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(短編集)
ステップファザー・ステップ
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ステップファザー・ステップの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 101~105 6/6ページ
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ぜひ ぜひ 読んでください。本当にお勧めです。ライトな口当たり。でも 読んでいるうちに、登場人物たちが声をもち、体をもち、あなたの心の中に実在していきます。「ドラマ化されたら この役は誰に」などと、考えはじめたら、もうとまらない。(私の中ではいかりや長介さんが登場します。何の役かは読んで考えてね)もし、気に入らなかったら 引き取ります。「来るなら 来い 」それくらいお勧めです。早く 続編を書け って感じ | ||||
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ふとしたことで、両親が不在の双子の兄弟と泥棒が共同戦線を張り、色々な事件を解決する。 作者には(私のかってな分類かもしれないが)「少年もの」という分野がある。少女ではない、少年である。しかも中学生か、高校生でなければならない。少年は賢く、そして純粋だ。それは作者の理想像なのだろうか。 この短編集もその原則を押さえながら、双子の声を合わせるコミカルな語り口、事件のバラエティさ、日常生活の中で立ちあがる事件。最初から最後まで楽しめる一冊。この分野では最高傑作だと思う。 | ||||
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■ プロの泥棒である俺は、遠い親戚からたんまりと受け継いた遺産で一軒家をぽーんとおったてちまった品の悪い女――つまり運のよすぎる女から、ちょろっとその運を分けてもらうことに決め、今まさに隣家の屋根からその女の家に侵入しようとしていた。万事快調、遺漏なし。しかし北叟笑む俺を待ち受けていたのは万事休すの大失敗! なんと俺はアスクレピオウスよろしく雷に打たれ、無様にも屋根から落っこちて気絶してしまったのである。天網恢々疎にしてなんとやら、意識を快復した俺を見下ろしていたのは、お神酒徳利そっくりの不気味な双子の兄弟。どうやら隣家の子供らしい。「僕たちの両親ね」「居なくなっちゃったの」「だから」「保護者が必要なんだよ」「おじさん」「お父さんになってくれない?」 ああ、もう一回気絶してもいいだろうか―― ■ 両親がそれぞれ手に手をとって愛人と駆け落ちしてしまったにもかかわらず、妙に明るく途方に呉れる双子の兄弟と、ひょんなことから「父親」にされてしまった泥棒さんの「俺」が繰り広げるミステリな日常をコミカルに描いた連作短編集です。双子の兄弟が互いを思いやり、泥棒の「お父さん」を思いやり、逃げてしまった両親を思いやる様子がたまらなく愛しく、まただんだん「お父さん」な気持ちになってしまう泥棒さんが、双子の一挙一動にハラハラする様子も愛らしい。それぞれの短編をしっかり長篇としてまとめている宮部みゆき氏の手腕もさすがです。もう 6 回ぐらい読み直しているのですが、読み直すたびに優しい気持ちになれる一作です。 | ||||
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ふとしたことで、両親が不在の双子の兄弟と泥棒が共同戦線を張り、色々な事件を解決する。 作者には(私のかってな分類かもしれないが)「少年もの」という分野がある。少女ではない、少年である。しかも中学生か、高校生でなければならない。少年は賢く、そして純粋だ。それは作者の理想像なのだろうか。この短編集もその原則を押さえながら、双子の声を合わせるコミカルな語り口、事件のバラエティさ、日常生活の中で立ちあがる事件。最初から最後まで楽しめる一冊。この分野では最高傑作だと思う。 | ||||
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■ プロの泥棒である俺は、遠い親戚からたんまりと受け継いた遺産で一軒家をぽーんとおったてちまった品の悪い女――つまり運のよすぎる女から、ちょろっとその運を分けてもらうことに決め、今まさに隣家の屋根からその女の家に侵入しようとしていた。万事快調、遺漏なし。しかし北叟笑む俺を待ち受けていたのは万事休すの大失敗! なんと俺はアスクレピオウスよろしく雷に打たれ、無様にも屋根から落っこちて気絶してしまったのである。天網恢々疎にしてなんとやら、意識を快復した俺を見下ろしていたのは、お神酒徳利そっくりの不気味な双子の兄弟。どうやら隣家の子供らしい。「僕たちの両親ね」「居なくなっちゃったの」「だから」「保護者が必要なんだよ」「おじさん」「お父さんになってくれない?」 ああ、もう一回気絶してもいいだろうか――■ 両親がそれぞれ手に手をとって愛人と駆け落ちしてしまったにもかかわらず、妙に明るく途方に呉れる双子の兄弟と、ひょんなことから「父親」にされてしまった泥棒さんの「俺」が繰り広げるミステリな日常をコミカルに描いた連作短編集です。双子の兄弟が互いを思いやり、泥棒の「お父さん」を思いやり、逃げてしまった両親を思いやる様子がたまらなく愛しく、まただんだん「お父さん」な気持ちになってしまう泥棒さんが、双子の一挙一動にハラハラする様子も愛らしい。それぞれの短編をしっかり長篇としてまとめている宮部みゆき氏の手腕もさすがです。もう 6 回ぐらい読み直しているのですが、読み直すたびに優しい気持ちになれる一作です。 | ||||
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