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雪と毒杯
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雪と毒杯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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旧き佳きミステリ、クリスティやクレイグ・ライスのような。 | ||||
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どの受益者でも意外性がないので、非受益者と目されるだれかの犯行と容易に予想がつく (ネタバレすみません)。機会はユルユルだが、動機に見るべきものが少しあると思った。 不測の事態から生じる動機である。 しかし、驚倒する動機ではなく、蓋を開ければ、思い切り私欲がらみであった。 真犯人が比較的早く判明するので、その後のくだりがやや退屈だった。 解説は違う意見だが、ヴァン=ダインが読めば、勝手にのろけてろと机を叩くのではないか。 ※画像・プロフィールは無視してください | ||||
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女性オペラ歌手の遺言書をめぐり、雪で閉ざされたホテルで毒殺事件が起きてしまう。 遺産の相続人の1人が犯人だと疑われるが、その人物も殺害されそうになる。 いったい本当の犯人は誰なのか、混乱が深まるがある会話の一言から事件解決の糸口が見えてくる。 正直な感想では、ミステリーとしては思ったほど面白くはなかったです。 クローズドサークルでは、そして誰もいなくなった、のほうが桁違いに面白いです。 本書は雪山の描写や恋愛シーンが上手に描かれていて、恋愛ミステリー小説としておもしろいのかと思います。 赤川次郎やライトノベルに近いのかもしれません。 | ||||
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飛行機の不時着で雪深い寒村に避難することになった男女。亡くなったオペラ歌手の関係者が遺言を聞きに集まっていて…。当然ここで殺人が起きるわけだが…。 クローズドサークル物の王道で、語り口もスムーズ。1人称で視点を変えながら描かれるが、しっかり伏線も張られているし犯人の設定もフェアだし、動機も納得できる。 犯人が分かってからの蛇足の部分が長いのは残念だけど、これが数十年前に書かれた小説とは思えない。今読んでも全く色あせていない。 全く知らない作家だったが、他の作品も読んでみたい。 | ||||
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カドフェルシリーズは大好きなので、エリス・ピータズの日本初紹介の作品ということでかなり期待して読んだのですが、今まで翻訳されなかった理由が納得できたような気がしました。 カドフェルシリーズを書く前の、若いころの作品とのことですが、トリックに懲りすぎだったり、伏線がけっこうあからさまだったり、練れてない感じ。 細かいところで気になったのは、チャーター機が不時着し爆発の危険もあるということで、乗客全員が着の身着のままで脱出したはずなのに、雪で閉ざされた山村のホテルに到着すると、晩餐会用のスーツ・ドレスに着替えてディナーを楽しむところ。あと、いくら言葉が通じないとはいえ、ホテルの経営者や村の住民とろくに意思疎通をはからずに、自分たちだけで勝手に捜査を進めてしまうところなど、全体にムズムズして、落ち着いて読めませんでした。 ただ、人物造形や心理描写には、作者らしさがあふれていました。 | ||||
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色んな場面が映像として浮かびました。 私はヒコーキが落ちてガヤガヤしてる辺りで、 うん?もしかしたら?と、犯人の予想ができました。 でも最後まで飽きることな読めました。 | ||||
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ストーリーの構成もなかなかのもの。飛行機の墜落と年老いた大女優の遺産がプロローグで展開します。 意外とありそうでそう多くもない、犯人当て(犯人捜し)が楽しめる構成になっているのも王道かと。 最後は結構なアクションなのも記憶にとどめられるシーンに貢献します(実際の内容はそれほどでもないのですが、描かれる雪中シーンがいいんです)。 | ||||
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カドフェルシリーズは大好きで、全て読んでいます。 カドフェル以外のエリス・ピーターズってどうなのだろうと、 この本の発売を知ってからも、しばし躊躇していました。 評価も良いので、冬休みの読書用に購入。 良かった、面白く読めました。休みという事もあって、 あっという間に読み終えてしまって、残念なくらいです。 良い意味で、時代を感じます。 人物描写も情景描写も、ああ、エリス・ピーターズって こんな感じだったなと、久しぶりの知人に再会したようです。 ホントに、英国人て素直なことより、斜に構えたり皮肉の方を 大切にしているのかしら・・・と、このお話の見事なひねりに 感心します。 大人の熟成された愛情も、若者の新鮮な恋愛も、どちらも 切なく、あまっずっぱく、楽しませてくれます。 ハラハラもありますが、とても安心して読めるのが良いです。 カドフェル以外のエリス・ピーターズも、お勧めです。 | ||||
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雪に閉ざされたホテルというクローズドサークル・テーマに小粋な捻りを効かせた本格ミステリの佳品。 1960年という謎解きミステリの退潮期に発表された作品らしく、名探偵の登場や派手なトリックはないが、堅実かつ陰影深い人物描写や事件の様相が一変する中盤からアクションを交えた劇的なクライマックスにかけての展開の妙は見事。ロマンティックな恋愛ドラマとしても第一級。皮肉な結末を含めて英国ミステリの奥深い魅力を堪能出来る作品だ。 | ||||
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カドフェル・シリーズではないエリス・ピーターズ本邦初訳である。 雪の山荘ものであり、そして誰も風味もちょっとある。コージー味?もちょっとある。読みやすい。 そんなに長くはないが、中規模トリック2本を有する立派な本格長編である。2本のうち、○○○トリックのほうは新手ではないか。 雪を利用し、犯人の弱点をつく、ちょっと暴力的な決着も楽しめる。 | ||||
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