもなかった。 全体的な内容はよく練られてるなとは思ったが、緊迫感はあまり伝わって来ず。 影って言うのが抽象的過ぎて恐ろしさに繋がりづらかった。 | ||||
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今作は出版に当たってタイトルが変更になっていますが、重要なキーワードですし、2重三十にどんでん返しのあるワードなので、改変して成功でしょうね ちょっとずつ謎が解けていき、最後に何とも言えないラストへ向かうさまは圧巻です | ||||
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ここ二年ほど大賞が出てない日本ホラー大賞読者賞の作品。 あんまり期待しないで読んだら中々面白い。最後も良い感じに救いがないゾッとするラストだし。読んでて面白い。 ・・・これが大賞じゃ駄目なんですかね? そりゃあ、他に突出した才能があったなら仕方ないだろうけど、「受賞者なし」になるくらいならこの作品で問題ないと思う。読んだ事のないホラーと言える程ではないですが、ホラーアンソロとかに入っててもおかしくない素人離れした完成度だ。 これを落として大賞受賞者なしに二年連続でなってる辺り日本ホラー小説大賞厳しくなってませんか? 審査員全員が推したぼぎわんがパッとしないから、評価が厳しくなってんのかなあ。 完成度と面白さについてはぼぎわんに勝るとも劣らない作品だと思いましたがね。 | ||||
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記憶喪失の主人公が異世界を彷徨うお話。 なかなかよく練られたお話だと思いますが、ホラーとしてはいまいちではないかと。 最初に死体を発見して以降は、そんな襲われるわけでもなく、特に恐怖を感じる場面がなかったかと思います。 結局恐怖は失った記憶の中にあって、異世界だの腹裂きの都市伝説だのは、その記憶を取り戻す舞台装置に過ぎないってのが早い段階で透けて見えたのが残念でした。 | ||||
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展開も読めるし途中盛り上がらんし、書店員推奨コメントなんて信じない。 | ||||
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無くした記憶の欠片を集めて、異世界から抜け出そう!とかいう脱出ゲームみたいなお話。 今作がデビュー作とのことで、ある程度は仕方ないかと思うが、稚拙で未熟な文章が目立つ。まず句読点が多すぎる。ぶつ切りの短文を並べたような文章のせいで、内容が全く入ってこない。他にも同じ語尾が続く等、下手な文章の特徴が見受けられる。 正直結末も、半分ぐらい読んだ時点で見えてしまって、衝撃のラストって程でもなかった。むしろホラーとしてはありきたりな部類。 内容も本の厚みも薄いから、一時間半もあれば読めてしまうので、通勤途中に軽く読むにはちょうどいいかも。 | ||||
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悪気はないのに、人を傷つける・見捨てる・裏切る。 それをやってしまう人間。 それが主人公・日向への印象です。 あくまで一番大切なことは「自分が幸せになること」。 でも友を捨ててまでそれを選ぶことに、本気で罪悪感を感じていない気がする。 人間誰しも最終的にはそうなのかもしれませんが、日向には踏ん張りが無さ過ぎる。 文章は滑らかでとても読み易いです。 ラストのどんでん返しというか種明かしも、「あ!そうか~」と感心。 ぶっちゃけバッドエンドですが、日向の人間性のせいかそれほど悲壮感は持ちません。 | ||||
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※核心に直接触れているわけではありませんが、未読の方はご注意ください ひとことで言うと「面白い!」です。 ます導入部分がすばらしい。温泉街の雰囲気にすっと引き込むような描写、好奇心を掻き立てる伏線。 まだ若い作家さんで本書がデビュー作のようですが、文のうまさには天性のものを感じました。 アクションで話を引っ張っていき、いいタイミングで謎を解き明かしていく。 まさに「一気読み」です。殻がはがれるようにあらわになっていく罪と罰の物語、といったところでしょうか。 後味の悪い結末だとよく言われていますが、合理性があるので不快感は残りません。 エンターテインメント小説として、面白いものを読んだなという満足感がありました。 ひとつだけ、本当に個人的な好みなのですが、装丁やタイトルにもっとわかりやすさと派手さがあると より良いのではと思いました(しおんさんのイラストそのものは大好きです)。 異界化した竹之山の雰囲気がよいので、町の様子とそこに現れるあれこれを描き、 いい意味での「ゲーム性」を売りにできればと思いました。 せっかく良い内容であるので、もっと尖ったセールスポイントの押し出し方をしてくれればなと思いました。 その点で星4ですが、内容はとても面白いです。 | ||||
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24回ホラー小説大賞読者賞に輝いた本作が待望の文庫化 本作を一言で表せば、山椒ようなホラー作品、であるかもしれない 小粒だがピリリと辛い、良いアクセントのある作品であるといえよう。 基本のプロット、三幕構成の展開、最後にキチンとオチを作る等 ストーリー作成の手本のような一作である。 ただ、言い換えれば教科書的というか、ありきたりな感じはある。 最後のオチで山椒の辛さが出た感はあるが、ならばもう少しヒネリを入れても良かったかもしれない。 またタイトルのハラサキも、取ってつけたようなタイトルである(といっても、読者賞受賞時はタイトル違うが)。 そういうのを含め、とても地味な作品なのが残念である。 しかし完成したホラー作品として、安心して読めるのは評価が高い。 次回作に十分期待できる作家である。 | ||||
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ネタバレなし 本日発売ということで購入。 ラストが読めず強烈なオチがあります。二週目で新しい発見がある点もいい感じ。ラストシーンは人によって感じかたが違いそう。 おすすめです。 | ||||
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