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のぼうの城
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のぼうの城の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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のぼう様が上司だったらと思うととても嫌だ。 戦国の時代は、名誉が何よりも重要な時代だ。名誉を汚されることは、命を奪われることよりも屈辱的だ。だから戦国の侍たちは、自分の命を懸けても、あるいは仲間、領民の命といったものよりも、名誉のために戦いを選ぶ。現代の人間には理解が困難だろう。名誉<命という価値観が普及した現代においては、のぼう様はただのわがままで空気を読めない無能な人間に過ぎない。のぼう様は何が善くて、何が悪いかというものを当時の価値観に忠実に行動するという意味ではいい部分があるのかもしれない。それに領民や仲間思いでいい奴だ。だが、状況を読むというのが大人なるということなのだ。それができていないのぼう様は、確かに赤子に等しい。 優秀な配下の者が、のぼう様の傍若無人ぶりを補佐しているがゆえに、奇跡的な幸運に恵まれ、なんとかぎりぎりのところで保たれるのだ。ただ幸運というには、あまりにご都合主義が過ぎる部分はあるかもしれない。だが、配下の者が優秀ならば、上の者は細かいことに首を突っ込みすぎないほうがうまく回る。そういうことは往々にしてあることだ。 | ||||
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映画がよかったので、原作本も読んでみました。 昔は映画を見て、さらに原作を読むと、映画には描かれていない色々なエピソードが出てきて、「やっぱり原作本のほうが面白いなぁ・・、映画も面白いけど、時間制限があるもんなぁ・・、でも本は制限がないし。」とよく思ったものでしたが、これは映画そのままでした。映画に描かれてないエピソードはほとんどなくて、逆に水攻めや戦のシーンなど、映画のほうが映像として伝わりやすいし、面白いと思いました。これは初めに映画ありきで、映画の脚本を小説にしたものなので、そういう事情もあるかもしれませんが、最近映画の原作本より、映画のほうが面白いと感じることが増えているように思います。それだけ映像技術が発達し、リアルないい映画が作られているのかもしれません。あと、主人公の立ち位置というか、今の時代でいうと、この人の上司というか、お偉いさんが誰なのかがイマイチ分かりにくかったです。秀吉と北条家の板挟みというのはなんとなく理解できたのですが・・。 映画を先に見たという私の勝手な事情ではありますが、上記の点と映画以上のものを期待していたので、星3にさせていただきます。 | ||||
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登場人物それぞれの気質をわかりやすく顕著に設定し、ヒーロー漫画を読んでいるような気持ちにさせます。 忍城の戦いは紛れもない史実、多くの文献を元にスピード感ある面白いエンターテイメントに仕上げたのは流石。 全く知らなかった歴史をさらに調べたいと思わせるに足る小説でした。 | ||||
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戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説。 | ||||
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清潔そうな使用感?劣化感?だったので気持ち良く読む事が出来ました。 | ||||
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題材を選ぶのが上手な作家さんだと思った。かけがえのない才能だと思う。 筆力は普通、と書いたら失礼だけど、上手な作家さんは大勢いるから、 その中でじゃあなぜこの人の作品が映画になったり選ばれるのかなと考えると、 やっぱり題材に魅力があるんじゃないだろうか。 映画から観るか小説から読むか悩んで、映画を先に借りたけど、 映画ははしょられすぎてわかりにくく、途中で停止ボタンして、小説から読んだ。 シンプルな展開、わかりやすい筆運び。人物描写はまだまだと言われてしまうかもしれないけど、 新刊が楽しみな作家さんのひとりになりました。 | ||||
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通販嫌いの彼が何処の本屋さんにも置いてなくアマゾン様に辿り着きました。面白くて一気読みだったみたいです。ありがとうございました。 | ||||
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母性は、女性のみに非ず(何人にも)。 人は、無意識に色眼鏡を通して相手を見たり、自分のモノサシで度量を計ったりしがち。 長く付き合って、お互い気心を知ってるつもりでも、正しく認識出来ると思うのは、錯誤に過ぎない(単なる、思い込み)。 人は誰しも、隠れた才覚・顔を持っている。 逆境に陥った時に、人の本性が現る(将器が、問われる)。 将足らざる者に、仕えざる得ない者の、儚さよ(虚しさよ)。 利に聡い者は、変節もまた早し。 やっぱり、最後はココロね、お金じゃなくて。 | ||||
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映画の宣伝だと 面白そうなので 購入しましたが テレビで 映画を見ると ・・・・ | ||||
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映画の報道を見て購入、田舎豪族の戦はもっと泥臭くそして強いものだと思うのだが、スマートになりすぎの感あり。 | ||||
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テーマは面白くて、興味深いのですが。 いちいち解説やら文献やら出てくるので、 テンポ崩されます。 筆者の解説はいらなかったのでは? | ||||
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忍城は、さいたまの古墳群のある公園となっているそうです。古墳群が埼玉に残っていたというのは驚きでしたが、日本で最多の古墳がある場所だそうです。実際に行ってみて、なかなか面白い公園でした。 (かなり昔でした。) ここで、石田三成が戦いをした場所があったということを聞きが驚きであったのと、なんとなく聞いたことがあるな、という感じはしました。(立て看板などに紹介されていたかもしれません。) この題材を使って書かれた本。史実が面白いだけでなく、城主もユニークな人だったというのが、物語の展開。 映画のCMやマンガ等で読んでいたため、ストーリー展開はわかっていました。 史実もほどほどに記載されていましたが、この本の特徴はスピード感。躍動感があり、リズムに乗って読進めるような本でした。最後のまとめ方はやはり難しいところ。途中のスピード感はなかなかいけるところです。 | ||||
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全体的に読みやすく、 スラスラと進めるのは良いんですが 段々、内容が頼りなく感じてきます 中身があまりないんです。 サラサラっと全体が書かれていて 背景から人物、その他全ての描写が必要最小限の表面上の部分だけ 特に、特異な主人公の愛されるべき理由が、イマイチ浅い描写で説得力がない。 小説を読む前に、これを原作にした漫画を先に読んでいたんですが その後にこの小説を読んで思ったのは、 あのマンガは何一つ過不足無く全て描いていた。 つまり小説の内容がその程度だということ。 でも読みやすいので 戦国時代を題材にした 大型テレビ時代劇のノベライズ、漫画って感じで割り切れば それなりに充分に楽しめるとは思います ただ何度も読む本ではありません、一度読めば充分です。 それと、この薄っぺらい量で、 上下巻に分ける必要があったんでしょうか? それが一番の不満です | ||||
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豊臣秀吉配下の石田光成率いる大軍が、成田長親(領民より、のぼう様と呼ばれる)が守る忍城を攻めた際のストーリー。 最終的には、成田軍が石田群を退ける 「柔よく剛を制す」的なストーリーは日本人好みである。 登場する戦国武将も、それぞれ個性があり魅力的である。 しかし、主人公である成田長親の人となりを、深くまで表現しきれていない。 場面場面で、「なぜ、そのような判断をしたのか?」ということが、読んでいて分かりづらい。 ともすれば、石田光成が暗愚だったために、自ら敗れたともとれる内容である。 史実のみを伝えるのであれば大きな問題はないが、小説である以上、エンターテイメント的な要素が必要だと思う。 小説としての盛り上がりに乏しく、何より成田長親の心が分からない。 付き従う武将による間接的な説明はあるものの、「後は読者が勝手に考えればよい」的な内容では、主人公に感情移入できなかった。 | ||||
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普通に読みやすかった 映画の後に読み始めたので、のぼう様は萬斎サン・甲斐姫は榮倉奈々などイメージするのも容易かったし(笑 ただ映画とリンクしてるだけあって、映画の中の描写が細部まで細々と書かれていて若干ムダな文章が多かった気がする。 史実が元なので最後が尻つぼみで終わってしまったのが残念だったが、映画では表現出来きれなかった所を丁寧に書いて欲しかった。 時代小説が苦手な人が初めて手に取る分には、抵抗がなくて良いと思う。 | ||||
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