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ダンガンロンパ霧切 5
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ダンガンロンパ霧切 5の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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とうとうこうなってしまったか、という印象。 「五月雨結」というオリジナル女キャラの視点から幼い霧切響子を描写していくのが面白かったのですが 今巻の霧切響子は捕まっているだけで最後まで見せ場がありません。 霧切「実は謎は解けてた」 五月雨「霧切ちゃんなら簡単にこんな謎を解くはずなのに~」 と思い出したようにage描写は入りますが、これまで以上に…構成上は五月雨結が主人公をやっており、 本作独自の世界観を描写するのと、トンデモ密室トリックの全貌解明にものすごい字数が費やされています。 五月雨結に成長は見られるものの、霧切との格の違いを描くためか、はたまた犯人側も持ち上げたいのか、 一番いいところは相変わらず他のキャラに持っていかれてしまいます。 オチや種明かしで判明するのも、事件というかパズルゲームの解を見せられているかのよう。 台詞回しに味があるのは流石ですが、北山先生の本命はいかにトリックを落とし込むかで、 小説内でそこへ極端に注力されている印象があります。 少なくともキャラに期待しての購入は今後さらに難しくなりそうでした。 | ||||
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待ちに待ったダンロン霧切の続編、噂で聞いたような完結作でなくてホッとしたような肩透かされたような… 全体的な流れとしては3巻からの流れをそのまま汲んでいます。密室12宮の内いくつかの事件が同時進行していく訳ですからトリックも贅沢に盛り込まれています。 しかし簡潔でわかりやすい説明と図解で仕掛け部分の理解は既刊までと同じくスムーズに得られます。 そういったトリック部分の出来は(今まで通り「そりゃ狙って起こせってのは無茶だろぉ笑」という面ももちろん多分にありますが)シュアなのですが、キャラクターの扱いと言いますか、退場する人間、残る人間にご都合感を感じてしまうことが多々ありました。 例えば今巻で展開する3つの事件のうち1つの犯人はおよそ推測不能な上、驚きを重視するあまり必然性がなさすぎてチープな感慨を覚えたり、ある2人の登場人物が同じような襲撃を受けるのですが、1人はあっさり退場し、もう1人はしれっと生存するあたり、ストーリー上での重要度の差をまざまざと見せつけられるような気になります。 トリック最優先で人間はその次というのが北山猛邦の作風であり、ダンロン霧切の作風なのですが、やはり今回は既刊以上に露骨に感じました。 2巻でも感じましたが、時間をかければますます魅力を増していくようなキャラクターをぽんぽこ生み出して、一旦役目を終えたら片っ端から取ってつけたような方法で退場させていくのは贅沢なようであり、ゲーム本編とはまた違う(良くない)喪失感を覚えてしまいます。 トータルは面白かったですし、最後は新展開と因縁の登場人物への進展を感じる幕引きでしたので、おとなしく次巻も期待です。 | ||||
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