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のぼうの城
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のぼうの城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全113件 21~40 2/6ページ
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リーダーシップの形の一つとして読むと面白い。リーダーは常に頭脳明晰、さわれば切れるようなタイプというわけではない。いろんなタイプのリーダーがいて当たり前で、本書の成田長親も、極端な形だが、これはこれでリーダーシップの一つだろう。 氏長と長親との対比で興味深いのは、「当主氏長は政略戦略には一応の見識を持ち、それなりに理にかなったことを言うが、武将として持つべき哲学に欠けていた」という箇所と長親が戦を宣する「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」の箇所。のぼう様と呼ばれてはいるが、物語が進むにつれて、実は一本太い芯が入ったのぼう様だということがわかる。リーダーシップではこのようなところがもっとも大事なのではないかと強く思った。 | ||||
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本の評価で良品と書いてあり、それを信じて購入する。 しかし、最終の6ページに渡って染みが付着しており 目視で確認でき、不良品なのに納品してくる。 返品したいです。 | ||||
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最後の評定の場面は学芸会の講評みたいで、投げ捨てたくなった。 | ||||
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展開のスピード、魅力的な登場人物、どれもが一級品質。 | ||||
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のぼう様が上司だったらと思うととても嫌だ。 戦国の時代は、名誉が何よりも重要な時代だ。名誉を汚されることは、命を奪われることよりも屈辱的だ。だから戦国の侍たちは、自分の命を懸けても、あるいは仲間、領民の命といったものよりも、名誉のために戦いを選ぶ。現代の人間には理解が困難だろう。名誉<命という価値観が普及した現代においては、のぼう様はただのわがままで空気を読めない無能な人間に過ぎない。のぼう様は何が善くて、何が悪いかというものを当時の価値観に忠実に行動するという意味ではいい部分があるのかもしれない。それに領民や仲間思いでいい奴だ。だが、状況を読むというのが大人なるということなのだ。それができていないのぼう様は、確かに赤子に等しい。 優秀な配下の者が、のぼう様の傍若無人ぶりを補佐しているがゆえに、奇跡的な幸運に恵まれ、なんとかぎりぎりのところで保たれるのだ。ただ幸運というには、あまりにご都合主義が過ぎる部分はあるかもしれない。だが、配下の者が優秀ならば、上の者は細かいことに首を突っ込みすぎないほうがうまく回る。そういうことは往々にしてあることだ。 | ||||
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「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。「これよ、これ。儂が求めていたものは」一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 | ||||
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戦国時代後半、小田原平定の折、圧倒的な戦力を誇る豊臣方と対峙した小国ののぼうさま。戦乱の中だからこそその人物像が人々に与えた影響は良くも悪くもより大きかった | ||||
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上巻のはじめは比較的単調に思えたが、徐々に勢いが増していく展開で面白かった。戦いの後石田三成とおぼうさまが接見するシーンがとても良かった。読みながらダビデとゴリアテの話が思い浮かんだ。 | ||||
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なぜ「のぼう様」が慕われているのか、まったく理解できませんでした。他の各人物の掘り下げも浅いので、誰にも共感できません。小学生の日記のような歴史小説でした。テンポも悪いですし、急に、現代の著者が現地でお墓参りした話が突っ込まれるなど、この世界にひたることができません。 映画を見るだけで十分かと思います。 | ||||
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和田竜独特の世界観が物語に入り易く、いつも感心している。映画にもなったが読んでいなかったので挑戦。 | ||||
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豊臣秀吉が小田原攻めの折、2万の大軍を率いる石田三成を迎え討つのは、忍城の手勢わずかに500人。それ率いるは、でくのぼうを略して、のぼう様と呼ばれる成田長親。 勝ち目の無い戦を描いた本作は、意外にも前半全く戦に突入せず、登場人物たちの人物描写が続く。それでいて飽きさせず、どんどん物語の世界に引き込まれていく。 後半、戦に突入してから読み終わるまでは、寝る間も惜しんで一気呵成。 うまい。うますぎる。 | ||||
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武州の忍城(おしじょう)は、現在の埼玉県行田市で北は利根川、南は荒川に挟まれた地域で沼地のような湖に囲まれた「浮城」とも呼ばれていました。 城主である成田氏康は、秀吉の小田原城に対するために北条の要請に応じて半数の兵500が借り出され、その間留守を預かる城代の成田長親の父は高齢で、病気となってしまいます。 ここに、石田光成、大谷吉継、長束正家らが率いる2万3000の兵が押し寄せてきたからさあ大変。 急遽城代となった息子の成田長親はというと何をやらせても不器用で、普段は百姓の仕事が大好きで百姓を手伝っては迷惑をかけ、普段も何を考えているかわからない ぼーとしているのでみんなから「でくのぼう」の「でく」を取って「のぼう様」と呼ばれています。 あまりのも不器用すぎてみんなが逆にほっとけないという感じで親しまれていたようです。 城主からは、あらかじめ北条を裏切るので降伏しなさいと言われていたにも関わらず、光成側の使者と降伏の交渉中に条件として甲斐姫を秀吉の側室に差し出せと言われたとたん、いやだ!戦う!と言い出した「のぼう様」。 忍城の重臣がさとしても、逆にさとされる始末。 結局、戦いとなり迎え撃つ成田長親500の兵、百姓たちとの攻防となりますが、各城門での各重臣・武将の兵法を駆使した攻防戦は見ものです。 緒戦で負けてしまった石田光成は、以前から秀吉が高松城の水攻めに感動していたこともあり、その倍の規模の水攻めを実践した戦いとなりますが・・・・。 そこは「のぼう様」、理解できない行動に出た結果、戦の行方は・・・・・。 おもしろかったので1日であっという間に読みきってしまいました。 あまり知られていない歴史小説もたまにはいいかと思います。 | ||||
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話は、時代小説モドキの域を出ない。 ファンタジーライトノベルなら名乗れるレベル。 もっと先人の小説を読んで勉強するべきだな 顔は俗物で嫌い! だが、話題だから作品で評価しようと思ったが最低に酷い。 これが大人にも、売れるという事が、日本人として怖い。 少年が図書館で借りれば良い感じ。 | ||||
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全然武士らしくなく何を考えているか不明だが並はずれた人心掌握力の持ち主、のぼう様、関白秀吉の小田原攻めで大軍率いる石田三成らをどう撃退? 楽しくて一気に読めました。 | ||||
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前半はちょっと冗長だけどいい物語です。こういう上司だったらいいなと思う | ||||
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映画がよかったので、原作本も読んでみました。 昔は映画を見て、さらに原作を読むと、映画には描かれていない色々なエピソードが出てきて、「やっぱり原作本のほうが面白いなぁ・・、映画も面白いけど、時間制限があるもんなぁ・・、でも本は制限がないし。」とよく思ったものでしたが、これは映画そのままでした。映画に描かれてないエピソードはほとんどなくて、逆に水攻めや戦のシーンなど、映画のほうが映像として伝わりやすいし、面白いと思いました。これは初めに映画ありきで、映画の脚本を小説にしたものなので、そういう事情もあるかもしれませんが、最近映画の原作本より、映画のほうが面白いと感じることが増えているように思います。それだけ映像技術が発達し、リアルないい映画が作られているのかもしれません。あと、主人公の立ち位置というか、今の時代でいうと、この人の上司というか、お偉いさんが誰なのかがイマイチ分かりにくかったです。秀吉と北条家の板挟みというのはなんとなく理解できたのですが・・。 映画を先に見たという私の勝手な事情ではありますが、上記の点と映画以上のものを期待していたので、星3にさせていただきます。 | ||||
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最近時代小説にハマったので読んでみたが正直面白くなかった。 本屋大賞、映画化ということで期待し過ぎたのかもしれない。 一番興醒めだったのが所々で何々によると、という史料の引用が入るところ。これのせいで物語に入り込めない。 主人公の魅力もあまり伝わらなかった。そのままこういう人、じゃなくてもっとエピソードで語ってほしかった。 途中で何度か諦めかけたがなんとか最後まで読み切れたので、まったくつまらないわけではない。 | ||||
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非常に表現としては稚拙かと思うが表題の「読みやすくて面白い!」がピッタリの作品。 この作者の「村上海賊の娘」「忍びの国」も読んだが、どれも痛快でわかりやすく楽しめるものばかり。 まるで登場人物の横に居て表情やしぐさを観察していたのではないかと思えるようなところもあり、またどの作品もニヤリとしてしまうような要素もありで飽きさせない。 時代小説は苦手だった自分がドハマりしたこの作者の作品群、同じように時代物に苦手意識のある方に是非一度読んでみてもらいたい。 | ||||
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この物語の山は水攻めにあった忍城城代の長親が、一人湖面で踊る田楽踊り。暗い湖面で命を賭して踊る姿と、二万の兵の 笑い声との対比が何とも鬼気迫るものがあった。大器の名将が?それともただの馬鹿者か?その姿は開城の軍使として乗り 込んだ三成方との駆け引き時にもみられる。知を隠し愚を演じる姿に大いなる迫力とシンパシーを感じる。この心理、女性 にはどう映るんでしょうか?「愚か」と唾棄するんでしょうか? | ||||
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登場人物それぞれの気質をわかりやすく顕著に設定し、ヒーロー漫画を読んでいるような気持ちにさせます。 忍城の戦いは紛れもない史実、多くの文献を元にスピード感ある面白いエンターテイメントに仕上げたのは流石。 全く知らなかった歴史をさらに調べたいと思わせるに足る小説でした。 | ||||
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