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八月十五日に吹く風



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【この小説が収録されている参考書籍】
八月十五日に吹く風 (講談社文庫)
八月十五日に吹く風

八月十五日に吹く風の評価: 4.46/5点 レビュー 81件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全73件 1~20 1/4ページ
No.73:
(4pt)

終戦直後に実行され、悲惨な立場に立たされた関係者の苦難がよく理解できる

福岡市民にとって身近で寛げる緑地で行われた悲惨な事件を語り継いでいく事が重要だ。
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No.72:
(5pt)

第二次世界大戦中、北の果てのアリューシャン諸島での出来事・・・

・きっかけは、日経新聞夕刊コラム「あすへの話題」での丸谷/セコマ会長による紹介。
・ミッドウェー海戦や南方に戦線拡大していった話は歴史の教科書でも登場するので知っていたが、北の果てのアリューシャン諸島にあるアッツ島・キスカ島での話は全く知らなかった。玉砕が当たり前の考えの中で、これに抗い、敗戦色が濃くなりつつある中、米艦隊を横目にキスカ島に残る日本兵5200人を救う話、そして一人の米通訳官によって、敗戦後の対日方針が大きく変わったことには、とても驚かされた。少々エンターテイメント性が入っているかもしれないが、まんまと米艦隊を出し抜き全員が脱出した話は、とても痛快でもある。
・丸谷氏の解説だと、樋口中将にスポットが当たっているが、現地での指揮を木村長官に託した人選は確かに中尉の想いがあってこそだろう。むしろそれ以上に、引用に記したリーン(ドナルド・キーン)も称賛に値する。映画化望む。
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No.71:
(5pt)

一気読みさせていただきました

エンタメの人気作家である著者のエネルギーと良心に脱帽です。
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4062209616
No.70:
(5pt)

奇跡の撤退

今まで映画化されたりアニメ化されたり文献等など観たり読んだりしました。以前戦後75年のイベントでキスカ島を占領時の写真も見ました。キスカ島撤退は霧の存在が中心の史実となっており、玉砕したアッツ島の英霊の加護ありきや、日本古来の忍術の一手霧隠れの術。本日の天祐我にあり。帰ればまた来る事が出来る。(他作品引件あり)等々の木村少将の名言が心に残ります。感動の史実作品だと思います。因みに自分の祖父は海軍の水兵でした。生還しましたが戦歴は生涯語る事なく兵役時の写真と階級章を残し他界しました。今となっては本書を読みつつ想いを馳せています。
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No.69:
(5pt)

小説は良いが、解説は最悪

小説はとても良かった。(←オイオイそれだけかよ!)

しかし、最後の解説が良く無い。
これから読む人は気分が悪くならないためには解説は読まない方がよい。
折角いろいろな感情を持って読み終えて
解説でも読んでみるかと読み進めると...
解説は自分の政治的信条を述べる場でも、小説の内容をプロパガンダに利用する場でも無い。
はっきり言って不愉快である。出版社の良識を疑う。
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4062209616
No.68:
(4pt)

すばらしい!

すばらしい作品です。p.273最後の一行の「十四ミリ砲」は「十四センチ砲」だと思います。
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4062209616
No.67:
(5pt)

三船敏郎演ずる東宝映画「キスカ」も良し、小説も良し

大東亜戦争についての日本人の手による総括の是非は別にして小説として素晴らしい。
木村昌福司令官はじめ樋口季一郎中将など尊敬に値する偉大な軍人がいたことは日本の誇りですが、日本が列強の一角となった時代から現代に至るまで日本人の精神構造が全く変わっていないことにも驚かされます。
艦隊を動かすに無能、兵を動かすに甲斐性無しでも兵学校の席次が良ければ出世するという構図は、有名大学卒業、MBAというだけで実社会でも有能との折り紙がつく現代社会とよく似ていますね。
歴史に名前が残る柴五郎大将や樋口季一郎中将、木村昌福中将だけでなく、無名であっても命の尊さを守ろうとした軍人や市井の人々を巧みに描かれる筆者にも頭が下がります。
解説で縄田一男氏がくしくも「平和は、そして人の命は一度喪ったら、取り返しがつかない。」と書いていますが、その平和と国民を他国から守るために国は強くあらねばなりません。
憲法第九条を世界遺産に申請? なんと愚かなお花畑。文芸評論家だろうがなんであろうがうつけは虚け。
無能な人間が賢しらにして国を滅ぼさんとするのはいつの世も同じ。困ったものです。
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4062209616
No.66:
(4pt)

人間ドラマとして感銘を受けました。

最近、70年以上前のことについて関心を持つ人も多く、私も数年前から自分なりに本を読んで先の大戦について考えたりすることもありました。
この小説は、戦争小説というより、ノンフィクションの人間ドラマとして展開に胸が熱くなりました。助けを待っているものと助けに行くものの気持ちが通じて、米軍の裏をかいて、戦争ではなく救出のみに行くという点で、成功したところで思わず涙が出てしまいました。
最後に、米軍の中の日本通?の方と出会って、きっとこのときの話をして驚嘆したり思いを巡らしたりしたんだと思います。穏やかな気持ちになれました。
日本の兵隊さんは本当にすごいと思います。強靭でやさしい精神の持ち主が、戦争という世界の中で価値観を崩されつつも、順応しながら過ごしていくという…橋本さんでしたっけ、やはり、戦艦が壊れて海に漂っていたイギリスの兵士たちを救ったという話も読みましたが、戦争という異常事態にあって人間尊重を失わない方もいるのだなと思いました。
しかし、主人公が、「朝日新聞社「」に異動?の時点であれ?となり、また、文芸評論家の方の憲法九条を世界遺産になぜしておかなかったかという文言では呆れました。
「菊と刀」の著者ルース・ベネディクト(ドイツの方)は、同じ敗戦国ですが、二次大戦後に、ドイツはすぐ憲法改正して軍隊を持てるようにしたのに、なぜ日本をそれをしなかったのかと書かれておられました。昔読んだときはあまりぴんと来なかったのですが、今ではちょっとわかるような気がします。
GHQの思想洗脳政策の影響などもあると思いますが、やはり、誰かに頼るのではなく、自分たちの国は自分たちで守らなければならないのです。私が子供のときは、9条の交戦権は、戦争をしかけるためではなく、国を守るための交戦権は保持するという当たり前の意見もあるかと思えば、国を守るための軍隊も九条で禁じられているから自衛隊は当然違憲だという、守るための戦力まで否定する人たちの争いがありました。本当にばかみたいです。
憲法9条はアメリカから押し付けられたものですが、もちろんいいところもたくさんあります。でも、世界情勢は変化していて周りに常識の通用しない国はたくさんあるのです。本当に戦争になることもあり得るかもしれません。そうしたときに、だれが自分たちの国を守るのでしょうか。守ってもらえると本気で考えているのでしょうか。そうしたことを考えると、憲法改正を本気で議論しなければいけないときが来ていると思います。戦争は確かにしてはいけないことだと思います。しかし、仕掛けられた場合、誰が犠牲になるではなくて、国を、自分たちを護らなければいけないのです。こんな考えを軍国主義と考える人たちもいるのはびっくりです。
長くなってしまいましたが、文芸評論家さんの最後の解説は興ざめで、ほかの方も書いておられましたが、この小説の良さを半減させてしまったと考えます。
しかし、小説は読み応えがあります。
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4062209616
No.65:
(5pt)

史実に基づく日本人救出劇

黒髪の美少女が、蘊蓄というレベルを遥かに超える知識を持ち合わせつつ、鍛え上げられた肉体を持つ男相手に、徒手格闘技で応戦する。
千里眼シリーズで松岡氏を知り、物凄い作家だなと思ったが、万能鑑定士で「あれ?」と感じ、直近で読んだ高校事変で「え?またこのパターン?」と感じ、更に高校事変シリーズの余りにも荒唐無稽さにがっかりした所、巻末の著者作品欄で本書を知り、毛色の異なる粗筋に興味を抱き読んでみた。

やはり凄い作家だなと思わざるを得ない。本書は史実を忠実に守りながら、一億総玉砕など人命無視の方針を取っていた日本軍が、北方の島に残された5,183名の日本人を救出する物語。
自分は本書の主人公木村昌福中将(最終階級)と言う人物を知れただけでも、本書を読む価値があったと思う。また、キーン ドナルド(出生名Donald Lawrence Keene)氏が、この救出劇に絡んでいた事も驚き。
更に、何故日本の終戦記念日が八月十五日なのか、もしかしたら戦前からその日に決まっていたかもしれないと言った話しも大変面白い。

但し、少し残念なのが冗長的な点。史実なので次から次へと事件が発生する訳ではない。致し方無いが、リズミカルでテンポ良くと言った松岡氏の特徴が出ていない。またこれも致し方無いが、日本の従軍記者と非軍人のアメリカ側通訳と言う双方の視点で物語が進むのが、既読感があった。
また、個人的に疑問だったのが、最後まで読んでも自分の涙腺が崩壊しなかった事。この手の話しを読むと、絶対に涙腺が崩壊するはずなのだが。

余談もいいところだが、木村昌福中将はいかにも今野敏氏が好んで描きそうな人物像。今野敏氏の筆でも読んでみたいと思った。
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No.64:
(5pt)

映画では解らない詳細が

映画を観た後に購入しました。
やはり映画を見た後に読んだ方が、イメージが湧いて良いです。
映画をではあまり触れられていない、助けた後の帰港の様子や、アメリカ軍の行動、気象予報士の苦労などが面白いです。
イメージですが本を100ページとすると、映画では20ページと言った感じです。
面白くて2回続けて読んでしまいました。
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No.63:
(4pt)

日本の歴史、世界の状況をしることの大切さ

私も含め戦争を知らない世代ですが、戦時下の方々も今と同じようにこの地上で生き、悩み戦ってくださったのですから、小説にしてくださりとても身近に歴史をしることができました。
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No.62:
(4pt)

とても良かったです。

キスカ島撤退作戦を指揮した木村長官の書籍は以前に読んだことがあって、予備知識を持って読みましたが良かったと思いますが、撤収作戦に数回、挑戦しますが、霧が思うような状態には発生せず、参謀や参加した艦船の艦長など多くの幹部から決行するようにと批判され苦悩しながらも、信念をもってあえて作戦を断念し、最後のチャンスに賭けるまでの経過がイマイチ簡単な描写で残念に感じられました。
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4062209616
No.61:
(5pt)

リーダーの役割

大東亜戦争時の日本軍リーダー(少将以上)には愚かな人でも士官学校・兵学校を優秀な成績で卒業すれば
なれた。しかし、テキストにない場面で的確な判断と能力を発揮するかどうかは学校の成績には関係ない。
今の東大法学部卒の国会議員にも当てはまる教訓物語。
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No.60:
(5pt)

最高の小説

実際にあった内容の小説であり、久しぶりに感動しながら一気に読みました。最高です。
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No.59:
(5pt)

とても感動的で読ませる話

終戦の2年前の8月15日。キスカ島のストーリーが胸を熱くさせます。
これこそ永遠に語り継ぐべきエピソードでしょう。
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No.58:
(5pt)

日本軍人の素晴らしい活躍物語

芝五郎中将みたいな軍人が居たことが嬉しいです。
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No.57:
(5pt)

守備隊玉砕のアッツ島と、完全撤退成功のキスカ島の違いは何だったのか?

【結論】
 現代の我々も、戦史から学ぶことは多い。

【理由/解説】
大東亜戦争前半の昭和17年、ミッドウェイ海戦の陽動作戦として我が軍が占領した、米領アリューシャン列島のアッツ島とキスカ島。

翌、昭和18年5月、奪還に来襲した米軍大部隊と死闘の挙句、玉砕の悲運に遇ったアッツ島守備隊。 それに対して、同じ月に濃霧を衝いて日本海軍水上部隊(軽巡を旗艦し、複数の駆逐艦で構成される水雷戦隊)による守備隊全員無事撤退を成功させた奇跡のキスカ守備隊撤退作戦。

米軍と我が陸海軍の指揮官、下級将校・兵士、従軍記者それぞれの立場からドキュメント風に描かれた小説である。 戦史や戦時小説で繰り返し取り上げられてきた題材であり、特にキスカ島撤退作戦は、戦後生まれの私でも知っているほど鮮やかで、かつ戦争後半では稀な成功事案として有名なエピソードであるが、実は薄氷を踏む作戦であったことが本書でもわかる。 

 上級司令部の作戦指揮拙劣で、本来、勝てた筈の戦(正にミッドウェイ作戦がそうだった)も多く失敗し、兵隊の命を使い捨てたと批判される旧軍だが、実は、必ずしもそうではなかったのだ。
 負け戦と喧伝されて「常識」になっていたノモンハン事件が実は日本軍の実質勝利、ソ連軍の敗北だったと分かったのは、戦後も半世紀以上を経てのことである。 従って、大東亜戦争についての歴史の審判は、個々の作戦を含め、まだ当分先のことだろう。

【戦史をどう生かすかについてのレビュアー私見】
 北東アジア情勢の緊迫化につれ、憲法上の自衛隊の地位について云々されているところだが、動きが鈍すぎる。このままでは、丸腰国家として、近隣の反日諸国から蹂躙されかねない。 既に中共による間接侵略=移民、土地買収、日本企業買収など=は、媚中政治家・官僚・財界・マスコミ・教育界によって(特に沖縄県と北海道では)看過できないレベルまで進行しているのだ。
 少なくとも国立大学では軍事学(当然、戦史研究を含む)の講座を必修とし、また米国に倣ってROTC(予備役将校訓練課程)を復活(厳密には新設)すべきである。
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4062209616
No.56:
(4pt)

優れたエンターテイメント

キスカ島撤退作戦の一連の動きがよく分かりました。人物の心理描写も良くできているし、エンターテイメントととしても優れた作品だと思います。ただし、文庫本の解説は酷い!憲法改正に関する自分のこだわりを披露して何になる?この解説のおかげで、なんか後味が悪くなった。
八月十五日に吹く風Amazon書評・レビュー:八月十五日に吹く風より
4062209616
No.55:
(5pt)

夏に考える幅が広がりました

キスカ島撤退の話、特に木村昌福のことは知っていましたが一つの事件が多くの繋がりの中に成り立っていることを知ることができたのは幸いです。その中心が戦時下の全体主義の中で個人の信念で行われたことは、ノモンハン、沢村栄治、の番組で日本人であることに自信を喪失していましたが一服の自信を持て、夏に考える幅が広がった気がします。ありがとうございました。
八月十五日に吹く風Amazon書評・レビュー:八月十五日に吹く風より
4062209616
No.54:
(5pt)

ちょうど良い時期に読みました

出張の飛行機が行きも帰りも遅れ、一気に読めてしまいました。今日は8月14日。ちょうど良い時期に読めたと思います。やはり戦争はどんな理由でもダメだよなぁ〜。こういう人が日本の軍隊にもいたんだろうなぁ〜と思うと救われます。
八月十五日に吹く風Amazon書評・レビュー:八月十五日に吹く風より
4062209616

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