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ロマンシエ
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ロマンシエの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.84pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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原田マハさんの作品が大好きなのですが、こちらの本は主人公のハイテンションについていけず、途中で読むのをやめようかと思いました。 いつもは感動せずにはいられず、涙なしでは読めませんが、今回は涙が出ませんでした。主人公と私の相性がイマイチだったのかもしれません。 『ランウェイ・ビート』も主人公は若かったけれど、こちらはグイグイ引き込まれて楽しかったし、感動した記憶があります。 美智之輔くんは、男にも女にもなれないとか普通の人にもアーティストにもなれない、という何者にもなれない自分に迷いの中で生きていました。 アイデンディティを確立するまでは、誰しもが、人生でつまづいたり、迷ったりしながら生きていますよね。 最後には、自分に素直になれたり、居場所を見つけられて、良かったなと思いました。 それから、本書と並行して、東京ステーションギャラリーでの展覧会の企画をマハさんが働きかけていたことを知りました。本の中の世界だと思っていたことが、現実世界で見ることができたら、ファンにはたまらないですよね。 一生懸命な人、夢がある人は大好きだし、応援したくなるので、本書をリアルタイムで読んでいたら、展覧会に足を運んでいたかもしれません。今見れないと思うと、見てみたくなりますね。 | ||||
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新幹線のキオスクで買ったけど、全く面白くない。 途中から飛ばし読みしたけど、内容、設定が稚拙すぎる。 駅のゴミ箱に捨てようと思う。 | ||||
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いつものマハさんの面白さがなく、読み終えられなかった。 | ||||
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原田マハさんを初めてちゃんと読みました。 同棲に絶賛片想い中のオネエで乙女な美術大生・美智之輔が、留学したパリでスランプ中の作家に出会って……という話。 ラブコメに見せかけた成長小説にして青春小説。 美智之輔のテンション高い一人称が楽しい。 冒頭からテンポよくコミカルな展開。地の文は乙女全開なのだが、対外的には普通の男子を擬態しているので、そのギャップがまた笑わせる。 出てくるキャラみんな濃くて個性的なので、漫画の原作にしたらウケそうだと思った(連続ドラマや映画とも相性よさげ)。 美智之輔のままならぬ片想いに一喜一憂して応援したくなるのはもちろんのこと、光晴の苦悩と葛藤には手に汗握る。 クリエイターならだれしも共感できる創作への情熱やインスピレーションの有無、そしてそれを維持し続ける困難が語られて身にしみる。 ジェンダーやアーティストの挫折など深刻な内容を含みながら、全編軽やかで明るく読後感は爽快。 美智之輔や光晴を見ていると男女の友情は成立するか否かなんて命題どうでもよくなる。 終盤で美智之輔がある人に向けた「好き」は、それまでの言動からするとやや唐突な気もしたが、「LOVE」ではなく「LIKE」+「RRESPECT」として解釈した。 同志、同胞、それら全部ひっくるめた魂の友、そんな感じ。 リトグラフに興味あるひともないひとも、クリエイターとして普遍的な悩み、そして一人の青年の軽やかな成長が綴られているので、最後まで一気に読める。 | ||||
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手に届く距離にいるような、情景が目の前にまざまざと浮かんでくる豊かな描写はマハさんの文章力の特徴ですが、本作に至ってはまるで映画を見ているようでした。 舞台はパリ。個性豊かな登場人物たちと共に笑って、泣いて、きゅんとして、切なくなって…。 読了後はなんともいえない爽快感とあたたかい気持ちに包まれます。 もしいま世界に取り残されたような、世界の端っこで生きているような、そんな気がしているとしたら是非手にとってみて欲しいです。 きっと人っていいな、世界っていいな、そんな風に感じると思います。 | ||||
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まず…主人公はいわゆる心の性と体の性が一致しません。 オトメンと呼ばれる人でしょうか。 で、妄想超ダダ漏れですので読む際にはお気を付けください。 主人公はせっかくのチャンスを逃してしまい 超絶落ち込みます。 ですが、ある賞をとったことから すごくテンションが上がりますが… どうも様相が違うぞ!? 異国での最後のチャンスも無残に散った美智之輔。 だけれども、思わぬ機会に恵まれることとなります。 それと同時に、とんでもない連中ももれなく… それは大好きなシリーズの著者その人だったわけで。 彼女もまた、美智之輔のようにどこか行き詰まりを 感じている人でした。 ドタバタが終始続きますが 美智之輔は冒頭の描写でクズそうに見えますが とても思いやりのある人だということ。 人の幸せを望んで引き下がるなんて普通の人はできませんよ。 あ、あとある罵倒のセリフは ここぞというところで出てきていて 実に痛快です、そこは爽快ですぞ。 ただ、マイノリティを扱うのがあり 読者を少し選ぶかな。 | ||||
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いつもの作品とは毛色が違いますが新鮮でした。原田マハさんの作品の中ではダントツで笑えました。 | ||||
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テンポよく思わず一気読みしてしまった。 これは映像化したらすごく楽しいと思う。 頭の中で、自分なりにいろいろキャスティングしながら読んだ。 | ||||
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読むと、そこここにパリの路地裏が、浮かんできます。こんな風だったよなあとも。登場人物が抱えている内容は、一つ一つを取り上げてみれば、難問続出、深刻さ極まれりという所なのですが、窮地をさらりとかわして前を向く様子は見事です。愛読書がまた増えたと共に、またパリの街角を訪れてみたくなりました。 | ||||
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芸術に詳しい作者の、リトグラフを扱った作品、 そして、小説の続きのような美術展がひらかれるとあって、 とにかく読んでから、東京ステーションギャラリーに行こうと、急いで読んだ。 もっと真摯に、リトグラフを描く物語だと思っていたので、 最初から、違う! パリの素敵なリトグラフを作成する場所、 そんなふうに舞台が設定されているのに、残念だなぁと思う。 でも、ロマンシェ という題名に示されるように、 小説家がメインの物語で、もうひとつの大きな流れがリトグラフ、ということなのか・・・ 純粋に小説に、芸術に向き合う人々の物語だとしたら、 それは成功なのかな。 このような世界を教えてくれるのは、 芸術を描く原田マハだけなのだろう。 | ||||
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数か月ぶりに、活字を追いたい気分になったものの、「重厚な作品は無理。軽いものからリハビリ(・・?したい」という私のリクエストに、司書の友人が薦めてくれた一冊。 「楽園のカンヴァス」「ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言」など数冊しか原田マハさんの作品は読んでいないが、全く違う作風に、冒頭から戸惑ってしまった。 ジャンル的には、ライトノベル? 主人公・美智之助のキャラ設定は、時代を映しているような、いないような……。少なくとも2010年代ではないなぁ。 彼の乙女チックな妄想には笑いを禁じ得なかったけれども、ほろりとされられる部分もあった。 アートやパリ、ファッションの記述も楽しく、パリにいる自分を思い描き、私の脳内まで妄想炸裂! パリ、行きたいよーーー。 結末は、不満。 | ||||
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面白い事は面白いんだが、…このはしゃいだ文体が、どうにもがちゃがちゃと、上っ滑りに無理にテンション上げてる様に感じてしまった。 狙いは分かるんだが、こなれてない無理くり感が残った。 キャラの歳と、比喩が一致してないのにも違和感あり。どう考えても1~2世代前の表現でしょう。つまり、ハルさんの世代。 基本は面白く読みました | ||||
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同級生の男子に恋する美男性のストーリー・・・。 基本的にこの感覚は私(男性)としては理解できない状況でしたが、読み進めていく中で、物語としてのエンターテイメント性も含め、完成された作品だと思います。 「ラスト277ページから、切なさの魔法が炸裂する!」と帯にあったので楽しみに溶け込んでいきました。 作品としては決まった!ように思います。個人的にはやはり、許容できませんでした。 しかしながら、今までの作品とまるっきりタイプが違っていたので、とても新鮮でうれしい喜びでした。 これからも「原田マハ」作品を楽しみたいです。 | ||||
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どなたかも書いていらしたように、BL(読んだこともありませんが)か、ライトノベル、ハーレクインロマンスを読んでしまったような気分になりました。 展覧会とリンクしていたり、ユニークな試みもありますが、小説の内容は期待が大きかっただけに、、、。 主人公の大学生が若いのに、中高年しか理解できないようなダジャレ連発に、疑問が残りました。 次に期待します。 | ||||
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正直、アラフィフオヤジには、本書はトッツキづらかった。 原田マハ作品は初めてだったので予備知識も少なく、その上に、男の娘のBL話が延々と続くところで、主人公並に心が折れることしばしだった。 だから、BLとか美術やアートに造詣の浅い方には、はなから読むことを勧めない。 これは、そうした人にとっても、本書にとっても、悪い出会いにしかならないからだ。 しかしながら、本書は次第に、著者のストーリーテリングの妙が奏功して、私のような門外漢も次第に引き込まれる良さがある。 ストーリーも、BLの外見を装いつつ、純愛モノにして、ミステリー風でもあり、アートに生きる人々の群像劇でもあり、ミルフィーユのような多層的な美味しさを味わえる。また、ルビを多用したペダンチックな文体にも著者の知的な遊び心が強く活きており、決して際物ではない、完成度といえる。 とにかく、ラスト数十頁の渦巻くストーリー展開と迸る登場人物達の想いは、正しくロマンスの女王と化して、読者を包み込むこと請け合い。現代では恋愛小説の古語のようになっているロマンスが、本来は庶民受けする小説という意味合いがあって、故に小説家を意味する本書のタイトルに転じているいうことが心底理解できてしまう。 それと、現代アートやパリあるいはファッションが好きな方なら満足できるようなディテールの詰め方も、著者の力の入れ具合が察せられる。 読み終えるころには、心地よく、疲労感の少ない充足感を味わえた。本当に気持ち軽やかに楽しい小説だった。 こういう小説はあまりないかもしれない。5☆はどうかなぁとも迷ったが、おそらく本作品に縁遠い私のようなものが誉めないと、なかなかキチンと評価されづらいと思い、半☆オマケで5☆。 PS:片桐はいりと阿部寛のロマンスが含まれている♡ 阿部ちゃん、下町ロケットの勢いで本作映画化の折にはジンジンとシャークの一人二役を受けてくれるんだろうか?(笑)それと、片桐はいりともたいまさこの2ショットはすごい画だと思う。 | ||||
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原田マハさんの作品は好きですが、今回は読みにくかったですね。 どの年代をターゲットにしているのはわかりませんが、若者、オタク、ゲイ、の男子の妄想で使うコトバの読みにくかった事。 アートに造詣の深い作者ですから、もっと掘り下げて、大人の読者に向けた作品が書けるでしょうに。残念です。 | ||||
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文章が達者でうまい。風格ある行間からの香りのようなものが感じられて、それだけで幸せな気分になれる。 ただ、少し後半が間延びしたか?次作も楽しみ | ||||
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