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(短編集)
稲穂の海
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稲穂の海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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昭和の良き時代が表され、現代とは違う精神的な充実があったがよくあらわされている。どれも秀逸で素晴らしい。 | ||||
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この本は、三年ほど前に購入したものですが、 タイトルから内容が思い出せず、パラパラとめくって見ましたら 二作目がタイトルになっていて、著者が20代に直面した出来事(捕鯨禁止、減反政策等)を 題材に取り上げているものと思われます。 東北弁が沢山出てきて面白く読ませて頂きました。 | ||||
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本屋さんの棚から私の目に飛び込んできた、「稲穂の海」という美しいタイトル。 昭和40年代の宮城を舞台にした、連作短編です。 それぞれ題材も、 鯨漁師、稲作農家、伝承語り部、戦後屋台、開墾、マイカー、団地暮らし… と、“昭和”ショーケースに陳列されるような、失われたもしくは廃れた印象のあるものばかり。 作者の意図は、それらをモチーフに、“昭和の地方”という虹を“生きた”人びとを映し出し、 暮らしの豊かさを描くことなのだが、 「昔はよかった」とノスタルジックかつヒロイックにさせず、 否応なく現代に生きる私たちにも、きっと21世紀生まれの高校生でも、 その生活にすっと入って行ける。それはひとえに、文章のうまさから来るのでしょう。さすがに、マタギを題材に、私たちのいる地面に下りてきてイキイキとした人物を描いた「邂逅の森」の熊谷達也ならでは、と感じています。 まるで、いまも東北に“生きている”かのように錯覚させられました。 そして、奇しくも東北に日本中の目が向けられる今、この作品は、東北の未来を考える助けになると、私は考えています。 | ||||
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