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蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ



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【この小説が収録されている参考書籍】
蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ (講談社タイガ)

蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレの評価: 4.43/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

安定の杉井ワールド

『神様のメモ帳』の読者にとっては、馴染み深い、キャラクター設定と構成。 悪くいえば、お約束になっているとも言えるが。

杉井作品の魅力である、登場人物たちの強さと不器用さが、もどかしくも愛おしい。

個人的には『ヴァンパネルラ』よりオススメ。
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No.6:
(4pt)

悲しい、そして美しい

設定でいうと、 『神様のメモ帳』と『さよならピアノソナタ』が合わさったような話です。
天才音楽家(作曲家)が、自室に籠ったまま(最後外に出てきますが)難事件を解決するというストーリーですから。
律子が真冬とアリス、葉山がナオとナルミを足して2で割ったような感じのキャラです。

でも、安易な焼き直しという感じはありません。

個人的には、湊人君の死が唐突過ぎるとか、結局彼の死因が両親の火の不始末であまりにも迂闊だとか、不満に思わない部分がないでもありません。

連歌という文芸を、全体のまとまりで云々していた論点も。
連歌はトータル100句ぐらいの長さになりますが、それぞれが2句1単位で独立して成立するもので、意味のまとまりが3句にまたがるのは、「3句がらみ」と云って絶対の禁忌です。

それでも、とても魅力あるお話でした。
隻腕のピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのエピソードがとても上手く組み込まれてましたね。
(個人的には、姉の美紗が右手でピアノ弾くシーンまで書いて欲しかった)
ちなみにこのパウルさん、哲学で有名なルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインのお兄さんですね…

いやこの作者、音楽の話書かせると右に出る者がないですよ。
作曲が「素材集め」で編曲が「料理」だという意見も、その通りだと思います。

最後に一点。
作者と表紙から、つい本文にも挿絵入るのかと期待しましたが、
絵は表紙だけです。
いわゆるライトノベルのくくりじゃないって事でしょうか。
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No.5:
(4pt)

印象的なラスト

物語の締めで主人公が思い描く風景がとてもせつなくて美しくて好きです。あと、蓮見律子の立ち位置は、探偵として依頼を受けているわけでもなく、警察の任務というわけでもない、単に興味があるから顔を突っ込むという、そういう意味では作者が書いてきた従来のヒロインたちのそれとは似て非なるものです。彼女のキャラ、発作的な振る舞いも面白く、今後の続編に期待したいところです。
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No.4:
(4pt)

この本も面白いけど、「放課後アポカリプス・3」を早く書けといいたい!!。

久しぶりの杉井光の小説で、それなりに堪能できた。

でも、新作書いたり、麻雀する暇あったら、未完の小説の続きを早く書けといいたい!!。つづきが、気になって仕方ないじゃないか!!。せっかく面白くなってきたとこなのに。

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本作の話に戻ろう。

「左手のためのピアノ曲」は、あるのに、何故、右手のためのピアノ曲はないのか?。 こんなちょっとした、ちょっぴりマニアックな疑問から、素敵なストーリーが生まれる。 杉井光独特の語り口で、一気に読み通した。 相変わらず、科白と地の文の掛け合いが軽妙で面白い。 おすすめです。

※そういえば、さよならピアノソナタでも、隻腕のドラマーの話が出てましたね。翼をもがれてもしっかりと地面に立つ足があるから。。。。いい科白でした。
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No.3:
(4pt)

新鮮味を感じたけれど・・

作曲家の律子が音についてのノウハウやうんちくを語る部分は置いてきぼりを喰らった感があった。
作者の自己満足なのか、一部の音楽通の人達向けなのか、専門的な知識があればワクワクしたかもしれない。
音楽はある程度知っているが深部まで掘り下げたことが無いので面白みが半減した。
謎解きのラストまでの主人公の心の動きが、5線譜の上に音符を載せていくように見えたのは作者が意図したのかな?と思う。
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No.2:
(5pt)

いつまでも読んでいたくなる探偵と助手

推理小説と言うよりは、小説として非常に面白かったです。
読後感も良かったです。
この作品の特徴としては探偵と助手のキャラクターが抜群に面白いところでしょうか。
この二人のやり取りはいつまでも読んでいたくなります。
結果だけしか見えずストーリーを語れない探偵と、それを補完する助手の設定が好きです。
続編希望です。
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No.1:
(5pt)

音楽とミステリ

あまり見ない音楽とミステリーの組み合わせ
ただ作者の杉井先生は音楽と探偵ものをよく書いている方なので組み合わせにあまり不思議ではありませんが
内容は主人公が逸見律子に作詞の依頼をされて関わっていくうちに事件が起き、その事件を逸見律子が解決する話です。
ただ一つの謎だけは解決ではない感じで終わりますが読むと府に落ちるので大丈夫でした。
主人公と逸見律子のやり取りも面白ので続編が見たいなと個人的には思っています。
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