ころがるダイス
- 弁護士ペリー・メイスンシリーズ (82)
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ペリー メイスン第15話。仕事の手紙と金持ちが嫌いなメイスン。精神病院に押し込める酷い手口。抜け目ない山師のじじいたち。サンタに罵られるホルコム部長刑事。メイスンの事務所はセントラル・アンド・クラーク。今まで良い人材に恵まれなかったらしい電話交換嬢兼受付に新星ガーティ(ガートルード レイド)登場。眼鏡で、背が高く、カマキリのように痩せていて、初登場ですが大活躍です。メイスンの綱渡りは小粒なスピード違反など可愛いものばかりで、法廷でもトリックを使い、好意的な老判事ノックスを呆れさせます。でも結末ではパズルの紛らわしいピースがぴったりはまり、その切れ味でデラがロックを踊りたくなるほど興奮! (ロックのくだりの原文は何だろう? Ellington: Rockin' in Rhythm1928年録音などあり変ではないのですが…) 次の事件の予告はありませんでした。 | ||||
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メイスン・シリーズでは、特に奇抜なトリックが使われているわけではないし、真犯人が取り立てて意外でない事も多い。本書でも、真犯人は誰か、どのようなトリックを使ったのか等を推理するのは、読者にとってさほど難しくはないかもしれない。しかし、推理する事と証明する事は、全く別物である。特にメイスン物のように、警察/検察当局がものすごく頭が固く、自分たちは絶対に正しいと信じて疑わない場合は、なおさらである。メイスンが自分の推理を包み隠さず話したりしたら、当局は鼻で笑うばかりか、彼が自らの推理に基づいて調査を進めるのを妨害すらするだろう。だからこそ、メイスンは裁判の際に思い切った奇策を用いて、自らの推理と依頼人の無実を証明しようとする-これがメイスン物の魅力であ!る。本書でのメイスンは、極めてリスクの高い、しかし実に鮮やかな、実にドラマチックな法廷戦術を展開する。シリーズ中でも最高に見事な法廷戦術だろう。お薦め。 | ||||
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