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黙視論



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【この小説が収録されている参考書籍】
黙視論

黙視論の評価: 4.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

境目をぼかされ続けてはぐらかされた気分

言葉を捨て,話すことをやめた少女が,自分と他人を知っていく物語と感じましたが,
『話せない』のではなく,あくまでも『話さない』だけというのがどうにも中途半端で,
挨拶は口パク,通報案件や冤罪にはだんまり,面倒な相手に後ろ回し蹴りを浴びせながら,
周りに避けられて傷ついたりと,自分ルールの自分勝手な振る舞いに強い不快感を覚えます.

また,『黙視』と呼ばれる妄想にしても,話さない彼女に代わって相手を自由に動かし,
目の前の状況を都合良く回す装置のようで,そこに特別な何かを感じることはありません.

相手が存在してこその言葉,そして自分であり,そこに気付く終盤は良かったものの,
最後はまた妄想の世界へと飛び込んだのか,現実との境目をぼかしたような終わり方は,
そういうスタイルなのでしょうが,ここまでの不満すらもはぐらかされてしまった気分に.
結局,どこからどこまでが…?と,理解も想像も追い付かず,自分には楽しめませんでした.
黙視論Amazon書評・レビュー:黙視論より
4041025303

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