奇奇奇譚編集部 怪鳥の丘
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相変わらずワチャワチャと怖がってはいるがこれは主人公の成長の物語でもあるのだろう?そして、作者とどうやら作中作者は究極の怖いものを探しているらしいが…受賞作で視点を変えた霊の解釈を披露した作者は、その習いで今回も新たな切り口のスケールを大きく捉えた霊の在り方を提示するのだが、その内省的な語り口の解説めいた独白に彼が感じ取った恐怖は逆に共感を拒んでいるように思えてならない。恐怖は理屈ではなく、恐怖はただ恐怖として心を蝕むもので、その分析の試みは却って人を恐怖から遠ざけるのかもしれない。 | ||||
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シリーズ三作目にして完結作になります。 本シリーズは人一倍臆病な霊が見える新人作家熊野と、霊感0ながら除霊体質の担当編集善知鳥のバディ物。いわゆるブロマンス的な人間関係を土台に、話が展開されます。 二作目にてそれまでの暖かな世界観にヒビを入れた本シリーズですが、今作ではそのヒビが完全に砕け、恐ろしい世界の理と人の業が剥き出しになったような転換を見せます。シリーズを通して常に違った恐怖描写に挑み(二作目以降は特にトロマ・エンターテイメント的な描写が加速します)、また作中にて作家論を展開するメタ的視点も取り入れた作者の今後に期待大です。 単なるバディ萌えではない、実に手堅い良作です。 | ||||
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