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吠える犬



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吠える犬の評価: 5.00/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(5pt)

yellow、checker、red topはタクシー会社 1934年6月出版

ペリー メイスン第4話。Liberty(1934-01-13〜1934-03-17)連載。奇怪な遺言の相談にやってきた依頼人の事件。メイスンはかなり危ない橋を何度も渡り、フランク エバリー君がメイスンの陪審=観客論を聞かされます。銃は38口径コルト・オートマチックが登場。M1908 Pocket Hammerless(.380ACP弾)でしょうか。(.38ACP弾のM1900、M1902、M1903 Pocket Hammerの可能性も…) なお、冒頭のやり取りからみてこの話は「怒りっぽい女」(第2話)のすぐ後の事件として書かれたようです。この文庫版によると結末の後の予告の一節にも混乱があり「義眼」(第6話)のラストと同じく「奇妙な花嫁」(第5話)に続くことになっています。何かの都合で順番が入れ替わったのでしょうか。(2016-03-11追記: やはりこれがメイスン第3話として書かれたが、リバティ誌連載のため出版順は「幸運な脚」が先になったようです)
吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)より
4488127045
No.4:
(5pt)

メイスンがいなければ闇は照らされなかった。

決しては派手さはない、けれどもその弁護士としての仕事には一種の激しさを感じるシリーズです。今回も一見するとなんてことのない事件に思えるかもしれません。だけれどもそれは大間違い。実はこの事件の裏にはとんでもない事実が隠されているのです。もちろん今回もメイスンのもはや弁護士の域を越した裏での活動は健在です。まさに一歩間違ったらメイスンもつかまりかねない活動です。そして最後の思わぬ事実には驚くことでしょう。結構本格的ですし。
吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)より
4488127045
No.3:
(5pt)

メイスンがいなければ闇は照らされなかった。

決しては派手さはない、
けれどもその弁護士としての仕事には
一種の激しさを感じるシリーズです。

今回も一見すると
なんてことのない事件に思えるかもしれません。
だけれどもそれは大間違い。
実はこの事件の裏にはとんでもない事実が
隠されているのです。

もちろん今回も
メイスンのもはや弁護士の域を
越した裏での活動は健在です。
まさに一歩間違ったら
メイスンもつかまりかねない活動です。

そして最後の思わぬ事実には
驚くことでしょう。
結構本格的ですし。
吠える犬 (1962年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:吠える犬 (1962年) (創元推理文庫)より
B000JALD1Q
No.2:
(5pt)

天使と悪魔の混血

本書は1934年に書かれたペリー・メイスン物の第4作で、最高傑作だと思う。メイスンは、シリーズ後期では優等生になってしまったが、初期では "天使と悪魔の混血"であり、本書はメイスンのそのような特徴がとても良く出ている。メイスン物はたいてい、奇妙な依頼人の訪問から始まるが、本書の依頼人は最高に変わっている。隣家の犬が吠えてうるさいというのはまだわかるが、遺産を隣家の奥さんに残したいというのだ-吠える犬を飼っている隣家の! さすがのメイスンも依頼人の正気を疑うが、事態はまたたく間に急展開、ついには殺人が…。冒頭が奇抜な小説はリスクが高い。話の残りの部分-特に結末に、奇抜な冒頭に見合うだけのインパクトがないと、竜頭蛇尾の印象を与え、かえって作品全体の評価を下げてしまう恐れがある。その点、本書は実に見事で、メイスン物としては極めて異例な、驚くべき結末を導き出している。しかも、その結末は決して突飛なものではなく、精緻なプロットに裏打ちされている。そして、飼い主に対する犬の愛情が、さりげない形ながら、ストーリーに大きく影響しているのが胸を打つ。
吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)Amazon書評・レビュー:吠える犬 (創元推理文庫 127-4 ペリー・メイスン・シリーズ)より
4488127045
No.1:
(5pt)

天使と悪魔の混血

本書は1934年に書かれたペリー・メイスン物の第4作で、最高傑作だと思う。メイスンは、シリーズ後期では優等生になってしまったが、初期では "天使と悪魔の混血"であり、本書はメイスンのそのような特徴がとても良く出ている。
メイスン物はたいてい、奇妙な依頼人の訪問から始まるが、本書の依頼人は最高に変わっている。隣家の犬が吠えてうるさいというのはまだわかるが、遺産を隣家の奥さんに残したいというのだ-吠える犬を飼っている隣家の! さすがのメイスンも依頼人の正気を疑うが、事態はまたたく間に急展開、ついには殺人が…。
冒頭が奇抜な小説はリスクが高い。話の残りの部分-特に結末に、奇抜な冒頭に見合うだけのインパクトがないと、竜頭蛇尾の印象を与え、かえって作品全体の評価を下げてしまう恐れがある。その点、本書は実に見事で、メイスン物としては極めて異例な、驚くべき結末を導き出している。しかも、その結末は決して突飛なものではなく、精緻なプロットに裏打ちされている。そして、飼い主に対する犬の愛情が、さりげない形ながら、ストーリーに大きく影響しているのが胸を打つ。
吠える犬 (1962年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:吠える犬 (1962年) (創元推理文庫)より
B000JALD1Q

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