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闇の子供たち
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闇の子供たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 1~20 1/5ページ
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とてもショッキングな内容だけど、極めて事実に近いことが書いてあるんだと思いました。 でも、引き込まれて一気読みしてしまいました。 | ||||
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ほぼ送料だけでしたが、本はきれいで、とても満足です。届いたのは注文してすぐでした。お亡くなりになった作家の作品でしたので、手に入ってよかったです。ありがとうございます。 | ||||
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この本を読むまでは「男はだいたいロリなんだよ」ぐらいに思っていたけど、幼児を性的対象にすることの醜さがこれでもというくらい描かれています。ちょうど団塊の世代の間て流行った回春ツアーで買われた子供達、それにハマり、還暦を過ぎてもタイへ旅行に行くジジイども。全てに反吐が出る思いです。 | ||||
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是非、読んで頂いて感想を聞いて見たいです。 現実を直視する内容に耐えられるでしょうか? | ||||
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小説の体裁を取ってはいるが タイやカンボジアでの少年少女人身売買の 実態を書いたドキュメンタリーとして読むこともできる。 タイ、カンボジアばかりでなく 中国でも同じようなことが行なわれているのだろうな、と 容易に想像できる。 著者は在日なので 在日ならではの「虚構の反日歴史観」に基づく記述もあり イラッとするが 名作であることは間違いない。 | ||||
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アジアにおける人身売買に興味があって読んでみました。 心理描写もあまりなく、ドキュメンタリーっぽいなと感じました。 話は2つの視点で構成されています。 1つ目が売られた子供の視点、2つ目がNGO職員の視点です。 子供が売られてから、性産業に従事しエイズで死ぬまで、NGOとして外国で働くときの大変さを知ることができ大変ためになりました。 | ||||
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タイの子どもたちが、幼くして売春宿に売られて性的玩具となり、エイズにかかったらゴミ袋に入れられて廃棄され、 あるいは健康な者は臓器売買の対象となっていく。 日本や西洋の人々が、子どもたちを文字通りに蹂躙していく様は、それ自体がショッキングなエピソードで一杯で、 正直しんどくなる箇所も多かった。 この本を読んでいるとリアリティとは何だろうか、と考えさせられる。 この本は小説なのだろうか。それともノンフィクションなのだろうか。あるいはそういう分類が適さない何かなのか。 描写の鮮烈さ、エピソードの具体性は、読者に「リアル」な印象を与える。 オチの部分でのマスコミ人の振る舞いも含めて、「ああ、そうくるか」という妙な納得感と非現実的な思いの交錯。 とりあえず日本に住んでいると俄かには信じがたいが(でも見えないだけで本当はあるのだろうと思う)、 中身の圧倒的なインパクトの前にはそういう思いが吹き飛ぶ。 タイという国の出来事は、「資本主義」あるいは「貧困」といったキーワードで、 日本や西洋に住む人々にとっても決して無関係な出来事ではないということを我々に突きつける。 児童買春も100円ショップの商品も、その他諸々の営為も、いまや世界と密接に関わっている。 しかし、それが普通に暮らしているだけでは見えない。見えなくするような仕組みがきっちりと出来てしまっている。 これはとても怖いことだと思う。 果たして具体的なアクションはどういう形で実現されていくのだろう。 小説なのか何なのか、筆者はそこを明示しない(もしかしたらどこかでしてるのかも?)。 だからこそ書けたことも多いのかもしれない。 とすると作者の立ち位置はどこにあるのかという疑問が浮かぶ。 作中での「証人(証言)」をめぐる一連のシーンが、そのままこの作品の位置づけに関わる問題のように思われてくる。 | ||||
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つらい描写の多い作品で、読み進めにくかったです。実際、そうして働かされていたスラムの子供(子供だった人)も実在します。今年か昨年、労働力を確保するため、他の村から子供をさらってきた夫婦が逮捕されたというニュースもあるので、命の価値がまだまだ低い国であるのは間違いないようです。 | ||||
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他の方から、事実と全然違うなど色々な批判が出ていますが、 もしそうかもしれなくても、この本から得られる感動や教訓 はあると思いました。 日本人としてのうのうと豊かな暮らしをしていては知らない 現実がある、もちろん、日本国内でも虐待や性犯罪がある、 ということを小説から知れば、後は事実についてはもっと別 の所で引き続き調べたり、関心を持っていけばよいと思いま す。 梁石日先生の素晴らしい文章力により、私も関心をもつこと ができて感謝です。 | ||||
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凄くやりきれない気持ちで読んでしまう 本です。こういう世界があるの?本当に?大人の残虐さが凄いと思いました。子供達が大きくなって、同じような大人にならない事を本当に祈るのと、貧しさゆえの話しの内容に心が痛みます | ||||
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TVで見て、原作が見たくなりました。重い、きつい、ほんと?私が知らなかっただけ?次から次へと疑問符ばかり。知らなかったほうがよかったと思うことも、しかし、平和な日本にいるわたしたち、こういうことが世界のどこかで起きていることを知っておかなければと思う。 | ||||
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映画を観て気になったので読んで見ましたが、かなり濃いです。 映画はどちらかというとショッキングな部分だけを強調していて、映画の限界を感じた作品でしたが、 こちらはボリュームありです。 最初はちょっとノンフィクションっぽいのですが、次第に物語的になっていき、普通に小説として読めるようになります。 これをノンフィクションかどうかで悩んでる人ってちょっとどうかなと。嘘には必ず一定程度の真実が含まれていると言われるように、完全なノンフィクションではなくても伝えたい部分は真実に基づいているだろうことは容易に推測できます。 かなり衝撃的な描写も多いですが、自分は結構慣れてるので気分が悪くなったりはしませんでした。 幼児売春というそれだけで重いテーマを扱いながら、それを含む構造的な問題をかなり深いところまでえぐりだしていると思います。 ただ、そこまでやるなら、もう少しやって欲しかったなと思う部分もあります。 まず、妙に説教くさい場面が多いです。主として幼児売春の犠牲者である子供たちにフォーカスを当てているせいなのか、 なんだか大人が悪いみたいな単純な話に何度もなりそうになってます。 せっかく構造的な問題まで提示しようとしているのに、間にそれが挟まってくるから、うーんという感じ。 そこまでやるのって小説としてどうなのと自分でも思うのですが、やるなら幼児売買組織やペドファイルの外国人たちのことももっと深く掘り出して欲しかったです。なんか、「悪役」としての描かれ方が強すぎます。チューンという元児童売春の犠牲者であり、現在は売春組織メンバーの男性のエピソードが、わざと小さく扱われているように感じるのは、正義と悪という対立を強調しようとする意図からだろうなと。 冷静に読める人ならいいですが、そうでない人は、安易に児童買春反対を叫ぶ暴徒になってしまいそう。ここまでやらなきゃ日本人は目覚めないだろっていうのが作者の意図なら仕方ないかもしれませんが。。 そういうわけで、児童買春という普段は窺い知ることの出来ない世界を体感したい人にはオススメできますが、 あくまでもこれは物語であるということと、児童売買反対という主人公たちの立ち位置も「立場の一つ」でしかないことを念頭に置く必要があるかと思います。 | ||||
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乾ききった性描写が特徴の梁石日だが、これは酷すぎると感じる作品である。少年少女の年齢にすら達しない子供たちの売春シーン(彼等が金を稼ぐわけでないので性奴隷)が命ぎりぎりの極限まで書かれる。そして彼等業者と取引し黙認する官憲、軍、政府の実体が暴かれる。 それに反して子供たちを救出すべく組織されているNGO「社会福祉センター」の非力さはどうだろう。職員たちの行動は激情に発しやすく方法論に欠け、読者が「それは危険だ、やめるべきだ」と思う方向にどんどん突き進んで自滅してしまうのである。 しかし本作品を出来そこないの幼児売春撲滅キャンペーンと受け取るだけならば、あまりにナイーブであろうと考える。本当の読書家ならさらに踏み込まねばならない。 ここに表出されているのは梁石日の世界観である。そしてそれは彼の出自である「在日」と切り離すことはあり得ない。本作品におけるタイの公権力を「日本帝国主義」に置き換え、虐待される幼児と無力のセンター職員を「植民地時代の韓国人」さらには「在日」に置き換えて見れば、作家の世界観は明瞭になる。 「日本帝国主義」の韓国支配は、被支配民族から見れば言語を絶する理不尽な暴力であり、「在日」は今なお残るその後遺症である。「大日本帝国」のみならず全ての権力は、倫理の全く欠如した暴力的存在である以外にない。これが作家・梁石日の思考の原点である。そのことが、メタファーとして、幼児に対する目を覆わんばかりの無慈悲な残虐行為の示されているのである。 そう言った仁義なき強権力に対抗する理知的な方法などは何もないと梁石日は考える。論理や方法などをいくら思案しても、受け止める気のない相手に対しては無駄なこと。本物語が書くNGO国際組織も、70年前に日本の暴力をとめようとしなかった国際社会の無関心を暗示しているといえる。 だが孤立した状況の中でも人は何かしないではいられない。その抗議と抵抗は、センター職員のように、激怒、猪突猛進、自滅となって示される他にないのだ。 音羽恵子が最後にタイに残ると決心する。それを唯一の希望とするロマン派的な見方もあるが、甘い甘い。彼女に残されているのは、多くの職員がそうであったように、やがて殺される運命でしかない。物語はあくまでも、「自滅的」なのであって、そこに巻き込まれた「覚醒する人間」の逃れ得ない運命なのである。 もちろん私の考える梁石日は、インプライド・オーサー(作品を通してみる作家像)としての梁石日にすぎない。しかし「作家は所詮自分のことしか書けない」(新藤 兼人)のである。 | ||||
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児童買春に関してネットで調べていてこの小説を知りました。 フィクションと銘打ってますが、描写はまるで作者が見て来たんじゃ……というくらいに迫力があります。それゆえにところどころでページを捲る手を止め、調べてみたり、自分なりに考えてみたり、といったことを何度もしました。こんな風に本を読むのは初めてだったかもです。 肝心のストーリーですが、普段はミステリー・ライトノベルなどしか読まない自分でも、ページを捲る手が止まらなくなるくらいに牽引力があり、読みやすいです。視点の切り替えが多いので、あのキャラの出番はまだかな、○○はどうなったんだろう、など暗い話にもよらず、ワクワクが最後まで途絶えることはありませんでした。それもひとえにテーマや舞台設定が新鮮だったからですね。他ではなかなかお目にかかれませんよ、こういう本は。 児童買春や途上国に興味がある方は、ぜひ読むべき一冊かと思います。 | ||||
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本書の内容はあまりに生生しく、グロテスクで何の救いもありません。 確かに本書を読むと、その残酷で救いがたい現実を知ることができます。 小説ゆえの脚色はあるでしょうが、おおわく、現実もこのようにマフィアは暗躍しているのだと思います。 本書の特色は何の「意見」もないことです。 「ひどい世の中」というのが唯一のメッセージ。 登場人物の言動から何かを共感したり、教わったり、導かれたりすることはありません。 ただただ、酸鼻な現実が続くばかり。 これを小説としての構成としてみるか、単なる放棄と見るかは読む側の判断に別れると思います。 好き嫌いの分かれる物語ですし、★4つ。 | ||||
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梁石日(ヤン・ソギル)さんの作品です。この方の本はかなり深い意味で読者である私に疑問を投げかけてくれるます。 今回のこの作品は最近読みましたが、タイを舞台にしています。映画化されたこともあるそうですが、私は映画は見ていませんし、この本を読んだ後、見る勇気がないというのが本当の気持ちかもしれません。 タイ北部の山岳地帯で日常的に子供の売買が行われ、まるでそれは単なる商品のように、もしくはそれ以下に扱われていきます。 センターの人たちはそういう子供を少しでも救いだし、また教育や生活の面倒を見ようとします。しかし、それはまるで砂漠にまく水のように効果はありません。日本から自分の子供を助けるために臓器移植の親子がやってきます。しかし、臓器提供者側の子供はやはり人身売買された子供でもあるのです。 世界各地から性交渉の目的で買春をする人間も後を絶ちません。そういう人たちに奴隷のように扱われていく子供たちの現実をリアルに描き出します。 またタイならではの警察権力や闇の組織の存在などが見え隠れします。 センターに勤める主人公の音羽恵子は最後の最後まで自分の意思を貫き通します。この結末には著者から一撃をくらったように感じました。自分が同じ立場なら、このように判断できただろうか、それが腹の奥底に疑問としていつまでも残りました。 ガラパゴス化が顕著であると言われる日本人が少しでも他の国に目を向けていく必要があると感じさせられた一冊です。興味のある方はご一読ください。 | ||||
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タイでの児童売春・児童臓器売買の実態を描いた小説です。 この小説では、児童売春の際の性描写が非常に事細かにリアルに描かれています。その描写を読んでいて感じたのは、読んでいても全く欲情しないことでした。ただただ、強姦されても抵抗することも許されない子供たちの無言の悲しみが心に響いてくるだけです。 そして、分かったのは、児童買春する大人たちの心理です。子供は、体力的にも社会的にも、傷害を伴う強姦に対して全く抵抗できません。また、買春宿に監禁されている子供たちは、世の中から隔絶された無法地帯の住人なので、後腐れが生じるようなこともありません。いわば、性の使い捨ての玩具として子供たちを扱うことができるのです。 もちろん、子供時代に性的なトラウマを背負っていて、それが原因で児童愛好者になっている大人もいるのでしょう。しかし、この小説を読んでいて、性の使い捨ての玩具として子供たちを利用している大人たちが存在することを知りました。前者については精神療法のような対処が必要なのでしょうが、後者に対しては、単に児童買春取締りを強化すれば、リスクを回避して他の手段を探るようになるように思います。 今まで、自分自身が児童愛好者でないために、その心理がよく理解できませんでした。しかし、本書でその心理の一端に触れることができ、また、子供たちがどんなに絶望的な状況に置かれるのかも強く伝わってきました。 本書を読んで、この世から児童売買春がなくなることを益々強く望むようになりました。 (by JIN@<おとなの社会科>) | ||||
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「闇の子供たち」では人タイでの人身売買の実情を描いている。 もちろん誇張している箇所もあるとは思うが、かなりのショックを 受ける。 まさに絶望的な状況で生きていかなければいけない子供たち、殴られない ためには兎に角命令に従うしかない。反抗すれば死あるのみ。そして 臓器売買。 小さな子供が大人達のおもちゃにされる。 それを目的にタイを訪れる客もいる。 そのような現実を諸外国に知ってもらい、人身売買をなくそうと命を懸けて 懸命に活動するNGOメンバーたち。 感情移入というより、考えさせられながら読み進む小説。 このような事が現実にある。その描写はリアリティがある。 | ||||
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タイの幼児売春、買春の実態を描く、衝撃の内容。 いくら活字だからと言って、酷すぎて、顔をしかめたくなるような、描写が多く、あまりの悲惨さに涙が滲んでしまう箇所もあった。 あくまでも小説なのだから、フィクションは盛り込まれているだろうが、この作家は、表現力が卓越していて、まるで実際に観てきたかのようなリアリティがある。 それは、今作に限らず、「血と骨」、「睡魔」、「夜を賭けて」などでも顕著だ。 面白い小説ではない。 だが、生ぬるい描写を嫌う僕からすれば、梁 石日の小説から暫く離れられなそうだ。 | ||||
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本当にあることなのか。。。? いやいやフィクションの部分も多聞に及ぶはず。。。 とその真偽は不明であるものの、本書の人身売買や小児性愛など あらゆる描写のリアルさには驚きを隠せません。 本書に対しては、色んな意見があるのは理解できますが、 どこか遠い出来事と感じていたこういった出来事を、 以前より近くに感じざるをえません。 二度は読めない本作品、少し気分は悪くなるかもしれませんが、 一言一言をかみ締めて読み進めて欲しい。 是非、ご一読を。 | ||||
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