偽証するおうむ
- 弁護士ペリー・メイスンシリーズ (82)
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偽証するおうむの総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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「偽証するおうむ」再読了。オウム愛好家の億万長者が殺害。遺産相続争いを背景に、死体のそばにいたオウムが億万長者の飼っていたオウムでなかったことから謎が展開。巧みな伏線、プロット。謎解きのロジックもキッチリして、最後のハッピーな結末に、終始オウムに騙されっぱなしなメイスン物の秀作。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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おうむがしゃべった内容は、法廷で証言として認められるか。 ペリー・メイスンは「おうむは宣誓できない」とか「証言であるなら、私にも反対尋問の権利があるはずだ」などと言って笑わせてくれる。検視官は「価値ありと認められるならば、これを記録に残すことは差支えない」と裁決しているだけだが、おそらく録音メディアと同じ意味で「証拠」にはなり得るだろう。ただし、おうむの場合はどうしてその言葉を覚えたのか証明困難なため、証明力は非常に弱いと言える。本作では、そのおうむがそのような言葉をしゃべる、ということ自体が事件解明の手がかりになる。 また、メイスンものに出てくる警察官や検事は頭が固くてうんざりすることが多いが、本作では殺人現場地域担当のバーンズ保安官だけは、公正な好感の持てるキャラクターとして描かれている。 犯人のトリックはシンプルで悪くないし、最後のどんでん返しも鮮やかだった。 | ||||
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おうむがしゃべった内容は、法廷で証言として認められるか。 ペリー・メイスンは「おうむは宣誓できない」とか「証言であるなら、私にも反対尋問の権利があるはずだ」などと言って笑わせてくれる。検視官は「価値ありと認められるならば、これを記録に残すことは差支えない」と裁決しているだけだが、おそらく録音メディアと同じ意味で「証拠」にはなり得るだろう。ただし、おうむの場合はどうしてその言葉を覚えたのか証明困難なため、証明力は非常に弱いと言える。本作では、そのおうむがそのような言葉をしゃべる、ということ自体が事件解明の手がかりになる。 また、メイスンものに出てくる警察官や検事は頭が固くてうんざりすることが多いが、本作では殺人現場地域担当のバーンズ保安官だけは、公正な好感の持てるキャラクターとして描かれている。 犯人のトリックはシンプルで悪くないし、最後のどんでん返しも鮮やかだった。 | ||||
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億万長者のセイビンが殺され、死体のそばではペットのオウムが鳴いていた。セイビンの息子と後妻は、遺産相続をめぐって激しい争いを展開する。ここまではよくある話。よくある話で全然ないのは、セイビンの死体のそばにいたオウムが、彼の飼っていたオウムではなかった事。メイスンはまもなく、本物のセイビンのオウムを見つけるが…メイスン物としては最も短い話の1つで、派手さはないが、とてもおもしろかった。プロットはとても精巧に組み立てられていて、特にオウムをめぐる謎のおもしろさには出色の味わいがある。時間的エレメントもよく出来ている。お薦め。 | ||||
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