そそっかしい小猫
- 弁護士ペリー・メイスンシリーズ (82)
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ペリー メイスン第21話。Sarurday Evening Post連載(1942-5-23〜1942-7-11) この作品までの雑誌連載ものは動物タイトル(吠え犬、門番猫、びっこカナリヤ、例外: 奇妙花嫁)が多く、傑作揃い。(この作品以降の雑誌連載は逆に動物タイトルほとんど無し) メイスンは第4章 文庫p.49から登場。戦時中を思わせるものとして、陸軍で逞しくなった青年や、日本人を憎む朝鮮人の使用人コモ登場。「おじぎするように頭をさげて、顔にうす笑いを浮かべながら」日本人が書いたみたいな表現の手紙。(原文が見てみたい) ウォルサムの時計はヴァンガード23石と表示。ポール ドレイクは休暇から色仕掛けで引っ張り出されますが、仕掛けたデラが真っ赤になって可愛い。ジャクソン(久しぶり)、ガーティの登場は電話の向こう側だけ。今回も抜け目ない活躍のトラッグですが、バーガーとともにメイスンに挑んだ「重要被告人」の裁判で、大いに慌てさせられます。メイスンの綱渡りはほとんどありませんが、デラを非常に怯えさせたので失格ですね。解決はちょっとごたついた印象です。銃は1932年1月以前購入の38口径ダブル・アクション六連発リヴォルヴァ スミス・アンド・ウェッスン製が登場。時代からミリタリー&ポリスでしょうか。(.38/44の可能性もありますが、ちょっと大きいので…) | ||||
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動物を扱ったメイスン物は「吠える犬」、「門番の飼猫」、「偽証するおうむ」と傑作が多い。本書は傑作とは言えないだろう。だが、特筆すべき点が多いので、メイスン・ファンにはぜひ読んでほしい作品。また、猫の特性を活かしているという点では「門番の飼猫」よりも上だと思うので、猫好きの方にもお薦め。本書で最も特筆すべき点。宿敵の検事バーガーが、あろう事かメイスンの最愛の秘書デラを "血祭り" に上げようとする。メイスンはカンカンに怒って地方検事局に押しかけ、裁判前にバーガーと一戦交える。お互いの考え方の違い、特にバーガーがメイスンをどう思っているのかがわかって興味深い。裁判でのメイスンの "仕返し" も、思わずニヤリとさせられる。 | ||||
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