臆病な共犯者
- 弁護士ペリー・メイスンシリーズ (82)
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ペリー メイスン第48話。1954年から1961年まで毎年メイスン3作のペースが続きます。策略好きのメイスン、株主になり重役会に出席し、事件に巻き込まれます。正式なメイスンの名前に中間の頭文字はない。帽子掛の胸像は「グラッドストン」(原文でも誤記、正しくはブラックストーン) メイスンは赤線タクシーの誤魔化しをお膳立てし、ホルコムに死体発見をからかわれます。予審ではバーガーと対決、冒頭で無用の芝居気を除くようにと勧告されますが、上手く混乱を招きます。弾道検査の専門家レドフィールドはシリーズ2度目の登場。陪審裁判では追い詰められながらも見事な推理で鮮やかな解決を迎えます。(でも結末はどうなんでしょう) 銃はスミス&ウェッソン.38口径リボルバー銃身5インチ、シリアルS910684が登場。SシリアルはNフレームの銃(S&W.38/44か.357マグナム)のものですが、S333454までしか存在しません。あり得ないシリアルは本シリーズでは珍しく、2回目です。(S90684〜S91684の誤記なら1952-1953年製、S190684なら1958-1959年製となって範囲外) 薬莢は.38スペシャル(この翻訳では「.38口径スペシャル」)のピータースとU・M・C(原文UMC)で弾丸は158グレイン。Peters Cartridge CompanyもUnion Metallic Cartridge Companyもレミントン傘下です。 | ||||
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シビル・ハーランという女性が、取引先のきれいな若い女に夫を奪われそうだと相談に来る。2人の仲を裂くために、取り引きをぶちこわしたいので協力してほしい、と。メイスンは普段なら浮気問題は扱わない。だが、わめき立てるのでもメソメソ泣くのでもなく、冷静かつ果敢に問題を解決しようとするハーラン夫人の姿勢に好感を持ち、依頼を引き受ける。 こういうところはアメリカ的だと思う。日本ならこのような姿勢は "女らしくない" と嫌われるだろうし、そもそもこのような筋立ては考え付かないだろう。そして、例によって殺人事件が起き、依頼人が窮地に追い込まれるが…プロットはとても精巧で、すべての細かい点が真相に結び付いているのがすばらしい。 また、本書は法廷場面が多い。普通は予審か陪審公判のどちらかなのだが、本書では両方行なわれ、どちらにも見せ場がある。大半のメイスン・ファンの例に漏れず、私も法廷シーンが大好きなので、このサービスはうれしい。 | ||||
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