奇奇奇譚編集部 ホラー作家はおばけが怖い
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長編の「幽霊のコンテクスト」と短編「逆さ霊の怪」を収録。物語内の時系列的には後者が先となるが、本書の中心はもちろん前者「幽霊のコンテクスト」だ。実際に「見える」作家が編集者に言わば「振り回される」というタイプの物語だが、ホラーとは言いながらページが進むごとに「怖い」要素が少なくなるのはどうしても問題となるだろう。ただし、登場する「異様な何か」に対する「解釈」(それがタイトルの「コンテクスト」なのだが)はかなり斬新だと言える。とは言うものの、これも物語内の「解釈」を成り立たせるにはその前提としての「意識の存在」が欠かせないとも思うのだが、そこに触れると話はさらに複雑になるだろうから痛し痒しではあるだろう。全体としては、具体例に乏しい理論派の作品という印象。 | ||||
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謎の編集者にリードされる駆け出しの怪奇作家(但し霊が視える)…逆に読者の興味を惹くならワーカーという立場で読者との距離を感じさせない編集者より、創作者である作家の方をミステリアスに描く方が興味を惹きやすそうで良さそうだが、違って作者は創作の工夫とかそうした作品の産みの苦しみやらを作品の中に表現されたかったように思われる。そして、作品からは切り口を変えて試行錯誤された新しい恐怖の形を考えておられる作者の姿勢を垣間見たように思うのだがどうだろう? | ||||
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テンポ良く物語は進みます。 しかし、描写がとても長く、解説風で、興をそがれます。 映像化のための描写なのか、怪異をいくら描写されても、あまり臨場感はわきません。 情景がきれいだなぐらいの印象。怪異の内容で勝負してほしい。 | ||||
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日本ホラー大賞優秀賞。 表紙やタイトルからキャラ文芸っぽさが漂う。好みではないけど、メタホラーというジャンルに惹かれて買ったものの…… 確かにメタだけど、これはオカルトミステリーだろう。ホラーというなら多少の怖さは欲しかった。 ただ、ホラーではなくオカルト小説として読んだら出来は上々。ミステリ的な理詰めの道程は楽しいし、真相にはちょっぴり切ないオチと意外性があってよかった。 霊をいきなり轢こうとする善知鳥のキャラは面白いし、メタ的なギャクは魅力的。表紙からもわかるように、バディものとしてはあざといというか狙いすぎな気もするけど……男でもキュンとくるものがある。ズルい。 文章も上手いし、このあらすじをこのページ数で収めてるのは、無駄のない構成というか、そうとう書き慣れてるんだろうなぁ、と。新人かと思いきや、元々別の賞を獲ってからの再デビューのようで、主人公のモデルは作者自身なのかな。 ただ、ミステリ的な謎解きとしての、音素とか文脈がどうとかのくだりは……あんまりしっくり来ないかなって……作者が好きなネタだったのかな? 二本目は意外性もありながら、正体がわかった瞬間の今までの謎が解ける感じがちょうど良かった。一本目よりは、ちょっとホラー的な展開もあったし。より短いページ数でホラー、ミステリ、ドラマの三要素が上手く織り込まれてて、二本目のが上手かったと思った。二作目はもっと良くなってるのかもしれない、と期待できる一作だった。 | ||||
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著者さんのツイートから知った本。 面白くない本は、半ば過ぎまで読んでいても放り投げるので、読み終えたのはそれだけ読ませるものだったということ。続編も手を出すだろう。 ここからは完全にネタバレ。 アイデアとしては中島敦の短編『文字禍』に似ている。『文字禍』を、言語学も織り交ぜながら広げて掘り下げたような作品で、このあたりが人によっては退屈に感じるかもしれない。逆に、言語学にこだわりのある人からすればツッコミを入れたくなるかもしれず、ちょっと読み手を選ぶところがありそう。 | ||||
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