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とり残されて



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【この小説が収録されている参考書籍】
とり残されて (文春文庫)

とり残されての評価: 3.83/5点 レビュー 23件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

面白い

中古本で購入しましたが綺麗な状態の美品でした。
とり残されて (文春文庫)Amazon書評・レビュー:とり残されて (文春文庫)より
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No.14:
(4pt)

外れのない佳作揃いの幽霊短編集

ベストセラー作家宮部みゆきの「怖くないユ-レイ話」集。どれも小品ながらしっかり読ませる筆力はさすが。ただのオカルトで終わらず、現実との接点を描いているのが特徴か。ラストが名作らしいが、人それぞれ好みは違うではないか。SF好きの私は、やはりラストが印象的だったけど。
 外れのない佳作揃いの幽霊短編集と評しておく。
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No.13:
(4pt)

ストーリー的にはいいですが、どうなんでしょう?

個人的に気に入っているので★4です。
ただし、他者にすすめるかの評価なら★3ですね。
沢山の短編の中の1話として表紙作の様なストーリーがあるというのならわかるのですが、ほぼストーリーの傾向がにている(そういった内容を集めた一冊)という気がして、1つ読み終えた後、次の話を読んでいても「またこんな感じか」的な感じに思えてしまいました。
もう少しいろいろな違った方向性の短編をかき集めた一冊にしてほしかったです。
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No.12:
(5pt)

さすが宮部みゆきさん

それぞれに、ジーンとくるような内容でした。一つひとつの物語に独特のドラマがあり、素晴らしい宮部ワールドでした。
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No.11:
(5pt)

宮部さんの「小説巧者ぶり」が伺える優れた短編集

宮部みゆきさんは数々の優れた長編を著していらっしゃいますが
短編の名手としても知られています。
本著には彼女の手だれぶりが発揮された短編・中編七作が収められています。

女教師の殺意が招く不思議な物語『とり残されて』、失踪した兄を見つけた妹が陥る運命を描いた『おたすけぶち』、
プロ野球選手の不思議な体験『私の死んだ後に』、ユーモラスながら思わずひやりとさせられる『居合わせた男』、
衝撃的な結末の『囁く』、コミカルでちょっと哀しい『いつも二人で』、
そして巻末のミステリアスな『たった一人』。

登場人物が皆、現代日本を生きる私たちの身近にいそうな人びとでありながら、
異次元にふっと迷い込んでしまったような不思議な感覚を覚える作品ばかりです。
特に『たった一人』は夢に悩まされる若い女性と彼女を助ける探偵を描いた秀逸な作品。
「運命を変えてはいけないなんて、戯言だ。それじゃ生きる価値もない」
ラスト近くのこの力強い一行が心に残りました。
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No.10:
(4pt)

気に入りました

宮部みゆきのファンなので購入しました。少しくたびれた状態でしたが満足しています。
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No.9:
(5pt)

怖い話が中心の傑作短編集

表紙の絵があまり気に入らなかったので、ずっ
と避けていたのですが、たまたま読んでみてびっ
くり。傑作短編集でした。

 基本的に死・死後等が出て来る作品ばかりで
怖い話も混じっています。ただ、話の展開が同じ
ものが無く、宮部氏の技量を思う存分堪能でき
ます。

 SF風味の作品あり、いつか自分もそのような
場面に遭遇する可能性もあるのではないか・・・と
思わせる作品もあり。

 私は、この中では「私の死んだ後に」という
作品が、最後に救いがあり一番好きです。
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No.8:
(5pt)

完成度は高く、はずれの話はない

初めて宮部さんの短編集を読みました。 いずれの話も短編集とは思えないほどの精巧さで書かれています。 ネタバレは伏せますが、軽くふれてみたいと思います。 「とり残されて」 不思議な子どもに導かれて謎の変死体を見つける。 子どもの素性と、殺人犯の意外な正体。 何がそこにとり残されているのか。 「おたすけぶち」 おたすけぶちがそう呼ばれる理由。 それは、神にたすけを求めるためか、それとも・・・。 「私の死んだ後に」 いつの間にか死んだ男は、浮遊体となってさまよう。 死んだ後だからこそわかる真実が、ある。 「居合わせた男」 自殺なのか他殺なのか、はたまた幻影なのか。 偶然居合わせた男が知る真実。 しかしそれを伝えるかどうか迷っているうちに、事件は起こる。 「囁く」 お札が囁きかけてくる。 そんなばかなことが・・・。 しかし、囁きかけてくるのは、お札だけではなかった。 「いつも二人で」 朝起きたら目の前に見知らぬ女がいた。 彼女がそこに現れた訳。 意外な思いが意外な展開を呼ぶ。 「たった一人」 夢に出てくる知らない場所。 それは未来を予言しているのか、過去を思い出させているのか。 その場所を知りたくて探偵に依頼をする。 しかし彼は、たった一人の・・・。 総合的に見ても完成度は高く、はずれの話はないと思います。 最後の「たった一人」は感動して涙が出てきそうでした。 また、長編のように登場人物がわんさか出てくることもなく、深く推理せずすらすらと読めるのも短編の利点ではないでしょうか。 宮部さんファンなら、是非ご一読を。
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No.7:
(5pt)

やっぱり宮部さんは短編がイイ!

生と死の間に挟まってしまった人々の物語。あの世とこの世はつながっているけれど、薄い膜を隔てていて自由に行き来は出来ない。ふとしたことで穴が開いてしまうこともあるけれど、、、、、アタシがこの中ですきなのは、あんまりホラーっぽくない「いつも二人で」なんかラブコメっぽいシチュエーションで、想像するとかなり笑える。マンガにしたら、結構いい感じかも。できたら「あだち充」でおねがいしたいものだ。「世にも奇妙な物語」でもOK!男の子は、小栗クン・女の子は小西真奈美でぜひ!表題作は、怖すぎる。どーなってしまったのか?時間がねじくれて、人がいったい何人死んだのか??読み返してみても良くわからない。ただ、人の恨みの念というものは時間がたつにつれて薄まっていくばかりではない、ということが良くわかる。
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No.6:
(4pt)

流石の力量

いやはや、流石の宮部みゆきさんと言わざるを得ない。特に最後の「たった一人」は秀逸。しかも良く考えてみたら、最初の「とり残されて」とちゃんとリンクする作品となっている。宮部みゆきさんの筆力はその短編に於いては殊更輝いていると常々感じているところですが、常に最後の余韻が何とも言えない。本来ならば五つ星としたいところですが、一編「おたすけぶち」の最後の不条理さが宮部作品には珍しく些か不愉快な感を受けたので、残念ながら星四つにさせて頂きました。
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No.5:
(5pt)

みごとな出来

短編集では出色の出来だと思います。宮部さんの筆のみごとさが顕著に現れている作品集ではないでしょうか。
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No.4:
(5pt)

とり残されて

“とり残されて”は凄く面白い !
見た目はホラー、中身は復讐話、そして主人公の心理描写もかなり優秀、特に主人公の異常執着心とはいえ、その上にこの作品の真骨頂である“復讐まで絶対あきらめない”ど言うのは読者には十分伝えた
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No.3:
(5pt)

面白かった!

ミステリーやオカルト好きな私には、とってもおもしろい一冊でした。『居合わせた男』は思わず背筋がぞぉ~~っとしました。『囁く』は、なんだか本当にありそうなお話で怖いですね~。『たった一人』は、主人公のその後が気になりました。どの作品も「さすが!」と言いたくなる様なお話です。
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No.2:
(5pt)

パワーのある短編集

エネルギーを感じる短編集だ。通常の作品だと自分が体験した不思議な世界の正体が分かって、そこで納得して終わる作品が多い。ところがどっこい、この作品はそうではないのである。主人公、もしくは主人公が出会う人はさらに前進すべく強い力を持っている。脱帽だ・・・今の私達にこれだけの強い生へのエネルギーがあるだろうか。「運命を変えてはいけないなんて、戯れ言だ。それでは生きている意味がない」という最後の作品の文章はものすごい力で私に迫ってきた。
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No.1:
(4pt)

次回長編へのステップ

秀逸なのはやはり冒頭と最後の中編ともいうべき「とり残されて」と「たった一人」。「とり残されて」は殺人を思いつめている若い女性の心理を描いて長編「クロスファイア」に通じ(もちろん直接にはつながらない)「たった一人」は時間と運命の関係を描いて長編「蒲生邸事件」に通じている。作者はこういう短編を書く中でだんだんと長編の構成が発酵していくタイプなのでしょう。「都会」「現代」「若い女性」と描くとき、作者は少し辛口になる。このあたりが男性作家にはない部分。そして「中年」を描くとき作品の中では「恋心」さえも描いてしまう。このパターンが変わるときは、作者に何らかの「事件」がおきたときでしょう。(^-^)ところでこの短編集で一番すきなのは実は「いつも二人で」です。男の子の中に女性の霊が入り込んで、ひとつの肉体に二つの意識が同居するというアイディアだが、小説の中では初めて使われたアイディアではないだろうか。(違っていたらごめんなさい)でも70年代の漫画ではしょっちゅう使われたアイディアではある。やっとわれわれの漫画世代が小説家の世界にも入ってきたと実感できて楽しくなった。同じアイディアでも文字で読むといろいろ発見があって楽しい。
とり残されて (文春文庫)Amazon書評・レビュー:とり残されて (文春文庫)より
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